集団指導と個別指導のメリット or デメリット
指導人数が多いか少ないかというのは、予備校を決める上で大きな決定要素となってきます。 ここではさらにその点を深掘りしてみてきます。
ここでは規模感のみでの塾比較をしていますが、その他の項目での塾の比較についてはこちらから確認してください。
集団授業
まずは集団授業形式についてご説明していきます。
✔︎集団授業形式の1つ目のメリット
まず集団授業の場合は、時間の区切りがあるため問題の解くペースの目安が身につきやすいということがあります。一回分が決まっているので、予習復習のペース配分がわかりやすくなっています。
✔︎二つ目のメリット
集団授業の場合、周囲に学力や解くスピードの異なる人がいるために、互いに競い合えるライバルがいるため切磋琢磨できるということが挙げられます。
一人だと勉強ができない・・モチベーションがわかないという場合は、集団授業の場合は、大きなメリットになるでしょう。
続いて、デメリットをお伝えしていきます。
一つ目のデメリット
質問ができない理由として、先生に対して生徒の数が多すぎるため、わからないことがあっても講師に質問するのにものすごく時間がかかってしまいます。
そのため、「まいっか・・」となり、ちょっとした質問でも聞くことができなくなってしまいます。ですが、成績を上げるためにはちょっと気になることや小さな質問が非常に大事です。勉強ができない段階であれば、質問がしずらいというのは問題になって来るかと思います。これが個別を選ぶのか?集団を選ぶのか?の大きなポイントになってくるでしょう。
2つめのデメリット
集団ですので、講師一人が生徒1人を見れる時間は圧倒的に少なくなってきます。
講師側も授業を行う以上は成果を出さなくてはいけません。
そのため、講師側は授業スピードを勉強のデキる人に合わさざるを得なくなってしまうのです。
一つの教室に勉強のデキる人できない人と玉石混淆であれば、仕方のないことです。
下記で述べていきますが、先生の対象としているレベルよりも著しく低い場合は、自分のレベルにあったクラスに入るようにしましょう。
また、宿題や宿題のチェックも生徒数が多いと甘くなりがちです。
ここもできない学生にとっては授業を聞いていても、家に帰って何をしたら良いのかわからない・・ということになってしまう原因でしょう。
*ただ一般的にレベルの高いクラスの方が、良い先生がいるというのは事実なので、悩みどころだとは思います、、、
最後のデメリット
勉強の仕方としては、まずは全体像を把握していくのが大事です。
集団授業形式だとそのあたりのカスタマイズをしていくことが難しいです。そのため、集団授業だと短期間で圧倒的に成績を挙げていくことが難しくなってくるでしょう。
✔︎集団授業に向いている生徒
☑︎ある程度勉強が現時点でできている(学校の模試などで偏差値60以上)
☑︎勉強のモチベーションがなくなってきている
☑︎人の話を聞いて何をしたら良いのか汲み取ることができる(1を聞いて100を知る)
☑︎質問を絶対にするんだ!という堅い意思を持っている
補足: 1(講師) 対複数人(10人以下)の場合はどうか?
結局は、できる子に合わせる人に必要性があるので、個別ではなく集団授業という捉え方をするのが良いでしょう。
できる子に合わせるという場合もありますし、一部の発言力の強い人に依存してしまうこともあります。
1対1の個別指導塾
*当塾(早慶専門個別指導塾HIROACADEMIA)の場合もこの形態にあてはまります。
一つ目のメリットとして、集団授業と異なり、1対1なのでわからないところを質問しやすい環境となっています。
これは先程の、集団授業の部分でも述べたとおりです。個別指導なので、基本的には会話主体で授業を進めていきます。
そのため、普段話すことが苦手な人であっても、質問ができない人であっても強制的に質問ができるようにすることができるでしょう。
また二つ目のメリットとして、講師との会話を中心に授業を行うために、個々に合わせた自由な授業を行うことができる。
授業スピードを早くしたり、教わらなくてもできるという部分はわざわざ講師に教わる必要はないでしょう。そういった部分を飛ばしたり、自由に調整できるのは集団授業との違いでしょう。
また、最後のメリットしては授業の日程の都合などが集団に比べて、合わせやすいというのもあります。
集団授業形式だと、授業日に絶対行かないといけません。
ですが、個別であれば講師と都合が合いさえすればいつでも対応することは可能です。
高校生はイベントが想像以上に多いです。また定期的に部活もしています。部活が一段落してから・・・という考えでは受験勉強には遅すぎます。
そういった時間の都合に合わせやすいのが、個別指導となっています。
もちろん、個別指導のほうが良い点ばかりというわけではありません。
もちろん、デメリットもあります。
個別であるために、他の生徒の進捗状況などが分からず、本当にこのままで大丈夫なのか?という不安に襲われるということがあります。
特に個別の場合は、塾側がしっかり進路を管理している場合が少ないです。
そのため、安心できる講師でないと進捗については不安を抱えることになってしまうでしょう。
また二つ目のデメリットとしては会話が中心であるために、緊張感がなくなったり落ち着きすぎて集中できなくなる可能性がありえます。講師との相性が大切になってきます。自分にとってどのような講師が良いのか?というのをよく考える必要があるでしょう。
個別指導に向いている生徒
■学校の授業を聞いても何がなんだかわからない
■自分のペースで勉強をしていきたい
■普段どのような勉強をしたら良いのかがわからない
まとめ
どちらの塾の形態であってもメリットデメリットが必ず存在していますので、その点を考慮に入れてまずは体験や話を聞いてみるのが良いでしょう。
比較検討をする上で一番ダメなのは、みながいっているから・・という理由です。
これまでに何百人もの生徒にあってきていますが、皆が行っているからの理由で成功しているケースは少ないです。
お子さんにあった塾を見つけることができるかが、志望校合格への第一歩です。
しっかりと比較検討をして良い塾を見つけていきましょう。その中に当塾があれば幸いです。
ここでは規模感のみでの塾比較をしていますが、その他の項目での塾の比較についてはこちらから確認してください。
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