こんにちは。早慶専門塾ヒロアカの小野です。 「勉強時間が足りない」と思っているのに、机に向かうのが怖い。 この記事を開いた人の多くは、その矛盾を抱えています。時間が足りないと分かっている。でも、今から本気を出して、それでも届かなかったらと思うと、動けない。 だから検索します。「大学受験 勉強時間 平
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[toc]こんにちは。早慶専門塾ヒロアカの小野です。
「勉強時間が足りない」と思っているのに、机に向かうのが怖い。
この記事を開いた人の多くは、その矛盾を抱えています。時間が足りないと分かっている。でも、今から本気を出して、それでも届かなかったらと思うと、動けない。
だから検索します。「大学受験 勉強時間 平均」。そして「1日4.8時間」という数字にたどり着いて、少しだけ安心して、また同じ夜を繰り返す。
その4.8時間、信じないでください。
あの数字は一般入試で大学に入った人の「高3・12月」だけの値です。しかも第一志望に落ちた人も同じ袋に入っています。この平均には、志望校に届かなかった人も入っています。
合格した人の数字は別にあります。難関国立大・早慶・医学部に現役合格した884人は、高3で1日6時間32分でした。
この記事で分かること- ①「平均4.8時間」の正体。高1は0.9時間、高2は1.1時間。受験は高1から高3の12月までに5倍に増える
- ②合格と不合格を分けた差は3年で258時間。うち4割が高1でついている
- ③志望校までの残り時間。日東駒専 約2,150時間/MARCH 約3,000時間/早慶 約3,750時間/東大 約5,250時間
先に言っておきます。あなたの勉強時間が足りないのは、意志が弱いからではありません。何時間必要なのかを、誰も教えてくれなかったからです。
学校は教えてくれません。模試の判定にも書いてありません。ネットには「平均4.8時間」しか落ちていません。目標の分からない試合を、2年間続けさせられているのが今の状態です。
私自身、高校時代の評定は2.2、偏差値は30台でした。同じ場所にいたので分かります。あのとき必要だったのは根性ではなく、数字でした。
この記事では、公的調査と合格者調査を「平均」「合格者の実態」「合格に必要な目標」の3つに分けて並べ、最後にあなたが明日から出すべき時間を計算します。
大学受験の勉強時間の早見表【学年別・平日と休日】
まず全体像を1枚の表にまとめます。「全国平均」「第一志望に合格した人」「難関大を狙う場合の目標」は、それぞれまったく違う数字です。混ぜて読むと判断を誤りますので、3つを分けて掲載します。
実態:全国平均と、第一志望に合格した人
学年・時期 全国平均 第一志望に合格した人 高1 平日 0.9時間 平日2時間以下が 77.5% 高2 平日 1.1時間 平日2時間以下が 70.9% 高3・春 4月 2.1時間 ― 高3・秋 9月 3.8時間 平日3時間以上が 58.3% 高3・直前期 12月 4.8時間 難関大合格者 6時間32分 全国平均=ベネッセ教育総合研究所「大学生が振り返る大学受験調査」(2012年、一般入試入学者2,869名の回顧調査)。第一志望に合格した人=じゅけラボ予備校の調査(2024年3月、第一志望に現役合格した19〜25歳1,074名)。難関大合格者=東進タイムズの調査(2023年、新大学1年生884名。難関国立大・早慶・医学部の現役合格者)。いずれも学校の授業を除いた時間です。
目標:志望校別に狙いたい1日の勉強時間
学年・時期 MARCH・国公立 早慶・旧帝大 高1 平日2時間/休日4時間 平日2.5時間/休日5時間 高2 平日3時間/休日5時間 平日3.5時間/休日6時間 高3・春 平日4時間/休日8時間 平日5時間/休日9時間 高3・夏休み 1日8時間 1日10〜12時間 高3・秋 平日5時間/休日9時間 平日6時間/休日11時間 高3・直前期 平日6時間/休日10時間 平日7時間/休日12時間 浪人生 1日8〜10時間 1日10〜14時間 目標欄は当塾の指導経験にもとづく目安であり、調査データではありません。現在の学力によって必要量は変わります。
この表を見て「自分は平均より上だ」と安心した人へ。あなたが今日勝った相手は、来年あなたの隣の席にいません。平均には、第一志望に落ちた人が全員入っているからです。ではなぜ3つの数字がここまで違うのか。順に見ていきます。
同じ「高1」なのに1時間と3時間。見ている集団が違います
勉強時間の記事を読み比べると、同じ「高1」でも「1時間」と書くサイトと「3時間」と書くサイトがあります。矛盾しているように見えますが、実は見ている集団が違うだけです。ここでは3つの調査を順に見ていきます。
①文科省の全国調査:高3でも平日「2時間未満」が6割
もっとも母数が大きいのは、文部科学省の「21世紀出生児縦断調査」です。同じ子どもを毎年追いかけた調査で、2万4千人以上が対象です。「家や塾などでの予習・復習や受験勉強」を何時間しているかを聞いています。

出典:文部科学省「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」第16回・第17回・第18回。第18回の数値はe-Statで公開されている集計表から算出。大学進学しない生徒も含む全体の数字です。
見てほしいのは高3の休日です。2時間未満が52.8%いる一方で、6時間以上勉強している層が19.2%います。高3の休日は、ほとんど勉強しない層と1日中勉強する層に大きく開きます。あなたが席を争っているのは、平均値ではなく後者の2割です。
②「平均4.8時間」の正体
多くのサイトが引用する「大学受験生の平均は4.8時間」は、ベネッセ教育総合研究所が2012年に行った調査の数字です。ただし、この数字には4つの前提があります。
- 大学生・専門学校生5,155名が、受験当時を思い出して答えた回顧調査である
- 4.8時間は「一般入試で入学した人」の「高3・12月」の値である
- 同じ人たちの高3・4月は2.1時間、9月は3.8時間と、時期でまったく違う
- 推薦・総合型選抜で入学した人の高3・12月は1.6時間で、一般入試の3分の1

出典:ベネッセ教育総合研究所「大学生が振り返る大学受験調査」(2012年)。学校の授業を除いた1日あたりの時間。
つまり「大学受験生は平均4.8時間」という言い方は正確ではありません。正しくは「一般入試で大学に入った人が、高3の12月に平均4.8時間だった」です。同じ調査では高1が0.9時間、高2が1.1時間ですから、受験勉強の量は高1から高3の12月までに5倍に増えることになります。
③合格者と不合格者の差は「258時間」
では、実際に合格した人はどうだったのか。東進が2023年の入試直後に新大学1年生884名へ行った調査に、はっきりした数字があります。
合格者と不合格者の差難関国立大・早慶・医学部に現役合格した人の高3の学校外学習時間は、1日平均6時間32分。
不合格だった人との差は、3年間の合計で258時間。その内訳が下のグラフです。

出典:東進タイムズ(2023年、新大学1年生884名)。難関国立大・早慶・医学部の現役合格者と不合格者の差。3年間の合計は258時間。
残酷な数字です。差の4割は、高1のうちについています。1日あたりにすればたった17分。その17分を1年ぶん積むと104時間になり、高3でどれだけ追い上げても消えません。
「受験勉強は高3から」は、いちばん高くつく判断です。
じゅけラボ予備校が2024年に第一志望への現役合格者1,074名に行った調査でも、同じ傾向が出ています。高3の平日に3時間以上勉強していた人は58.3%ですが、東大・京大・早慶などの最難関に合格した57名に絞ると84.2%に跳ね上がります。志望校が上がるほど、時間の下限が上がるということです。
早慶合格者が4月から1月まで、毎月何時間やったのか
ここからは、当塾が集計した月別のデータをお見せします。年間の平均にならすと消えてしまいますが、月ごとの推移で見ると、いつ勉強量を上げるべきかがはっきりします。

当塾が過去に学習記録アプリの公開データと塾生の記録をもとに集計した目安です。集計時点の対象人数や、学校の授業時間を含むかどうかの記録が残っていないため、統計調査としての厳密さはありません。合格に必要な量の「目安」としてお読みください。
4月から1月までの合計は、早稲田文系が約3,155時間、慶應文系が約2,725時間。当塾の高3生は約3,430時間、浪人生は約3,860時間でした。これは高3(浪人)の1年間の値で、後述する大学群別の累計(高1からの合計)とは別の集計です。
読み取れること①:8月と1月が2つの山になる
どの列でも8月と1月が突出しています。逆に9月は必ず落ち込みます。学校が始まり、行事や模試で時間が削られるためです。この9月の落ち込みを最小限にできるかどうかが、秋以降の伸びを分けます。
読み取れること②:4月の差がそのまま合計の差になる
早稲田文系の4月は6.5時間、慶應文系は5.8時間。差はわずか0.7時間です。ところがこの差は秋以降1.5〜2時間に開き、4月から1月までの合計では約430時間になります。4月の42分が、2月には430時間です。
読み取れること③:偏差値30台からでも到達できる
「1日12時間なんて自分には無理だ」。そう思った人にこそ、次の表を見てほしいと思います。
入塾時の学力と進学先(一部)
入塾時期 入塾時の偏差値 進学先 Aさん高1・12月 どの科目も30程度 早稲田大学 創造理工学部 Bさん高3・4月 英語40・現代文52 早稲田大学 社会科学部 Cさん高3・9月 英語55・日本史50 慶應義塾大学 経済学部 Dさん浪人・3月 30台(中学レベル) 慶應義塾大学 文学部 この4人は、全員が入塾時に偏差値30〜50台でした。最初から12時間できた人は1人もいません。12時間は才能で決まりません。順番で決まります。
詳しい経緯は以下の記事にまとめています。
[nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/gyakuten-goukaku/"]学年別|その時間で「何を終わらせるか」まで決める
時間だけ決めても成績は伸びません。「今週これを終わらせる」まで決めて、初めて時間が意味を持ちます。学年ごとに、目標時間と終わらせる中身を並べます。
①高1:平日2時間・休日4時間で「英語と数学の型」を作る
高1で差をつけるのは、量より習慣です。合格者と不合格者の差258時間のうち、104時間が高1でついています。1日17分です。今日の17分をサボると、2年後に104時間で返ってきます。
- 英単語を毎日50語、休まず回す
- 英文法を1年で1周する(「Vintage」「Next Stage」などの網羅系を1冊)
- 数学は学校の進度に遅れない。定期テスト前だけの勉強にしない
- 平日2時間が取れない日でも30分は必ず机に向かう。ゼロの日を作らない
②高2:平日3時間・休日5時間で「受験科目を確定させる」
高2は志望校と受験科目を決める学年です。科目が決まらなければ、必要な勉強量は計算できません。高2の冬までに決めないと、高3の春3か月を科目選びで溶かします。その3か月は、1日50語のペースなら英単語4,500語ぶんです。
- 英語は共通テストで7割を取れる状態にする
- 社会または理科の選択科目を決め、通史を1周する
- 志望校の過去問を1年分だけ解いてみる(解けなくてよい。距離を測るため)
- 高2の冬に平日3時間が習慣化していれば、高3で5時間に伸ばせる
③高3:平日5時間・休日9時間から始めて、夏に10時間へ
高3は4月に何時間出せるかで、ほぼ決まります。4月に2時間の人が、8月に突然12時間できるようにはなりません。勉強体力は、筋肉と同じで急には増えません。当塾の早慶合格者は4月の時点で、すでに6時間前後を出しています。
- 4月〜6月:基礎の穴を埋める。ここで中学レベルに戻る勇気が最終的な差になる
- 7月〜8月:1日10時間を標準に。夏に演習まで進めるかで秋が決まる
- 9月〜11月:過去問演習を開始。9月の落ち込みを作らない
- 12月〜1月:時間より本番と同じ時間割で解くことを優先する
④浪人生:1日10〜12時間。ただし現役時の「量」では届かない
浪人生の1日は長く取れます。だからこそ落とし穴があります。現役時と同じやり方で時間だけ増やした浪人生は、同じ結果になります。
当塾の浪人生は4月から11.5時間出しています。しかし最初にやってもらうのは勉強ではありません。「なぜ去年落ちたのか」を紙に書き出すことです。ここを飛ばした1年は、去年の再放送になります。
学年ごとの詳しい戦略は以下の記事をご覧ください。
[nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/genekisei/highschool1-howto/"] [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/highschool2/h2-studyhour/"] [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/roninsei/sokei-roninmezase/"]平日の3時間と夏休みの10時間を、睡眠を削らずに作る
同じ高3でも、平日と夏休みでは使える時間がまったく違います。平日の3時間は部活がある人の最低ライン、夏休みの10時間は早慶を狙う人の目標値です。ここでは睡眠を削らない前提で、実際に組めるモデルを示します。
①平日:部活があっても3時間は作れる

朝の30分は、1日でもっとも暗記が定着する時間帯です。 「部活で時間がない」。毎年いちばん多い相談です。しかしまとまった3時間を探すから見つからないだけです。3つに割れば、今日から出せます。

22時半就寝・6時半起床で睡眠8時間を確保した場合のモデルです。
②休日:8時間を4ブロックに割る
休日に8時間を「なんとなく」始めると、必ず昼に崩れます。2時間×4ブロックに切り、ブロックごとに終わらせる教材を先に決めてください。決めずに座った8時間は、3時間ぶんの価値しかありません。
③夏休み:10時間は「睡眠8時間」と両立できる

1人で10時間は続きません。周囲が勉強している環境に身を置くことが最短です。 「夏休みは10時間」。この数字だけが独り歩きしています。しかし睡眠を削る必要は、まったくありません。厚生労働省は中学・高校生に8〜10時間の睡眠を推奨しています。8時間寝ても、16時間残ります。引き算するだけです。
夏休みに1日10時間勉強する場合の時間配分

出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(中学・高校生は8〜10時間の睡眠を参考に確保)。
睡眠を削って12時間にするのは、いちばん損な選び方です。寝ないと昨日覚えたことが残りません。削る先は決まっています。移動時間と、スマホです。
④直前期:「本番と同じ時間割」で解く
1月以降、時間を増やすのはもう遅いです。ここでやるのは本番と同じ時刻に、同じ科目を、同じ制限時間で解くことだけです。朝が弱いまま2月10日の9時を迎える。それだけで1年分を落とします。
夏休みの過ごし方は以下の記事で詳しく解説しています。
[nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/summer-vacation/"]大学群別に必要な勉強時間【日東駒専からMARCH・早慶・国公立まで】
「何時間やればいいですか」の答えは、志望校で変わります。あなたが積むべき総量は、もう決まっています。あとは残り日数で割るだけです。

日東駒専は産近甲龍、MARCHは関関同立とほぼ同水準です。累計は現論会・CASTDICE TVなど複数の受験情報源が公表している目安の幅をまとめたものです。高3の1日は当塾の指導経験および月別集計データにもとづく目安で、現在の学力によって必要量は大きく変わります。
①私大3科目と国公立7科目は、総時間が近くても中身が違う
早慶と地方国公立は累計時間が近く見えますが、1科目あたりに使える時間はまったく違います。
総時間が近くても、1科目あたりの時間はまるで違う
志望校 科目数 1科目あたり 求められるもの 早慶(文系) 3科目 約1,250時間 1科目を深く掘る。標準的な問題では差がつかず、合格点は7割前後 地方国公立 7科目 約500時間 広く浅く。共通テストで取りこぼさない精度が求められる だから「私大は3科目だから楽」は、完全な誤解です。科目が少ないほど1問が重くなり、深さを求められます。早慶で偏差値70が要るのは、範囲が広いからではありません。同じ範囲を、他人より深く掘る必要があるからです。
②志望校を1ランク上げると、何時間増えるか
「MARCHから早慶に変えたら、あとどれくらい必要か」という質問をよく受けます。累計時間の差で考えると、以下が目安です。
志望校を上げた場合の追加時間の目安
変更 累計の差 3年で埋める 高3の1年で埋める 日東駒専 → MARCH 約850時間 1日 +0.8時間 1日 +2.3時間 MARCH → 早慶 約750時間 1日 +0.7時間 1日 +2.1時間 早慶 → 旧帝大 約500時間+科目増 1日 +0.5時間+新規科目 1日 +1.4時間+新規科目 この表の右2列を見比べてください。足りない時間の量は同じでも、いつ動き出すかで1日の負担が変わります。
たとえばMARCHから早慶に変える場合、増える勉強時間は約750時間です。高1から3年かけて積むなら1日あたり40分の上乗せで足ります。同じ750時間を高3の1年だけで積もうとすると、1日あたり2時間になります。
日東駒専からMARCHへ変える場合は約850時間。3年で割れば1日50分、高3の1年で割れば1日2時間20分です。早慶から旧帝大へは時間の差こそ約500時間ですが、科目が増えるぶん実際の負担はこれより重くなります。
志望校を上げると決めるのが遅いほど、1日にやることが増えます。いま高1・高2の人にとって、早く決められることが唯一の武器です。
早慶に必要な勉強時間は、学部別にさらに詳しくまとめています。
[nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/sokei-studytime/" title="早慶合格に必要な勉強時間【学部別・学年別】"] [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/gmarch/gmarch-fromh1/"]あなたに必要な勉強時間を、紙1枚で出す3ステップ
ここまでは他人の数字です。あなたが知るべきなのは、あなたの数字ひとつだけ。3ステップで出ます。紙とペンを用意してください。
ステップ①残りのタスクを全部書き出す使う参考書、演習量、過去問の年数をすべて列挙します。「英語をがんばる」では分解になりません。「単語帳2周・文法書1周・長文50題・過去問10年分」まで落とします。ステップ②各タスクの所要時間を見積もる単語帳1周に20時間、長文1題に40分、過去問1年分に3時間といった具合に、時間を割り当てます。合計が「あなたに必要な総時間」です。ステップ③残り日数で割り、15%を足す1日の必要時間=総時間÷残り日数×1.15。体調不良や学校行事のために15%の予備を必ず置きます。ここを削ると計画は必ず破綻します。これで合否が予測できるわけではありません。計画を立てるための実務的な目安として使ってください。偏差値だけで時間を決めず、必ずタスクに分解してください。
開始時期と現在の偏差値による早見表
とはいえ、まず自分がどのゾーンにいるかを知りたいはずです。早慶を目指す場合の目安を置きます。△に入っていたら、今日中に手を打ってください。
早慶を目指す場合の1日あたり必要時間(平日・現在の偏差値別)
開始 40台 50台 60台 高2春 ○3.5時間 ◎3時間 ◎2.5時間 高3春 △6時間 ○5時間 ◎4時間 高3夏 △8時間〜 △7時間 ○6時間 ◎無理なく到達できる○努力すれば到達できる△生活を大きく変える必要がある
△に当てはまった人へ。この欄は、時間を増やしても届きません。何を捨てるかを決めない限り、1日8時間やっても間に合わない位置です。
そして「何を捨てるか」は、独学でいちばん判断を誤るところです。配点の高い分野を捨て、合否に関係ない難問に3か月使う。毎年これで1年を失う受験生を見ています。
自力で志望学部の配点を調べ、過去問10年分の出題傾向を分類し、捨てる分野を決める。ここまでやると、ふつう20時間以上かかります。しかも、初めてやる人の分類はほぼ外れます。
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10時間やっても伸びない人がやっている5つのこと
「10時間やっているのに模試が上がりません」。この相談が、いちばん多いです。そして原因は毎回、次の5つのどれかです。あなたが伸びないのは、量が足りないからではありません。
伸びない人と伸びる人の違い
項目 伸びない人 伸びる人 ①復習の比率 新しい参考書を進め続ける 時間の半分を復習に使う ②理解度の確認 読んで「わかった気」で終える 何も見ずに説明できるか試す ③教材の数 同じ分野で3冊を並行する 1冊を3周してから次に進む ④記録 時間だけ記録する 終わった量を記録する ⑤睡眠 削って時間を捻出する 8時間確保して定着させる いちばんの原因は①です。前に進んだ時間しか記録していない人は、必ず止まります。新しく学ぶ時間と、忘れたものを取り戻す時間は別物だからです。
参考書を1周した達成感は、模試の点数に1点も反映されません。
この5つは、自分では気づけません。気づけるなら、とっくに直しています。
だから当塾では生徒任せにしません。見るのは終わった量と小テストの点数だけです。時間は数えません。毎週それを確認します。
すると何が起きるか。先週サボった分が、次の月曜に必ず表に出ます。ごまかせなくなるので、復習の比率が戻ります。復習が戻ると小テストが上がり、小テストが上がると模試が動きます。模試が動くと、本人が勉強を続けられるようになります。ここまで来て、はじめて偏差値が伸びます。
大学受験の勉強時間に関するよくある質問
1日何時間から成績が変わりますか?
時間の絶対量よりも、毎日続くかどうかが先です。まず平日2時間を30日続けることを目標にしてください。データ上、合格者と不合格者の高1での差は1日あたり17分にすぎません。ゼロの日を作らないほうが、たまに10時間やるより効果があります。
夏休みに10時間できません。どうすればいいですか?
いきなり10時間は誰にもできません。1週間ごとに1時間ずつ増やす方法をお勧めします。6時間から始めれば、4週間で10時間に届きます。また、10時間を1人で続けるのは困難ですので、自習室など周囲が勉強している環境に身を置いてください。
高3の夏から始めて早慶に間に合いますか?
現在の偏差値が50台以上であれば、1日7時間を確保できれば可能性はあります。当塾には高3の9月に英語55・日本史50から入塾して慶應経済に合格した生徒がいます。夏からなら、その生徒より2か月早い出発です。ただし科目を絞り、捨てる範囲を決める判断が必須です。独学での判断は危険ですので、一度ご相談ください。
勉強時間はアプリで記録すべきですか?
記録自体は有効ですが、記録するのは終わった量にしてください。「3時間勉強した」より「長文5題・単語200語」のほうが、翌週の計画に使えます。時間だけを記録すると、机に座っていただけの時間も成果に見えてしまいます。
学校の授業時間は勉強時間に含めますか?
この記事の数値はすべて学校の授業を除いた時間です。ただし授業を受験勉強として活用できているなら、その分だけ自習時間を減らせます。内職するより、授業で完結させるほうが効率は上です。
浪人生は1日何時間勉強しますか?
当塾の浪人生データでは、4月の時点で1日11.5時間、1月に14時間です。ただし時間を増やすことが目的ではありません。現役時に落ちた原因を分析しないまま時間だけ増やしても、同じ結果になります。
まとめ:決めるのは「今週終わらせること」です
最後にもう一度、覚えて帰ってほしい5つを置きます。
この記事のまとめ- ①よく見る「平均4.8時間」は一般入試入学者の高3・12月の値。全学年の平均ではない
- ②難関大の現役合格者は高3で1日6時間32分。差は高1からついている
- ③必要な総時間は志望校で決まる。高1からの累計で日東駒専 約2,150時間、MARCH 約3,000時間、早慶 約3,750時間、東大 約5,250時間
- ④自分の必要時間は残タスク÷残り日数×1.15で逆算する
- ⑤睡眠は削らない。8時間寝ても夏休みに10時間は確保できる
そして、この記事でいちばん伝えたかったことを書きます。
勉強時間は、目標ではなく結果です。「今週この参考書を終わらせる」と決めて動いた結果が、たまたま1日8時間だったという順番でしか、時間は増えません。
時間を目標にした瞬間から、机に座っているだけの時間が増えはじめます。10時間やって伸びない人は、全員この順番を逆にしています。
当塾がやっているのは、生徒一人ひとりの志望学部と今の学力から「今週終わらせる量」を決め、終わったかどうかを毎週確認することだけです。それだけで、偏差値30台の生徒が早慶に受かります。
ここまで読んでも、不安は消えていないと思います。
それでいいんです。不安が残るのは、あなたの数字をまだ出していないからです。他人の平均をいくら読んでも、自分の残り時間は分かりません。
そして、その数字を1人で出す必要はありません。丸投げして構いません。それが私の仕事です。
60分後、あなたの手元には捨てる分野と、明日から出す時間が書かれた紙が1枚あります。そこから先は、迷わずに机に向かえます。
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