偏差値30からの早慶圧勝の個別指導塾 HIRO ACADEMIA

偏差値30からの早慶圧勝の個別指導塾 HIRO ACADEMIA

  • 資料請求
  • カウンセリング

偏差値30から慶應義塾大学法学部に合格するための参考書

2019.09.22

慶應義塾大学法学部に合格するための参考書 当塾で使用している慶應義塾大学法学部に合格へ必要な参考書を紹介します。もちろん、当塾の場合は一人一人個別にカリキュラムを作成するため下記のようなカリキュラムは一例となります。参考書は何をやるかよりも、どのような目的で使用するかというが大事です。闇雲に行って情

2018年慶應大学経済学部英語|過去問徹底研究 大問1

2019.05.20

<記事内容を2019年5月20日に更新しました> 全体概観:配点200点 時間100分 総評:大問数、設問形式、難易度等、全体的な傾向は昨年と同様でした。 読解問題(Ⅰ~Ⅲ) のテーマは「飲酒年齢」「死刑制度」で、受験でよく出るテーマのため読みきやすかったでしょう。 ただⅢについては、単

  • …続きを読む
  • <記事内容を2019年5月20日に更新しました>

    全体概観:配点200点 時間100分

    総評:大問数、設問形式、難易度等、全体的な傾向は昨年と同様でした。

    読解問題(Ⅰ~Ⅲ) のテーマは「飲酒年齢」「死刑制度」で、受験でよく出るテーマのため読みきやすかったでしょう。
    ただⅢについては、単語や言い回しが難しいと感じた人もいるのではないでしょうか。
    文章を読んでいて、状況がイメージできるかどうかというのも大事な点になります。
    海外の法律や生活上の仕組みなどをまとめておくのも良いでしょう。

    Ⅳも例年通りの和文英訳になります。この大問が一番取り組みやすいので、いかに時間を使わずに自然な英語を作ることができるかがポイントになります。
    使われている単語のレベル自体は高くないですが、日本語独特の表現を英語にする時に英語らしさを失わないようにするのが肝心です。

    Ⅴは例年通りの自由英作文です。この学部の自由英作文は、読解から引用するという特殊なパターンです。まずは、読解ができているかどうかがポイントになります。
    二項対立をうまく捉えて、英作文に踏まえられるように練習を積んでおきましょう。

    それでは、個別に問題を見ていきましょう。

    大問1

    目標読解時間:20分,英文数:約820Word

    読解の解説

    慶應経済学部の長文問題は基本的に題名が存在しています。この題名からある程度テーマと筆者の主張を把握することが、短時間で問題を解く上で重要になります。

    今回の場合は、“飲酒を開始できる年齢を下げる”という題名になっています。

    ここで気づくべきは、テーマが飲酒の年齢で、それに対しての筆者の意見が開始の年齢を下げるという点です。

    慶應経済の場合は、二項対立の英文が多いです。
    そう考えると、もう一つの英語長文は飲酒を開始できる年齢をそのままにせよという意見になっているのではないか!という推測がここで立てることができるでしょう。
    こうした推測をすることが速く内容を理解する上で重要になってきます。

    つづいて、パラグラフごとの解説に入っていきます。どのような点に注意して読んでいけばよいのかをそれぞれのパラグラフで簡潔に解説していきます。

    1パラグラフ

    今日のアメリカに18歳であれば、法的に車を運転したり、投票したり、結婚できたり、銃を持つことができるが、お酒を飲むことが法的には認められていないと言っています。

    最終文において題名にもあった飲酒を開始できる年齢をさげろ!、社会にある価値観をという筆者の主張が来ています。

    *文法的に注意する点

    1文目の等位接続詞(and)が何と何を結んでいるのかには注意しましょう。andが複数出てきますので、等位接続詞の原則(後ろを見て、前を見る)に沿って、結んでいるものが何かという点は注意して見てください。

    2パラグラフ

    18歳の段階で、大人として許されていることが多くある中、飲酒だけ禁止されているのは一貫性に欠いているというのがこのパラグラフでの言いたいことです。

    *文法的に注意する点

    1文目のDeciding whether or not to 〜の表現のとり方が難しいかもしれませんが、それ以外は特段このパラグラフは文法的に難しい点はありません。

    3パラグラフ

    前パラグラフまでの内容で、いかにして統計的データによって騙されているかの例を出している。2つの例の1つ目の例示です。
    文章を読んでいる際には、序数(First,Secondなど)には注意してください。1番目が来たら、2番目が来ます。また、そうした順番がどういった意味によってまとめられているのかを見る必要もあるでしょう。

    *文法的に注意する点

    1文目の,which非制限用法の関係代名詞,その後に続く過去分詞の分詞構文は複雑な文法になっているので、注意が必要です。ただこうした複雑な場合であっても、対処は難しくありません。
    修飾と非修飾の関係を見抜くこと分詞構文の語が何かという点を一つ一つ考えてみてください。

    4パラグラフ

    3パラグラフで出てきた2つ目の統計データの2つ目です。この2つ目のデータでは、いかに人々が法律から逃れているのかを述べています。
    1920年代と言っているのでわかりやすいですが時制の変化には注意してください。ここでは、過去→現在形という形で時制による対比を作り出しています。

    *文法的に注意する点

    2文目ですが、名詞構文を知らないと解釈するのは難しいでしょう。
    英語には、文章を名詞化する用法があります。ここでも、The existing laws failed to prevent 〜という形に変換することが可能です。
    こうした、名詞構文を解釈する上で大事なのは、単語を覚える際に単語の語形変化まで目を配って覚えることです。fail = failure ということが頭の中にないと、今回の文章もfail toという変換することは難しいでしょう。

    5パラグラフ

    文頭のFurthermoreを見てください。
    この接続詞は、3,4パラグラフの統計データに加えて、また別の例で現行の法律がineffectiveだということを表しますよ!ということです。ここまでの話を更に強める例を出しています。
    すなわち、このパラグラフでは、例示が行われるだけで主張はないという判定を出すことができます。
    その後は、法律で禁止されているのに、飲み過ぎが横行していて、21歳になったときだと飲み慣れていないため、大学生の飲み過ぎの例は多くの場合ひどいことになると伝えています。

    *文法的に注意する点

    be used to 名詞で〜に慣れている。この表現はused to(かつては〜だった) という表現と勘違いしやすいので、注意しましょう。
    attribute A to B で,Aの原因をBと考えるという意味になります。
    因果関係を生む動詞は文章を読む上で非常に大事です。なぜなら、これだけで理由を説明するBecauseや、結果を表すthereforeと同じ意味になるのです。こうした語彙であれば、多くの人が注意している場合が多いですが、動詞の因果関係は見逃しがちです。パラフレーズを見抜くのであれば、確実に覚えておきたい表現でしょう。

    6パラグラフ

    3,4,5パラグラフでは実際の事例を踏まえて、データという側面からみておかしいと述べていますが、6パラグラフでは、人の感情(恐れ)部分から自身の主張にサポートを加えています。

    世の中にある多くの危険なものに対して、危険だと感じる一方で多くの人は責任を持っている。アルコールに対しても人々は責任を持っているため、同様に扱うべきだと言う形で進めています。

    *文法的に注意する点

    時制が途中で途中で現在進行形になっているのは注意すべきでしょう。今まさしく話しているのは、責任能力の話だよ!と注目を集めています。

    7パラグラフ

    これまでのUSAの話から世界で起こっている話をしています。一つの国の話から、他の国の場合ではどうか、という論の流れはよくある展開です。
    このように話の展開を予想するのは、速読にも役立ちます。

    多くの長文を読む際には単語や、熟語といった目に見える部分だけではなく、論理の展開をメモをして、まとめておくと役に立つでしょう。

    *文法的に注意する点

    andの等位接続詞の部分が取りづらいくらいでしょうか。等位接続詞がでたらすぐにルールに則って何と何が等しいのかというのは確認する癖をつけましょう。

    8パラグラフ

    これまでのサポートを踏まえて、もし法律が変わった場合にも問題は起こらないだろうという筆者の考えを示しています。文頭に疑問文がある場合はその疑問に答える形で、話が進んでいきます。

    *文法的に注意する点

    関係代名詞やthatが入り組んでいるので、主語がどこまでなのか、という基本的なことを確実にできるようにしていく必要でしょう。

    設問の考え方

    まず設問を長文問題を考える際に必要なのは、
    (1)文法的に解けるのか、(2)本文から探すのか、(3)本文からの推察が必要なのかという点を分けて考えてみましょう。

    1については、考えてもできないためすぐわからなければ後回しにする癖をつけましょう。
    最悪なのは、考えればできるはず・・と考えて、必要以上に時間をかけてしまうことです。これは英語だけに言えませんが、すべての問題で満点取る必要はありません。

    2については、時間を掛けさえすればできるので、効率的に発見するためにどうしたら良いのかという部分を考える必要があります。当塾では実践の際にどのようにしたらよいのかというテクニックについてもお伝えします。

    3については、一番むずかしい設問のタイプになるでしょう。現状できないのであれば、パラグラフごとに筆者の意見をまとめてみて、添削を受けるというのが良いです。
    推察の問題が必ずしも筆者の意見を見るタイプの問題ではありませんが、多くの場合はこのタイプになりますので、まずはこうした勉強をしていくのがよいです。

    さて、それぞれの設問について話をすすめていきます。

    設問1

    これは、助動詞の問題です。
    空欄の前文、一文目において18歳の子供は法的に様々なことができているということを述べています。その後にButで、USAのどこでもできない一つのことがありますよ!と記載されて、この部分の助動詞を選ぶ問題です。

    ここでまず確認するのは、前文のcan legally という部分です。この部分では、法的に多くのことができますよ!と述べています。続いて、後の文を確認してみてください。私達の法律に変化が必要だ!と述べており、私達の法律に問題があることがわかります。
    上記から、法的にできないと言う意味合いになる選択肢を選ぶ必要がありますが、それが1,canになります。

    その他の選択肢についても考慮してみましょう。まず違うのは、4shouldです。shouldは他人へのおすすめという形です。そのため、法的にという客観的なことを表すのに主観的なshouldを置くのは、この文脈ではやや不自然です。2couldは、過去の文脈や仮定法において使用されますので、この文脈では上記どちらも当てはまらないので不適切でしょう。
    3,mustですが、mustだと度合いが強すぎます。強力な義務の意味が入ってしまいます。

    設問2

    文法の問題。副詞のenoughの使い方がわかるかどうかが鍵となります。副詞のenoughは形容詞を後ろから説明して、enoughの値がどれくらい十分なのかを説明しています。ここではyoung peopleがどれだけold(=mature)なのかということをto不定詞以降で表しています。
    young people old enough to

    設問3

    下線部問題の場合ですが、基本的に解き方は空欄補充と変わりません。パラグラフの文章の主題と照らし合わせて文脈から解いてください。
    早慶の問題は下線部だけで解こうとしても基本的には解けません。今回の問題も同様で、先程説明した主題から解きましょう。
    このパラグラフは、実際に現在施行されている法律が機能していないこと、統計データの解釈によって騙されているということを言っていました。

    下線部のstatistical illusionというのは、trueからの文章をさしています。このことから答えは3になります。
    1が違う理由は、関係ないように見えて関係しているとは言っていません。むしろここでの論理は逆ですね。関係しているように見せて実際は関係ない事柄ということです。
    2が違う理由はat a glanceだと関係しているように見えるので逆ですね。
    4については、similar trendsというのが間違っています。simlar trendだとどっちかが上がった時に、どっちかも上がるという傾向でないとおかしいです。

    設問4

    これは文法問題です。 ought to have + vppという形がわからないと答えを導き出せません。すべきだったのにしなかったという意味になります。否定形と同じ扱いですね。それ以外の選択肢は実際に教訓を得たことになり現在法律が変わってないのと矛盾するのでバツになります。

    設問5

    これは知識問題ですので、日頃単語を覚える時に覚えてください。

    設問6

    this phenomenon(お酒を一つの場で過剰に摂取すること(以後A)) と the current laws(20歳から飲酒可,(以後B))の関係が [clear(誰がみても100%) のrelation なのか,以後①], [at least(最低限)のconnectedなのか,以後②]と言うのが問題になりますね。
    まず空欄の前の方は、attribute (A) directly to (B) ではないといっていますので、at leastの方の選択肢が入ります。

    Indeed というのは、(6)の内容を更に具体化して使っています。ですので、この具体化の例が、下記のどちらになっているのかを考えると答えが出るかと思います
    [clear(誰がみても100%) のrelation なのか①] [at least(最低限)のconnectedなのか②]

    具体化の例は、「多くの21歳は酒に慣れていないから(B’)、大学内での酒飲みは一層問題が悪化する(A’)」といっています。

    過剰に飲みすぎるすべての事例が、法律によるものではないが、
    ここでの大学生の事例(B’)が、21歳はまだお酒になれてない(A’)ということが少なくとも原因の一つではないかというのが筆者の考えです。
    すべての事例であれば、21歳以外の例についても当てはまりますが、ここでは21歳だけを切り取っているためat lesat connected ということになります。

    設問7,

    これも文法の問題です。仮定法の形がわかるかどうかという基本的なことを問われています。

    設問8,

    空欄の前では、
    世界中の多くの国で法的に18歳は大人であることと、お酒を飲むことが認められている年代であり、それが正しいことだと言っています。

    空欄の後では、
    まず空欄が文章の一部になっている点に注目してください。こういう場合はまずは文法的にどの選択肢も入るのかをチェックしてください。今回の場合はto不定詞 or 助動詞の後ろなので、どの選択肢も入るので問題ありません。

    また、文章内容についても、第1パラグフでのことがすべてできると、アルコールを飲むのにも十分に大人であるというつながりになっています。これは第1パラグラフの論理をそのまま適用できます。

    上記の点から考えるとまず、1,3が消えます。3については、文法的に主節は仮定法でないといけませんので、その時点で3はだめです。ここでは、否定か肯定文かどうかでもわけることができます。1については、否定文になっていて第1パラグラフの論理と逆になっています。
    2,4については1パラグラフの論理を使うのであれば、legallyというのがキーポイントになります。このWordが入っているのが4となりますので、答えは4になります。

    設問9,

    筆者の言葉の使い方、強調表現を使った理由について聞かれる問題です。
    この問題は、内容一致とは違い、文章に直接記述されている問題ではないので、解き方になれていないと難しい問題になるでしょう。1

    設問10,

    これはA,B,Cとある意見の中で、どれが筆者の意見と一致するのかを判断する問題です。この問題は本文を読めていれば難しい問題ではありません。

    A,については、国際慣習に従うべきというのは1パラグラフからずっと言っていることですので、あっていることはわかって問題ないでしょう。Bについては筆者の意見と逆ですね。筆者はずっと18歳の段階で許されている大人としての行為があるのであれば、十分に成熟した大人であるのではないかと主張しています。Cについては、これは少し難しいかもしれませんが、4パラグラフで言っていることに一致します。

    上記から答えは5になります。

    他の大問はこちらから(随時更新)

    大問2

    大問3

    大問4

    大問5

    まとめ

    慶應経済学部の入試でご不明点、ご不安な点があればお気軽に当塾のカウンセリングを受けてください。カウンセリングはこちらから受けることが可能です。

【慶應経済|英語】完全対策と勉強法(空欄補充、英作文の対策も記載)

2019.05.20

ページ目次慶應義塾大学経済学部|英語対策慶應経済学部の英語の全体概観/傾向慶應経済の英語は何点取れれば良いのか?慶應経済の合格最低点【恐怖】慶應経済の1次選抜とは・・・【慶應経済英語】設問ごとの配点予想【慶應経済英語】空所補充と英作文が鍵です【慶應経済】英語では時間配分はどうしたら良いのか?【慶経英

  • …続きを読む
  • 慶應義塾大学経済学部|英語対策

    慶應経済学部合格を目指すみなさん! この記事が力になれば幸いです。

    慶應経済学部の入試は難関中の難関と言われ、高得点が求められます。

    しかし、傾向と対策をしっかり把握していれば、合格点は決して夢ではありません。

    この記事では、慶應経済学部の過去問から各設問の特徴を分析し、対策のポイントを解説します。
    などの対策法を学べば、実力は確実に向上するはずです。

    1. 空欄補充→文章の流れをつかむ!
    2. 内容一致→メモの活用の仕方とは?
    3. 英作文→テンプレートを使いこなす

    本記事を最後まで読んでいただくことでどのようなことをすれば、
    慶應大学経済学部に合格する力が入るのかをイメージしていただくことができると思います。

    [toc]

    慶應経済学部の英語の全体概観/傾向

    大問 種類 語数
    I 長文問題 約700
    II 長文問題 約800
    III 長文問題 約1000
    IV 論説文(日本語) 約600語
    V 自由英作文

    年度によって問題のブレがありますが、

    • 超長文が3題
    • 自由英作文

    が例年出題されています。

    注意!
    2023年から新傾向の問題が出題されているの注意してください。
    ただし、以前まで出題されていた和文英訳の形式についても、
    まだまだ出題されないと決まったわけではないので対策はしておいた方が良いでしょう。
    本ブログ記事で対策方法を伝えていきます。

    得点については、90点分がⅠ〜 Ⅲの長文問題で占められていて、
    残りの110点が評論問題 or 和文英訳 と自由英作文となっています。
    詳しい配点の仕組み、足切りについては下記でお伝えしていきます。

    難易度は早慶標準
    • 長文の文章自体は、比較的日常的なことでまた語彙のレベルも早慶では標準レベルなので、
      早慶を目指している学生で、
      全く文章を読めないという学生はいないでしょう。
    • ただし、空欄補充が非常に多いので対策が必要不可欠です。
    • 自由英作文についても、毎回同じ形式なので、文法等基本的なことを間違えないようにしていくことで対策可能です。

    慶應経済の英語は何点取れれば良いのか?

    結論から言うと、慶應経済学部の英語の得点は、

    • 200点中130~140点(65%~70%)
    • *A方式で英語が苦手であれば、110~120点程度でも良いです。

    この程度は取れるようにしてください。

    求められてる点数高い・・
    • 慶應経済学部は、A方式とB方式があります。
      足切りのあるB方式はもちろん、英語で点数を取らないといけないのですが、
      A方式の場合は数学が近年ものすごい難しくなっているので、
      英語で点数を取れるようにしておきましょう。

    慶應経済の合格最低点

    慶應商学部はA方式とB方式でわかれており、方式によって難易度が全然違います。

    学部ごとの受かりやすさについてはこちらの記事でも伝えています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/keio-ukariyasui/"]

    慶應経済A方式での科目と配点

    外国語:200/420点 時間100分
    数学:150/420点
    小論文:70/420点

    年度 配点 合格最低点 得点率
    2023 420 248 59.05%
    2022 420 209 49.76%
    2021 420 231 55.00%
    2020 420 234 55.71%

    慶應経済B方式での科目と配点

    外国語:200/420点 時間100分
    歴史(日本史or世界史)・150/420点
    小論文:70/420点

    年度 配点 合格最低点 合格率
    2023 420 266 63.33%
    2022 420 239 56.90%
    2021 420 262 62.38%
    2020 420 240 57.14%

    慶應経済学部の英語の平均点

    注意!
    英語全体の平均点は慶應大学から公式では発表されていません。

    ただし、推定はできます。
    B方式の足切りの点数が英語のみなので、
    そこからある程度予想してみます。

    B方式の1次選抜のデータを公開

    年度 配点 選抜最低点 得点率
    2023 90 51 56.67%
    2022 90 51 56.67%
    2021 90 65 72.22%
    2020 90 54 60.00%

     

    この足切りの段階で英語ができない学生は、足切りされてしまっています。

    昨今の入試は、英検導入のおかげで、学校でも対策をしているところが多く、
    「自由英作文が苦手・・・」という生徒は、慶應経済という受験者層を考えてもほとんどいないと言っても良いでしょう。

    このように考えると、、
    足切り以降の平均得点率は65~70%程度と考えられます。

    年度 配点 予想平均点 予想得点率
    2023 200 124.0 62.00%
    2022 200 122.3 61.15%
    2021 200 131.8 65.90%
    2020 200 123.5 61.75%

    上記の点数が、
    慶應経済の英語の平均点だと考えられます。

    足切りを超えるとほぼ合格点
    • もちろん、他の科目の結果次第ではありますが、
      残り科目の点数220点の得点率を50%で110点としても、
      230~40点近く取れることがわかります。
    • 年度にもよりますが、ほとんど合格最低点に近いです

    【恐怖】慶應経済の1次選抜とは・・・

    上記でも述べていますが、
    慶應経済学部では、1次選抜(通称:足切り)という制度が存在しています。

    注意!
    A方式 : 英語+数学のマーク部分160点
    B方式 : 英語の大問1~3のマーク部分110点

    前半部分で点数を取れないと
    後半部分は採点されずに即不合格となる恐怖の制度
    です。

    [su_box title="足切りの点数を詳しく知りたい方 " style="glass"]

    足切りラインは、
    年によって異なり、最初の部分で8割の正解は欲しいところです。

    足切りについては過去に書いておりますので、詳しくは参考にしてみてください。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/keizai/keio-keizai-2018-point/"][/su_box]

    【慶應経済英語】設問ごとの配点予想

    大問 種類 難易度 配点
    1~3 長文問題 ★★★ 90
    4 論説文 ★★ 20~40
    4” 和文英訳 ★★★★ 40
    5 自由英作文 ★★★ 70~90
    注意!
    和文英訳については、まだ削除確定ではないので掲載しておきます。
    通例新傾向の問題が出た際は平均点は下がるのですが、、
    今回は平均点が上がってしまっているので、また別のになるか、元に戻る可能性あります。
    今後2,3年は警戒をしておいた方が良いと思います。

    【慶應経済英語】空所補充と英作文が鍵です

    結論から言うと、慶應経済学部に合格したいのであれば、
    空所補充の対策をするのが重要です。

    自由英作文が点数として重要なのは、上記までで述べたとおりです。

    長文部分を設問別に具体的に見ていきましょう。

    問題種類 設問数 予想配点率
    空所補充 27 90%
    TF判定 2 7%
    アクセント問題 3 3%

    !?

    これまでに、慶應経済学部の過去問をやったことがない人は驚くかもしれません。

    なんと昨今の慶應経済学部の英語の長文ではほとんどが空欄補充問題によって成り立っているのです。

    空所補充苦手=不合格
    • 慶應経済学部では空所補充の問題が非常に多いので、
      この問題形式に慣れていく必要があります。

    【慶應経済】英語では時間配分はどうしたら良いのか?

    Watch

    注意!
    慶應経済学部では、試験時間が100分となっています。
    他の学部よりも少し多めですが、記述がありかつ、足切り部分もあるので時間配分には気をつけたいところです。
    問題形式 予想得点率 所要時間
    【大問1】長文問題 13% 15分
    【大問2】長文問題 16% 20分
    【大問3】長文問題 16% 20分
    【大問4】評論問題 20% 10分
    【大問5】自由英作 35% 25分

    100分で少し余裕があると思いますが、
    実際に時間配分をするとこのようになります。

    700語近くの長文を15~20分近くで解かないといけないのは、
    慣れてないとかなり大変なので、
    日頃から時間配分を意識して解いてください。

    【慶経英語長文】設問別の対策

    それでは、ここからは慶應経済の長文問題の設問別の対策を見ていきましょう。
    下記3パターンが、頻出の問題になります。

    1. 空欄補充問題の対策
    2. 照らし合わせ内容一致
    3. 発音・アクセント問題

    【頻度|かなり高い!】空欄補充問題の対策

    慶應経済学部の空欄補充問題は様々な形式で問われるのですが、

    根本的な考え方一つです。

    • 文章内の他の部分でどのようにいいかえがなされているか

    を発見できるかどうかです。

    文章は1パラグラフ内で1つだけしか言いたいことはありません。ということは、

    空欄部分もパラグラフ内の他の部分で違う言葉で言い換えられていることがわかります。

    この言い換えに気づくことができるかどうかがポイントです。

    言い換えの関係を考える

    下記文章を読んでみて、言い換えの関係を探してみましょう。

    ①In july one of Taiwan’s top newspapers, United Daily News, published a story based on supposedly leaked minutes from a secret government meeting. ②America had asked Taiwan to manufacture biological weapons at a lab run by the island’s defence ministry, the report claimed. ③Taiwanese and American officials quickly denied it. ④The allegedly leaked minutes, it transpired, were not written in the usual style of Taiwanese government records. ⑤They were filled with official-sounding phrases used in mainland China, but not Taiwan. ⑥This was likely Chinese disinformation, Taiwanese officials said. ⑦Yet the story spread to Taiwanese talk shows and influencers. ⑧Within weeks it had evolved into a wilder claim: ⑧Taiwan was going to collect 150,000 samples of Taiwanese blood and hand them over to the Americans, so that they could develop a virus to kill Chinese people.
    出典:”China is flooding Taiwan with disinformation”From The Economist

    下記が言い換えの関係です
    • ②と⑦⑧、③と④、⑤と⑥
    • ③、④と⑤、⑥のように2文続いている場合は、原則いいかの関係になります。それがわかっていれば、この関係を見破るのは難しくないでしょう。
    • ②と⑦⑧のように、文章が飛んでいるが内容が同じになっていることには気づけるようになりたいです。(今回の文章は、過去完了形を具体的にイメージ化できたかどうかが重要なポイントになります)

    文章のつながりに気づけないと、
    早慶レベルの問題を解くのはかなり難しいと言わざるをえません。

    選択肢から判断すべし問題パターン

    上記のように文章の内容を見抜いて解いていくパターンもありますし、
    それ以外にも、慶應経済学部には色々な空所補充のパターンがあります。

    1. 副詞を入れるパターン
    2. 1単語を入れるパターン
    3. 文章を入れるパターン
    4. 文法問題パターン

    選択肢だけを見て、
    この問題はどのような解答根拠で解いたら良いのか?
    を考えられるようになると良いでしょう。

    【難易度高い!】照らし合わせ内容一致対策

    単なる内容一致ではなく、
    答えを解くために複数のパラグラフの情報を使う必要がある問題です。

    複数の英語長文から答えとなる根拠を探し出さないといけないので結構時間がかかります。

    この問題を解けるようになるには?

    メモをとりながら問題を解くのが良いでしょう。
    もちろん、とりすぎていると時間がなくなってしまいます。
    どこに何が書いてあったのかを探すのが一番時間がかかります。
    この探す時間をできる限り少なくするためには、メモをとりながら解いていくのが一番良いです。

    注意!
    探すのが大変だから・・と言って、解答根拠を本文から探さないで解いてしまうのは絶対にやめてください。
    必ず本文内から該当部分を探して答えるようにしましょう。

    数をこなしたい場合は?

    このような形式の問題は早稲田理工学部で頻出の問題形式です。
    後ほど紹介する日本語評論問題と同じで、「練習問題が欲しい!」という人はやってみても良いでしょう。

    *早稲田理工学部は、大学入試の中で一番難しいので覚悟は必要ですが・・・

    発音・アクセント問題

    難しい発音や、アクセントが問われるわけではありませんが、毎年問われています。

    英単語を覚える際に必ず覚えるようにしてください。

    特に一冊参考書を別に行う必要はなく、

    「ターゲット1900」や「システム英単語」といった王道の英単語帳を覚えながら、

    覚えると良いでしょう。

    本番は・・
    • とはいえ、英語の発音、アクセントは難しいのが事実です。本番わからなくなることもしばしば。
    • その場合は、あまり気にしないで先に進みましょう。配点は他の空所補充よりも低いと予想されます。

    (出題頻度|低)タイトル問題の対策

    注意!
    念のため記載。

    まずこのタイトルではどのようなことを見抜く必要があるでしょうか?
    タイトルということは文章全体に関係することです。

    ただ、もちろん文章自体に書いてある=タイトルになるというわけではありません。

    パラグラフ毎の筆者の主張を見抜いて、それがすなわちどういうことをいっているかを見抜く訓練が必要です。

    部分の内容ではなくて、文章全体に貫かれる筆者の主張がどのようなものなのかを理解できる能力が求められています。

    【新傾向】日本語論述問題

    2023年の入試から出題された新傾向の問題ですが、そこまで恐れるに足りません。
    出題された瞬間は大変だったかもしれませんが、
    事前に問題用紙の最初に「問題変更があります」との記載もありました。

    問題自体は、
    冷静になって考えると「簡単になった」と歓喜すべき問題だと言えるでしょう。

    基本的な考え方としては、
    照らし合わせ内容一致対策の部分で記載したことと変わりません。

    一つ前の大問と日本語の評論を照らし合わせて解いていく問題です。

    内容不一致問題があるので、時間がかかるため要注意です。

    過去の慶應経済学部のテーマについて

    [su_spoiler title="クリックしたら見れます" icon="plus-square-2"]
    2021年 「顔認識技 術(賛成 論)」「顔認識技 術(反対論)」「自動運転 車」
    2020年 「公的資金による 芸 術 へ の 援 助」「公的資金による 芸 術 へ の 援 助 (賛成論)」「漁業への補 助 金の是非」
    2019年 「観光産業の 問題点」「観光産業の 可能性」「カジノ設置の賛 否」
    2018年 「飲酒年齢引下げ への賛成論」「飲酒年齢引下げ への反対論」「死刑制度存続 の是非」

    2017年 「最低賃金制 度導入への反対 論」「最低賃金制 度導入への賛成論」「「相続税への 賛否」
    2016年 「伝統的結婚 形態の擁護論」「同性間結婚 の賛成論」「投票義務化 について」
    2015年 「女性の大学進学率と社会進出」「移民受け入れ賛 成論」「移民受け入れ反対論」
    2014年 「平等と成長」「若者の失業とその影響」
    2013年「動物園廃止賛成論」「動物園廃止反対論」「自然の私有化賛成論」 「自然の私有化反対論」
    2012年「秘密と人間性」「科学技術の進歩と学校の取り組み」
    2011年「コモドオオトカゲの生態」「アップル社創業者の言葉」「不平等な国際的食料分配」
    2010年「デジタル・デバイドは解消されるか?」
    2009年「職務マニュアルのプラスとマイナス」「アメリカにおける移民労働者の歴史」

    [/su_spoiler]

    年度によっては長文が3,4つになっている場合もあります。ただしその場合は問題自体がかなり平易になっているので注意です。

    科学技術や経済、労働に関係した文章がでてきます。それぞれに主要な概念はまとめておくとよいでしょう。

    最新入試についてのテーマの予想をこちらの記事でしています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/keizai/keio-keizai-themes/"]

    慶應経済会話英訳問題の対策

    注意!
    2024年以降の入試では、出題されない可能性あり。念のため記載。

    意外と苦手な人が多いのが、この会話の英訳問題です。
    簡単な日本語ですが、落としてしまう人が多いのが現状です・・・

    対策
    普段から英語を使ったコミュニケーションを試みることです。日本語そのままを英語に変換してしまうと全然通じない英語になってしまいます。なので、時間のある人は英会話などをやってみるとよいのでは?と思います。

    とはいえ、あとで説明するような『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』や「ドラゴン・イングリッシュ」がまずはできていることが最優先です。

    英会話苦手・・・という人はまずはこの辺りの教材を何度も行って、

    瞬発的にできるのが最優先となるでしょう。

    具体的にどのように対策をしたら良いのか、別の記事で紹介しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/keizai/keio-keizai-wabuneiyaku/"]

    【超重要!!できなければ、×】慶應経済自由英作文の対策

    かつては独立した問題形式でしたが、近年は

    読解問題の論点そのものが設問に問われて、
    あなたならばどちらの立場につきますか?

    という問題になっています。

    この問題を解くためには?
    • 読解問題で筆者の主張+論理構造が読み取れていることが必要不可欠になります
    • 読解が苦手だけど・・と言う人はまずは、ここまでの評論問題を解けるようになりましょう。

    慶應経済の自由英作文ができるようになるためには・・

    なかなか難しい慶應経済学部の英作文ですが、下記ステップを習得して頑張っていきましょう。

    1. 中学レベルの英文法の習得
    2. 文章テンプレートの習得
    3. 引用パターンの習得
    4. よく問われるテーマ別英語表現の習得

    自由英作文というと、
    勉強の初歩段階だとかなり難しい印象を受けますが実際は、

    中学英文法レベルの文章を正しく使うことができているかです。

    一般的な自由英作文の具体的な勉強法としては、

    こちらで紹介しているのでご確認下さい。

    慶應経済学部の英作文については、
    採点基準、必勝テンプレートを含めてこちらで紹介しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/keizai/keio-keizai-englishcom/"]

    慶應義塾経済学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策をします

    まずは資料請求・お問い合わせ・学習相談から!

    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、慶應義塾大学専門として経済学部への圧倒的な合格ノウハウがございます。

    少しでもご興味をお持ちいただいた方は、まずは合格に役立つノウハウや情報を、詰め込んだ資料をご請求ください。

    また、慶應義塾大学経済学部に合格するためにどのよう勉強をしたらよいのかを指示する学習カウンセリングも承っています。学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

    慶應義塾大学経済学部に合格したい方は、まずは当塾の資料をご請求ください。

    [ad doc=""]

2019年|慶應総合政策学部入試の振り返り

2019.03.10

慶應総合政策学部 <2019年3月9日更新> 今年,2019年の受験においての慶應総合政策学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 2019年 募集

  • …続きを読む
  • 慶應総合政策学部

    <2019年3月9日更新>
    今年,2019年の受験においての慶應総合政策学部の入試振り返りを行なっていきます。
    悔しい思いをした学生も、
    これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。

    一般入試の倍率

    2019年 募集275人 最終志願者数3600
    2018年 募集275人 最終志願者数3757 受験者数3423 合格者数351 補欠入学者0
        実質倍率9.8倍

    2015年くらいまでは倍率が6倍前後であったが、2016年に7倍なり、2017年には9倍を突破、昨年は10倍近くまで倍率が伸びている。志願者数の増加に反比例して大学側が合格者を絞っていることが原因だろう。2015年と昨年の受験者数はほとんど同じだが倍率が6.3倍から9.8倍に増えた。2015年時には89人居た補欠合格者も2016年以降0人となっている。最終合格者数も2015年時の536人から年々減少が続き、昨年は351人であった。私大定員厳格化の影響をもろに受けている学部の一つであると言えるだろう。志願者数自体は多少減少したものの、相変わらず厳しい入試になることは間違いないだろう。来年度の受験生は覚悟して勉強に臨んでほしい。

    各科目の講評

    英語

    英文のテーマはインテリ層が好む雑誌によく出てくるような内容のものが多い。
    日頃から本や新聞を読んで教養を身につけておく必要があるだろう。英語の問題ではあるが、一定程度の教養がないと必要以上に苦戦を強いられることになる。

    今回のテーマはいずれも欧米の各メディアでよく見かけるものばかりであった。特に大問2の貧困の定義などは近年定期的に話題に上がるテーマなので、しっかり準備してきた者とそうでない者とで差が生まれる部分であったかもしれない。
    なお大問3のような脳関連の話題はそもそも大学入試で頻出のテーマの一つである。
    科目が絞られているだけに全体の難易度は高いので、背景知識があることに越したことはない。
    ネイティブ向けのメディアは難しいものが多いが、VOA Learning Englishなどの英語学習者向けのメディアもある。そういったものを上手く活用して出来る限り様々な英文に触れていってほしい。

    数学

    前年と同程度の分量で、学部によってはやや難化した。他大学・他学部とは明確に異なった出題形式であることが特徴である。特に総合政策学部・環境情報学部では、現実にあり得る事象や数学的パズルに基づいた設定の問題の出題が多い。
    しかし、日頃の問題演習で基礎を確立して、過去問演習を積むことが対策として有効なことに変わりない。また、過去問演習では、自分が受験しない他のSFC学部の問題に取り組むことも有効であろう。

    小論文

    編集中

2019年|慶應環境情報学部入試の振り返り

2019.03.10

慶應環境情報学部 <2019年3月9日更新> 今年,2019年の受験においての慶應大学環境情報学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 2019年

  • …続きを読む
  • 慶應環境情報学部

    <2019年3月9日更新>
    今年,2019年の受験においての慶應大学環境情報学部の入試振り返りを行なっていきます。
    悔しい思いをした学生も、
    これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。

    一般入試の倍率

    2019年 募集275人 最終志願者数3326
    2018年 募集275人 最終志願者数3123 受験者数2866 合格者数333 補欠入学者0
        実質倍率8.6倍

    2015年くらいまでは倍率が6倍に満たなかったが、2016年に6.5倍なり、2017年には8.4倍、昨年は8.6倍であった。総合政策学部と同様、本学部も合格者は年々減少している。志願者数自体には近年大きな変化は見られない。
    補欠入学に関しては2016年から3年連続で0人である。
    やはり総合政策学部と同様私大定員厳格化の影響を大きく受けている。今年度は志願者数が多少増加していることもあり昨年よりも厳しい入試になったと思われる。おそらく来年度も厳しい試験になるだろう。
    来年度の受験生はすぐに準備を始めてほしい。試験自体が難しいので多少得意なくらいでは歯が立たないし、周りのレベルも高いので相当念入りな準備が必要となる。

    各科目の講評

    英語

    基本的には総合政策学部とほとんど変わりはない。近年の欧米メディアが出典であり、やはりある程度の背景知識は備えておいてほしいところ。

    VOA Learning Englishあたりから始めて徐々に英文記事に慣れていくといいだろう。
    英検準1級くらいまでの単語を覚えたらThe New York TimesやBBC Newsなどにも挑戦してほしい。
    そのあたりまでいけば馴染みのある分野なら大体読めるくらいになってるはずだ。もちろん一番の対策は過去問演習であることには間違いないのだが、それと並行して上記のような多読を行うと盤石な実力がつく。
    ぜひ時間のあるうちに始めて見てほしい。

    数学

    前年と同程度の分量で、学部によってはやや難化した。他大学・他学部とは明確に異なった出題形式であることが特徴である。特に総合政策学部・環境情報学部では、現実にあり得る事象や数学的パズルに基づいた設定の問題の出題が多い。
    しかし、日頃の問題演習で基礎を確立して、過去問演習を積むことが対策として有効なことに変わりない。また、過去問演習では、自分が受験しない他のSFC学部の問題に取り組むことも有効であろう。

    小論文

2019年|慶應商学部入試の振り返り

2019.03.08

慶應商学部 <2019年3月8日更新> 今年,2019年の受験においての慶應大学商学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 一般入試 A方式 2019年

  • …続きを読む
  • 慶應商学部

    <2019年3月8日更新>
    今年,2019年の受験においての慶應大学商学部の入試振り返りを行なっていきます。
    悔しい思いをした学生も、
    これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。

    一般入試の倍率

    一般入試
    A方式
    2019年 募集人員480人 最終志願者数4105人
    2018年 募集人員480人 最終志願者数4072人 受験者数3801人
        合格者数1257人 補欠合格者71人 実質倍率3.0倍
    B方式
    2019年 募集人員120人 最終志願者数2611人
    2018年 募集人員120人 最終志願者数2943人 受験者数2746人
        合格者数301人 補欠合格者12人 実質倍率9.1倍

    A方式とB方式の違いは小論文を選ぶか数学を選ぶかの違いである。東大や一橋の滑り止めとして受けるのであれば小論文が必要なくなるA方式を受けるだろうし、私文で数学をやっていない場合は数学のないB方式を選ぶことになるだろう。数学を必要としないB方式は特に人気があり、慶應大学内でも特に倍率が高い試験となっている。学部の内容的に数学を扱えるA方式受験者を優先して取るのは仕方のないことなので、必然的にB方式は少ないパイの奪い合いとなる。今年は去年より300人程度志願者が減少しているが、それでも8倍程度の倍率になるだろう。

    各科目の講評

    英語

    問題の難易度自体はいずれも標準的ではあるが、いかんせん量が多めなのでサクサク解いていく必要がある。英文の出典はThe New York TimesやThe Guardianなど有名どころのメディア紙が多い。早稲田の社学とも出典の傾向は似通っているので、過去問が尽きたらそのあたりもついでに解いておくといいだろう。ちなみに上で挙げた2紙は去年も出典元になっている。

    世界史

    概ね平年並みで難問らしい難問はあまり見られない。
    論述問題も非常に平易なものであり、合格を目指すにあたっては絶対に落とせない。

    大問3はラテンアメリカ史ということで苦手な受験生も多かったかもしれないが、取れる部分を確実にとればそれほど痛手にはならないだろう。
    来年度の受験生は東南アジア史やアフリカ史など抜けがちな部分までしっかり勉強してほしい。滑り止めも含めて一通り受験すればマイナーな部分でも出会う可能性は高くなる。

    まがりなりにも私大最高峰の大学を狙うのだから半端な学習でどうにかなるとは思わないことだ。
    取り組みやすい問題が多いのは確かだが、それは周りも同じであることを忘れてはならない。

    日本史

    例年通り平易な問題がほとんどである。選択科目が取り組みやすいこともB方式が高倍率になる一つの原因かもしれない。撰銭についての論述問題が出題されたが、それも用語解説レベルで全く難しくはない。おそらく合格者でこの問題を落とす人はほとんどいないであろう。早稲田や他学部も受験する予定であればしっかりと高得点をとってほしい。このレベルの問題で失点が多く重なってしまうようでは早慶全体において合格が難しくなってくる。

    数学

    大問の数こそ3題から4題に増加したものの、全体の分量は減少した。しかし、依然として計算量の多い問題の出題が続いている。また、全問穴埋め式の問いではあるが、単純な式変形だけで解けるような問題は少ない。
    日頃から長い計算をすることに慣れておくことと、難しめの問題に取り組んでおくことが必要である。

    小論文

    確認中

2019年|慶應経済学部入試の振り返り

2019.03.08

慶應経済学部 <2019年3月8日更新> 今年,2019年の受験においての慶應大学経済学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 一般入試 A方式 2019

  • …続きを読む
  • 慶應経済学部

    <2019年3月8日更新>
    今年,2019年の受験においての慶應大学経済学部の入試振り返りを行なっていきます。
    悔しい思いをした学生も、
    これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。

    一般入試の倍率

    一般入試
    A方式
    2019年 募集人員420人 最終志願者数4743人
    2018年 募集人員420人 最終志願者数4714人 受験者数4314人
        合格者数1039人 補欠合格者183人 実質倍率4.2倍
    B方式
    2019年 募集人員210人 最終志願者数2231人
    2018年 募集人員210人 最終志願者数2417人 受験者数2217人
        合格者数431人 補欠合格者69人 実質倍率5.1倍

    倍率等にそれほど大きな変化は見られないが、受験者層のレベルが高いことにも変わりはなく簡単な試験ではなかっただろう。本学部の問題には本格的な記述式の問題も含まれているので他の私学に比べて入念な準備が必要になる。過去問研究等の期間を十分に確保することを考えると夏までにセンター試験レベルの問題は仕上げておきたい。逆算すれば基礎を固めるのに取れる時間は3月から勉強を開始しても半年に満たないくらいである。本当に本学部を志望するということであれば今すぐ勉強を始めるべきである。自分でできないというのであれば塾などに通い勉強に専念できる環境を確保した方がいい。
    勉強など本来一人でもできることではあるが、専門の人間に道を示してもらうことで大幅な時短が可能となる。

    各科目の講評

    英語

    形式や難易度は去年とさほど変わらない。過去問等での訓練をしっかり積んでいれば事故る要素はほとんどなかったであろう。
    自由英作文もわりとテンプレートな論点であり、当塾で授業で扱ったものと全く同じものだった。 また点数が110点もあるため、対策せずに合格することは、不可能であろう。
    ただし和文英訳は見た目よりは難しく表現力が必要な問題となっている。
    全体的に簡単過ぎず難し過ぎずバランスの取れた良問と言って良いだろう。
    変に尖った問題は無く実力がもろに出る構成だ。勉強した分は点数に反映されるし、逆に土壇場での逆転合格はまず不可能であろう。過去問をしっかりやる以外に必要な対策はあまりないので、基礎を固めたのちに他学部の問題等も含めて演習を重ね総合的な実力を養っていこう。

    なお過去問演習に関しては2012年以前のものもやっておくことをおすすめする。
    特に英作文はテンプレートを用いるだけでは書けない問題が多いので実力をつけるうえで良い訓練になる。

    世界史

    易化した昨年に比べるとやや難化しているが、出題テーマ自体はほとんど標準的なものであった。
    論述問題も特に細かい知識を要求されているわけではないので確実に得点してほしい。
    問題を解いてみて難しいと感じたならまずはしっかりと教科書レベルの知識はおさえよう。難問があるとそこに目が行きがちであるが、標準的な問題に対応できるようにするだけで合格点自体は取れるので、さしあたってはあまり気にしなくてもよい。

    日本史

    全体の難易度はそれほど上昇しているわけではないが、論述問題が増加したことで差はつきやすくなっている。特に大問3の基地機能移転問題の論述は明確に差がつくところだろう。
    また民本主義に関する論述も過去問研究を行った者とそうでない者で差がつく問題である。
    この論点は既に2014年にほぼ同じものが出題されているので、過去問対策を済ませていれば基本的に満点を取れる問題であった
    。いずれにせよ本学部の問題は近世以降に出題が限定されているので現代史までしっかりと学習を進める必要がある。
    論述問題の成否が合否に直結してくるので過去問のみならず、他大学の問題や論述問題集などで論点を一通り学んでおくこと。

    数学

    前年度に比べると易しい問題が増えたが、分量は多い。試験時間の80分で全て解き終わることは難しい。
    また、数学ⅠA・ⅡBからまんべんなく出題されるので、対策は決して容易ではない。
    日頃から計算力を鍛えておくことと、難しめの問題にも対応できるようにしておくことが重要である。

    小論文

    確認中

2019年|慶應法学部入試の振り返り

2019.03.08

慶應法学部 <2019年3月8日更新> 今年,2019年の受験においての慶應大学理工学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 一般入試 法律学科 2019

  • …続きを読む
  • 慶應法学部

    <2019年3月8日更新>
    今年,2019年の受験においての慶應大学理工学部の入試振り返りを行なっていきます。
    悔しい思いをした学生も、
    これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。

    一般入試の倍率

    一般入試
    法律学科 2019年 募集人員230人 最終志願者数2016人
         2018年 募集人員230人 最終志願者数2089人 受験者数1864人
            合格者数351 補欠合格者0人 実質倍率5.3倍

    政治学科 2019年 募集人員230人 最終志願者数1472
         2018年 募集人員230人 最終志願者数1657 受験者数1506
            合格者数315 補欠合格者0人 実質倍率4.8倍

    定員の変化は特にないので実質倍率はほとんど去年と同じ程度になるだろう。
    見かけの倍率はそれほどでもないが、受験者層が東大受験生を含むトップ層であることに加えて、試験問題の難易度も日本トップクラスであり一筋縄ではいかない試験となっている。

    ここを志望するということであれば年度始めの段階で基礎基本が固まっていることが望ましい。
    夏前くらいにセンターレベルを仕上げるくらいでないとトップ層との差を埋めることは難しくなる。

    11月の各社早慶模試において少なくとも他学部に関してはA判定がいくつか出るくらいにしておきたい。
    行き当たりばったりではなく、本番を見据えて計画的に学習してほしい。

    各科目の講評

    英語

    会話文問題や誤文訂正問題の形式が変わるなどしたが難易度自体の変化はそれほどない。相変わらずトップ層でも手を焼く問題がかなりの割合で含まれており、生半可な実力では全く歯が立たないだろう。紛らわしい選択肢も多く、大学受験レベルを超えた単語も注なしで普通に出てくる。これに立ち向かうためには確かな語彙力と十分な文法知識、精読に裏付けられた速読力の全てが必要になる。どれかに偏ることなくバランス良く学習を進めていこう。

    世界史

    昨年度に比べると多少楽にはなったが依然として問題の難易度は高い。細かい知識を用いる正誤問題も多々あるので用語集等を用いた丁寧な学習が求められる。
    またアフリカ史など盲点になりやすい部分にまで気を配ることも必要で、例えば今年はダホメ王国についての正誤問題が出題されている。とはいえいきなり広く深くやるというのは無理なので、まずは標準レベルの問題を徹底的に訓練して取りこぼしをなくそう。そのうえでだんだんと知識を積み上げていけば細かい問題も取れるようになり差をつけることができる。

    日本史

    地図問題が出題されたことが見かけ上わかりやすい変化ではあるが、問題自体は基本的なもので難しくはなかった。
    大問3の神判の歴史は法学部らしい出題であり、がっつり資料を読ませる問題である。

    過去問や問題集での初見資料の読解訓練は必須。またテーマ史、特に法制史は一通り押さえておこう。
    今後も出題される可能性は高い。

    小論文

    確認中

2019年|慶應理工学部入試の振り返り

2019.03.05

慶應理工学部 <2019年3月5日更新> 今年,2019年の受験においての慶應大学理工学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 慶應義塾大学理工学部一般入

  • …続きを読む
  • 慶應理工学部

    <2019年3月5日更新>
    今年,2019年の受験においての慶應大学理工学部の入試振り返りを行なっていきます。
    悔しい思いをした学生も、
    これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。

    一般入試の倍率

    慶應義塾大学理工学部一般入試では、5つの学門別に募集を行っている。学門2・3での志願者数に大きな変化はなかったが、学門4(募集人員160人)と学門5(募集人員125人)への志願者数が大幅に減少したことにより、全体として倍率は減少した。しかし、学門1の志願者数は昨年に比べ上昇した。各学門ともに倍率は12〜15倍程度である。

    各科目の講評

    英語

    分量・難易度ともに大きな変化は無かった。また、大問の構成は昨年と同様に4問だった。全体的に難しい単語や表現は少ないが、内容を正確に把握して解かなければ得点が見込めない。
    加えて、多義語や派生語の知識を問う問題も出題されているので、その辺りの対策も万全に行う必要がある。

    数学

    例年に比べ計算量が減り、易化した。しかしながら、空所補充の問題の計算量が多い傾向にあることや、易しい問題から難しい問題まで配置されている点は例年通りだった。
    微分積分は毎年出題されるが、その他の分野も例年偏りなく出題されるので、特定の分野に偏ることなく学習されたい。また、微分積分は頻出である。よく学習されたい。

    物理

    難易度や分量に大きな変化は見られなかった。基本問題から難易度の高い問題までバランスよく出題されている。問題設定は受験生にとって見慣れない内容が多いが、学習した法則・公式を使いこなせるかがポイントである。また、力学と電磁気学は学部でも学習する重要な分野なので、頻出である。特に重点を置いて学習されたい。

    化学

    難易度、分量に変化はなかった。教科書や資料集の知識はもちろんのこと、それらを深く理解し使いこなせる必要がある。速く正確な計算力はもちろんのこと、学んだ知識をしっかりと使いこなせる力が要求される。また、理論・無機・有機が満遍なく出題されるので、特定の分野に偏った学習は危険である。加えて、過去問を解いて間違えた問題は特にできるようにし、知識を確実なものにしよう。

    来年度の受験生がやるべきこと

    来年度の受験に向けて、各学力に合わせてどのような勉強をしたら良いのかを記載いたします。
    ただ勉強しているだけでは、成績を上げることはできません。
    できる限り、効率的に勉強する術を学んでください。

    偏差値30の学生

    各科目ともに、基本事項の学習を優先して行う必要がある。以下、各科目で必要な学習事項を挙げる。

    【英語】まずは文法と単語の学習をすることから始めるべきである。使うのは平易な参考書で良いが、高校で学習する内容が中学レベルの内容を発展させたものであることに注意しよう。

    【数学】このレベルでは、最低限必要な公式でさえも頭に入っていないことが考えられる(例えば、三角比の定義)。まずは、各分野で必要に応じて導入される言葉の意味(定義)を復習しよう(例えば、三角比とは何か、ベクトルとは何か)。そのうえで出てくる公式は教科書や参考書を参考にして、自分の手で導出すると良い。

    【物理】高校以降で学習する物理という科目は、現象を数式で表すことを目標にしている。したがって、現象を数式で表すことにまずは慣れよう。具体的には、まず運動方程式を書けるように練習することである。力学は特に、記述した運動方程式を解析することが目標であるから、運動方程式を正確に記述できればあっという間に成績は上がる。

    【化学】まずは化学基礎をよく復習すること。具体的には、mol計算と質量濃度の計算ができるようになると良い。また、よく出てくる物質の化学式は書けるようにしておこう。

    偏差値50の学生

    偏差値50に到達したら、入試問題に必要な知識のインプットを行う必要がある。各科目で必要な学習事項を挙げる。

    【英語】長文を読んで、要旨を把握し問題を解く練習をしよう。最初は語数が200〜300語と少なめでも正確に問いが答えられるようにして、徐々に短時間で読める語数を増やそう。

    【数学】網羅系の参考書(青チャート、Focus Goldなど)の例題についている練習問題を解いて、理解を深めると良い。また、苦手な分野があれば早めに克服しよう。

    【物理】教科書に載っている公式は一通り使いこなせるようになろう。リードαやセミナー物理・物理基礎といった、公式を使うだけで解ける問題が網羅された問題集を使うと良い。

    【化学】教科書や資料集を用いて基本知識の理解を深めよう。また、理論化学の計算はこの段階でよく練習しておくとよい。

    偏差値60の学生

    早慶理工合格の目安である偏差値65まで、あと少しである。この段階での各科目の学習事項を挙げる。
    【英語】長い文章の要旨を速く、正確に把握し、問いに答えられることを大学側は期待している。したがって、早慶に限らず、様々な大学の過去問を解き、力をつけよう。
    加えて、派生語や多義語を含めた語彙力を完成させよう。

    【数学】まだ学習していない内容があれば、それらを完成させることが最優先課題である。特に現役の受験生については、数学Ⅲの学習を進めたいところである。数学Ⅲで学習する内容は大学での学習への橋渡しの役割を担っているので入試では必ず出題される。逆に、数学Ⅲを早期に完成させることができれば、飛躍的に得点力が向上するだろう。また、浪人生は既に全ての内容を学習し終えているはずなので、過去の様々な大学の入試問題を解くことで得点力を伸ばしたいところである。

    【物理】重要問題集(数研出版)などの、各分野における近年の入試問題が網羅された問題集で演習を重ね、力をつけよう。特に解けなかった問題は繰り返し解くことで実力がついてくる。加えて、過去に受験した模試の復習も確実に行おう。

    【化学】特に現役生で、かつ無機・有機の学習を終えていない場合は優先的に無機・有機の学習をして、理解を深めよう。また、化学の新演習や重要問題集(数研出版)を利用して、入試問題を解けるレベルになろう。

2019年|慶應文学部入試の振り返り

2019.03.04

慶應文学部 <2019年3月4日更新> 今年,2019年の受験においての慶應大学文学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 2019年 募集定員580人

  • …続きを読む
  • 慶應文学部

    <2019年3月4日更新>
    今年,2019年の受験においての慶應大学文学部の入試振り返りを行なっていきます。
    悔しい思いをした学生も、
    これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。

    一般入試の倍率

    2019年 募集定員580人 最終志願者数4720人 (2/4日時点)
    2018年 募集定員580人 最終志願者数4820人 受験者数4500人
    合格者数1023人 補欠合格者43人 実質倍率4.4倍
    昨年より志願者が100人程度減少しているが、最終的な倍率は昨年とほとんど変わらないだろう。

    各科目の講評

    英語

    全体の難易度としては昨年とそれほど変わらない。形式に多少の変化はあるもののしっかりと準備してきた受験生であれば十分対応可能であっただろう。とはいえ難関国立と比べても遜色ない問題であり、国語力も同時に問われるので付け焼き刃で挑んだ受験生では全く歯が立たなかったに違いない。いつの年であれ本学部の英語では解釈を中心に総合的な力を問われるので、記述問題を中心に日頃からの丹念な学習が必要となる。

    日本史

    全体で見れば昨年と同程度の難易度になるが、大問5の資料がかなり読みにくいものであったので、そこでしっかりと得点できたかどうかが合否の分かれ目になるだろう。定免法自体は難しいテーマではないので資料の読解さえできれば解ける問題ではある。

    大問4の論述問題のテーマである荘園制は重要テーマのひとつであり、書きやすい論点なのでここはしっかり書いておいてほしいところ。おそらく東大受験者など上位層は完答してくるものと思われる。必ずしも上位層と競う必要はないが、あまりに突き放されるようでは合格点確保は難しい。

    世界史

    一部難易度の高い問題はあるものの全体としては基本的な問題が多かった。テキストと用語集を中心に丹念な学習をしていれば問題なく合格点をもぎ取れるはず。難問に関してもほとんどは用語集を読んでいれば答えられる範囲である。基本から標準レベルの問題を確実に取れるようにしてほしい。

    小論文

    現在確認中


  • 偏差値30からの早慶圧勝の個別指導塾 HIRO ACADEMIA

  • 早稲田校舎 : 〒162-0045
    東京都新宿区馬場下町9-7 ハイライフホーム早稲田駅前ビル4階
    TEL: 03-6884-7991
    営業時間: 月〜土 9:00-21:30 
  • Facebook Twitter
    Page Top

Copyright © BETELGEUSE corporation All Rights Reserved.