仮定法の秘密とは?
学校の授業や参考書ではI was、He was、She wasと習います。
これは言うまでもなく、正しい過去形の形です。
ではI were、He were、She wereはどうでしょうか?
実はこれも文法的に正しくなるときがあります。
それは一体どういう時でしょうか。本記事で説明していきます。
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If I WasじゃなくてIf I Wereになる理由
If I wasではなく、If I wereになる理由は、
それは仮定法だからです。
仮定法は事実や現実とは違うことを話すときに使用されます。
実際には、私はあなたではありません。
そのため、仮定法では、If I / He / She / It WEREという形にすることで、
聞いたり見たりした時にこれは仮定法だぞ!というのがすぐにわかります。
この点をわかりやすく理解するために仮定法では
were を利用しているのです。
仮定法の例文
例文を見てみましょう。
If I were rich, I would quit the job.
もし僕がお金持ちだったら、仕事を辞めるのに。
この例文の本当の意味は、「お金持ちじゃないから、仕事を辞めることができない」。
If he were taller, he would be a model.
彼は背が高ければ、モデルになれたのに。
実際には、彼の背は低いので、モデルにはなれていません。
She would go out with him if she were nicer.
彼女がもう少しいい人だったら、彼と付き合っていたのに。
実際には、彼女は優しくないので、彼と付き合っていません。
If I wasが正しくなるときもある?
ネイティブの中には、If I was、If he was、If she wasと使う方もいます。
仮定の度合いで, If I wasを利用しているとのことです。
しかし、仮定法でのWasの使用はインフォーマル(口頭でなら伝わる)です。
そのため、公式の文書や資格試験で利用するのは避けたほうがよいでしょう。
If I wasは正しい?
実はIf I / He / She / It wasが正しくなる時もあります。
しかし、それが正しくなるのは,多くの場合仮定法ではありません。
If I / He / She / It wasが正しくなるのは、直接法の時です。
直接法と仮定法の違いは複雑ですが、簡単に言えば直接法は将来起こる可能性もあれば、起こらない可能性もあるということです。
例文を見ていきましょう。
1.If I was sick, she would take me to the hospital.
もし僕が病気だったら、彼女は病院に連れていくだろう。
2.If I were sick, I wouldn’t go to the party.
もし僕が病気なら、パーティーには行かなかっただろう。
1の例文は、直接法です。
直接法の場合、IfはWhenever「いつでも」と置き換えることができます。
2の例文は、仮定法です。
「僕」は病気ではありませんが、病気だった「場合」を仮定しているのです。
少々ややこしいですね。
仮定法と直接法を見分けるのは、多くの文章に慣れるしかありません。
まとめ
仮定法でif I was を使う理由の理解はできましたでしょうか?
仮定法は難しいですが、理解すると表現力が広がり、またネイティブの感覚も理解できるようになります。
まだまだ仮定法ができてないな・・・という受験生は、お気軽にご相談ください。
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