早稲田大学法学部の英語の対策
このブログでは、早稲田大学法学部の英語に関する入試対策(出題傾向と勉強法)をご紹介していきます。
基礎知識0の状態から合格するためには何をどのようにしたら良いのかを参考書の使い方まで徹底解説!
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
早稲田大学法学部の英語全体概観
早稲田の中では設問のバランスが良く、
英語を普段から本質的に勉強している学生であれば難なく高得点を取れる学部です。
英作文対策をしていなかったり、
長文を論理的に読む練習をしていなかったりなど、
どこか1つでも適当に勉強していると途端に難しく感じられてしまいます。
普段の勉強では英語力全体を高めていくことを意識した勉強が必要です。
大問 | 種類 | 語数 |
---|---|---|
1と2 | 長文問題 | 各約1000Words |
3 | 文法句動詞問題 | – |
4 | 表読み取り or 4択文法 |
– |
5 | 正誤問題 | – |
6 | 4択空所文法 | – |
6 | 英作文(グラフ、Email) | – |
7 | 英作文(描写、解釈) | – |
長文読解2題、文法・語彙問題・発音、和文英訳、自由英作文といったバラエティに富んだ問題がが出題されます。
- 大問数は年によって、減ったり増えたりするので、本番では解く前に必ず全体像を把握しましょう!
法学部の問題は非常に量が多いため「情報処理能力が早く類推力がある人を求めている」問題であることが分かります。
日頃から論理を軽視せずに、
なぜ間違えたのか?なぜこのように言えるのか?となぜを考え、
主張と根拠を意識することに取り組みましょう。
早稲田法の英語は何点取れば良いのか?
早稲田法学部の英語は何点取れば良いのか?というのは皆が気になる話題となります。
合格最低点と平均点から大体どれくらい取れば良いのか?というのは予測することはできます。
早稲田法の合格最低点
早稲田大学法学部の合格最低点は、60%前後になっています。
点数は標準化されていますので、素点計算ではもう少し点数を取る必要があるでしょう。
- 追加で10点くらい取れれば合格可能性は高いです。
年度 | 配点 | 合格最低点 | 得点率 (%) |
---|---|---|---|
2023 | 150 | 90.25 | 60.17 |
2022 | 150 | 89.895 | 59.93 |
2021 | 150 | 90.295 | 60.20 |
2020 | 150 | 90.295 | 60.20 |
2019 | 150 | 92.745 | 61.83 |
2018 | 150 | 91.745 | 61.16 |
早稲田法の英語の平均点
早稲田法学部の英語の素点ベースでの平均点は50%程度です。
年度 | 点数 | 得点率 |
---|---|---|
2023 | 28.173 | 46.955% |
2022 | 26.844 | 44.740% |
2021 | 27.987 | 46.645% |
2020 | 27.736 | 46.227% |
2019 | 30.474 | 50.790% |
2018 | 33.338 | 55.563% |
結局何点くらい取れば良いのか?
- 各科目ごとの点数
- 外国語:60/150点
- 国語:50/150点
- 地歴or数学:40/150点
早稲田法学部の平均点はどの科目も50%くらいが平均です。
早稲田法英語で合格に必要な点数とは
ここまでの内容を考慮すると、42点(70%)程度は素点で取る必要があるでしょう。
早稲田法の英語の大問ごとの配点予想
それでは、設問ごとの早稲田法学部の英語の配点を見ていきましょう。
ただし、ここからは公表されている部分ではないので、
予想になりますので、ご注意ください。
大問 | 種類 | 配点 | 難易度 |
---|---|---|---|
1 | 長文問題 | 16~18 | ★★★ |
2 | 長文問題 | 16~18 | ★★★ |
3 | 文法句動詞問題 | 各1点 | ★ |
4 | 表読み取り or 4択文法 |
各1点 | ★ |
5 | 正誤問題 | 各1点 | ★ |
6 | 4択空所文法 | 各1点 | ★★ |
7 | 英作文(グラフ、Email) | 3,4点 | ★★ |
8 | 英作文(描写、解釈) | 6~8点 | ★★★★ |
早稲田法合格のためには長文と作文が鍵
早稲田大学法学部に合格するためには、長文と作文が合格の鍵になります。
大体その大問だけで50点近くの点数になっています。
ここでの点数がどれだけ取れるかが、合格に大きく関わってきます。
- 受験生の中には、長文のどちらからだけ終わればOKと考えてどちらから一つだけ完璧に仕上げる!としてもう一つの点数が悲惨になっても良いと考えている受験生がいるが、それでは合格はかなり難しいので、両方とも点数を取れるようにしてください。
早稲田法英語の時間配分
文法問題は早く正確に解き切れるようになる実力が必要です。
また、早稲田法学部の長文問題を30分以内で読み解けるようになるには、
かなりの速読速解力が必要ですので、
入念に過去問に取り組むようにしてください。
大問 | 種類 | 難易度 | 時間 |
---|---|---|---|
1 | 長文問題 | ★★★ | 25~8分 |
2 | 長文問題 | ★★★ | 25~8分 |
3 | 文法句動詞問題 | ★ | 3分 |
4 | 表読み取り or 4択文法 |
★ | 3分 |
5 | 正誤問題 | ★ | 3分 |
6 | 4択空所文法 | ★★ | 5分 |
7 | 英作文(グラフ、Email) | ★★ | 10分 |
8 | 英作文(描写、解釈) | ★★★ | 10分 |
早稲田法の長文問題の対策
それでは、ここから具体的に早稲田大学法学部の英語の対策を見ていきましょう。
- 1題 約1000words
毎年超長文読解問題が2題出題されています。
超長文を読破するためには無闇に多読をするのではなく精読を重視して、文章内の筆者の主張をとる訓練をしてください。
筆者の主張をとるのに1番効果的なのは、パラグラフを要約する訓練です。
残念ながら、たくさん読むだけでは英語はできるようになりません。
パラグラフごとにどのようなことを言っているのかをまとめる訓練をしていきましょう。
当塾では、このような要旨要約問題の訓練をかなり積んでいきます。
そのため、ACADEMIAの塾生はこうした論旨要約問題が大得意です。
また、筆者の主張を問われる問題は、
主張問題は根拠の場所を見つけるだけの単純な内容一致よりも点数が高いです。
そのため、確実に点数を取れるようにしてください。
早稲田長文問題の分類と難易度
早稲田大学法学部の英語の問題の種類は多岐にわたっています。
特に段落要旨問題、内容不一致問題は頻出なので、できるようにしていきましょう。
問題形式 | 難易度 |
---|---|
段落要旨問題 | ★★★★ |
内容一致 | ★★ |
内容不一致 | ★★★★ |
語句言い換え | ★ |
筆者の主張 | ★★★ |
発音 | ★ |
[早稲田法頻出]段落要旨問題の対策
近年は出題がありませんでしたが、例年出題のある形式ですので、必ず対策をしておいてください。
選択肢12個の中から8つが答えになります。この選択肢をどのように選んでいくかが合格点を取るための肝になります。
論旨がとれていれば本文で確認をしなくても間違っている!といえる選択肢も多いので、
筆者の主張をとる訓練をしてください。
具体的な勉強方法として
パラグラフを読む際に、どこが筆者の意見になっているのか?を意識して読むようにしてください。
漠然と読むのではなく、筆者の主張となりやすい下記表現は要注意です。
- 法助動詞/副詞
- 形式主語
パラグラフリーディングのストラテジーはパラグラフのルールをわかりやすく伝えてくれているので、
この辺りの知識がない人は、読んでおくと良いでしょう。
[早稲田法頻出]内容一致 and 不一致問題の対策
長文問題の定番問題です。
内容一致問題であれば、すぐ解ける問題ですが、内容不一致問題は処理に時間がかかります。
文章のいろいろなところに、チェックすべき点があるので、それを探して確かめることが大切です。
選択肢はそんなに難しくないのですが、、
どれだけ早く答えを出せるかがポイントです。
予め選択肢の固有名詞など読解のヒントになる単語をチェックして、、
本文を読みながらチェックした単語の意味を確認していくように読んでいくのがよいです。
[早稲田法頻出]語句言い換え問題の対策
単純な単語のテストではありません。
文中に当てはめてみてその単語が持っている意味を優先させて解きましょう。
ただし、英検1級レベルの単語、表現を知っていればかなり有利になることも間違いありません。
余裕のある受験生(偏差値70水準)は、やっておくのをおすすめします。
[早稲田法頻出]筆者の主張の対策
段落ごとの要旨ではなく、文章全体のパラグラフから筆者の主張をとります。
単純に文章の一部に書いてあったから答えとなるわけではなく、論旨を掴んでいく練習をする必要があります。
重要
この問題ができたかどうかで、読みが成功したかどうかがわかります。
問題自体は読めていれば難しくはないのですが、
この問題で迷ってしまう人は、文章を読みながらまとめる癖をつけていきましょう。
発音アクセント問題の対策
発音問題、アクセント問題は、普段から音読を重視した勉強をしているかを問われています。対策はセンター試験のレベル感で問題ありません。
過去の早稲田大学法学部の長文テーマ一覧
権利と人権、表現の自由と規制、大規模スポーツ大会の功罪など考えさせられる法学的なテーマが多いですね。それ以外ですと、社会論、経済論が頻出です。また、タイトルを見てわかる通り対比が出題されやすい傾向があります。
今と昔などの時間軸での対比、貧富の差、功罪など、対比を使い論を展開していくのでパラグラフ数が増える傾向があります。
- パラグラフが多いと文章も多くなってしまうので途中で迷ってしまいそうですが、1パラグラフで筆者の主張は1つだけです。
このことを知っているだけでも、パラグラフの問題は非常に解きやすく、次の論を頭の中で展開しながら読めることが可能になります。
長文は長いですが、論理の展開自体は単純です。
早稲田法学部の要注意点
現在では大問1,2とも評論文ですが、
過去には2000wordを超える小説が出題されたこともあるので余裕のある学生は、過去年度に戻って小説の問題をといておいた方がよいでしょう。小説問題と評論問題では読み方が異なるので、その違いに入試当日対応していくのは対策なしでは至難の業です。
国際教養学部の問題も早稲田法学部に非常に似ているので相互交換が可能です。
早稲田法学部の文法問題の対策
早稲田大学法学部の文法問題は、
聞かれている知識自体はそこまで難しいものではないのですが、
下記のような形式で急に出てきたりなどしますので要注意です。
早稲田法学部正誤問題の対策とは?
正誤問題は、文法の’知識’があるだけでは太刀打ちできません。
正誤問題に焦点をあてた練習を繰り返し経験値を貯めておくことが大事です。
一般の文法書を1冊終えたあとに正誤問題の本を解き、間違えを警戒する力をつけましょう。
選択肢の中にALL CORRECT(間違いなし)が加わっているため難易度が高いです。
自信を持って答えることができないと全問失点ということも考えられますので、
何冊か正誤問題を解いてどのように見たらよいのかを確認しておきましょう。
早稲田の社学と傾向が似ているので、社学を受けない人でも社学の問題を解いてみると良いでしょう。
ただし、難易度は社学の方が高いので、
法学部の過去問手持ちの参考書が一通り終わった人のみでOKです。
早稲田法学部4択文法問題の対策とは?
文法選択問題は、4つの選択肢のなかで1つだけ入ることができない選択肢を選ぶ問題です。
文全体の意味や後の形ををみて論理的に解きましょう。
前置詞、副詞補充問題は、100語程度の文中にある空欄に前置詞や副詞をいれる問題です。
正誤問題とも絡んでくる前置詞ですが、
前置詞はイメージで覚えることが大事です。
基本動詞を使った句動詞を覚えたり、前置詞をイメージで覚えておくと、
熟語やイディオムも丸暗記する必要がなく、ここの大問での正解率もグッとあがります。
早稲田法はさまざまな問題形式がでてくるので要注意!
和文英訳が、以前はでていましたが、近年はあまりでていません。
過去年度のは非常に基礎的な問題ですので、早稲田大学法学部を目指す生徒であれば満点は狙いたい問題。
和訳の基本はアウトプットの繰り返しと添削になります。
早稲田法学部では、指定語句がありますのでその場で自分で英訳できる力が求められます。
ここができなければ、次の大問の自由英作文は歯がたちません。
また整序問題も出題される場合があります。日頃から文構造を意識して文章を読むことと、動詞の語法や熟語を知っている必要があります。
早稲田法|英作文の対策
以前は自由作文は80 語程度の自由英作文の問題(与えられたテーマに関して、自分の意見を1~2つの理由を添えて述べる)というのが通例出ていた問題ですが、
ここ数年はイラストの描写をするのが問題となっています。
Write a paragraph in English explaining what this image means to you. というのが設問です。
絵の描写だけではなく、解釈もセットで説明ができるかどうかがポイントになります。
どちから一つだけではなく、描写をして、解釈まで描けるように練習をしておくと良いでしょう。
過去問を解くというのがもちろん最優先。ただ描写するだけでなく、そこから洞察をかけるのか?というのがポイントになります。と東大や一橋でも同じような問題が出ていたことがあるので参考にすると良いでしょう。
また2021年度の出典がまさかのSNSのPintarestからでしたので、そこで色々なイラストを見て自分で描写する練習をしても良いと思います。
何個か例をpintarestから引っ張ってくるので、考えてみましょう。
過去の法学部の自由英作文テーマ一覧
作文対策第一歩としてなんとしても伝えたいのが’正しい’英文が書けるようになることです。難しい言葉を使う必要はなく、ミスのない中学生レベルの簡単でシンプルな英語で書けるよう練習しておく必要があります。
その他早稲田法学部で出題される作文
早稲田大学法学部では例年自由英作文以外に作文が出題される場合があります。
近年だと2017年グラフ説明、2018年グラフ説明、2019年描写説明。特にグラフ説明問題については、1センテンスなので問題のレベルは高くはありませんが、棒グラフや、円グラフなどを読み慣れている必要があるでしょう。
早稲田法学部に合格するための参考書
当塾で使用している早稲田大学法学部に合格へ必要な参考書を紹介します。もちろん、当塾の場合は一人一人個別にカリキュラムを作成するため下記のようなカリキュラムは一例となります。参考書は何をやるかよりも、どのような目的で使用するかというが大事です。闇雲に行って情報量に圧倒されてしまうのではなく、1つ1つ目的意識を持って勉強していきましょう。
参考書だけでの独学での合格はかなり難しく、初学者の場合は指導なしでやってしまうと下手な癖が付く可能性が高いです。下手な癖がつくと、その癖を治すのに手一杯で結局志望校に受からないというケースが多くなっています。浪人しても成功しない人はこの辺りに理由があります。
ご心配な方は一度カウンセリングを受けて見ると良いでしょう。カウンセリングはこちらからどうぞ。
当塾で使用している早稲田大学法学部に合格へ必要な参考書を紹介します。
もちろん、当塾の場合は一人一人個別にカリキュラムを作成するため下記のようなカリキュラムは一例となります。
参考書は何をやるかよりも、どのような目的で使用するかというが大事です。
闇雲に行って情報量に圧倒されてしまうのではなく、
1つ1つ目的意識を持って勉強していきましょう。
では、具体的に参考書をみていきましょう。
内容一致対策
下記長文問題集をやっておくと良いでしょう。
The rules4は3よりもやや難しいので、
ある程度長文に慣れた後でThe Rules4やってください。
長文の練習用としては、下記TopGradeも良いです。
要約問題の練習もできます。
その他早稲田レベルの英語長文についてはこちらで解説していますので、確認してください。
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