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商学部

【2024年】早稲田商学部【英語】解答速報と来年度に向けての対策

早稲田大学商学部が2/21に入試を迎えました。

このブログ記事では英語の問題を分析していきます。

2024年早稲田商学部英語全体講評

昨年度に続いて、商学部の英語は難しくなっていました。
全体的に問題文の量が大変なのですが、、、
特に大問4の問題量が多いです。
記述問題もあり、全ての問題を解き切り、かつ高い点を取るためにはかなりの学力が必要です。

とはいえ、全体的な出来としては昨年度と同じ程度と考えられます。

解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

Keio
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2024年早稲田商学部英語大問I

設問1
(1) b
(2) d
(3) h
(4) f
(5) i

設問2
(イ) c
(ロ) a
(ハ) c

設問3 you are no longer available at that time
設問4
I heard nothing until five minutes ago.
I hadn’t heard anything five minutes ago.
I heard nothing until five minutes back.
I hadn’t heard anything five minutes back.

bannaer

2024年早稲田商学部英語大問Ⅱ

設問1
(1)b
(2)a
(3)d
(4)c
(5)a

設問2
1 b
2 c

3 d

設問3 a reasonable (approximation) of whether something you read
設問4 b

文章について

スマホ世代の高校生にとって、
インターネットを湯水のように当たり前のように使っていて、
その中身に対して有害性を考えるというのは、考えたことがない人もいたかも知れず内容を理解するのが難しかったと思います。
とはいえ、本質的には今年度慶應経済で出題されたdisinformationの話に通じる部分があるので、読みながらその辺りを終えると良かったと思います。
ただ、単語が難しかったので、単語レベルが低いとそもそも話を追うことが分からなかった可能性があります。

解答根拠

ronin
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設問2

1

ティム・バーナーズ=リーが提案した「Oh, Yeah?」ボタンの主な機能に関して、選択肢(b)「ページの信頼性の証明を求める」というのが最も適切な説明です。
第2パラグラフの3文目には「The idea was that we all would start building trust through signed metadata as we moved around the web」とあり、これは「Oh, Yeah?」ボタンが信頼性を構築するためのメカニズムであることを示しています。さらに、第3パラグラフでは具体的な使用例が述べられており、「You press the “Oh, yeah?” button. You are asking your browser why you should believe it. It, in turn, can challenge the server to provide some credentials」とあることから、ボタンがページの信頼性に関する証拠を求める機能を持つことが明確にされています。

他の選択肢に関しては、選択肢(a)「銀行の文書の裏付け」は、文章中に銀行の文書が裏付けとして提案されているものの、それが「Oh, Yeah?」ボタンの主な機能ではないため不適切です。第3パラグラフの8文目に「Maybe it will come up with an endorsement by the seller’s bank, which has in turn an endorsement from your bank」とありますが、これはあくまで信頼性を検証するための一つの方法であり、ボタンの主要な機能そのものではありません。

選択肢(c)「製品の特徴の要約」と選択肢(d)「販売者に対する懐疑心を警告する」も、主要機能としては述べられていません。製品の特徴の要約や懐疑心を警告することは、「Oh, Yeah?」ボタンが直接的に行うことではなく、文章中でそのような機能が説明されている部分はありません。

2

紛らわしい選択肢が多くて難しいです。

第3パラグラフにおいて、バーナーズ=リーはそのシステムがどのように機能するかについて説明しており、「Maybe it will come up with an endorsement from a magazine, which in turn has been endorsed by a friend. Maybe it will come up with an endorsement by the seller’s bank, which has in turn an endorsement from your bank」と述べています。この引用からは、さまざまな情報源が連鎖的に関連し合い、信頼性を構築する階層的システムが示唆されています。
in turnが2語使われている部分で階層性がわかったかどうかが重要です。

それに対して、選択肢(a)「confidential(機密の)」は、文章の中で「Oh, Yeah?」ボタンのシステムが機密性を持っているとは述べられていません。
選択肢(b)「credible(信頼できる)」は、システムが信頼性の構築を目指しているという点で関連はありますが、これがシステムの構造を最もよく表しているわけではありません。
選択肢(d)「timely(タイムリーな)」も、システムの実行がタイムリーであるべきだという考えは述べられていますが、それがシステムの階層化という主要な特徴を最もよく表しているわけではありません。

3

選択肢(a)に関しては、第8パラグラフの最後の文、「We know now that we prefer social media algorithms channeling us into worlds where our biases and beliefs require no skepticism」と述べられており、アルゴリズムが私たちを懐疑心を必要としない世界に導くことを私たちが好むため、本物性を検証する欲求が減少したことが理由として挙げられています。

選択肢(b)は第6パラグラフに記載されており、「The “Oh, Yeah?” button might also have resulted in increased tension and argumentation as the web evolved toward social media」という文によって、認証がソーシャルメディアユーザー間の摩擦を引き起こす可能性があったとされています。Authentication = “Oh Yeah?”ボタンの言い換えと考える必要があり難しいです。

選択肢(c)については、第6パラグラフの中盤にある、「In Berners-Lee’s original example, he noted its direct challenge to advertising」とその後の文章から、信頼性のチェックが商業的目的と衝突することが理由の一つとして挙げられています。

出典

“The Button That Could Have Changed the Internet” in slate

https://slate.com/technology/2022/12/oh-yeah-button-tim-berners-lee.html

2024年早稲田商学部英語大問Ⅲ

設問1
(1)d
(2)b
(3)a
(4)d
設問2
(ⅰ)b
(ⅱ)d
(ⅲ)d
(ⅳ)c
設問3 a
設問4 making these overgrown toys a bit more costly
設問5
1 d
2 a
3 a

解答根拠

設問3

6段落目には、「Research in economics and psychology suggests humans are willing to behave altruistically — but only when they believe everyone is being asked to contribute.」とあります。これは、経済学と心理学の研究が、人々が利他的に行動する意志があることを示唆しているが、それは全ての人が貢献していると信じている時のみである、という意味です。ここでの “sacrifice” は、自己の利益を超えた関心事を優先する日々の努力を指しており、それが(a)の選択肢に合致します。

(b)「deliberate actions aimed at enhancing one’s life circumstances」
(c)「painstaking attempts to save one’s assets」
(d)「perpetual collective endeavors to protect ports」
(e)「serious undertakings to improve one’s capacity for resilience」

これらの選択肢は、6段落目の文脈には合っていません。具体的に言えば、(b)は個人の生活状況を向上させるための意図的な行動、(c)は個人の資産を節約しようとする綿密な試み、(d)は港を守るための永続的な共同の努力、(e)はレジリエンスの能力を向上させるための真剣な取り組みを意味していますが、これらは文脈とは異なり、本文引用の内容と一致しません。

設問5

1

5段落目の第3文、「It’s a common sentiment; last year, Christophe Béchu, France’s minister of the environment, dismissed calls to regulate yachts and chartered flights as “le buzz” — flashy, populist solutions that get people amped up but ultimately only fiddle at the margins of climate change.」に基づきます。ここでフランスの環境大臣であるクリストフ・ベシュは、ヨットやチャーター便の使用を規制することを「le buzz」と表現しており、これは人々を興奮させる派手で大衆迎合的な解決策であるが、最終的には気候変動の周辺で小さな改変をするだけだと述べています。これは(d)の選択肢「重要でなく、変化をもたらすには効果がない一歩」という意味合いに合致しています。

(a)「a controversial solution inviting vigorous opposition from people.」
(b)「an empty gesture as most of the rich wouldn’t care.」
(c)「a small effort that could result in very serious consequences.」

これらの選択肢は、文脈からはサポートされていません。具体的には、(a)の選択肢は、規制が議論を呼び、人々からの激しい反対が予想されるという意味ですが、文中では規制に対する具体的な反対の議論には触れられていません。(b)は富裕層が気にしないだろうという空虚なジェスチャーについて述べていますが、富裕層の反応に関する直接的な言及はありません。(c)は小さな努力が非常に深刻な結果を招く可能性があるという意味ですが、本文ではそのような深刻な結果については言及されていません。

2

11段落目の最後の文、「One Twitter user wrote, “kylie jenner is out here taking 3 minute flights with her private jet, but I’m the one who has to use paper straws.”」に基づきます。このツイッターユーザーの発言は、プライベートジェットを使用している人々が環境保護において彼らの公平な分担をしていないという不満を表しています。紙ストローの使用は個人ができる小さな環境保護の行動を示し、それに対して非常に大きな炭素排出を伴うプライベートジェットの利用が、その小さな努力とは対照的であると示唆しています。これは(a)の選択肢「are not doing their share to protect the environment.」と一致します。

doing one’s shareは役割という意味になります。
She did her share to make the event a success.
そのイベントがうまくいくように彼女は自分の役割を果たした.

(b)「are reducing their carbon emissions in more trendy ways.」
(c)「can enjoy more sophisticated beverages while traveling.」
(d)「will never understand the lives of ordinary people.」

これらの選択肢は、文脈からはサポートされていません。具体的には、(b)の選択肢はよりトレンディな方法で炭素排出を削減していることを示唆していますが、本文ではトレンディな削減方法については言及されていません。(c)は旅行中により洗練された飲み物を楽しめるという意味ですが、これはツイートの文脈とは無関係です。(d)は普通の人々の生活を決して理解できないという意味ですが、このツイートは理解の有無よりも環境保護に対する貢献の不均衡に焦点を当てています。

3

この問題も難しいですね。因果関係を聞かれている問題です。

6パラグラフには、「Research in economics and psychology suggests humans are willing to behave altruistically — but only when they believe everyone is being asked to contribute.」とあります。これは「経済学と心理学の研究は、人間は利他的に行動する意欲があるが、それは全員が貢献するよう求められていると信じている時に限られる」という意味です。さらに同じパラグラフで、「People “stop cooperating when they see that some are not doing their part,”」と述べており、「人々は、一部の人々が彼らの役割を果たしていないと見ると、協力をやめる」とされています。
また9パラグラフの第1文、「Whether we’re talking about voluntary changes (insulating our attics and taking public transit) or mandated ones (tolerating a wind farm on the horizon or saying goodbye to a lush lawn), the climate fight hinges, to some extent, on our willingness to participate. When the ultrarich are given a free pass, we lose faith in the value of that sacrifice.」に基づきます。
ここでのメッセージは、自発的な変更(屋根裏部屋の断熱や公共交通機関の利用)や義務付けられた変更(風力発電所の受け入れや豊かな芝生の断念)に関わらず、気候変動との闘いは私たちの参加意欲にかかっていると述べています。超富裕層が特別扱いを受けると、私たちはその犠牲の価値を信じなくなる、つまり不公平感が一般市民の積極的な参加を阻害するという点が強調されています。
この2点から見て(a)が正解の選択肢の根拠となります。

(b)は「カーボンシェーミング」という概念が人気を集めているため、近い将来に気候変動が起こりうるという意味ですが、記事の中心メッセージとしては述べられていません。
(c)は記事には高級ボートや私用ジェに対する税金導入の言及がありますが、それが々の意識の変化によるものであるかどうは明確ではありません。例えば、13パラグラフで言及されている政策は、人々の意識の変化というよりは、アクティビストからの「持続的な圧力」に応じたものとされています。「And just last week — after pressure from activists — Schiphol Airport in Amsterdam announced it would ban private jets as a climate-saving measure.」このため、この選択肢も中心メッセージとしてはばれません。
(d)は事実と記事に含まれていますが、これが中心的なメッセージかどうかは別問題です。
超富裕層が平均的な人々に比べて汚染に大きく貢献するという意味ですが、これは記事全体の中心メッセージではなく、記事内の事実の一部として述べられているに過ぎません。

出典

The Superyachts of Billionaires Are Starting to Look a Lot Like Theft

2024年早稲田商学部英語大問Ⅳ

設問1
(1) F
(2) F
(3) T
(4) T
(5) T

設問2
(1) d
(2) c
(3) a

設問3
(A)b
(B)c
(C)c
(D)d

設問4
(ⅰ)b
(ⅱ)c
(ⅲ)d

設問5
[あ]b
[い]d
[う]e

設問6
1 b
2 a
3 a

文章について

文章自体はよくあるAIの話ですが、、設問6まであり21題と問題が多いです。
TF問題と内容一致をセットにするのは反則です。

解答根拠

設問1

(1)

AIは数十年前から存在していますが、2023年が特に重要な転換点であるとされています。「Artificial intelligence (AI) is nothing new. It’s been around since the 1950s」(第1段落1文目)と述べられており、AIが「数年前に出現して以来、多くの深刻な問題を社会に引き起こしている」という選択肢は内容に合いません。出現の時期が違います。

(2)

AIは既存の偏見を強化する可能性があるとされています。「One of the key concerns surrounding the ethics of AI is the potential for reinforcing existing biases」(第4段落1文目)とあるため、AIが社会に存在する偏見を通常減少させるという選択肢は内容に合いません。

(3)

AIモデルに偏見が含まれる可能性があるため、定期的にシステムを検査することが重要です。「Machine learning algorithms have the power to amplify these biases, and unless we actively check for and address them, we risk perpetuating societal prejudices unintentionally」(第5段落3文目)と述べられています。
これは、AIモデルへの偏った情報の入力の可能性が常にあるため、システムを定期的に検査することが重要であるという選択肢に合致します。

(4)

Siriが会話を拾って関連する広告で私たちを爆撃することは、行動操作の例です。「We all know how annoying it is when Alexa or Siri picks up on our conversations and serves up targeted ads accordingly」(第7段落1文目)とあり、これは行動操作の一例として挙げられているため、この選択肢は内容に合います。

(5)

AIにおける偏見の問題は、新しいスタッフの雇用やローンの申請の評価など、社会における問題を含む可能性があります。「This issue becomes especially significant when AI is employed in decision-making processes, such as hiring, lending or criminal justice」(第6段落1文目)と述べられています。これは、AIの偏見が社会にとって問題を引き起こす可能性がある例として、新しいスタッフの雇用やローンの申請の評価を含むという選択肢に合致します。

設問6

(1)

(a) 著者はAIによる行動の操作について言及しており、「This opens the door for potential manipulation that could be used in everything from targeted ads all the way to political persuasion」(第8段落3文目)と述べています。
これは政治家による一般大衆の操作の可能性を示唆しているため、この問題は言及されています。

(c) AIが人間の偏見を再生産し、悪化させる可能性については、「One of the key concerns surrounding the ethics of AI is the potential for reinforcing existing biases」(第4段落1文目)と述べられており、この問題も明確に言及されています。

(d) AIによる不要で煩わしい広告については、「We all know how annoying it is when Alexa or Siri picks up on our conversations and serves up targeted ads accordingly」(第7段落1文目)と述べており、この問題にも触れられています。

(2)

正解の根拠としては、「Organizations must also prioritize transparency and accountability by making their policies around AI clear to both employees and the public. It may help to create a vision statement about how the organization will leverage AI, including the company’s stance—and ethics—around it, and how AI maps back to the company’s mission statement」(第10段落1文目)という部分です。
この引用は、組織がAIをどのように使用するのかを明確にすることが透明性を高める上で重要であることを示しています。
他の選択肢に比べて、このアクションは透明性を向上させる具体的な方法として本文中で直接言及されており、そのため最も適切な回答となります。

(b) 本文では、ミッションステートメントの作成はAIの利用における透明性を高める一つの方法として言及されていますが、「mandatory」(義務的な)ミッションステートメントの作成については具体的に言及されていません。従って、この選択肢は直接的な根拠がありません。

(c) は惜しい選択肢ですが。。不適切な理由として、本文中で組織が顧客や株主に対して具体的なポリシーを定義することについて直接言及している箇所がないからです。本文では、AIの使用方法を明確にすること、透明性と説明責任を優先すること、そしてAIの利用に関する組織の方針を従業員や公衆に明確にすることの重要性については言及していますが、「顧客や株主に対して個別のポリシーを定義する」ことに特化した記述はありません。

本文は透明性を確保するための一般的なアプローチや原則について言及しており、「It may help to create a vision statement about how the organization will leverage AI, including the company’s stance—and ethics—around it, and how AI maps back to the company’s mission statement」(第10段落)とありますが、これは主に組織が自身のビジョンや倫理観をどのようにAIに反映させるかについての記述です。これは組織がAIをどのように活用するかについての全体的な方向性を示すものであり、顧客や株主に対して具体的なポリシーを定義するというよりは、組織のAI利用の倫理的枠組みやビジョンの明確化に重点を置いています。

(d) 従業員への暗黙の偏見に関するトレーニングは、偏見の問題に対処する方法として言及されていますが、「All AI systems should be designed so that they can be audited and reviewed」(第9段落1文目)とは述べられており、透明性を高めるために組織が行うべき具体的な手段としては言及されていません。

(3)

正解の根拠は「Industry leaders should also work with the government to establish clear rules and regulations that foster innovation while ensuring accountability and transparency. Cooperation between government, industry, and civil society will be crucial in order to harness the power of AI for good and avoid the pitfalls of what could go wrong」(第11段落)という部分です。この引用は、民間セクターと公共セクター間の協力を強化することが、革新を促進し、責任と透明性を確保するために重要であると著者が主張していることを示しています。

(b) 本文では、AIによる感情や意見の解釈が潜在的な行動操作へと繋がる可能性について議論していますが、「AIが私たちの感情を読むのを止める方法を見つける」ことについて具体的に提唱しているわけではありません。

(c) 本文はAIの偏見が重大な意思決定プロセスに影響を与えるリスクについて言及していますが、「AIを重要な意思決定プロセスでの使用を促進する」ことを直接提唱しているわけではなく、むしろ偏見と操作のリスクに対処する方法に焦点を当てています。

(d) 本文では、AIモデルをトレーニングするために使用されるデータについて政府による承認を必要とするような制限を提唱している部分はありません。むしろ、透明性、倫理的な開発と実装、そして偏見のチェックと対処の重要性について議論しています。

出典

“The Ethics Of AI: Navigating Bias, Manipulation And Beyond”

2024年早稲田商学部英語大問Ⅴ

設問1
(A)a
(B)d
(C)a
(D)d

設問2
(ⅰ)a
(ⅱ)d
(ⅲ)b
(ⅳ)d

設問3
(1)d
(2)a
(3)d
(4)b

設問4 Lean With

設問5
1c
2d
3c
4a

解答根拠

設問4

that approachが何を指しているのかを問われている問題です。
4パラグラフの内容から3パラグラフ記載のLeanの何かを指しているということはわかって欲しいです。

  • Lean In:問題解決に積極的に取り組む姿勢
  • Lean Back:分析的な姿勢。
  • Lean With:協力的な姿勢。
  • Don’t Lean:”待ち”の姿勢

なぜならば、イゾベルの例は、4パラグラフから、To win in any leadership moment, great leaders need to develop and be able to access all four stances. To illustrate, let’s consider one of our clients, Isobel, a newly appointed president of a major business line at a tech company.
優れたリーダーとして4つの態度を使いこなせる必要があることを示すための例だということがわかるからです。

イゾベルがどのような状況だったのかについては、7パラグラフ最初のAs we talked, we identified a clear gap between her own and others’ perceptions. Leaning In — way in — was her default stance.から彼女の基本的なスタンスは、Lean In ということがわかります。
この状態で取締役会と揉めていたことは、5パラグラフに記載されています。Isobel was in trouble and called us in. She was at loggerheads with the firm’s mercurial CEO, who had a tendency to be unreliable — contradicting himself, changing positions, and often making promises the company couldn’t deliver on.

すなわち、イゾベルはLean Inしか使ってないためトラブルが起こっているということがわかり、
この段階で答えとしてはLean In 以外だということがわかります。

8パラグラフを見ていくと、筆者たちが彼女のLean Inから他の立場を考えるように話している場面がわかります。
If she could learn to Lean Back and not rush into conflict…→Lean Backの場面
If she applied Don’t Lean…→Don’t Leanの場面
We were all surprised that asking about Lean With was …→Lean Withの場面

結局どれが効果的だったのかは、Lean Withのa new way of operating.の部分から明らかです。
what pivoted Isobel into a new way of operating. Drawing on Harvard Business School professor Amy Edmondson’s groundbreaking work on psychological safety, we asked, “What if your job at the board meeting was to make the CEO and directors feel safe?”

最後の“What if your job at the board meeting was to make the CEO and directors feel safe?”
この会話は「もし取締役会でのあなたの役割が、CEOと取締役たちを安心させることだったら?」となり、
この提案に対しての9パラグラフの問なので、Lean Withの立場になっていることがわかります。

また、9パラグラフ2文目にもSupporting the CEOと、CEOをサポートしている立場になっているなっていることがわかるので、このことからもLean Withだということが明らかです。

設問5

1

本文の第3段落では、四つのスタンスについて、それぞれが対人関係における異なるアプローチを表していることが説明されています。「Lean in」「Lean back」「Lean with」「Don’t lean」という四つのスタンスは、それぞれ異なる状況における対人関係の取り組み方を示しています。例えば、”Lean with. Take a collaborative stance, focusing on caring and connecting”(第3段落、3文目)という記述は、対人関係において協力的なアプローチを取ることを示しています。この説明は、四つのスタンスが対人関係への異なるアプローチを提供することを直接示しています。
選ばなかった選択肢: (a), (b), (d)
(a) 本質的には「戦うか逃げるか」の現代版である。
本文は、四つのスタンスが「戦うか逃げるか」の反応とは異なり、より進化した対人関係の選択肢を提供すると述べています。”The core concept for our approach is rooted in evolutionary psychology and how our basic reflexes (fight, flight, and so on) automatically deploy under dangerous or novel circumstances”(第3段落、2文目)。この文は、スタンスが基本的な反射を超えたものであることを示唆していますが、それらを「戦うか逃げるか」の現代版と位置づけてはいません。

(b) 慎重に、そして控えめに使用する必要がある。
記事では、スタンスを慎重に使用する必要があるとは述べられていません。むしろ、これらのスタンスがリーダーシップにおける様々な状況に対処するための選択肢を提供することが強調されています。

(d) 実際にはしばしば互いに連携して機能する。
この選択肢に関しては、記事では直接的な言及がありません。記事は、個々のスタンスが特定の状況でどのように有効であるかを説明していますが、それらが実時間でしばしば互いに連携して機能するという点については触れていません。

(2)

強調表現のwayがあることがわかるかが問題です。

[副詞・前置詞(句)・比較級を強めて] ずっと, はるかに, きわめて
pull one’s sleeves way up
そでをうんとまくり上げる
drink way too much
あまりに飲みすぎる
It was way past nine.
9時をとっくに過ぎていた
You’re way prettier than she is.
あなたの方が彼女よりずっと魅力があります.出典:

上記が分かった上で下線の次の文章が言い換えになっていることがわかります。
7パラグラフ目の2文目に「As a former lawyer, she was a world-class debater, and her impact was far more powerful than she realized.」とあります。これは、イゾベルが元弁護士であり、世界クラスの議論者として、自分の影響力が非常に強力であることを彼女自身が認識していないという状況を説明しています。
この文脈で「way in」という表現は、イゾベルが積極的に問題に取り組んでいることを示しており、彼女のアプローチが過度に自己主張的であることを指しています。

選択肢(a)「a deeply ingrained introverted tendency」(根深い内向的傾向)、(b)「a highly emotional state of mind」(非常に感情的な心理状態)、(c)「an exceedingly permissive behavior」(非常に許容的な行動)については、それぞれの選択肢の内容が本文に直接的に言及されているわけではありません。特に(a)はイゾベルの行動が積極的で、他人との対話において強い立場を取ることから、内向的傾向とは反対の性質です。また(b)はイゾベルの感情的な状態について述べられていませんし、(c)も彼女の行動が許容的であるという文脈では使用されていません。

(3)

本文の第8パラグラフ目の3文目に英語で「If she applied Don’t Lean, she could take a moment to breathe, which could help her neutralize her activation by the CEO and keep a clear head.」とあります。ここでの「activation by the CEO」という表現は、Lean In から Don’t Leanに変わっていくところで、CEOの行動や発言がイゾベルに何らかの反応を引き起こすことを意味しており、これが彼女の衝動的な行動へとつながることを示唆しています。

(a)「her desire to prevent the CEO from aggravating the situation」(CEOが状況を悪化させるのを防ぐ彼女の願望)は、イゾベルのCEOに対する姿勢を示すものではありますが、彼女の「activation」を言い換えているわけではありません。
(b)「her fear of confronting the CEO」(CEOに立ち向かうことへの彼女の恐怖)という選択肢も、本文においてイゾベルがCEOとの直面を恐れているという情報はありません。
(d)「her misconceptions toward the CEO」(CEOに対する彼女の誤解)という選択肢も、本文からはイゾベルがCEOを誤解しているという直接的な証拠は見られません。

(4)

第9段落において、Isobelが「Lean With」アプローチを受け入れた際の反応が記述されています。「Isobel immediately embraced that approach, which appealed to her protective side」(第9段落、1文目)。この引用は、彼女が他者に協力し、支援することに価値を置く自身の性格の側面に、「Lean With」が響いたことを示しています。つまり、このアプローチは彼女の思いやりのある性格と一致していたため、最適であったと言えます。

(b) Lean Withは彼女のデフォルトのスタンスに似た前向きなアプローチだった。
本文は、Isobelのデフォルトのスタンスが「Lean In」であり、これは直接的で積極的な解決を目指すものであることを示しています(第7段落)。一方で、「Lean With」は協力的で、他者とのつながりを重視するアプローチであり、彼女のデフォルトのスタンスとは異なる性質のものです。「Lean With」が彼女にとって新しい操作方法であることが強調されているため、この選択肢は適切ではありません。

(c) CEOの矛盾を解決することが役員会に感銘を与えた。
Isobelが役員会での評価を高めたのは、CEOの矛盾に直接的に対処したからではなく、「Lean With」スタンスを通じて役員会内での心理的安全性を高め、CEOを支援する方法を見つけたからです(第9段落)。CEOの矛盾を直接解決したという記述は本文にはありません。

(d) CEOは他のアプローチを評価するにはあまりにも攻撃的だった。
この選択肢に対する直接的な言及は本文にはありません。Isobelが「Lean With」を選んだ理由は、CEOの性格が攻撃的だからではなく、彼女自身がCEOと役員会の間でより良い関係を築き、心理的安全性を高めることに焦点を当てたからです(第9段落)。

出典

“Why all great managers can shift between four different leadership stances” in Harvard Business Review

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Published by

小野 和久

高校時代の成績は、偏差値30いかない程度。その状態から、皆に合わせて予備校に行くもうまくいかず、浪人。浪人生活の中で独学で勉強法を編み出して早慶ダブル合格を果たし、慶應義塾大学経済学部に進学。その後、留学せずに英検1級、TOEIC990点、国連英検特A級を習得。 また、在学中に慶應早稲田専門の本塾を起業し、数々の偏差値30からの生徒を合格に導きました。当塾での合格の秘訣は、「考えて勉強をすること」です。 このような自身の経験から考えて勉強することの重要性を認識し、考えて勉強することで勉強を効率化してどんな学力の受験生に対しても独自カリキュラムを提供しています。早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA塾長。