早慶複数学部を受験する人は多いと思いますが、
闇雲に過去問をとりあえずやってしまうというのは非常によくあるケースです。
過去問もせっかく行うのだから、
過去問を通じて学力を上げられるようにしていくのが良いでしょう。
本記事では、どのような順番でどのような目的で
早慶の過去問をやっていくのが良いのかをお伝えしてきます。
まず初めに確認しておきたいことでですが、
下記のような学部を受ける場合は、
特殊な入試形式が多い早慶の中でも特殊な学部となっているので、
入念な対策が必要になります。
文学部、法学部
早稲田
国教【作文】、理工、社学、政治経済
基礎学力をつけているのは大前提
早慶の過去問を行う上で基礎的な学力をつけているのは、大前提になります。
具体的には、
どの模試でも構いませんが偏差値でいうなれば、60程度はないと、
成果は出てきません。
もしこの記事を見ている人で、
この程度の学力まで到達してないのであれば、
まずは基礎学力を上げること、
特に単語力(熟語力)、精読力、論理理解力を鍛えてください。
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1 処理能力をあげる。
早慶の大学入試を受けるにあたって一番大事なことは、
処理するスピードを上げることです。
処理スピードとは、
速読力と根拠箇所を探す力です。
もちろん、早慶の過去問を行う段階で共通テストレベルであれば、
9割は楽に取れている学力はあるはずです。
ですが、そのレベルの子達であっても、、
早慶の過去問となると取れなくなってしまう、、というのが、
多くの場合であります。
そういった子たちはまずは、下記のような学部で練習を積むようにしてください。
早稲田商学部
慶應商学部
慶應商学部と早稲田商学部は早慶の中でも比較的取り組みやすく、
練習をするにはうってつけの学部です。
簡単な問題を早く正確に処理できないと英語で成績は上がってきません。
目標とする速読のスピードは?
目標は一つの長文15分以内で解けるようにする。
うちの塾で早い人だと13分程度、最速だと10分以内で終わります。
速読は意識して、訓練を積んでいけば必ずできるようになります。
慶應商学部はとくにおすすめ
早慶の中でも、慶應商学部は非常に解きやすく練習にはうってつけです。
慶應商学部は一見内容一致のように見えても、
論旨で解ける問題が多いため、
単に早く読むだけでなく、話をまとめて読むようにすると良いでしょう。
慶應商学部は、早慶で一番簡単なので、
このレベルでできてないと先の学部をやっても単にやるだけになってしまう可能性が高いです。
よくある質問
早く読解ができないと時はどうしたら良いのか?ということがよく質問が上がるので、
その中でもよくある質問にお答えします。
■早く読むからできないのか?そもそもできないのかの切り分けをする
多くの場合、早いからできてないのではなくそもそも前から処理するのに慣れてない時が多いです。
例えば、否定で始まる倒置や関係代名詞、比較が入ったときに遅くなる人は多いです。
苦手な文法項目を放置してもできるようにはなりません。
wpm300程度で読んでみて前から処理ができない時は、
そもそもの問題の可能性があります。放置しない!
wpm300とはどれくらいなのか?
Youtubeで300だとどれくらいの速度なのかわかる動画がありましたので、
確認してみてください。
Forbesによると、
一般的なネイティブの大人が300程度なので、それと同じくらいのスピードで読む形になります。
このくらいのスピードで処理ができるようになると良いですね。
■解答根拠はの部分は合っているのだが、答えが違う
速く読んで、探すというの部分はできているので、
最終段階の精読でつまづいている可能性があります。
速読はどちらかというと内容語をベースにして、
大雑把内容を捉えていくのが中心になるので、
構造が難しい文章の処理が苦手になっている、
または日本語と英語の単語のニュアンスといった部分で間違える人が多いため注意が必要です。
2.根拠取りの練習
1の処理速度をクリアしていくレベルをクリアできたら、
少し難しい長文で内容一致の精度を高めていくようにする。
早稲田人間科学部が短くて、早慶レベルの根拠をとる良い練習になります。
*早稲田レベルの内容一致のポイントを掴んでおく
→単に問題が読めたら
文章自体は300ワード程度の長文もありその中で3.4の設問が出る。
この短い長文の中でどのように言い換えをされているのかをみていくのが重要。
人間科学部で点数が安定してきたら、文学部、文化構想を行う。
この学部は、問題形式が分かれているので、
慶應理工を受ける人は、この辺りまで実施すると良いでしょう。
この辺りができたら、早稲田教育学部に移っていく。
ここまでの速読ができかつ、言い換え、さまざまな文章のテーマに慣れていく。
早稲田教育は早慶の中でも、文理同じという傾向上、長文のテーマの幅が広い。
長文自体も難しいが、理系長文の読み方を学ぶことができます。
※2022は急に問題傾向がかわったので、しばらく解かなくて良い。
3.超長文の学部
早慶の中では超長文が出る学部もありますが、
パラグラフごとに問われる問題もあったりで、ここまでの基礎ができていれば恐れるに足りません。
超長文の大学
早稲田
法学部、国際教養、政治経済(特殊型)
慶應
SFC、経済、法学部
また、個別で対策が必要な学部を受ける場合は、別途対策を組んでいく必要がありますので、
早めの段階から対策を積むようにして下さい。
慶應文学部の対策はこちら
慶應法学部の対策はこちら
早稲田大学理工学部の対策はこちら
早稲田大学法学部の対策はこちら
早稲田大学国際教養学部の対策はこちら
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