参考書の特色
▶対象者
早慶・難関レベルの構文読解力を鍛えたい受験生、偏差値60以上
この参考書は50の精選された短い例題を用いて、構文把握力の向上を目指す問題集です。構文把握力は、早慶・難関レベルの長文を読み解くには絶対必要な英語力の一つですが、なかなか構造がつかめず、単語1つ1つは分かるのに意味が取れない、和訳問題で自分で訳した文章の日本語が理解できない・・など苦労している受験生の方は多いと思います。そんな悩みを解決してくれる1冊が、この本です。
この参考書の優れている点は、例題が50題に精選されていて、取り組みやすいという点に加えて、解説が丁寧で分かりやすく、受験生がつまづく部分をしっかりカバーしてくれているところにあります。特に構文把握が難しい部分については、その部分が抜き出され、記号を用いながらわかりやすく図解されているので、頭の中で解説文を理解するだけに留まらず、視覚的にも見やすく、理解しやすい内容になっているので安心です。この1冊で構文把握のプロセスは1通り学べると言えるでしょう。
レベルとしては、難関大学の過去問から出題されているため、相応に難易度は高く、早慶・難関大学の入試問題を解くための構文対策としては十分なものになっています。解説自体は分かりやすいので、理解はできますが、自分で解きながら進めていくことを考えると、それなりの覚悟を持って取り組まなければいけない内容です。参考書の名前の由来にもなっていますが、焦らずゆっくり時間をかけて取り組むことをお勧めします。
教材データ
例題1~50まである中で特に大事なのは12までの部分です。主語の判定ができないと文章が読めません。まずはこの例題部分を何度も何度も繰り返しておこなってください。
参考書の使い方
▶おすすめ使用期間
5ヶ月程度
この参考書の使い方のカギは、どれだけじっくり文章に向き合えるかにあります。難しい構文は国語の現代文のようなもので、理解するのにそれなりの時間はかかりますし、いい加減に解いて、全訳を覚えるような勉強法は全く役に立ちません。まずはしっかりと自分で読んだうえで、解説をじっくり読み、消化し、その解法のプロセスを自分のものにする作業が必要です。そして理解した後は何度も反復して、その問題の類題に対応できるレベルまで頭に叩き込むことが大切です。反復の際には、もちろんもう一度解いてみることもおすすめですが、意味や句・節の区切りを意識しながら音読をすることをお勧めします。この際は、20~30回を目安に音読を行うと良いでしょう。少し多いように感じられるかもしれませんが、慣れれば音読のスピードは上がりますし、何より、例題は短めの文章が扱われているので、もう1回解きなおすより、効率よく何回も繰り返せます。スポーツの練習と同じように、何度も反復。これが最も大事なことです。
具体的な使い方としては、本文をコピーして英文を読み、SVOCMを文章に振って、いきましょう。
読む際にはいくつかポイントがありますので、初読の際に確認してみてください。
▶Sがどこまで修飾されているのか?、どうしてそこまでなのか?
▶等位接続詞は何と何を結んでいるのか?
▶比較がある場合は何と何を比較しているのか?
→比較の形をしている場合の比較だけではなく、言葉上で比較をしている場合も要チェックしてください。
▶時制の変化があるのか?・・他にもポイントは何点かありますが、最初のうちは上記のポイントを注意してみてください。
1ランク成績を上げるための使い方
このレベルの教材になると自分で理解できているかどうかというのがかなり曖昧になります。理解できた=教材の内容を単に丸覚えをしたというだけでできるようになったという状態に陥ってしまう人も殆どです。これでは、全く意味がありません。こうした状態に陥らないためにも自身の英語力を客観評価できる仕組みを作っていきましょう。たとえば、自身が理解した構文をなぜそのように解釈したのか?ということを説明文にして見るのが良いでしょう。また、友達同士で教えあったり、説明しあったりするとさらに理解が進み、効果が高まります。一人でやっている場合も自分が先生になって他の人に教えるつもりで頭のなかでレクチャーしてみると良いでしょう。
ライオンマークを飛ばすのも1つの手です
ポレポレ英文読解には難しい文章に対して、ライオンマークがついております。
ライオンマークは難しくて一人でやっていると理解が難しい場合がほとんです。
その場合は無理してやっても時間がかかるばかりで、制限時間のある受験勉強においては得策ではありません。まずはその他の無印マークがありる問題を確実にできるようにするのが先にしましょう。もちろん、後回しにするだけであって全部終わった後に必ずやってください。
名詞構文とは何か?
人によっては聞いたことがない人もいるかと思います。説明も難しく、理解も難しいので構文の教材で取り上げられることも少ないです。ですが、名詞構文を理解することで飛躍的に英語の理解度が高まるので、基本ができた学生はチャレンジしてみてください。動詞の名詞化をまずは簡単な問題で理解して、ポレポレに取り組むと良いでしょう。”思考訓練としての英文解釈”にも名詞構文について詳しい言及があります。他の科目との兼ね合いもありここまでできる受験生はほとんどいないと思いますが、余裕のある受験生はやってみましょう。
文章の意味が理解できないものに対してはどうすればよいのか?
この教材は構文に対しての説明は詳しくされているのですが、文章の意味がそもそも理解できない、日本語訳をみてもよくわからないという場合が高校生だとよくあるかと思います。それも当然です。この教材は難しい大学の構文の一部を取ってきたわけですから。文章の内容を理解できるのはベターですが、まずはSVOCの構文解析を確実にできる状態にしていきましょう。このレベルができたら、本文の内容を自身の言葉で噛み砕いて言い換えてみましょう。訳出例を覚えても意味がありません。
構文をつかむために意識しておいた方が良いことは?
1度見たことのある構文は、ほぼ必ずと言っていいほど、どこかで再び目にすることになると思います。それだけ構文は類題が多いものです。必ず類題に当たる、と思って苦手な部分はおろそかにせずやっていくようにしましょう。
この参考書が難しいと感じた場合はこちら!
この参考書が難しい!と感じたのであれば、まずは同じ著者の『英文読解入門基本はここだ!』を行ってみましょう。ポレポレのような難しい教材は、この教材からだけ吸収していくではなく、この教材までに行ってきた内容を振り返るという意味合いが強いです。わけもわからないけど皆が使っているから・・・という理由で、ひたすら音読しても英語はできるようになりません。難しい!と感じたらまずはできてない部分を戻ってみると良いでしょう。
▶詳しい使い方はこちら
『英文読解入門基本はここだ!』
この参考書の後には何を使ったらよいか?
この参考書が完全に理解できている状態であれば大学受験で構文で困ることは基本的にはないでしょう。文法的な側面ではなく、論理展開といった内容面を重視して問題を解いていきましょう。『論理を読み解く英語リーディング』や『英文読解の着眼点』や『最難関合格へのPROCESS』といった教材がこれにあたるでしょう。ですが、文構造と違って論理側面というのは独学が難しい分野です。できれば、要約や論理展開の図を書いて自身がどのように文章を理解しているのかを書き表し、読めてない場合と読めている場合がどういう違いがあるのか添削を受けると良いでしょう。
▶詳しい使い方はこちらから
『論理を読み解く英語リーディング』
『英文読解の着眼点』
『最難関合格へのPROCESS』
この参考書によくある質問集
ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
解答はプラトン先生にお答えいただきます。
質問1
どうしても三日坊主になってしまいます。
質問2
文章が難しいですが、解説を見れば納得できます
質問3
全訳例は覚えたほうが良いですか?
英語で成績が出なくてお悩みのそこのあなた!
当塾では偏差値30からの早慶専門塾として、勉強してどうして成績が出ないのか?を完全に理解しています。英語には勉強のコツがあります。どのようにして英語の成果を上げるのか?の対策の一部をこちらのページでご紹介しています。まずはこちらをご覧になってください。
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