早稲田大学法学部の国語の対策
このブログでは、早稲田大学法学部の国語に関する入試対策(出題傾向と勉強法)をご紹介していきます。
基礎知識0の状態から合格するためには何をどのようにしたら良いのかを参考書の使い方まで徹底解説!
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
早稲田法学部の国語の全体概観
私立大学の入試の中では、トップレベルの国語(特に現代文)の入試問題です。
知識問題の割合は少なく、内容理解問題が多くを占めているため、90分で解いて高得点を取るのは至難の業です。
現代文の難易度がかなり高く中途半端な勉強をしていた学生は文章を読んでも、
理解できない抽象的な文章です。こうした抽象度の高い文章を読み砕いていくためには、現代文頻出テーマの理解、キーワード、漢字の勉強は必須です。
早稲田大学法学部の現代文はかなり難しく、現代文が得意でないと手も足も出ません。
一方で、古文入試については、早稲田大学標準並みです。
この古文の問題をいかに早く解いて、現代文の読解、問題を解くのに時間を使えるのかが勝負になってきます。漢文の対策も必須となります。
早稲田法学部の配点
外国語:60/150点 時間90分
国語(現代文/古典):50/150点 時間90分
世界史or日本史or政治経済or数学:40/150点
早稲田法学部の問題の傾向、時間配分について
早稲田大学法学部の現代部、古文の問題傾向についてみていきましょう。
早稲田法学部の現代文の傾向
早稲田大学法学部の現代文の入試では、現代文2題とも評論文が出題されるのが定番となっています。
出題される文章のテーマは、哲学、思想、文化などの抽象的な事柄を扱った難解なものが選ばれる傾向にあります。
例えば、ある哲学者の思想体系を扱ったり、文化の多様性について論じたりするような文章が出題されることが多く見られます。
抽象的な文章に読み慣れていくことがまずは重要です。
また、出題される本文から細かい情報を正確に抽出し、内容を理解する力が求められます。
例えば、2つの思想の違いを端的に表す一文を見つけ出すといった問題が出題されることがあります。
加えて、文章の流れをつかみながら、抽象度の高い概念を的確に理解する力も問われます。
ある思想家の主張の核心をなす概念を、文章全体から読み取ることができるかが試されるのです。
早稲田大学法学部の現代文の対策
早稲田大学法学部国語入試の現代文対策としては、
まず難解な評論文に触れる機会を多く持ち、読解力そのものを高めることが重要です。
また、要約練習を繰り返し、文章の核心部分を的確に掴み取る力を鍛える必要があります。
例えば、300字程度の文章を100字以内に要約するといった練習を行うのが効果的です。
さらに、過去に出題された記述問題を解くことで、論理的に内容を記述する力を高めることも大切です。
記述/論述問題の対策をどうするか?
法学部特有の100字以上の記述問題ですが、文章を書く前にかならず何を聞かれているのか?を確認してから解いていきましょう。
- 理由を聞かれているのか?
- 定義を聞かれているのか?
- 因果関係を聞かれているのか?
など初めの出発点を間違えるとぜんぜん違うことを書いてしまいます。
時間がないため焦ってしまうことは十分にわかりますが、
まずは「問題文を正確に読む」ことがスタートになるでしょう。
その上で、自分の論点を明確にし、論理的に記述できる力をつけることも欠かせません。
主張・理由・具体例を意識し、筋道立てて記述できるよう訓練していきましょう。
記述ができない場合は、読解ができてない可能性が高いです。入試の初期段階はまずはじっくりと読解の練習を積むようにしてください
早稲田法学部の古文漢文の傾向と対策
ここからは、早稲田大学法学部の古文漢文問題の問題の傾向と対策をみていきましょう。
早稲田法学部の古文の傾向と対策
早稲田大学法学部の国語入試では、古文では文法や語彙力に加え、人物関係などを洞察しながら文章を読み解く読解力も必要となります。
例えば、古文中に登場する人物同士の上下関係や親疎関係などを読み取り、
その関係性に応じた表現の意味を正しく理解する力が求められます。
主従関係が逆転している場合など、関係性を誤読すると正答にたどり着けない場合があるため、人物関係の洞察力が重要となります。
また、古文の中に和歌が含まれるケースも多く、古典文法や修辞技法に関する知識も問われます。
例えば、「を」を「お」と旧仮名遣いで書く言葉の意味を正しく理解したり、掛詞の技法を使った表現の解釈ができたりすることが必要となってきます。
このように、古文では文法や語彙の知識に加え、細かい人物関係を読み取る読解力と、古典的な表現技法への理解が欠かせないのです。
和歌への対策も忘れずに
歌論が出題されていたこともあります。今後出る可能性がありますの注意してください。
多くの受験生は、一般的な物語を読むのに時間を使ってしまい、
和歌や歌論まで手がまわらないですが、早稲田に受かりたいのであれば、こうした分野まで対策を行ってください。
早稲田法学部の漢文傾向と対策
早稲田大学法学部の国語入試の漢文では、基礎的な句法力がポイントとなります。
具体的には、返り点の付け方や区切り方など、漢文の基本的ルールを完全に理解しておく必要があります。
また、漢詩が頻出するため、漢詩の題材や内容に関する背景知識も必要不可欠です。
例えば、李白の著名な漢詩に登場する歴史的人物についての知識が問われたりします。
加えて、言葉のニュアンスを汲み取る語感も求められます。
漢詩の押韻や言葉のイメージなど、直訳だけでは読み取れない語感も問題に出題されます。
漢文は共通テストレベルの基本を押さえておけば解くことができるので頑張りましょう!
早稲田大学法学部の漢文の対策
早稲田大学法学部国語入試の漢文対策としては、まず基本的な句法を完全に理解しておくことが大切です。返り点のルールや区切り方をマスターしましょう。
その上で、漢詩などの知識を事前に学習しておきましょう。著名な漢詩の内容や背景を予習しておけば対応しやすくなります。
加えて、多様な漢文を解いて読解力そのものを高めることも欠かせません。さまざまな種類の漢文に触れることで、語感も磨かれていきます。
15分以内で解き終えて、現代文に時間を回せるようにしてください。
早稲田法学部で必要な参考書
【現代文対策参考書】
現代文の対策には、まず読解の基礎力育成から始めることをおすすめします。
- 駿台文庫「現代文読解力の開発講座」
- Z会「現代文キーワード読解」河合出版「ことばはチカラだ」
- 河合出版「現代文と格闘する」
- 河合出版「得点奪取 現代文」
現代文の読解法を体系的に学ぶ
・駿台文庫「現代文読解力の開発講座」
現代文の読解法を体系的に学べる入門編の参考書です。論理的読解の考え方から具体的読解法まで、現代文を読む土台となる基本的フレームワークが順を追って学べます。現代文対策の前にこの1冊を丁寧に学習することで、その後の学習の効率が大きく上がります。
語彙力強化
・Z会「現代文キーワード読解」河合出版「ことばはチカラだ」
早稲田大学法学部の国語入試で頻出するキーワードが例文とともに集中的に学習できます。効率的に語彙力アップを図ることができるので、読解の土台固めに最適な1冊です。例文の要約練習もできるので、記述対策にもなります。
本番レベルの長文訓練
・河合出版「現代文と格闘する」
本文の流れを的確に読み取る訓練ができる良書です。評論文の本質的な読み方が体得でき、高度な読解力が習得できます。
余裕があれば・・
河合出版「得点奪取 現代文」
採点基準が明示されているので、的確な対策が可能です。記述問題対策を主眼に置いた良書です。
このように、段階を追って参考書を学習すれば、早稲田大学法学部の現代文入試に確実に対応できるようになります。
【古文対策参考書】
古文の学習も、まずは基礎から始めるのがコツです。
古典文法をマスターする
・河合出版「ステップアップノート 古典文法基礎ドリル」
例文と解説で古文文法が丁寧に学べる入門書です。古文の基礎知識を固めるのに最適な1冊です。
基礎ができたら、次は確実に読解力を磨きましょう。
読解力のマスター
・Z会「古文上達 読解と演習」
長文の問題演習を通じて、実践的読解力が効果的に鍛えられる良書です。
このように、基礎から実践まで段階的に学習することで、早稲田大学法学部古文入試に確実に対応できます。
【漢文対策参考書】
漢文も同様に、まず基礎から始めることが大切です。
・河合出版「ステップアップノート 漢文句形ドリル」
ドリル形式で句法力が効率的に鍛えられます。句法の定着に効果絶大な1冊です。
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