早稲田大学法学部の英語勉強法と対策
このブログでは、早稲田大学法学部の英語に関する入試対策(出題傾向と勉強法)をご紹介していきます。基礎知識0の状態から合格するためには何をどのようにしたら良いのかを参考書の使い方まで徹底解説!
ページ目次
早稲田大学法学部の英語全体概観
早稲田の中では設問のバランスが良く、英語を普段から本質的に勉強している学生であれば難なく高得点を取れる学部です。英作文対策をしていなかったり、長文を論理的に読む練習をしていなかったりなどどこか1つでも適当に勉強していると途端に難しく感じられてしまいます。普段の勉強では英語力全体を高めていくことを意識した勉強が必要です。
長文読解2題、文法・語彙問題・発音、和文英訳、自由英作文が出題。
法学部の問題は非常に量が多いため「情報処理能力が早く類推力がある人を求めている」問題であることが分かります。
日頃から論理を軽視せずに、なぜ間違えたのか?なぜこのように言えるのか?となぜを考え、主張と根拠を意識することに取り組みましょう。
早稲田大学法学部の配点
外国語:60/150点 時間90分
国語:50/150点
地歴or数学:40/150点
早稲田大学法の長文問題
1題 約900語
毎年超長文読解問題が2題出題されています。超長文を読破するためには無闇に多読をするのではなく精読を重視して、文章内の筆者の主張をとる訓練をしてください。筆者の主張をとるのに1番効果的なのはパラグラフを要約する訓練です。ACADEMIAの塾生には志望校に要約問題が出るかどうかに関わらず必ず要約を書いてもらっています。
ですからACADEMIAの塾生はこうした論旨要約問題が大得意です。主張問題は根拠の場所を見つけるだけの単純な内容一致よりも点数が高いので、確実に点数を取れるようにしてください。
試験問題を細かく分けてみると以下の5つに分類されます。
- 段落要旨問題
- 内容不一致
- 語句言い換え
- 筆者の主張
- 発音
段落要旨問題
選択肢12個の中から8つしか答えにならないので4つの選択肢を切る必要があります。
この切る選択肢の多さが難易度を高めている原因となっています。論旨がとれていれば本文で確認をしなくても間違っている!といえる選択肢も多いので、筆者の主張をとる訓練をしてください。
内容不一致問題
予め選択肢の固有名詞など読解のヒントになる単語をチェックして、本文を読みながらチェックした単語の意味を確認していくように読んでいくのがよいです。センター試験の大問6がタイプとしては似ているのでセンター対策もかねてたくさん解いて練習してください。
語句言い換え問題
単純な単語のテストではありません。文中に当てはめてみてその単語が持っている意味を優先させて解きましょう。1パラグラフ1メッセージの原則にあてはめて、単語の言い換えを前の文章や次の文章から考えてみるのが良いですね。
筆者の主張
段落ごとの要旨ではなく、文章全体のパラグラフから筆者の主張をとります。単純に文章の一部に書いてあったから答えとなるわけではなく、論旨を掴んでいく練習をする必要があります。
発音アクセント問題
発音問題、アクセント問題は、普段から音読を重視した勉強をしているかを問われています。対策はセンター試験のレベル感で問題ありません。
過去の早稲田大学法学部の長文テーマ一覧
2016 Ⅰ.結婚の形態の流動性と今日の変化 Ⅱ.ビデオゲームの教育的効果
2015 Ⅰ.中国のエコシティ計画 Ⅱ.道徳感覚の起源
2014 Ⅰ.動物の権利と人権 Ⅱ.大規模スポーツ大会の功罪
2013 Ⅰ.中国紙幣の歴史 Ⅱ.厳冬シベリア自転車紀行
2012 Ⅰ.欧米諸国の貧富の差 Ⅱ.四角認識とその盲点
2011 Ⅰ.アメリカ食糧事情 Ⅱ.国民携帯電話使用法
2010 Ⅰ.自然とのふれあい 今昔 Ⅱ.表現の自由と規制
権利と人権、表現の自由と規制、大規模スポーツ大会の功罪など考えさせられる法学的なテーマが多いですね。それ以外ですと、社会論、経済論が頻出です。また、タイトルを見てわかる通り対比が出題されやすい傾向があります。
今と昔などの時間軸での対比、貧富の差、功罪など、対比を使い論を展開していくのでパラグラフ数が増える傾向があります。
パラグラフが多いと文章も多くなってしまうので途中で迷ってしまいそうですが、1パラグラフで筆者の主張は1つだけです。このことを知っているだけでも、パラグラフの問題は非常に解きやすく、次の論を頭の中で展開しながら読めることが可能になります。長文は長いですが、論理の展開自体は単純です。ですから法学部の問題を解くときには制限時間が壁となってきます。普段から、音読を中心とした勉強にくわえ上記のような次にくる内容を予測しながら解けるように練習しておきましょう。
現在では大問1,2とも評論文ですが、過去には2000wordを超える小説が出題されたこともあるので余裕のある学生は国際教養学部の問題を解いて小説の問題をといておく必要があるでしょう。小説問題と評論問題では読み方が異なるので、その違いに入試当日対応していくのは対策なしでは至難の業です。
▶早稲田大学国際教養学部の対策はこちらから
正誤,文法問題
正誤問題は、文法の’知識’があるだけでは太刀打ちできません。正誤問題に焦点をあてた練習を繰り返し経験値を貯めておくことが大事です。一般の文法書を1冊終えたあとに正誤問題の本を解き、間違えを警戒する力をつけましょう。選択肢の中にALL CORRECT(間違いなし)が加わっているため難易度が高いです。
自信を持って答えることができないと全問失点ということも考えられますので、何冊か正誤問題を解いてどのように見たらよいのかを確認しておきましょう。
早稲田の社学と傾向が似ているので、社学を受けない人でも社学の問題を解いてみると良いでしょう。
文法選択問題は、4つの選択肢のなかで1つだけ入ることができない選択肢を選ぶ問題です。副詞の割合が多いのが特徴です。文全体の意味や後の形ををみて論理的に解きましょう。
前置詞、副詞補充問題は、100語程度の文中にある空欄に前置詞や副詞をいれる問題です。正誤問題とも絡んでくる前置詞ですが、前置詞はイメージで覚えることが大事です。前置詞をイメージで覚えておくと、熟語やイディオムも丸暗記する必要がなく、ここの大問での正解率もグッとあがります。
和文英訳は、以前はでていましたが、近年はあまりでていません。
非常に基礎的な問題ですので、早稲田大学法学部を目指す生徒であれば満点は狙いたい問題。和訳の基本はアウトプットの繰り返しと添削になります。早稲田法学部では、指定語句がありますのでその場で自分で英訳できる力が求められます。ここができなければ、次の大問の自由英作文は歯がたちません。
整序問題が出題される場合があります。日頃から文構造を意識して文章を読むことと、動詞の語法や熟語を知っている必要があります。
英作文(自由英作文、その他作文対策)
自由作文は80 語程度の自由英作文の問題(与えられたテーマに関して、自分の意見を1~2つの理由を添えて述べる)。
過去の法学部の自由英作文テーマ一覧
2016 身体的暴力が伴う種目をオリンピックで行うことの是非
2015 日本国籍を持たない永住者に選挙権を与えるかどうか
2014 国別収入の男女格差
2013 化粧品、医療品開発における動物実験について
2012 slow is better について
2011 高校生アルバイトの是非
2010 美容整形など身体にメスを入れることの是非
作文対策第一歩としてなんとしても伝えたいのが’正しい’英文が書けるようになることです。難しい言葉を使う必要はなく、ミスのない中学生レベルの簡単でシンプルな英語で書けるよう練習しておく必要があります。
その他作文
早稲田大学法学部では例年自由英作文以外に作文が出題される場合があります。
近年だと2017年グラフ説明、2018年グラフ説明、2019年描写説明。特にグラフ説明問題については、1センテンスなので問題のレベルは高くはありませんが、棒グラフや、円グラフなどを読み慣れている必要があるでしょう。
早稲田法学部に合格するための参考書
当塾で使用している早稲田大学法学部に合格へ必要な参考書を紹介します。もちろん、当塾の場合は一人一人個別にカリキュラムを作成するため下記のようなカリキュラムは一例となります。参考書は何をやるかよりも、どのような目的で使用するかというが大事です。闇雲に行って情報量に圧倒されてしまうのではなく、1つ1つ目的意識を持って勉強していきましょう。
参考書だけでの独学での合格はかなり難しく、初学者の場合は指導なしでやってしまうと下手な癖が付く可能性が高いです。下手な癖がつくと、その癖を治すのに手一杯で結局志望校に受からないというケースが多くなっています。浪人しても成功しない人はこの辺りに理由があります。
ご心配な方は一度カウンセリングを受けて見ると良いでしょう。カウンセリングはこちらからどうぞ。
動画解説! 早稲田大学法学部の長文を論理的に読む
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