早稲田大学国際教養学部の英語対策
このブログでは、
早稲田大学国際教養学部の英語入試について具体的な対策方法を解説していきます。
国際教養学部は1年間の留学が必須となっていて、英語力が非常に重視されます。
もちろん、入試でも英語重視のため、独特な入試問題が課されます。
このブログでは下記のような問題にどのように対処をしたら良いのかお伝えしていきます。
- パラグラフ要約
- 自由英作文
- 日本語要約
英語が苦手な方でも、このブログを読めば、
国際教養学部合格に必要な英語力をどのようにすれば良いのかイメージができます。
ページ目次
- 早稲田大学国際教養学部の英語対策
- 早稲田国際教養の英語の全体概観
- 早稲田国際教養学部の配点
- 外部試験対策(英検、TOEFL、IELTS)をどうするか
- 早稲田国際教養に合格するには何点取れば良いのか?
- 早稲田国際教養学部のリーディング問題傾向
- 早稲田国際教養リーディング対策 評論問題
- リーディングの時間配分はどうするか?
- 早稲田国際教養リーディング対策 小説,物語問題
- 早稲田国際教養の長文を解けるようになるには?
- 早稲田国際教養ライティング対策|時間配分、文字数
- 早稲田国際教養ライティング 自由英作文
- 早稲田国際教養ライティング対策日本語要約問題
- 過去問の講評と来年度に向けてどのように対策をするか
- 早稲田大学国際教養学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策をします
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
早稲田国際教養の英語の全体概観
早稲田大学国際教養学部(SILS)は、グローバル社会に対応するための教育にかなり力をいれているのが特徴です。
1年間の留学が義務付けられているということ、すべて英語で授業を受けるという徹底ぶりからもそのことがわかるでしょう。
そのため、入学の際には高い英語能力を運用する能力が求められています。
- 高校1年生のとき(早い人は中学生でも)から受験することができます。
昨今人気も高まっている学部でもありますが、早いうちから対策をすることで、他の受験生に大きく差をつけることが可能です。
次章以降では、
早稲田大学国際教養学部(SILS)の英語の特徴や対策、傾向・勉強法について、
何も知識のない状態からでも対策ができるように丁寧に解説していきます。
早稲田国際教養学部の配点
近年入試方式が変更になり、受験のために共通テストが必須になりました。
また、英語の外部試験についても、
科目 | 点数 | 時間 |
---|---|---|
外国語 | 80/220点 | 90分 |
英語外部試験 | 20点/220 | – |
共通テスト | 100/220 | 110分 |
外部試験対策(英検、TOEFL、IELTS)をどうするか
まず多くの人が勘違いしてしまいますが、外部試験は必須ではありません。
未提出であっても出願も可能ですし、難しいですが、、合格は可能です。
外部試験の対策と大学受験対策は英語という点で共通はしていますが、
似ているようで異なります。
残り期間を踏まえて、受けるかどうかを考えましょう。
さて、加点についてですが、下記のようになっています。
外部試験と必要な点数 | 点数 |
---|---|
英検1級合格 TOEFL 95点以上 IELTS 7.0以上 |
20点 |
英検準1級合格 TOEFL 72~94点 IELTS 5.5-6.5 |
14点 |
英検2級合格 TOEFL点 42~71点 IELTS 4.0-5.0 |
7点 |
上記の点数以下 or 未提出の場合はは加点が0点となります。
帰国子女または留学生の受験生が多く、
そういった人たちは20点加点の資格をもっていることが多いため、
海外経験のない学生で受験を目指す場合は、
英検準1級で付与される14点は取っておくのが良いでしょう。
- 英語検定準一級であれば、平均点な高校生が高校2年生から頑張って受験して、
習得が可能なレベルです。
それ以上の1級となると、習得までの時間とその他科目に当てる時間を考えると間に合わないというのが多くの受験生となるかと思います。
そのため、英検準一級までを目標に頑張って受験スケジュールを立てていきましょう。
もちろん、当塾でも早稲田国際教養学部を目指す学生は、
早期から外部試験合格を目指して、対策を練っていきます。
英検準1級に合格するための参考書
【英検準1級】最速で合格する勉強法と学習計画と難易度
早稲田国際教養に合格するには何点取れば良いのか?
まずは合格最低点から見てみましょう。
年度配点合格最低点得点率
年度 | 配点 | 合格最低点 | 得点率 |
---|---|---|---|
2023 | 200 | 142.8 | 71.4% |
2022 | 200 | 151.1 | 75.55% |
2021 | 200 | 155.94 | 77.97% |
上記から合格するには、75%程度は取らないといけないことがわかります。
どのような割合で合格点を取ったら良いのか?
具体的に共通テスト、4技能、一般入試の3つからどのような割合で合格点を取るのかを考えてみましょう。
まずは、共通テスト、4技能の平均点が公表されているのでみていきます。
年度 [配点] |
共テ [100] |
英4技 [20] |
合計点 [120] |
---|---|---|---|
2023 | 74.335 | 13.281 | 87.616 |
2022 | 73.644 | 13.002 | 86.646 |
2021 | 76.650 | 12.214 | 88.864 |
上記から、合格者は大体120点中90点前後は習得していると考えられます。
英検の級によっては実際は誤差があるでしょう。
続いて一般入試を見てみます。
年度 | 英語得点 [80] |
得点率 |
---|---|---|
2023 | 46.407 | 58.01% |
2022 | 52.148 | 65.19% |
2021 | 54.141 | 67.68% |
一般入試を見てみると、ここで大きく差がついていることがわかります。
合格者はここで70%近い点数(56点程度)を取る必要があります。
2023年はリーディングのテーマが少し難しかったので、、
ライティングで安定した点数を取ることが合格の近道となります。
- ライティングは表現を覚えていけば安定して点数が取れるようになってきます。
それでは具体的に問題を見ていきましょう。
早稲田国際教養学部のリーディング問題傾向
ここからは、リーディング、ライティングとそれぞれ分けて、
大問ごとの問題傾向と理想的な時間配分について、お伝えしていきます。
早稲田国際教養リーディング対策 評論問題
- リーディング:3つの長文問題から構成
それぞれ1000Word程度から構成される長文のためこの長さの長文に読み慣れていないと読みきるのは難しい。
ただし、文章のレベル自体は論理展開がわかりやすく、
国際教養学部を受験する受験生にとっては読みやすい文章が出題されるので困ることはないでしょう。
ただし、2023年のように古典的な文章が出る可能性もありますし、
以前のように急に小説問題に回帰することも否定はできません。
どのようなタイプの長文が出てきても対応できるようにしていきましょう。
リーディングの時間配分はどうするか?
国際教養は、Readingパート90分、Writingパート60分となっています。
ですが、時間配分を考えるときの原則として、10分前に終わらせるのが基本なので、
リーディング80分で換算してみましょう。
とすると、25分ずつで75分で終わる計算となります。
大問 | 時間 |
---|---|
Reading第1問 長文読解 | 25分 |
Reading第2問 長文読解 | 25分 |
Reading第3問 長文読解 | 25分 |
- 実際の入試ではどのような問題がでるかわからないので、試験が始まったら必ずすべての問題の傾向を確認していきましょう。
パラグラフ要旨問題の対策をどうするのか?
長文問題の1番目の問題形式です。この問題は確実に満点を取れるようになりましょう。
早稲田大学国際教養学部と法学部では、例年パラグラフの要旨が問われる問題が出題されています。
この問題を解くために必要なのは、一文一文を丁寧に読む学力ではなく、
パラグラフを読んでつまりどういうことか?を、「要約する学力」になります。
従来から学校で習うような、一文一文丁寧にSVOCを掴んでいく学習法では合格するための学力を身につけるのは難しいでしょう。
日頃から論理的に文章を読んでいるかどうかが問われています。普段から長文を読んだら、パラグラフごとにどのようなことを言っているのかを要約する癖(毎回紙に書く)をつけておくのが一番の対策です。
具体的な勉強法はこちらでお伝えしているので参考にしてください。
早稲田大学法学部の問題が似ているので国際教養学部を志望する学生は、早稲田大学法学部の問題も解いてみると良いでしょう。
早稲田国際教養リーディング対策 小説,物語問題
新傾向の以前、出題されていました。
今後出題される可能性がなくはないので、出てくるかもしれない・・という心づもりはしておいた方が良いでしょう。
国際教養学部では他学部と異なり、小説の問題が出題されます。
気をつけるべき点は小説特有の語彙が出てくることと、状況から客観的に判断する力が必要となることです。
小説特有の語彙に関しては過去問を何年か行なうことが一番の対策でしょう。
小説での状況から客観的に判断する力とは?
過去の早稲田国際教養学部の長文テーマ一覧
早稲田国際教養の長文を解けるようになるには?
早稲田国際教養の長文を解けるようになるためには、
1000Words程度の長い長文をスラスラと読み解けるようになることが必須となります。
そのためには、早稲田大学の国際教養学部の長文読解を得意にするための方法を紹介します。
英語の基礎を強くする
英文法や単語の勉強をして、英検準1級をめざしましょう。
具体的な英語の基礎学力についてはこちらの記事で掲載しています。
長文の練習をする
いろいろな内容の英語の長文を読んで、読むスピードや理解する力を上げることが大切です。
参考書「ポラリス3」「やっておきた英語長文1000」などを使って、たくさんの長文を読む練習をしましょう。
早稲田の英語長文でやっておいてほしい英語長文はこちらの記事でもお伝えしています。
過去の問題を解く
早稲田大学の国際教養学部の前の入試の問題を何度も解くことで、
どんな問題が出るかやどれくらい難しいかを知ることができます。
早稲田国際教養ライティング対策|時間配分、文字数
早稲田国際教養のライティングは、正直そこまで難しくはないです。
専門の対策を積んで添削を積むことができれば、誰でもある程度の点数には到達することができるでしょう。
特に昨今は、英検の早期導入でかなりライティングに書き慣れている人が多いので、
入念に対策を積んでおいてください。
また、時間配分や文字数について下記に、参照を掲載しておきます。
文字数については、文字数制限はありませんので、
大体これくらいのイメージ感です。
これ以上の文字数を書いたからと言って減点されることはありません。
大問 | 時間配分 | 文字数 |
---|---|---|
大問1 自由英作文 | 10~15分 | 約120words |
大問2 グラフ説明問題 | 10~15分 | 約120words |
大問3 日本語要約 | 20~25分 |
続いては、大問別に問題を見ていきましょう。
早稲田国際教養ライティング 自由英作文
与えられた課題に対して意見をのべる問題です。国際教養の自由英作文も典型的なものが多いので、
特にこまることはないと思います。
英作文自体をまだ書くことができない学生は、例文暗記を初めて使える英文を暗記していきましょう。
英作の書き方自体がそもそもわからないという人は、こちらで英作文の勉強の仕方を学んでください。
過去の自由英作文のテーマ一覧
過去問は国際教養学部だけでなく、法学部、政治経済学部、慶應経済など似たような傾向の自由英作も加えてやっておくとよいでしょう。
早稲田国際教養ライティング対策日本語要約問題
論説文を読んで日本語でまとめる問題です。
この問題の対策は先ほどの問Ⅰの問題への対応と同じですね。普段から長文を読む時に日本語でまとめる癖をつけましょう。
また定期的に英語のできる人に見てもらって添削を受けることでこの問題への対応はできます。
過去の日本語要約問題一覧
日本の社会で問題になっている政治的なイシューが問題になることも多いです。
普段から新聞を読んだり見聞を広めておくのが良いでしょう。
過去問の講評と来年度に向けてどのように対策をするか
早稲田国際教養学部に受かるためにはまずは過去問の分析が大事です。
過去問を見ながら、
次年度に向けてどのような対策をしたら良いのかをお伝えしていきます。
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