早稲田大学商学部
入試難易度: 4.0
早稲田大学商学部の政治経済は全分野からまんべんなく出題されています。
選択式でも、記述式でも計算が必要になるなど、単純に知識を試すだけではない出題がなされます。また、論述問題も数年に一度出題されているので要注意です。
全体概観
配点70点 時間60分
教科書レベルの基礎知識は必ず身につけておきましょう。これをベースに理解力・応用力が試されます。そのうえで話題になっている時事問題にたいしてアンテナを張っておくことも大切です。新聞などに目を通すことや、現代用語の基礎知識なども役に立つかもしれません。
ほとんどがマークシート・記述式の問題ですが3~4年に一度論述問題が出題されます。ただし、それほどの長文記述ではないので、知識を身に着けるついでに論述の練習、くらいでも大丈夫です。あまり論述を恐れないで学習を進めましょう。早稲田大学全般で言えることですが、解答時間があまりないのでわからない問題を考えるのではなくて諦めて違う問題を解いていき時間を確保していってください。
出題概要
政治分野・経済分野共にすべての範囲からまんべんなく出題されます。年表やグラフなどの資料も範囲になっていますし、計算問題も必ず出題されます。また、例年若干経済分野の方に重点を置いた出題がなされています。
対策1:細かい質問に対してはどうすればよいのか?
まずは教科書レベルをしっかりと身に着けることです。応用力・理解力といっても、基礎がなければ何も始まりません。教科書のグラフや年表まですべてを身に着けてください。
もちろん、意味も解らずに丸暗記するだけでは対応できません。とはいえ、全く内容がわからないまま教科書を丸暗記している人はいないと思います。その「理解」をより深く、より広くしていくことは必要ですが、まずは教科書に書いてある内容がわかる、用語を覚えているというところまではたどり着いてください。
対策2:応用問題はどう対策すればいいのか?
まずは、資料集を徹底的に活用すること。この中には現代社会の抱える様々な問題点なども解説されているので時事問題対策にもなります。そのうえで、問題演習 を繰り返してください。単純な一問一答ではない問題集で、解説が詳しく、ハイレベルなものを選んでください。問題を解いたあと、正解できたかもたいせつで すが、解説をよく読んで今まで学習したことをどのように考えていったらよいのかを考えてください。
新聞を読むということも大切です。よく日本経済新聞を読めといいますが、こだわる必要はないと思います。(もちろん、日本経済新聞もとても面白い記事が多 いと思いますが、他の新聞も同様ですので家にある新聞を見てください。)新聞を読むときは1面から読むようにしてください。政治・経済・国際面に必ず目を 通し、社説も読んでみましょう。全部読むのが大変でも、1面だけは読むなどしてください。さまざまなニュースに対してどのように考えるのか、何が問題点なのかを政治経済の知識とのつながりを考えながら読んでみましょう。
今までに再婚禁止期間、再生可能エネルギーの固定価格買取問題などの話題が出題されています。統計データや数値もかなり細かいところまで突っ込まれるので、意識して学習をしてください。
対策3:論述はどのように対策をしていけばよいのか?
早稲田大学商学部では記述問題に加えて論述問題が出題されます。通常の勉強をしているだけではなかなか論述問題はできるよ うにはなりません。特に、私大だと一問一答でアウトプットを済ましてしまう場合が多いのですが、それではいつまでたっても論述問題はできるようにはならな いのです。
まずは、用語の説明ができるのかです。これは、日ごろから用語の説明を自分でできるのかを意識していけば大丈夫です。
出題例
「合計特殊出生率」とは何かを、35字以内で説明しなさい。
まさに、用語説明です。これの練習は普段から用語の意味を自分の言葉で説明できるようにするしかありません。知識を覚えるときにこのようなことも意識してみてください。
しかし、用語の説明にとどまらない記述もあります。
年金が賦課方式の場合なぜ高齢化が年金財政に悪影響を与えるのかを90字以内で説明しなさい。
こ の問題では「年金が賦課方式の場合のデメリット」を「高齢化が進む」という状況の中で説明することを要求されています。賦課方式とは何かという知識を持っているうえで、考える力が求められています。このようなものは練習をするしかありませんので、過去問や問題集を使って演習をしてください。
書いてみたら、ぜひ先生に添削してもらいましょう。自分だけで学習するのは大変ですので、指導者に相談することをお勧めします。もちろん当塾でも添削の指導をしておりますので、ぜひお問い合わせください。
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