Readingの講評 難易度としては例年通りの問題。 大問3が2021年度については空欄補充が主の問題でしたが、 2022年は、他の問題と同じような形式の問題となりました。 形式変更に一瞬戸惑った生徒も多かったようですが、 ほとんど他の問題と同じ形式なので解き方は同じです。 Readingのパラグラ
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Readingの講評
難易度としては例年通りの問題。
大問3が2021年度については空欄補充が主の問題でしたが、
2022年は、他の問題と同じような形式の問題となりました。
形式変更に一瞬戸惑った生徒も多かったようですが、
ほとんど他の問題と同じ形式なので解き方は同じです。
Readingのパラグラフ要旨問題
大問1のパラグラフ要旨問題について、
ディスコースマーカーと論の進み方、1文目の話を見ていくことである程度、
根拠をもって解けると思います。
また、早稲田法学部などと同じですが、
この手の問題を解く際に重要なのは、
選択肢最初にある動詞である程度絞ってください。
答えの出し方の例
例えば、パラグラフ1において、
Adaptationsの話になっているのは1文目、4文目、7文目です。
主語、時制から判定する。
それ以外は主語が異なるため主題が異なる、
また、時制が過去のため具体例と判定。
4文目と7文目は否定から肯定に変えた裏返しで同じことを言っているだけ。
と考えると、
1文目と4文目を比べて強い論になっているのは、
Howeverがついている4文目の方になる。
Howeverがあるとはいえ、
このパラグラフでは強い議論をしているようなパラグラフではなく、
1文目→3文目までが現在の状況説明をしているだけです。
なので、discuss、argue、state、mentionといった強い主張を表す動詞は入りづらいと考える。
そして、上記の話を踏まえて答えを出すと、Cとなる。
パラグラフ要約問題において、主題の取り方はこのような感じでとっていくと、
うまく取ることができるでしょう。
着眼点パラグラフ要約問題において、
着眼するのは、主語、動詞の時制を見ていくのが基本になります。その他の解答は、
(1) 1 C 2 E 3 A 4 D 5 I 6 G 7 JReadingの内容一致問題
人名が多く出てきているので、
どこで誰が出てくるのかを事前にパラグラフ整序問題を解きながらまとめていないと
大変なことになります。
後から探すにしてもそこまで大変ではないですが、固有名詞をメモをとりながら問題を解くのが得策でしょう。
特に今回はGの答えを出すのが、1パラの一部しか出てない固有名詞だったので探すのが大変でした。
直接的に選択肢の内容を言ってなくても、
各々の人を出した理由を考えながら読んでもらうと、答えを出すのは難しくないでしょう。
(2) B, F, G, H
語彙問題について
thwartedといったやや難しい語彙が出たとはいえ、多くの単語が知っている単語だったと思います。
ほとんど辞書的な意味で答えを出すことができたと思いますが、、
(5)、(9)が難しかったかもしれません。
(5)は前置詞のイメージを持っておくことで対処ができて、
(9)は接頭辞の知識があれば答えることができたと思います。
1 E 2 E 3 B 4 C 5 B 6 B 7 B 8 D 9 D
その他早稲田国際教学部の解答
下記に記載しておきます。
大問3が少し他の大問と形式が違いますが、
そこまで通常の内容一致と大差ありません。Ⅱ
(1) 1 H 2 F 3 C 4 E 5 J 6 G
7 B 8 I 9 A
(2) B, C, F, I
(3) 1 E 2 B 3 E 4 E 5 B 6 D
(4) C
Ⅲ (1) 1 K 2 B 3 G 4 D 5 J 6 F
7 H 8 A 9 I
(2) B, D, F, G
(3) 1 C 2 D 3 A 4 E
(4) 1 E 2 B 3 A 4 DWritingの講評
大問1
ボランティア活動を日本の高校生もすべきかどうかという問題。
昨年度のUBIと比べるとだいぶテーマが簡単になったと思います。
早稲田国教レベルであれば、英検やその他テストでこのテーマはよくやっていると思いますので、
差はほとんどつかなかったでしょう。
論点を外さず、文法ミスなく書いていくことが重要です。
字数は指定がないので、英検準一級程度の120字ー150字程度で記載できていれば、
説得力のある文章で記載ができたでしょう。
大問2
グラフの説明問題です。
こちらは昨年度よりも少し説明のしづらい図表になりました。
とはいえ、グラフ表現は割と典型的な表現でまとめることができているので、
対策を積んだ人であれば、問題なくかけたのではないでしょうか。
大問3
早稲田国教でこの大問が一番差のつく大問となります。
日本語要約問題です。
現代文明と狩猟採集生活の対比をしつつ、狩猟採集生活の良い点をまとめて、
最後の結論をまとめることで、答えになるでしょう。
二つ目の良い点としてalsoがあるので追加事項と見分ける人が多かったと思いますが、
採集文のallowedが無生物主語で因果関係を作っているというのは、
まとめに入れられなかった人がいるでしょう。
ディスコースマーカーを使わずに一文内で因果関係を作ってしまう無生物主語は、
よくよく理解をしておく必要があるでしょう。
2023年に早稲田国際教養に受かるためにどうしたらよいのか
早稲田国際教養に受かるためにしなくてはいけないことは、
まずは外部試験を取得することです。
英検準1級、1級を取るのが一般的だと思います。
できれば、少しお金はかかりますが、IELTSを受けるのがおすすめです。
リスニングがイギリス英語という問題はありますが、、、
ライティングは、グラフ表現を覚えたり、手書きが許容されていたりと受験生に優しいです。
また、何より英検準一級よりも語彙を覚える必要がないので、、
点数をとりやすいです。ただ、受験料が英検よりも割高なので、頻繁に受けられませんが、、
何度やっても英検に受からない。というのであれば、
IELTSを受けると良いでしょう。
続いて、共通試験対策も必要になります。
ただ、こちらに関しては、
他の大学を受けるのとそこまで特別な対策をする必要はありません。
なので、そこまで問題にならないでしょう。
2023年ここが差がつく!
来年度の入試を考えると、
差がつくのはリーディングとライティングの日本語要約の部分でしょう。
特にリーディングについては早く処理する必要があるため、
日頃から英字新聞などで読み慣れておくのがポイントです。
また、パラグラフ要旨問題は満点を取れるように、
論点、要旨を取れるように日々日本語でまとめておくと良いです。
国際教養学部全体の対策として、こちらの記事も見ておくと良いでしょう。
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