早稲田大学文化構想学部の英語対策
早稲田大学文化構想学部は、早稲田の中でも人気が高く、
トップクラスに難しい学部です。
合格するためには、独自の対策が必要不可欠です。
本記事では、
文化構想学部合格のための「勝ちパターン」を徹底解説します。
- 空欄問題や英文要約など、文化構想学部ならではの特徴的な問題に対処する方法をマスターすれば、合格できる可能性は格段に上がります。
あきらめることなく、目標を見据えて勉強に打ち込めば、文化構想学部への合格実現は決して夢ではありません。
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
早稲田文化構想の英語の全体概観/傾向
早稲田大学の中では、英語は難しい部類の問題となっています。
文学部と同じ問題傾向なので
文化構想学部を受験する学生は文学部の問題を解いておくとよいでしょう。
読解大問3つ(長文自体は6個)、会話問題、英文要旨把握から構成されています。
文学部と同じですが、
英文要旨問題という特殊な傾向の問題が出題されます。
こちらの問題は合否が分かれ、対策が必須になりますので、
対策を積んで必ずできるようにしてください。
早稲田文化構想英語の配点と合格最低点
3科目で受ける一般受験の形式で見てみましょう。
教科 | 配点 |
---|---|
英語 | 75 |
国語 | 75 |
地歴 | 50 |
合計点 | 200 |
例年、合格最低点は130−135点前後となっています。
少なくても英語で50点程度は取れるようになる必要があります。
早稲田は標準化があり、
素点計算よりも点数が落ちる傾向があるので要注意してください。
4技能で合格するためには?
早稲田大学文化構想学部では4技能受験という英語以外で採点をする受験形式があります。
4技能テストとして、
TEAP、TEAP CBT、英検(準1級程度)、TOEFL iBT、ケンブリッジ英検、GTEC CBTの基準スコアが要求されます。
このスコアさえクリアできれば、国語と社会の得点のみでの評価となります。
国語と社会に強い方は、この受験方法が良い選択かもしれません。
4技能試験の場合のポイントについては、
こちらの記事にて記載していますのでご覧ください。
早稲田文化構想の問題形式と時間配分
形式 | 問題形式 | 設問数 | 時間配分 |
---|---|---|---|
大問Ⅰ | 長文空所補充 | 14問 | 10分 |
大問Ⅱ | 長文読解 | 10問 | 30分 |
大問Ⅲ | 長文脱文補充 | 7問 | 15分 |
大問Ⅳ | 会話文補充 | 7問 | 10分 |
大問Ⅴ | 英語要約 | 1問 | 15分 |
時間配分については、原則どの入試も10分前に終わるのを考えて対策を立ててください。
入試では何があるかわかりません。特に最近は急に問題傾向が変わるなどのこともありえます。
なので、ギリギリで時間を使うのではなく、
必ず10分前に一通り目を通しておけるようにして、
残り10分でできなかった問題などの見直しに使うようにしてください。
こうすることで、正答率が上がるのです。
早稲田文化構想の英語|配点予想
配点についてはあくまで予想レベルですが、
このような点数になることが想定されています。
大問2,3,5の出来が合否を大きく分けますので、
必ず満点近くの点数を取れるように対策を積んでいってください。
特に大問3,5については
早稲田文化構想、文学部でしか出ないタイプの問題なので、
後ほどお伝えしている解き方を
しっかりマスターして対策を積んでください。
大問 | 各点数 | 問題数 | 合計点 | 目標点 |
---|---|---|---|---|
大問1 | 14 | 14 | 14 | 7~10 |
大問2 A | 4 | 2 | 4 | 4 |
大問2 B,C | 3 | 8 | 24 | 21~24 |
大問3 | 3 | 7 | 21 | 18~21 |
大問4 | 1 | 7 | 7 | 5 |
大問5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
合計 | – | 43 | 75 | 55~65 |
早稲田文化構想の英語|空所補充
文章が2つあり、空所補充の問題が14問出題されます。
昨今の早稲田文化構想学部の空欄補充は選択肢自体の語彙が難しいです。
なので、そもそもが解きにくいです。
また、通常の早稲田大学の問題は考えて解くことができる問題が多いのですが、、
早稲田文化構想の空欄補充に限っては考えてもわからない問題があります。
つまり、問題のほとんどが文章の内容と言うよりも、、
前後の文法、熟語的な根拠で解ける問題なのです。
そのため、知識的にわからないな・・と考えた問題は、
そのままにして次の問題に進むと良いでしょう。
上記のような気持ちで割り切って2問で10分程度でできるようにしてください。
早稲田文化構想の英語対策|内容一致
300-500文字程度の読解問題3題に内容一致がついています。
ある程度のパラフレーズ(いいかえ)はされていますが、
該当箇所がわかりやすいため合格するためには絶対に落としたくない設問です。
英語が苦手だけど、、早稲田文化構想学部にいきたい!と言う人は、
ここの大問を確実に捉えられるようにしてください!
内容一致問題を解くときのポイント
内容一致問題を解くときには選択肢を選ぶ、
答えの根拠を本文内から確実にとってください。
合格する人と失敗する人で一番違うのは、解答根拠の取り方です。
なかなかできない人は、問題文を読んだ後に時間がないからと言って本文から根拠を取らずに記憶で解こうとしてしまいます。ですが、この方法だと多くの場合、間違った選択肢を選ぶことが多くなってしまいます。
合格する人は本文から根拠を確実に取ることができています。
よく出る内容一致のポイントとして二つ挙げておきます。
他にもパターンはあるのですが、自分でリーズニングをしながら見つけてみましょう。
▷比較
▷強調表現(全て・・ない、全て・・あるのような)
リーズニングの仕方、どのように根拠をとったら良いのかはこちらの記事で説明をしているので確認ください。
内容一致に気づくためのポイントとは?
多くの場合は語彙力、文構造の変化がものをいうことが多いです。
例えば、下記文章を見てみましょう。
- The uber-rich hire all kinds of people to make their lives easier.
引用: “The $100trn battle for the world’s wealthiest people” from the Economist
上記の文章を、全く違った単語を使って言い換えた場合下記のようになります。
The affluent elite employ a myriad of professionals to facilitate their opulent lifestyles.
単語を変換した場合・・
“myriad” は多くの、という意味で、”all kinds” の言い換えとして使われています。
“professionals” は “people” の言い換えで、専門的なスキルを持った人々を指します。
“facilitate” は “make easier” の言い換えで、物事を簡単にする、または支援するという意味があります。
“opulent lifestyles” は裕福な生活様式を意味します。
また、同じ文章を文章の構造を変換した場合は、下記のように変換ができます。
Among those whom the uber-rich hire, there exists a vast array of individuals, each employed to streamline the intricacies of their lives.
文構造を変換した場合・・・
“exists a vast array of” は “all kinds of” の意味を強調しています。
“each employed to” は “people to make” の意味を強調しています。
“streamline the intricacies of” は “make…easier” をより詳細に説明しています。
無生物主語をただの訳を副詞的に変換をすればいいと思っているだけの人は要注意。
英語でのパラフレーズをした場合も、普通の文章を、従属接続詞と主節の2文に変換することができます。
This private investment and foreign assistance could transform Moldova—Europe’s poorest country—into the continent’s first truly green country.
引用:”How Europe’s Poorest Country Could Win the Green Energy Race” from TIME
→下記の2つのパターンに変換ができます。
①While Moldova remains Europe’s poorest country, this private investment and foreign assistance could turn it into the continent’s first truly green country.
②If this private investment and foreign assistance were provided, Moldova—Europe’s poorest country—might become the continent’s first truly green country.
早稲田文化構想の英語|文挿入問題
脱文挿入問題。
設問の形式としては大問1の空所補充問題の範囲が大きくなったものと考えるとよいです。
例年、物語のような時系列にそった文章が出題されているので時間の順番に気をつけて読み進めてください。
少し変わった形式なので、初めて取り組む人は苦労しますが、、
ちゃんとした対策を積むことで満点近くまで点数を引き上げることができます。
文挿入問題ができるようになるには?
攻略のポイントは文法、文構造的根拠で選択肢を狭めて、
文脈で解くことができれば満点から2ミス程度で抑えることができます。
多くの人がフィーリングという文脈だけで解いている場合が多いので、
文法的根拠で解く癖をつけてください。
下記が文法的根拠の一例になります。
-
- ▷情報構造を使った主語、代名詞の関係
- ▷時制
- ▷定冠詞
情報構造とは?よくわからない。。という人はこちらで解説していますので確認ください。
情報構造の知識を使って、
早稲田大学文化構想の文挿入問題に対して実際の問題を使って、
具体的に解説している記事がこちらになります。
早稲田文化構想の英語対策|会話問題
英会話を読んで空欄補充問題を解いていきます。
接続詞が熟語ばかりなので熟語の問題かと思いがちですが、この問題の考え方も基本的には大問1と同じです。
ただし、正答の選択肢と同じくらい誤答の選択肢も含まれているので、
熟語の意味を確実に理解しておく学力は必要。
熟語を覚える際には前置詞のイメージを理解しておくことが必要不可欠です。
早稲田文化構想の英語対策|英文要約
2017年までは1文でまとめるのが問われていましたが、
現在では4~10字程度でまとめるようになりました。
字数が多くなり解答はしやすくなりましたが、
解答の幅がせまくなったので、ちゃんと答えを出すための難易度は変わりません。
普段からの勉強方法としては、文章を読んで自分の言葉で言い換えをする練習をすることです。
その後、添削を受けることです。
問題方式は変わりましたが、勉強方法は変わりません。
問題を解く手順はどうするか?
まずは問題となっている部分を確認しましょう。
As Ukraine rebuilds post-invasion, Moldova, reliant on energy imports, could transform with foreign aid and ( ).
上記のように要約しなくてはいけない箇所がありますので、
何を要約しなくはいけないのかを問題文から掴むのを忘れないようにしてください。
部分だけの要約だから簡単!と思ってしまうかもしれませんが、
多くの場合その部分だけをみても答えを得ることができません。
問題文を読んで、文章の流れを掴んでいくくらいの気持ちで取り組んで、
文章全体の構造を掴めるようになってください。
早稲田文化構想に合格するための参考書
当塾で使用している早稲田大学文化構想学部に合格へ必要な参考書を紹介します。
もちろん、当塾の場合は一人一人個別にカリキュラムを作成するため下記のようなカリキュラムは一例となります。
参考書は何をやるかよりも、どのような目的で使用するかというが大事です。闇雲に行って情報量に圧倒されてしまうのではなく、1つ1つ目的意識を持って勉強していきましょう。
では、具体的に参考書をみていきましょう。
内容一致対策
下記長文問題集をやっておくと良いでしょう。
The rules4は3よりもやや難しいので、
ある程度長文に慣れた後でThe Rules4やってください。
長文の練習用としては、下記TopGradeも良いです。
要約問題の練習もできます。
文挿入問題
文挿入問題については、
対策用の記事でもお伝えをしている通り、専用の参考書はありません。。
そのため、空欄補充の解き方を頭に入れるために、
佐藤先生の教材をやってみるのが良いでしょう。
要約対策
要約とはどういうものか・・というのを0から知りたい人は、
こちらの英文解釈要約精講がおすすめです。
練習を積みたいという場合は、過去問をやっておくのが良いでしょう。
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