最速で攻略!日本史勉強法
早慶・難関国立・難関私立大学を目指している受験生が当塾でどのように最速で日本史を学んでいるのか、その勉強方法をお伝えします。勉強はただやみくもに時間ばかりかけても成績は上がりません!
適切な勉強方法、計画を建てて何をいつまでに行うのか?を決めておく必要があります。
当塾で指導している最速で効率的に日本史の成績をあげる勉強方法の一部をお伝えいたします。
*非常に長くなってしまっているので、インプット編とアウトプット編とスケジュール編に分けてお伝えしています。
インプット編をまだ読んでいない人はこちらからどうぞ
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
【アウトプット編】問題集を解いてみる
流れをつかみ、用語を覚えたら実践してみましょう。
ここがなければ成績はなかなか上がりません。
当塾では、いくつかお勧めしている問題集があり、そのなかでも『ヒストリア 日本史精選問題集』は早慶を目指す受験生に必ずやってほしいものとしてお勧めしています。
使い方ですが、まずは問題を解いてみましょう。
「解いてみたら全然できない」という声も聞きますが、できないからこそやるのです。初めから全部できるならば問題集などやる必要はありません。
解いてみて、正解できなかったところについて解答・解説をみてみましょう。
そこを見て
「この問題を解くにはこの知識が足りなかった」
「これを理解していればよかった」というものがわかればいいのです。
そうしたらそれを覚えて、その問題を解く力をつけてください。これも、忘れてしまうことを恐れずにどんどんやってみましょう。
忘れたらもう一度やればいいのです。繰り返しやることで必ず力になります。
▶HISTORIA【ヒストリア】日本史精選問題集の詳しい使い方はこちらから
勉強の最初の段階またはmarch関関同立を受ける場合は、HISTORIA日本史だと時期によってはオーバースペックの恐れがあります。
日本史が苦手だけど短期間で何とかしたい!という方は、『時代と流れの用語問題集』をやってみましょう。
▶時代と流れの用語問題集の詳しい使い方はこちらから
サブノートの使い方は?
現在多くのサブノート形式の参考書が発売されています。
学校で使っているという場合もあるかもしれません。このようなものの使い方を考えてみましょう。
勘違いしてはいけないのが、サブノートは覚えるためにあるものではありません!
どういうことかというと・・・多くの場合、ノート形式でまとめられており、用語を穴埋めにする場合が多いようです。
この時、「穴埋めになっている用語さえ覚えればいい」わけではないことです。
例えば「徳川家康」という用語が穴埋めになっていたとして、「徳川家康」と覚えて役に立ちますか?
インプット編で述べたとおり、この人物がなんなのかまで覚えなければ全く役に立ちません。
サブノートを効果的に使うためには?
それでは、どう使えばいいのでしょうか?
例えば、『石川晶康の日本史Bの実況中継』を読み進める時に、自分でノートをまとめながら読んでいったとしましょう。非常に時間がかかります。
今高校2年生でたっぷり時間があるならばこの方法で勉強を進めていっていいと思いますが、すでに3年生の夏休みだという場合、受験勉強が間に合わなくなってしまいます。
そこで、サブノートにどんどん書き込んでいきましょう。もともとがノート形式ですから、かなりまとまっています。
ここに不足している知識を書き込んでいく、因果関係を書き込んでいく、自分が知らなかった・苦手なところをマーカーで印をつけていく・・・。
もちろん、問題集を解いた後もこれに書き込んでいく。
受験直前にこれを見直せば自分が今までつまづいたところがわかるはずです。
全てを1冊にまとめていくというのは、受験直前期の自分への最高のプレゼントになりえます。
一問一答の使い方について
一問一答の使い方は本当に人それぞれです。そして、どれが間違っているというものでもありません。その時の自分に合った方法を見つけてください。
① 知識をつけるために使う
まだ知識不足だという時に一問一答で用語を覚えていきます。この方法は用語を覚えるにはとてもいい方法です。
コツとしては机に向かってやるのではなく通学時間など空いている時間を使ってコツコツとやることです。
ただし、全く用語を覚えていない段階でこれをやると、本当に大変でくじけてしまうという問題点があります。
② 一通り知識をつけたあとに確認のために行う
一通り知識をつけた後、自分に知識がついているか確認のために使うという方法もあります。
これもおすすめです。これも、まとまった時間ではなく空いた時間でまめにやっていくことが大切です。一問一答も繰り返しやることで身につくものであり、1回で完璧になるということはありません。
③ 短文記述の参考にする
意外と見落としがちですが、一問一答の「問」のほうの文章です。
これは短文記述のときにとても参考になります。
たまに、国立大学の長文記述も短文記述をたくさんつなげれば出来てしまうことがあります。
短文記述問題ができなかった時に、その用語について一問一答で調べてみると、こんなまとめ方があるのかと気がつくことがあります。
史料問題について
これは日本史受験者が必ずぶつかる壁です。早慶の入試問題でも史料問題は必須です。
しかも、オーソドックスな史料についてはかなり細かい点まで聞かれるので、対策は必要です。
山川出版の『日本史史料集』や各出版社から出ている日本史史料問題集などを活用して史料になれてください。
日本史史料集にでているようなオーソドックスな史料は見た瞬間になんの史料かわかるようにしてください。
そして、いつ、誰が、なんの目的で出したのか(その背景も含めて)、その結果どうなったのかを確認し、重要な部分については穴埋めもできるようにしておきましょう。
早慶を目指す受験生の方は過去問を見てどのようなところまで問われているのか実感し、それから史料対策をするとスムーズに進むかもしれません。
当然、当塾では史料問題の学習の進め方なども指導しております。当塾では『眠れぬ夜の日本史』をおすすめしています。
▶『眠れぬ夜の日本史』の詳しい使い方はこちら
年号暗記について
「流れをつかむ=年号を覚える」ということと同義です。ですので、かなり細かい部分まで年号を覚えておく必要があります。
もちろん、直接年号を大学の入試で問われるということはありません。ですが、早慶レベルの入試だと年号を知っていることで答えを類推できるという問題が多々あります。
また年号を知ることで記憶の整理をすることができるので、必ず覚えてください。
年号が覚えられない人は、まずは世紀ごとの感覚をつかんでいくと良いでしょう。
過去問対策について
それぞれ日本史を勉強をする人にとってどのような目的かが変わってくるかと思います。
試験ごとにどのように勉強をして行ったら良いのかをお伝えします。早慶以上の日本史の勉強だと想起からの対策が必要になってきます。
それぞれの時期にどのようなことを行ったら良いのかを当塾では一人一人個別のカリキュラムを作成して丁寧に指導しております。
当塾での具体的な勉強方法についてはこちらをご覧ください。
共通試験の対策
共通試験はまだ現状で問題が出たことがないので、過去のセンター試験と同程度の難易度と仮定して話を進めています。
共通試験は必要な知識はそこまでおおくありません。教科書などと見比べていただければわかりますが、高校日本史の範囲でとても上手に作られています。正誤判定問題などはやはり慣れも必要ですので、 過去問を多めにやることをお勧めします。これは共通試験にかかわらずですが、まるつけが終わった後に可能ならばすべての問題のすべての選択肢を吟味し てください。こう書いてあったら正しい文章だ、この文章はここが間違っている、というようなことを繰り返していくことで知識が身に付き、共通の正誤問 題を解くコツなどがわかってきます。
遅くとも高3の夏休みが始まるころには1年分はやってみてください。共通試験を解くためには何が必要なのかを考えながら学習することはとても大切なことです。共通試験の過去問で分かったことをそれ以後の学習に役立ててください。
MARCH上智/関関同立の対策
そ れぞれの学校に特色のある出題はあります。
その対策が全く必要ないということはありません。
しかし、合格点をとるということを考えた時にまず必要なのは、 日本史の基本を覚え、理解していることです。
この場合も高3の夏休みが始まるころまでに1年分でいいので過去問をやってみてください。
まるつけが終わった らどのような知識があれば解けたのかを確認してください。
『石川晶康の日本史B授業の実況中継』と比べてみると、この本をマスターすれば絶対に合格点が取れるということ がわかると思います。
あるいは、解くときに『石川晶康の日本史B授業の実況中継』を使いながら解いてみてもいいかもしれません。
ほとんどの問題が解けるはずです。
つまり、過去問をやることで何が必要なのかがわかるはずです。その後は過去問演習を定期的に行い、自分が本当に力がついているのかを確認するとともに新たな知 識の獲得を目指してください。
早稲田慶應の日本史対策
早慶レベルになると、非常に細かいことも出題されます。
『石川晶康の日本史B授業の実況中継』と比べてみると、でていない事項も問われていますし、あるいは本文の非常に細かいところ(雑談のような部分)や図表の中に書かれていることが出題され ていたりすることもあります。
過去問演習はたくさん やってほしいですが、その中で常に「合格点をとるためにはなにをすればいいのか」ということを意識してください。
いわゆる悪問・奇問のたぐいも存在しま す。
そのような問題ばかりクローズアップされることもありますが、冷静になるとそのような問題はできなくても不合格にならないことがわかります。
合格点をとるためには『石川晶康の日本史B授業の実況中継』を精度を挙げて取り組むだけで十分であることがわかります。そのようなとき、過去問はあなたの学習方法を導いてくれるはずです。
また、史料についてもここまで細かい史料がでるのかと思います。そのようなときに史料集を確認してください。もし出ていたならば、知らなければいけない史料です。見た瞬間に何の資料かわかるように覚えなおしてください。
そこに出ていなかったらそれは、マイナーな史料であるということです。マイナーな史料まですべてを覚えようとするのはいけません。
史料を覚えることが目的ではありません。
覚えていない史料でも対応するにはどうしたらいいか、どのような知識を身に着け、試験中に何を読んで何を考えればいいのかを確認してください。
早稲田慶應の各学部の対策についてはこちらをどうぞ
東大、京大などの難関国立大学の対策
ここでは、論述問題が必要になります。難関国立大では長文の論述問題(100字以上、場合によっては400字以上)が出題されます。
まず、日本史を覚え、理解していることが必要です。これはどのような問題形式でもかわりません。
ただし、論述対策としては、物事のつながりをより意識することが大切です。因果関係を意識することや、複数の地域の関係を意識することなどを心掛けて学習を進めてください。
これに関しては練習が必ず必要です。
「経緯を述べなさい」「意義を述べなさい」「理由を述べなさい」「影響を述べなさい」「考えを述べなさい」等、聞かれ方 に対応した答案を作る必要があります。
「意義を述べなさい」に対して経緯を答えても高得点にはならないことはわかりますね。
たくさんの解答例、模範解答を みて書き方を学ぶことも必要でしょう。
もし可能ならば、添削をしてもらうことをお勧めします。
当塾では、論述問題の添削も行っております。早慶志望者だけでなく、国立の論述対策でも実績がありますので、ぜひご相談ください。
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