早稲田大学国際教養学部の英語対策
このブログでは、早稲田大学国際教養学部(SILS)の英語に関する入試対策(出題傾向と勉強法)をご紹介していきます。
基礎知識0の状態から合格するためには何をどのようにしたら良いのかを参考書の使い方まで徹底解説!
早稲田国際教養の英語の全体概観
早稲田大学国際教養学部(SILS)は、グローバル社会に対応するための教育にかなり力をいれているのが特徴です。
1年間の留学が義務付けられているということ、すべて英語で授業を受けるという徹底ぶりからもそのことがわかるでしょう。
そのため、入学の際には高い英語能力を運用する能力が求められています。
国際教養学部で問われる英語の外部試験については高校1年生のとき(早い人は中学生でも)から受験することができます。
昨今人気も高まっている学部でもありますが、早いうちから対策をすることで、他の受験生に大きく差をつけることが可能です。
次章以降では、早稲田大学国際教養学部(SILS)の英語の特徴や対策、傾向・勉強法について、何も知識のない状態からでも対策ができるように丁寧に解説していきます。
早稲田国際教養学部の配点
外国語:80/220点 時間90分
英語外部試験:20点/220(英検,TOEFL iBT,IELTS)
共通テスト 100/220
早稲田国際教養学部の問題傾向、時間配分
ここからは、大問ごとの問題傾向と理想的な時間配分について、お伝えしていきます。
早稲田国際教養リーディング対策 評論問題
1000Word程度から構成される長文のためこの長さの長文に読み慣れていないと読みきるのは難しい。ただし、文章のレベル自体は論理展開がわかりやすく、難関大学を受験する受験生にとっては読みやすい文章が出題されるので困ることはないでしょう。
早稲田国際教養リーディング対策 小説,物語問題
新傾向の以前、出題されていました。
今後出題される可能性がなくはないので、出てくるかもしれない・・という心づもりはしておいた方が良いでしょう。
国際教養学部では他学部と異なり、小説の問題が出題されます。
気をつけるべき点は小説特有の語彙が出てくることと、状況から客観的に判断する力が必要となることです。

小説特有の語彙に関しては過去問を何年か行なうことが一番の対策でしょう。
過去の早稲田国際教養学部の長文テーマ一覧
早稲田国際教養リーディング対策 会話問題
一般的な難易度の会話問題です。ただし、当てはまらないものを選ぶパターンですので、気をつけてください。
会話における定形表現を覚えているのであれば、問題なく対応できるでしょう。
早稲田国際教養ライティング対策日本語要約問題
論説文を読んで日本語でまとめる問題です。
この問題の対策は先ほどの問Ⅰの問題への対応と同じですね。普段から長文を読む時に日本語でまとめる癖をつけましょう。
また定期的に英語のできる人に見てもらって添削を受けることでこの問題への対応はできます。

過去の日本語要約問題一覧
日本の社会で問題になっている政治的なイシューが問題になることも多いです。
普段から新聞を読んだり見聞を広めておくのが良いでしょう。
早稲田国際教養ライティング 自由英作文
与えられた課題に対して意見をのべる問題です。国際教養の自由英作文も典型的なものが多いので、特にこまることはないと思います。
英作文自体をまだ書くことができない学生は、例文暗記を初めて使える英文を暗記していきましょう。

英作の書き方自体がそもそもわからないという人は、こちらで英作文の勉強の仕方を学んでください。
過去の自由英作文のテーマ一覧
過去問は国際教養学部だけでなく、法学部、政治経済学部、慶應経済など似たような傾向の自由英作も加えてやっておくとよいでしょう。
早稲田国際教養の設問ごとの対策について
それでは具体的に設問ごとに早稲田国際教養学部の問題を見ていきましょう。
パラグラフ要旨問題の対策をどうするのか?
長文問題の1番目の問題形式です。この問題は確実に満点を取れるようになりましょう。
早稲田大学国際教養学部と法学部、スポーツ科学部では、例年パラグラフの要旨が問われる問題が出題されています。
この問題を解くために必要なのは、一文一文を丁寧に読む学力ではなく、パラグラフを読んでつまりどういうことか?を、「要約する学力」になります。
従来から学校で習うような、一文一文丁寧にSVOCを掴んでいく学習法では合格するための学力を身につけるのは難しいでしょう。
日頃から論理的に文章を読んでいるかどうかが問われています。普段から長文を読んだら、パラグラフごとにどのようなことを言っているのかを要約する癖(毎回紙に書く)をつけておくのが一番の対策です。

具体的な勉強法はこちらでお伝えしているので参考にしてください。
早稲田大学法学部の問題が似ているので国際教養学部を志望する学生は、早稲田大学法学部の問題も解いてみると良いでしょう。
小説での状況から客観的に判断する力とは?
現行の入試では出典されていませんが、、
また出題される可能性もあります。
この力は身に付けるのがやや難しいです。
なぜなら小説の場合は読んでいる最中に情景描写を自身でせざるを得ないのですが、
その際の情景描写が個人それぞれの主観が入らざるをないからです。
この時にあまりにも実際のものとの歪みが大きいと、
状況から客観判断どころか内容の把握すらも難しくなってしまいます。
こうしたことが起きないようにも、
まずは日本語の現代文の小説を読んでみて解いて、
小説を読む際の客観判断の癖をつけるとよいでしょう。
外部試験対策(英検、TOEFL、IELTS)をどうするか
まず多くの人が勘違いしてしまいますが、外部試験は必須ではありません。
未提出であっても出願も可能ですし、合格は可能です。
外部試験の対策と大学受験対策は英語という点で共通はしていますが、似ているようで異なります。残り期間を踏まえて、受けるかどうかを考えましょう。
さて、加点についてですが、下記のようになっています。
外部試験と必要な点数 | 点数 |
英検1級合格 TOEFL 95点以上 IELTS 7.0以上 |
20点 |
英検準1級合格 TOEFL 72~94点 IELTS 5.5-6.5 |
14点 |
英検2級合格 TOEFL点 42~71点 IELTS 4.0-5.0 |
7点 |
上記の点数以下 or 未提出の場合はは加点が0点となります。
帰国子女または留学生の受験生が多く、
そういった人たちは20点加点の資格をもっていることが多いため、
海外経験のない学生で受験を目指す場合は、
英検準1級で付与される14点は取っておくのが良いでしょう。
英語検定準一級であれば、平均点な高校生が高校2年生から頑張って受験して、
習得が可能なレベルです。
それ以上の1級となると、習得までの時間とその他科目に当てる時間を考えると間に合わないというのが多くの受験生となるかと思います。
そのため、英検準一級までを目標に頑張って受験スケジュールを立てていきましょう。
もちろん、当塾でも早稲田国際教養学部を目指す学生は早期から外部試験合格を目指して、対策を練っていきます。
動画解説! 英語が苦手でも早稲田国際教養にいくためには?
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過去問の講評と来年度に向けてどのように対策をするか
早稲田国際教養学部に受かるためにはまずは過去問の分析が大事です。
過去問を見ながら、
次年度に向けてどのような対策をしたら良いのかをお伝えしていきます。
早稲田国際教養に合格するための参考書
早稲田国際教養学部に合格するための参考書をこちらで紹介しているのでご覧ください。
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