接続詞は言語には絶対に欠かせません。
簡単なものから難しく複雑なものまで接続詞にはあります。
そんな接続詞は大学入試やTOEICなど様々なテストに出題されるのです。
今回は接続詞について紹介いたします。
今回で接続詞をマスターして、1つ上のレベルへ行きましょう。
接続詞とは?
接続詞とは文と文を接続する単語のことです。
皆さんよくご存じなのがAndやBut、そしてBecauseも接続詞ですね。
接続詞を使用することで、複雑で長い文章を話したり、書いたりすることができるのです。
逆に言えば、接続詞がないと、単調で短い文章しか使用することができないということですね。
接続詞は電車の連結器と考えれば理解しやすいでしょう。
ある文章(=電車)と他の文章(=電車)を接続して、1つのものにするのです。
例えば
I like eating, but I don’t like cooking. 食べるのは好きだけど料理するのは好きじゃない。
この例文では
I like eating. 食べるのが好き
I don’t like cooking. 料理は好きじゃない
という2つのシンプルで短い文章を、butが1つの長い文章にしていますよね。
シンプルで短い文章ですが、接続詞を使うことで一気に上級者のような文章になりましたよね。
接続詞で結ばれた単語は同じ空間をシェアすること注意してください。
つまり
誤:I work hard and am careful. 僕は一生懸命に、そして注意深く働いた
正:I work hard and careful.
andでcarefulが1つの文中に接続されているので、carefulの前にamは不要です。
接続詞は大きく2つに分けることができます。
従位接続詞と等位接続詞です。
ここからはそれぞれの接続詞を詳しく見ていきましょう。
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従位接続詞
従位接続詞はそれ自体で意味の通る独立した文章と意味の通らない文章を1つにする接続詞のことです。
つまり上司と部下をつなげる中間管理職みたいなものです。
経験や技術がある上司は1人で仕事をできますが、未熟な部下は1人で仕事できません。
そんな部下は中間管理職の従位接続詞のおかげで上司を頼ることができるのです。
従位接続詞はよく原因と結果、対照などの関係性を表します。
主な従位接続詞は以下の通りです。
・because ~だから
・since ~だから
・as ~だから
・although ~だけれども
・though ~だけれども
・while ~する間に
・whereas ~であるのに対して
またuntil、after、beforeなどの副詞も接続詞のように機能することがあります。
I can be with you until the clock strikes 11. 時計が11時を指すまで、あなたと一緒にいることができるわ
この例文で
I can be with you.
はそれ自身で意味が通る独立節と言われます。
一方
the clock strikes 11.
はそれ自身で意味が成り立たないので従属節と呼ばれます。
この独立節と従属節をつなげる働きが接続詞にはあるのです。
従位接続詞は必ず文章の真ん中にいなければいけないというわけではありません。
従位接続詞は従属節の一部になることができますが、その場合、従属節は独立節の前に来なければいけません。
例文を見てみましょう。
従属節:Before you leave. あなたが出かける前に
独立節:Make sure your room is clean. あなたの部屋を綺麗にしときなさい
これを1つの文章にすると
Before you leave, make sure your room is clean.
もしくは
Make sure your room is clean before you leave.
2つの文章の違いはわかりますか?
従属節が先に来る場合はコンマを使用しなければいけないのです。
逆に独立節が先に来る場合はコンマを使用する必要がありません。
等位接続詞
等位接続詞とは対等な関係の単語や文章をつなげる働きのある接続詞です。
主な等位接続詞は以下の通りです。
・for ~だから
・and ~と
・but しかし
・nor ~でもない
・yet けれども
・so だから
I want a pizza or a pasta. ピザかパスタが食べたい。
接続詞orがa pizzaとa pastaをつなげています。
I want to watch the movie, but I don’t have time. 映画を観たいけど、時間がない。
butが2つの文章をつなげていますね。
等位接続詞は従位接続詞よりも簡単ですよね。
接続詞で文章を始めていいの?
よく接続詞を先頭に持ってきて文章を持ってきてはいけないと言われています。
しかしすでに学んだように、従位接続詞は文章の先頭で始めることができました。
また等位接続詞を文の先頭に持ってくるのも間違いではありません。
むしろ強調を表現するいい方法です。
しかし多くの人々は接続詞で文章を始めるのは間違いだと認識しています。
そのためテストなどでは避けた方がいいでしょう。
また適度に接続詞を文の先頭に持ってくるのはOKですが、あまりにも多用するのはいいアイデアではありませんね。
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