早稲田大学が第一志望だけれど、
英語が苦手・・
何をしたら良いのかわからない・・
自分の勉強法があっているのかわからない・・・
でもどうしても早稲田大学に合格したい!
そんな早稲田大好き
早稲田にどうしても合格したいあなたのために
早慶専門塾のHIRO ACADEMIAの塾長が
早稲田大学に合格するための英語の勉強法をお伝えします。
書いている人は??
書いてる私自身も
かつては、受験生でしたが、英語には苦労しました・・
最初は偏差値30もいかないくらいで、全然できませんでしたが、
試行錯誤の上で早稲田大学に合格することができました。
その後の10年以上にわたる早稲田大学合格への指導をもとに
合格するためには何をしたら良いのか、
早稲田大学の英語の傾向、
合格するための勉強法や参考書を
本記事では紹介していきます。
少々長めの記事となりますが、
どうしても早稲田大学に合格したい人はぜひ参考にしてみてください。
早稲田英語の特徴と傾向とは?
早稲田英語の傾向と特徴を大きく4つにわけて解説していきます。
英語の配点が高い
時事雑誌、論文からの出題
問題傾向が学部ごとに特殊
前提となる知識レベルが高い
英語の配点が高い
早稲田大学の入試において、英語の配点は高くなっています。
商学部と政治経済学部を例にとってみてみましょう。
早稲田商学部
英語 80点
総得点 200点
占める割合 47%
早稲田政治経済学部
英語 75点
総得点 200点
占める割合 38%
※政治経済は共通テストもあるため、参照数字
ここからわかる通り、
英語の出来が、
早稲田に合格できるかどうかを決めるといっても過言ではありません。
そのため、入念な対策が必要になってきます。
理系でも英語は重要
理系だから英語は関係ないよ!と思っている人がいるかもしれません。
ですが、その考え方は改めないといけません。
まずは、点数配分を見てみると、
全体の33%を占めています。
英語 120点
全体 360点
33%
文系に比べると、もちろん点数に割合は減っていますが、
30%も英語の配点がありますので、
英語での出来不出来が合否に大きく関わるというのがわかるでしょう。
理系だけど最難関の英語
さらに、もっと怖いのが早稲田の理工学部の英語は、
入試の中で、(文理含めて)
一番難しい部類に入るといっても過言ではありません。
具体的には、こちらのブログ記事をご覧ください。
[nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/waseda/riko/wriko-english/"]
時事雑誌、論文からの出題
早稲田大学での長文の出典は、
時事雑誌や論文が多く出題されています。
特に早稲田商学部では
TIMEやThe Economistといった
有名媒体からの出題はもちろんのこと、
IT系のweb記事からの出題されることも多いです。
このような雑誌は、
ネイティブの知識階層が読むための雑誌なので、
必要語彙レベルが他の難関大学と比べると圧倒的に高いです。
共通テストと早稲田入試の違いは?
共通試験で必要な語彙数は、
大体5000語水準 だと言われていますが、
早稲田大学では、大体8000語、
学部(SFC、法学部)によっては、
10,000語近い水準まで単語を高めた方が良い 場合があります。
ネイティブの語彙力はどれくらい??
平均的なネイティブスピーカーの語彙力は 20,000-30,000語程度のようです。
受験生と同じくらいの人たちは、22,000くらいでしょうか。
From Test Your Vocab
過去に早稲田社学の難単語用の単語帳をまとめているので興味がある人はみてみてください。
早稲田社学の単語帳
句動詞、コロケーションの理解も必要
近年では覚えていないとわからなかったり、
前置詞や基本動詞のイメージがわからないと解くことができない、
句動詞、コロケーションが問われるケースも目立っているため、
単に一冊の単語帳を覚えれば良い!というだけでは、
解決できない場合が多いです。
コロケーションに関しての教材は結構少ないのですが、
時間に余裕がある人は、
『English Collocations in use : Intermediate 』をやってみると良いです。
早稲田商学部、教育学部あたりを目指す人であれば、
やっても損はありません。
問題傾向が学部ごとに特殊
近年の大学入試は外部試験(英検など)、
共通試験を導入したり、
全学部入試を導入したりと学部ごとの特色がなくなっている大学が多い中、
早稲田大学は以前と変わらず学部ごとの特色を出した問題が多くなっています。
国際教養学部学部では、英作文を出題したり、
文学部では要約問題が科されたり、
社会科学部は難単語の中で読み切るための対策が必要になります。
もちろん、その他学部にも大きく特色があります。
前提となる知識レベルが高い
早稲田大学では、
『英語”の”試験』をするのではなく、
『英語”で”試験』をします。
そのため、単に英語ができる人だから、
入れるというわけではないのです。
もちろん、学校のテストで英文法ができていたり、
単語をたくさん知っているというのは大きなアドバンテージになるのですが、、、
加えて、早稲田に必要なのは、、、
昨今の社会情勢に対しての深い理解、洞察が必要です。
早稲田大学を目指そうという人が、
世の出来事になにも興味がないというのは、
英語での合格点を取るのは厳しいですよ。
背景知識は速読にも重要
受験生が、『速読速読』と言って、
英語を無理矢理に早く読もうとする傾向があって、
結局、何を言っているのかよくわからない・・・というのはよくある ことですが、
使われていることからどのようなことがテーマになっていて、
何を言っているのかを掴むのが重要です。
共通テストとは根本的に違う!!
そのため、日常生活で使うようなレベルの文章が出てくる、
共通テストの問題とは読み方を変える必要があります。
共通テストで高得点を取れていても過去問で点数が取れないというのは、 ここに大きな理由があります。
共通テスト→問題文を元に言い換え根拠を探すだけ
早稲田入試→問題文の読み解き →解答根拠を探す
すなわち、
早稲田大学入試では、難しい問題文を読み解く必要があります。
早稲田英語で高得点を取るために必要なことは?
早稲田大学の英語は難しくてできない・・・とよく言われますが、
何をもって難しいのか。
早稲田の英語で合格点を取るためには
何をしたら良いのかを
勉強法の前に必要なことをご紹介していきます。
理解しておいてほしいことは
大きく分けて、4つの分野であります。
早稲田合格のための英単語とは
早稲田合格のための英文法とは
早稲田合格のための英語解釈とは
早稲田合格のための英語長文とは
早稲田合格のための英単語
先ほどもお伝えした通り、
早稲田大学で合格点を取るためには英単語の水準が非常に高いです。
難単語は覚えるのも大変ですが、、
頑張って無闇に覚えているだけでは、使えないこともあります。
それには、
英単語のイメージ化の失敗から来る二つの原因が考えられます。
1,日本語の意味がよくわかってない
まず一つ目が、
英単語帳に書いてある日本語の意味がよくわかってないことです。
『そんなわけがない!
日本人なのだから、日本語はわかるに決まっている 』と思っていて
意識できてない子が多いのですが、
多くの受験生は日本語がわかっていません。
特に、早稲田大学で使用するような英単語は抽象的な単語が多く、
日本語の意味も難解です。
そのため、難しい漢字で作られる熟語がでてきたら、
簡単な言葉で言い換える癖をつけましょう。
■簡単な言葉に変換するには?
例えば、斡旋という言葉がありますが、
この言葉も斡旋という言葉を使うと難しいのですが、、
世話をするや紹介するといったような簡単な動詞に変換すると、
理解が深まります。
日本語の段階で躓かないように気をつけていきましょう。
[su_box title="日本語は難しい!" style="glass"]
単語帳に書いてある日本語で書いてある訳を、
英単語を見たときにすぐに言えるようになったとしても、
残念ながら早稲田大学で100%通用するわけではありません。
これを見ている多くの人の思考する言語が、日本語 でしょうから、
まずは英語だけでなく、
その思考言語である日本語の解釈について、
深く考えていく必要があるのです。
日本語の単語の意味がわからないのであれば、
国語を引いてみましょう。
[/su_box]
英単語への理解不足
二つ目が、英単語の多義性の理解ができてないことです。
英単語は多くの場合、多義語を持っています。
そのため、単語が置かれる場所に応じて、意味が変わります。
例えば、、、
Google という単語は、通例固有名詞として使いますね。
wikipediaで調べてみると・・・
Google LLC is an American multinational technology company that specializes in Internet-related services and products, which include a search engine, online advertising technologies, cloud computing, software, and hardware. ( From wikipedia )
こんな感じです。
ですが、googleが動詞の位置できた場合、
なんと動詞として使うことができます。
英語辞書の権威である
オックスフォード辞典にも下記のように記載されています。
google (somebody/something)to type words into the search engine Google™ in order to find information about somebody/something
I just googled her and found her blog.
I tried googling but couldn’t find anything relevant.
gogoleの場合は元となる固有名詞がわかりやすいので、
意味は大体察することができますが、、、
そのほかの単語にもこのように英単語には多義性があります。
早稲田大学において単語を覚える際には、
このような多義性にも気を配る必要があります。
多義性を理解するためにはどうしたら良いのか?
単語ごとの多義性を理解するためにはどのようにしたら良いのか、
一番良いのは、英英辞書を使うことでしょう。
全ての単語について英英辞書を使うのは、
受験学年には時間的にも
また学力が安定してない時はよくないのですが、
記述の模試で偏差値大体65程度になったら、使ってみても良いでしょう。
間違いの多いassume
受験生の中には、assume = 仮定すると思っている人が多いのですが、実際は少し異なります。
assumeは、Cobuildによれば、
If you assume that something is true, you imagine that it is true, sometimes wrongly.となります。
そのため、主張している人の間違いを含む可能性を含んでいます。
なので、
憶測するといった否定的意味の方がニュアンスを捉えやすいと思います。
ここからわかるように、
英単語を覚える際には、コアの単語の意味を捉えられるようにしましょう。
英単語の画像イメージも覚える
単語のイメージ化も覚える際には役立ちます。
単語のイメージ化については、
以前にこちらの記事で記載しているので参照してください。
英単語イメージ化について
語源を覚えるのも重要
また、上記の英単語の覚え方に加えて、
語源を覚えておくのも有用です。
早稲田大学には多くの難単語が出題されるというのは先ほども述べた通りです。
もちろん、全ての単語を知っているのが望ましいですが、
時間が限られている受験生には難しいでしょう。
その場合に役立つのが、
語源を使った単語の覚え方、単語の増やし方になります。
もちろん、語源を覚えるのも結構大変なので、
この辺は単語自体を覚えるのとのバランスが重要です。
なぜならば、英語はさまざまな言語から単語を取り入れているので、
一つの語源で説明できないケースがあるのも少なくないです。
専門家でも諸説わかれるケースもあったりで、
完璧に理解することは難しいので、
語源を追うのはほどほどにしましょう。
■早稲田に必要な英単語のまとめ
1,単語のイメージ、コア概念の習得
2,単語の語源を憶える
早慶に絶対合格するためにおすすめ英単語単帳7選|早稲田早稲田大学専門塾が厳選
早稲田合格のための英文法
早稲田大学に合格するための英文法を身につけるためには、
基本的な英文法の規則、動詞の語法など憶える事項も多いです。
学部ごとにみると・・・
例えば、看護医療学部はもろに英文法の問題が基本から出題されますし、
一方で商学部の英文法問題は、
一見すると4択の文法問題で簡単そうに見えるのですが、
難しい語法が問われます。
また、正誤問題が出る法学部も難しい英文法の問題が出題されています。
英文法は本質理解が必要
早稲田大学の英文法はただ暗記するだけでなく、
本質的な理解をする必要があります。
たとえば、
一見すると早稲田大学の入試では英文法は問われていないように見えるのですが、、、
長文問題で解く時には英文法の知識が欠かせないことが多いです。
政治政治経済学部、教育学部といった学部では、
長文が主体になっていますが、
30%程度は文法的根拠をもとに問題を解いていきます。
長文を読み解くのにも英文法は大活躍する
さらに早稲田大学の長文問題を攻略するためには、
英文法を読解で使用していく必要があります。
単に英文法を知っているという段階から、
読解レベルまで落とし込んで読めるようにしていきましょう。
上述したように英文法を本質的に理解していないと、
読解で使うことは難しいです。
ぜひ英文法の本質理解までできるようにしていきましょう。
具体的にどのように長文で使っていくのは、
下記でお伝えしていきます。
早稲田に合格するための英文法のまとめ
1,難しい語法まで憶える
2,長文を解くときに使用する
3,長文で読むときに使用する
早稲田に合格するための英文解釈
文構造は句、節を正確に読めるようになる必要があります。
共通テストはできる!
英検も準一級も解ける!
早慶の文章は読める!(と思い込んでいる)
という人であっても、よくよく聞いてみると、
句、節、目的語、補語といったことに対しての理解が薄い人が、意外と多いです。
確かに単語量は重要です。
単語を覚えるとついつい文章の意味がわかった気になります。
思い込みが激しくなってくる
ですが、実際は文章の意味を正確に理解しているのではなく、
単語の意味から文章の意味を推測しているということに過ぎないのです。
日本語で考えてみると・・・
日本語で考えてみましょう。
「を、は」を読み間違えてしまったら、
主語と目的語は逆になってしまいますよね。
私は、ケーキを食べます。
→「を」と「は」を逆転した場合
ケーキは、私を食べます
と意味がわからなくなってしまいます。
もちろん、母語の場合は、
単語と単語に関係性から何かおかしいに違いないと思って、
“を”と”は”を自動的に入れ替えるでしょうが、
英語だとそういうわけにはいかないでしょう。
早稲田大学に合格したいのであれば、
そのような、
なんとなく読みからの脱却 を図らないといけません。
早稲田大学でどのようなテーマであっても正確に読めるようにするためには、
英文解釈をできるようにしていく必要があります。
■簡単な文法を早く正確にできるように
that 、 and 、this 、it 、they
どれも中学校で一番初めに習う単語ですが、、
多くの人がわかっていると思っている人が多い単語勢です。
このような簡単な単語の使い方をいい加減に処理してしまうと、
途端に長文を読むのが難しくなります。
その割に多くの人がわかると思い込んでいて、
処理がいい加減になってしまっている確率が高い文法項目です。
■無生物主語構文の因果理解
無生物主語構文ってそんなに重要ですか・・?問い割ることが多いのですが、
無生物主語構文の理解は、非常に重要といっておきます。
訳し方だけ覚えてその本質がよくわかってない人が多いのが、
この構文です。
無生物主語の本質とは?
主語と目的語の間に因果関係、条件を表すことができます。
内容一致が問われる長文の中で
従属接続詞(if,becauseなど)で書かれたり、
副詞(Thereforeなど)で書かれているようなことが、
選択肢の言い換えで使われることがあるのです。
言い換えというと
単語レベルでの言い換えばかりをみてしまう人が多いのですが、
構文を学んで、このような言い換えを見れるようになるのも重要です。
「する言語」と「なる言語」の違い
英語はSVOを基本とした他動詞を前提とした言語(する言語)です。
一方で、日本語は自動詞が中心の言語(なる言語)です。
このような言語体系の違いがあるため、
今回の無生物主語のような無生物さえも人扱いして他動詞にする考え方は日本語には元来ありません。
そのため、この無生物主語構文はかなり意識して使う必要があるでしょう。
『日本語を活用して学ぶ英文法』に、
この辺りの英語と日本語の言語的違いについて詳しく書いてあるので、
興味のある人はどうぞ。
早稲田に合格するための英文解釈
1,構文解釈を丁寧に
2,”簡単な”文法を早く正確に
3,無生物主語構文を使いこなす
早稲田に合格するための英語長文
続いて、
早稲田入試で重要な比重を占める英語長文についてみていきましょう。
ここで一番重要なことは、
英語長文は慣れではないということです。
もちろん、たくさん読むことによって、
英語が読めるようになるというのはあります。
たくさん読むことができる環境であるのであれば、
多く読むに越したことはありません。
■無闇にたくさん読むことによる弊害
ですが、戦略やルールなしで読んでしまうことによる弊害は、
もちろんあります。
1文が読めない段階で
適切な順番で行わない限り早稲田大学の文章を読むことは難しいです。
■では具体的にどうするのか?
まずは読むことから始めるのが最初のステップです。
多くの受験生が、英文を解くことから始めてしまって、
読むことに集中ができてないことがほとんどです。
読むのと解くのは違うフェーズであり、
読むことができてない段階で、
闇雲に問題を解いていっても残念ながら早稲田大学に合格するのは、雲をつかむような話になってしまいます。
■読めるようになるための5つのステップ
早稲田大学レベルの英語長文を読めるようになるためには、
大きく分けて5つのステップがあります。
単語理解
構造的文法的理解
論理構造の理解
背景知識の理解
速読訓練
単語理解や、構造的文法的な理解については
ここまでの話でほとんど述べていますので、割愛します。
論理構造を理解する上での5つのポイント
ここからは、論理構造を理解するためのポイントを確認していきます。
情報構造を使いこなす
ディスコースマーカーの理解
主観表現への注意
時制の変化
母語(日本語)による理解の介入
■情報構造を使いこなす
まずそもそもですが、情報構造ってなに?? っていう人多いと思います。
知っている人でも単に新情報、旧情報という言葉だけを
知っているだけで、
あまり長文においての適用方法がわかってない人が多いです。
ですが、残念ながらこの情報構造を知らずして、
英語ができるようになるのは難しいと言わざるを得ません。
情報構造を長文で使いこなす上で、
何個かあるのですが、
本記事では、特に重要な二つを紹介していきます。
代名詞の識別
早稲田レベルの長文であっても、
代名詞を適切に処理できる必要があるというのは前述の通りです。
この情報構造をしっていると、
多くの代名詞を機械的に処理することができます。
例文で確認してみると・・
簡単な物語ですが、こちらで確認してみましょう。
まずはこちらをみて考えてみてください。
Young Boyd did not cut down oak-trees for a livelihood, though he just now worked as if fortune had mapped a no less arduous career for him. He was the only son of a wealthy landholder of the vicinity, a man of English descent and English thrift. Andrew’s grandfather came north into Scotland from Shrewsbury, in a sort of angry freak after a local quarrel. He bought and developed a valuable farm near Loch Arkaig, and then suddenly died upon it, leaving the newly acquired estate to Gilbert Boyd, the father of young Andrew. All of which had happened some forty years before this tale’s beginning.
※AndrewとBoydは同一人物
[su_spoiler title="クリックして答えを表示" icon="plus-square-2"]
Young Boyd did not cut down oak-trees for a livelihood, though he just now worked as if fortune had mapped a no less arduous career for him. He was the only son of a wealthy landholder of the vicinity, a man of English descent and English thrift. Andrew's grandfather came north into Scotland from Shrewsbury, in a sort of angry freak after a local quarrel. He bought and developed a valuable farm near Loch Arkaig, and then suddenly died upon it, leaving the newly acquired estate to Gilbert Boyd, the father of young Andrew. All of which had happened some forty years before this tale's beginning.
※AndrewとBoydは同一人物
From WHITE COCKADES AN INCIDENT OF THE "FORTY-FIVE"
[/su_spoiler]
今回は、同一主語の法則によって、
主語を続けることにより、
文章は分かれているけれど、
テーマの同一性があることがわかります。
他にもルールはあるのですが、
このような感じで、代名詞を特定することができます。
論の進み具合の理解
もちろん、代名詞を特定ができるだけでおしまいではありません。
それだけではなく、主語の転換によって、
話の進み具合、論構成も理解することができます。
例えば、先ほどの文章を使って考えると、
1,Young Boyd
2,Andrew’s grandfather
3,All of which
と3つの要素が1つのパラグラフにあることがあります。
今回のは物語(著作権の都合上)なので、、、
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
【5分でわかる】情報構造について
情報構造についてもう少し知りたい人は、
安藤貞雄先生の『現代英文法講義』がオススメです。
■ディスコースマーカーの理解
文章の理解をする上でディスコースマーカーを理解することは、
長文の理解をするのに大きな役割を果たしています。
ディスコースマーカーは文章の中においていわば、
ハンドルのような役割を果たしています。
このディスコースマーカーがでてきたら、
前の文章との関係性を論理的に考え直していく必要があります。
例えば、
対比のディスコースマーカーがでてきたら、
前の要素とは逆(別の状況の説明の場合)の関係になっています。
The company recently launched a free phone app that translates conversations while you speak.
from Cobuild Dictionary
この文章をみると、
誰かが話している一方で、
会社が無料のアプリを発表したことがわかります。
どんなのがあるのか?
具体的に、どんな単語やかたまりが
このディスコースマーカーにあたるのかを一部をお伝えしておきます。
これらの単語の使い方に慣れておくことは、
早稲田大学の問題を読み解く上で重要です。
Whereas, While , In contrast , However,Although….
For example,For instant, In general….
Therefore, Eventually, Consequently,
ディスコースマーカーやパラグラフについては、
こちらの記事でも述べているので参照してください。
言い換え関係とは
■主観表現への注意
ここまで色々とみてきましたが、
その中でもトップレベルで重要なのが、
この主観表現への理解 です。
主観表現への理解の薄さが、
結局は早く読むことにできないことへとつながります。
なぜ注目する必要があるのか
そもそもの論の作られ方を考えるところから見ていきましょう。
論の構成の仕方ですが、
基本的には上の図のようにピラミッド形式で構成されます。
入試にて長文を読むのは、
もちろん、問題を解くことが目的になりますが、
長文を読みながらこのてっぺんにの筆者の主張部分を探すのが
筆者の意見を理解するということにつながるでしょう。
すなわち、主観表現を理解することは、
筆者の意見を理解するということがわかりますね。
1パラグラフ1メッセージの原則
筆者の意見を理解する上で、
パラグラフの作られ方を理解することも重要です。
こちらの動画がわかりやすく説明されていますので、
見てみることをおすすめします。
https://www.youtube.com/watch?v=lMRTtUrSFOc
ここまでで、
いかに主観表現が重要なのか?ということがわかっていただけたと思います。
つまり、
主観表現がわかる=筆者のいいたいこと、主張を理解することにつながるということになるのです。
早稲田大学の文章を理解するためには、この理解が必要なのです。
主観表現はどういうものか?
では、具体的に主観表現がどのようなものがあるのかをお伝えします。
それは、助動詞や評価をすることになる形容詞が主になります。
助動詞はわかると思いますが、
評価をすることになる形容詞とは、
importantなどが当たります。
importantがなぜ主観的?
重要というの評価は、誰にとっても重要ということはまずありません。
誰かにとってものすごい重要なことは、他の人にとっては重要ではないということは往々にしてあり得ます。
例えば、Aさんはコンビニで売っている鉛筆をすごい大事に使っていて重要だと思っています。
なぜならば、それは死んでしまったおばあちゃんに最後に買ってもらった形見だったから です。
ですが、友人であるBさんにとっては、ただのコンビニの鉛筆です。
事情を知らなければ、雑に使ってしまうこともあるでしょう。
このようにimoportantなのは人によって違うので、主観的なものとなります。
■時制の変化
英語の中では、大きく時制が変化していることがあります。
ですが、多くの人がそれに気づくことができていないというのが現状です。
例えば、
過去時制はエピソード的な役割を果たし、
現在時制とセットで抽象具体のセットで扱うことができます。
つまり、過去形が出てきた場合は、
一般化したところを探すという癖がないといけないのです。
早稲田大学に合格するためには、
このような時制の違いから論の構成を読んでいくことが必要されます。
また、このようなロジックを理解することは、
結果として早く読むことにつながるのです。
■日本語の考え方で理解をしない
日本語と英語において主語の役割は大きく異なります。
英語は基本的にSVOの考え方が根底にあります。
例外はもちろんありますが、
どんな文章を作る際にも、
この形(SVO)に当てめていくのが基本になります。
ですが、
一方で日本語は、
主語は省略して動詞が中心となって文章を組み立てるのが基本です。
そのため、主語はおまけです。
これを表した図式を見てください。
日本語の場合は、自動詞主体なので、目的語省略はもちろんのこと、
主語すらも動詞の付随となります。
英語における主語の意味
英語において主語は, 一部例外はありますが、
基本的にその一文における Theme(シーム)となります。
すなわち、
その一文でどんな話にしていくのかが主語を見ただけでわかるのです。
このような主語の役割を長文を読みながら、
見ていくのは重要です。
※文頭が副詞句の場合などの場合は、そこがThemeになる場合もあります。
今回は説明簡略化のため、主語がThemeとしました。
読めるようになるためには
ここまで色々とお話をしてきましたが、
こうしたことを読めるようになるためには、
上述したことを意識して音読をする必要があります。
なにも考えずに音読をしても、効果は薄いです。
こちらの動画で音読については述べていますので、
見てみてください。
読めたら解けるように!
さてここまで読めるようになるためのポイントをお伝えしてきましたが、、、
読めてもなかなか解けないのが早稲田英語です。
では、解けるようになるためのパターンを確認していきましょう。
問題を解けるようになるためには?
内容一致対策
空欄補充対策
原因分析
基本は内容一致
問題を解く上で基本は内容一致になります。
内容一致が解けるようになるためには、
とにかく、言い換え表現を探していくしかありません。
時間がないからといって、
読んだ後そのまま内容一致を解いてしまう人がいるのですが、、
残念ながら、そんな記憶で解けるほど慶応の問題は甘くないです。
解答を解く際に必ず本文内から根拠を探すようにしてください。
以前に早稲田社学の内容一致対策を書いたので、
大学学部は違いますが、
内容一致の解き方の参考になりますので是非みてみてください。
難問の空欄補充
苦手にしている人が多い空欄補充ですが、
実は早稲田大学の空欄補充のほとんどは、
文法的な要素からできていることがほとんどです。
文法的に解けない場合ももちろんあります。
その場合は先ほど見た論理的な関係で解くようにしてください。
決してフィーリングで解かないようにしてください。
できなかった原因追求は徹底的に!
原因の究明は徹底的に行なってください。
特に間違えてしまった選択肢があった場合はなぜその選択肢は違うのか、あっている選択肢を選べなかったのはなぜなのか?
そういったものを一つずつ徹底的に言語化していくのが、
合格への近道です。
これをリーズニングと言うのですが、
リーズニングの仕方について詳しくはこちらの記事で書いていますので参考にしてください。
早慶レベルまで引き上げるリーズニングの仕方とは
[waseda-midashi12]
早稲田の英語で合格点を取るためのおすすめ勉強法と参考書
さてここまで早稲田大学に合格するためになにが必要なのか?をお伝えしてきました。
ここからは具体的な参考書を使った勉強法を見ていきましょう。
ここで大事なのは、
上記で伝えた早稲田大学に必要なことを意識した勉強法を作っていくこと です。
もちろん、100人いれば100人違った勉強法がある ので、
必ずしもここで伝えた勉強法にこだわる必要はありません。
ですが、確実に早稲田大学に合格している人は、
上記で伝えた6つの事項の理解ができています。
確実性の高い受験を!
もちろん、中にはたまたま受かってしまった人もいると思います。
ですが、一生に一度の受験ですからそのような運任せの受験はしたくないですよね。
早稲田レベルまで成果の出る勉強法とは?
それでは、
成果の出る勉強法とオススメの参考書 をここでは伝えていきます。
中学レベルから、
慶応大学レベルの英語を読めるようになるためには、
英単語、熟語、英文法、英文解釈、長文読解と6つのことをする必要があります。
学部によっては(早稲田文学部、政治政治経済学部)、作文対策も必要ですが、、、
今回は読解対策を見ていきます。
まずは中学英語の復習から
まずは中学英語の復習から行なってください。
この段階でできなくても全く問題ありません。
このレベルから早稲田レベルを目指すのは非常に大変です。
ですが、大変なだけで正しい訓練を積んでいくことで、
確実にできるようになります。
がんばりましょう!
初歩レベル
中学レベルの基礎固めであるこの初歩のレベルでは、
英単語は、ユメタン0、
英文法については、大岩の一番はじめの英文法を行うと良いでしょう。
大岩の英文法については、
一冊で高校英文法が復習できるので、おすすめの一冊です。
大岩の英文法の使い方についてはこちらから
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】の使い方|基礎から早慶までにどのように使えば良いのか?
この教材を覚えた後であれば
演習としてポラリス英文法レベル1をやってみるのが良いでしょう。
ポラリス英文法レベル1が英文法の基本になります ので、
この一冊ができたら、高校英文法の初歩はクリアと思って良いでしょう。
また、この段階の英文解釈では
『英文法入門ドリル』『英文法基礎ドリル』
をやってみると良いでしょう。
SVOCがわからない人でも、
お手本通りにやっていくことでSVOCを理解することができます。
基礎レベル
高校レベル初歩レベルの力を身につけることができたら、
入試に向けた基礎学力を身につけていきましょう。
英単語は多義語が多く含まれている『単語王』が良いでしょう。
【使い方】単語王の早慶に受かる使い方|圧倒的に成績を伸ばす方法
英文法は『桐原英文法』である程度種類を覚えることができたら、
英文法はほとんど完成です。
語法が本当に多いですね。。。
英文解釈については、
肘井英文法の基礎編をやってみて
その後、ハイレベルをやってみると良いでしょう。
ここまで理解できれば解釈レベルで、迷うことは少ないでしょう。
解釈教材については、色々あるので、他のでも大丈夫です。
早慶英語で無双する英文解釈おすすめ参考書レベル別8選
一方、長文の読み方で、
『2週間完成英語長文』をやりつつ、
『パラグラフリーディング』を読むようにしていきましょう。
上述したような情報構造や、論理構造について学ぶことができます。
上記がある程度定着してきた段階で、
長文読解の演習でハイパートレーニングシリーズをやってください。
もちろん、やっておきたいシリーズやレベル別、ポラリスなどでも構いません。
応用レベル
英単語は、基礎レベルのが完璧になっていたら、ある程度いいのですが、、
それでも足りない人は『速読英単語上級編』をやってみるか、
上部でも説明した、難関用の英単語をやってみるのもありです。
早稲田社学の単語帳
続いて、 英文法についてですが、桐原の英文法1冊がちゃんとできていれば、
他に正誤問題の対策として『門脇の正誤問題』をやっておくと良いでしょう。
英文解釈については、
肘井先生のハイレベルまでできていればしなくても良いですが、、
余裕があれば『ポレポレ英文読解』『英文精読のアプローチ』をやってください。
特に文学部志望であれば、
英文精読へのアプローチはやっておいた方が良いです。
使い方はこちらのページで紹介しています。
【使い方】英文精読のアプローチ
【使い方】ポレポレ英文読解
長文読解については、
先ほどお伝えしたシリーズをやってもらえれば問題ないと思いますが、
レベル別問題集には論理チャートの記載があり、
論構成がわかりやすいので一番のおすすめではあります。
背景知識の理解
最後に世の中の背景知識の理解として、
TIMEやThe Economistなどは読んでおいた方が良いと思います。
あとは、「リンガメタリカ」あたりの知識は当然知っておくとして、
過去問をしながら、わからない知識は逐一調べていくのは重要です。
例えば、
商学部志望なのに
MBA、SDG、仮想通貨の仕組みを知らないとなるとシャレになりません。
早稲田大学に入学できると言うのは、
英語マニアになるのではなく、
『英語で学ぶ力』を身につけることです。
早稲田英語の勉強スケジュール
それではここから、具体的にどのようなスケジュール感で
行なったら良いのかのざっくりとしたスケジュール感をお伝えします。
1年想定だとこうなる!
初歩から開始の場合は相当大変なので、
4月中ばくらいまでにはクリアできるようにしていないと、
合格の道はかなり難しいと思った方が良い。
基礎レベル、6月までには、
応用レベルは9月までにできると良いでしょう。
10月以降は過去問というのが理想的なスケジュールです。
ですが、過去問をしたからといって、成績は上がるわけではありません。
あくまで目安です。
重要なのは、過去問をしながらこれまでの復習をするということです。
12月以降になってしまっても問題はありません。
大事なのは、焦らないことです。
過去問の使い方については以前に動画を上げていますので、
こちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=_0lIlPPdlDs
また秋口以降は、
歴史科目や理科の比重が重たくなってきますので、
注意しながらやっていきましょう。
2年生のうちに基礎ができていると楽です
具体的に英語の場合は、単語量です。
単語を早めに覚えることができれば、
あとは正直どうにでもなります。
逆にいうと、単語を覚えることができてないと、
成績は全然上がってきません。
2年生のうちに単語帳1冊をマスターできるように頑張ってください。
現役で余裕で受かる子は・・・
現役で余裕で早稲田に受かる子は、春の段階で共通試験で80点以上は取れています。
つまり、ある程度の単語量があるということです。
ということは、本当に早稲田に合格したいのであれば、、相当頑張らないといけませんね・・・
早稲田合格に向けて参考書を行う上での注意点
ここまでに参考書とスケジュールをお伝えしてきましたが、
最後に上記の勉強法を実行する上での注意点を述べていきます。
こなすことが目的ではない
まず初めに注意したいのは、勉強は作業ではないということです。
ただページをめくってやって写しているだけでは、
残念ながら成果の出る勉強にはなりません。
それはどんな参考書を使っていてもです。
使っている参考書はほぼ同じ
この情報化社会ですから、
早稲田に受かっている人も落ちた人も使っている教材はほとんど同じです。
参考書をめくることが勉強の目的にならないように、
意識化した学習をできるようにしていきましょう。
特にこれまで学習をあまりしてこなかった人は、
作業化したことを勉強と考えがちです。
焦らず完成度を高めていく
上でも述べましたが、受験において大事なのは、焦らないことです。
焦って周りが見えなくなってできなくなってしまうのが一番最悪です。
実は、基礎のレベルが完璧にできていれば、
正直早稲田でも対抗はできるのです。
ですので、第一志望のそのときまで、
焦らず最後まで試行錯誤しながら勉強をし続けましょう。
全体の目次はこちら
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