慶應義塾大学理工学部英語対策
慶應理工学部合格を目指す皆さん、こんにちは。
慶應理工学部は難関中の難関。合格するためには強力な英語力が必要不可欠です。
しかし、理系の皆さんにとって英語は苦手科目のイメージがあると思います。
でも大丈夫です!
この記事では、慶應理工学部英語の傾向や対策のコツを解説しています。
当塾は慶應理工学部専門として過去問を分析し、効率的に点数を稼ぐ方法をアドバイスします。
合格を確実にしたい皆さん、ぜひ最後まで読んでください。
きっと英語の壁を乗り越え、理想の慶應理工学部に進学できるはずです!
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
慶應理工英語の全体概観
大問 | 種類 | 語数 |
---|---|---|
I | 長文問題 | 約800 |
II | 長文問題 | 約800 |
III | 会話問題 | |
IV(2023年) | 日本語要約 | 約300語 |
V(2023年) | 和文英訳 | |
IV(通常) | 英文法 | |
V(通常) | 単語挿入 |
慶應理工学部の大問は、4つだったり、5つだったり問題傾向が頻繁に変わります。
実際の試験が始まったらまずは、問題を確認するところから始めよう!
2023年の入試は大幅に問題が変更になりました。
大問4→日本語要約
大問5→和文英訳
これまでに一度も出たことのない形式だったので、
慶應理工学部専願だった生徒はかなり困っていました。
東大と問題傾向が似ていたので、2024年以後に受ける人は東大などの超難関国公立と同じくらいの準備はしておきましょう!
早稲田と比べると?
早稲田大学と比べるとまだ解ける問題が多くなっています。
早稲田と併願する人が多いので、早稲田の理工の英語の対策もしておくとよいでしょう。
慶應理工の英語は何点取れば良いのか?
年々難しくなっている慶應理工の英語ですが、
慶應理工学部の英語の得点は、
英語得意なら、
苦手なら、
このくらいの点数は取れるようにしてください。
なぜそれくらい取らなくていけないのか?データから見ていきましょう。
慶應理工の合格最低点
英語:150、数学:150、理科:200
合計500点になります。
年度 | 合格 最低点 |
受験者 平均点 |
得点率 |
---|---|---|---|
2023 | 290 | 249.21 | 58.0% |
2022 | 340 | 296.20 | 68.0% |
2021 | 266 | 237.71 | 53.2% |
2020 | 309 | 271.89 | 61.8% |
合格最低点は、60%程度になることが多いですが、
2022年には70%近くになったこともありますので要注意してください。
慶應理工英語の平均点
公式では英語の平均点は公表されていません。
大体、全体の平均から想像するに50%程度になるでしょう。
【慶應理工英語】設問ごとの配点予想
大問 | 種類 | 難易度 | 配点率 |
---|---|---|---|
1 | 長文問題 | ★★★ | 約30%〜 |
2 | 長文問題 | ★★★ | 約30%〜 |
3 | 会話問題 | ★★ | 約24% |
4(2023年) | 要約 | ★★ | 約10% |
5(2023年) | 和文英訳 | ★★★ | 約10% |
4(通常) | 文法 | ★ | 約10% |
5(通常) | 単語挿入 | ★★★ | 約10% |
慶應理工では英語長文が重要!
慶應理工学部で高得点を取るためには、英語長文で点数が取れるかが重要になってきます。
理系の学生は英語を放置しがちなので、志望の学生は早い段階から対策を始めてください。
慶應理工で高得点を取るためには、理工系長文突破が鍵
慶應理工学部の長文は、
普段受験生が見ているような長文問題集に掲載されている長文とは結構違います。
理工系の論文や記事から出題されているので、独特の単語や意味を理解しておくことが、
合格には大きく影響します。
慶應大学理工学部の英語は基本的に出典が明記されています。
理工学部の過去問を解いていくというのも良いですが、同じサイトの違う文章を読んで、
理系の文章になれる必要があるでしょう。
下記で過去に出た出典を上げておくので、まだ時間のある人は読んでおくとよいでしょう。
ただ読むのではなく理系の知識をつける
英語を読む際にはもちろん、文法や単語といった英語自体の知識も重要ですが、
読む際に大事なのは、ただ読むだけではなく、その文章を読む際に前提条件としてどのようなことが必要なのか?ということを調べてみると良いでしょう。
単純な英語の知識ではなく、理系の知識を英語と紐づけていくというのは重要な作業にな理ます。
また、理系の英語を勉強する際には、文系と同じように対策をしていては文章を読むのが難しいでしょう。『Nature』『Science』『PNAS』といった科学雑誌がオンラインで見ることができるので、見ておくとよいでしょう。
- 『Nature』:科学全般に関する内容を掲載する国際的な学術雑誌です。特に、物理学、化学、生物学、地球科学など多くの分野で、最も影響力のある研究を発表する場
- 『Science』:Nature』と同様に、多様な科学分野での高品質な研究を発表する国際的な雑誌です。アメリカ科学振興協会(AAAS)が出版
- 『PNAS』:アメリカ国立科学アカデミーが出版する学術雑誌です。この雑誌は、科学だけでなく、社会科学や人文科学についても幅広く扱っています。
【慶應理工】英語の時間配分はどうしたら良いのか?
問題傾向、問題数が大きく変わることがよくあるので、下記2点が重要です。
1,試験開始時に問題を見ることと、
2,どのようなパターンでも落ち着いて考えらられるようにしておくこと
大問 | 種類 | 配点率 | 時間 |
---|---|---|---|
1 | 長文問題 | 約30%〜 | 20分~ |
2 | 長文問題 | 約30%〜 | 20分~ |
3 | 会話問題 | 約24% | 15分 |
4(2023年) | 要約 | 約10% | 15分 |
5(2023年) | 和文英訳 | 約10% | 10分 |
4(通常) | 文法 | 約10% | 5分 |
5(通常) | 単語挿入 | 約10% | 5分 |
問題数によって長文問題の時間は可変になりますが、
2023年の形式であれば、20分程度でとかないと全ての問題を解くことができなくなってしまいます。
- 時間配分は上記が絶対ではないので、自身が過去問をしていて解きやすい、絶対に解ける問題傾向がある場合は、そこに時間をかけて確実に取れるようにしてください。
【慶應理工英語長文】設問別対策法
ここからは、慶應理工学部の英語の長文問題の読解、それぞれの問題に対しての対策をお伝えいたします。
大問1,2 長文問題
設問数は大問1,2それぞれ20問程度ずつになっています。
問題傾向としては、下記が主な出題となっています。
- 空所補充問題
- 下線部問題
- 要旨説明問題
空所補充については、
文章を入れる形式の問題などいろいろな形式で問われるので要注意です。
- 昨今の慶應理工学部の英語の問題は、英検1級レベルの語彙がバンバン出題してきています。
- 他の学部や早稲田との差を埋めるために今後もレベルは上がることが想定されます。
【慶應理工】要旨説明問題の対策は?
要旨説明問題とは、
文章で何がいいたいのか?がわかっているのかを長文よりも短い100字程度の中文を使って確認する問題です。
あらかじめ要旨の骨子が設問内に記入してあり、
空欄を補充していく形式になっています。
この空欄に論理的に当てはまる単語や句や節を作る語句を選択肢から選ぶというものです。
もちろん、選択肢は文章内と同じ表現がされているわけではありません。
文章内の単語は別の単語にパラフレーズ(言い換え)がされています。
文章の論旨を把握することができ、
かつこの言い換えに気づくことができるようになるのがこの問題を解くためのポイントです。
普段の勉強時から
パラグラフごとにまとめ、かつ要約を書くという勉強をしてみましょう。
問3 会話問題
近年は、HIYOSHIくんとYAGAMIくんという特徴的な登場人物が出題されることが多いです。
話が前年度とつながっていることもあったので、要注意です。
2022年の入試では全然違う人の話が出題されていました。
慶應理工学部では、
「毎年同じことが出る!」という決めつけをしないことが重要です。
会話文の中では難易度は少し高めです。
状況設定、疑問文での表現や省略があった際に何を省略しているのかを考える力をつけてください。
あまり英語が得意でない理系の学生でも、
会話問題は取り組みやすいので、
英語が苦手な人はここで点数を取れるようにしましょう。
会話問題の要約問題が出題されることもあるので要注意
大問4以降は・・・
何度も書いていて恐縮ですが、毎年傾向が違います。
2023年の傾向を見ていると打倒東大を考えているのかもしれません。
大問4
大問4は下記のような問題が出題されています。
- 文法問題
- 日本語要約
- 和文英訳問題
- 空所単語記述補充問題
それぞれの内容を見ていきましょう。
文法の場合
慶應理工学部の英文法の問題は、
標準的な問題が多いので間違えることは許されません。
日本語要約の場合
2023年入試で初めて出題された問題です。
出題された問題自体は、そこまで難しい問題ではないのですが、、
急に出題されたにしては問題傾向が変わりすぎなので、
実際受験した生徒はかなり大変だったとのことです。
長文の対策で普段から要約を書いていたのでできましたが・・・
長文含め要約が大事です=大学でもabstract書きます
長文のところでも記載しましたが、文章を読んで、「すなわち」どのようなことを言っていたのか?、を常に考えて言語化しておくのが良いでしょう。大学で論文を書く際にも、要約(abstract)が必要になってきます。
要約問題の練習をしたい生徒は、
「早稲田国際教養」「明治学院大学」、「東京大学」の要約問題を練習で行うと良いでしょう。
和文英訳問題の場合
こちらも2023年に出題されました。
日本語の長文があり、最後の日本語の文章を英訳を求められます。
こちらについても国公立対策で、普段から和文英訳を行なっている学生であれば、
対応のできる英文です。
受験を考えているのであれば、必ず対策をしておくべきです。
空所単語記述補充問題
空所の中に理系の英単語を入れていく形式の問題です。
日本語から英単語を復元するという珍しい形式の問題も出題されます。
問われている語彙のレベル自体は高くはないですが、
propelやalarmなど言われれば思い出せるレベルの語彙が多い。
日本語を見てすぐに英単語を記述できるようになるためには、
日頃から英作文や理工系の文章に触れている必要があるでしょう。
文章が理系の文章が多いため、理系でよく使われている単語はまとめておくとよいでしょう
『りけ単』は理系単語がよくまとまっているので、
英語に余裕のある人は最後の仕上げでみてみるのがよいでしょう。
英語がまだまだ苦手・・・というひとは、
まずはこちらに載せているような単語の覚え方で基礎単語を覚えていきましょう。
【慶應理工英語】で合格点を取るためには?
ここまでお伝えした内容でも過去問で実践したら、
十分に慶應理工学部で合格点を取れるようになる知識は身につきましたが、
普段の勉強でどのようなことをしたら良いのか、参考書をお伝えしてきます。
ここまで見てきたように慶應法学部では全体的にスピードが重要になります。
慶應理工学部の問題をスピード感を持って解くことができるためには、下記3つの力が重要になります。
- 英検準1級レベルまでの語彙力を正確に
- 構文把握を正確に
- 長文を読んで日本語、英語で要約を
英検準1級レベルまでの語彙力を正確に
慶應理工学部は長文自体での語彙力も高いかつ、
空所補充や単語の意味、単語挿入問題で使用する単語もレベルが高いです。
英検準1級までの語彙を確実にして、
できれば、理系用の難関単語を覚えられるようにしておくと良いでしょう。
高校2年生までに準1級を
理系は実施することが文系以上に多く、非常に大変です。
できれば、2年生のうちに準1級までの単語を覚えてしまえるようにしてください。
2年生のうちにどのようなことをしておいたら良いのか?については、コチラの記事で記載しています。
構文把握を正確に
文構造を正確に把握できるかどうか?というのも重要です。
長文を早く読む力ももちろん大事ですが、、
- 1文を正確に理解する力も重要です。
必ず出題される空所補充問題は文章構造がわかることで、解ける問題も多数存在します。
長文問題といっても難関大学は結構文法的に解かなくては答えがでないんですね。
必要な参考書のレベルとしては、
「英文熟考上・下」、「英文読解の透視図」、「ポレポレ英文読解プロセス」と言った
上級の解釈の教材をやっておくと良いでしょう。
その他、早慶レベルの英文精読の教材についてこちらの記事で紹介しています。
長文を読んで日本語、英語で要約を
慶應理工学部に合格するためには、「要約力」が必要不可欠です。
先ほど述べた1文を正確に読む力を、
「ミクロ的(局地的)な読解力」とするならば、
こちらは「マクロ的(大局的)な読解力」となるでしょう。
難しい長い長文を読んで、
全体的にどのようなことを伝えていたのか?、を瞬時に掴む力が重要です。
参考書としては、「英文要旨要約問題の解法 」「英文解釈要約精講」が有効です。
【慶應理工】圧倒的に合格できる専門対策
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