EachとEveryの使い分けできていますか?
AllとEveryの使い分けできていますか?
これらの質問に自信をもって首を縦に振ることができなかったら、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
不定代名詞の使い方は大学受験から英検、そしてTOEICの文法問題に必ず出題されます。
そんな重要分野ですが、しっかりとマスターしている人は少ないです。
今回で完全に不定代名詞の使い方をマスターしましょう。
不定代名詞とは?
不定代名詞とは、不特定の人やモノ、数などを表す代名詞のことです。
例えて、いうならば秘密結社の工作員ですね。
組織のボスの姿は明らかではありませんが、工作員つまり不定代名詞がボスの代わりに働くのです。
不定代名詞は様々ありますが、今回は絶対に押さえておくべき不定代名詞4つを解説します。
それでは早速見ていきましょう。
数字じゃないOneの使い方
Oneといえば数字の「1」ですよね。
しかし不定代名詞としての働きは違います。
不定代名詞のOneの1つ目の使い方は
Oneは人の代わりになるということです。
特に一般の人々を表します。
One thinks you’re good enough to do this.
(人々は君がこれをするのに十分上手であると思うだろう。)
One=一般の人々ですね。
注意するべきは特定の人ではないことです。
もう1つ例文を見てみましょう。
One wants a new car.
(人々は車が欲しい。)
One=一般の人々となっています。
注意点は人々なので複数形と思いがちですが、Oneは単数扱いになるということです。
そのため動詞には複数形のsがついています。
2つ目のOneの使い方は,
すでに会話や文で出た名詞の代わりに使われる。
例文を確認しながら見ていきましょう。
Do you want a cake?
(ケーキはいかがですか?)
Thank you, I’ll have a small one.
(ありがとう、いただきます。)
このoneとはcakeのことです。
数あるケーキの中でも、どれでもいい不特定のものなのでoneが使われています。
My phone was broken. I’ll have to buy new one.
(携帯が壊れちゃったよ。新しいものを買わないといけないな。)
oneとはphoneのことですね。
特定の機種が決まっているわけではないので、一般的な携帯電話を表しています。
もし特定のものを指すときはitが使われることに注意です。
My phone was broken. I’ll have to fix it.
(携帯が壊れちゃったよ。修理しないといけないな。)
ここでitはmy phoneのことです。
「私の携帯」は特定のものですよね。
だからitが使われています。
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All、Each、Everyの使い分け
不定代名詞で難しいのはAll、Each、Everyの使い分けです。
この3つを使うときのコツは
グループのメンバーで考えるということです。
簡単に説明すると
All「全て」は1つのグループにいるメンバー全員を表す。
Each「それぞれ」は1つのグループにいるメンバーを個別に表す。
Every「全ての」は1つのグループにいるメンバーを個別に表す。
ここでのメンバーとは人だけではなく、動物やモノも含みます。
さて気づいたことはEachとEveryが同じということですね。
ここからはEachとEveryの違いを見ていきましょう。
Each VS Every
早速ですが例文を見ましょう。
Each one goes to school.
(それぞれの人々が学校に行きます。)
Everyone goes to school.
(皆が学校に行きます。)
例文を見てみるとEachは「それぞれ」と訳され、1つのグループの個別のメンバーが強調されています。
一方Everyは「皆、全員」と訳され、グループにいる全てのメンバーが強調されていますよね。
まず1つ目の違いは強調する対象です。
2つ目の違いはEveryには相性抜群の恋人がいることです。
しかもEveryの恋人はEachのことを心底嫌っていて、絶対に一緒になりたがろうとしません。
そんなEveryの主な恋人は
Almost ほとんど
Practically ほぼ
Nearly ほとんど
です。
Almost every book is new.
(ほぼ全ての本が新しい。)
AlmostはEveryが大好きなので一緒にいますね。
しかしEachのことは大嫌いなので、絶対に一緒にはなりません。
そして3つ目の違いは
Eachは2つの人やモノを指示するときに使うことができますが、Everyは使用できません。
Everyは基本的に小さなグループには使用されません。
Each of my parents has a car.
(両親はそれぞれ車を持っている。)
Eachが表しているのは両親2人だけですよね。
2人なのでEveryではなくEachが使われています。
『All』VS『Every』
最後にAllとEveryの違いを見ていきましょう。
All students have to study.
(全ての生徒は勉強しなければいけない)
Every student has to study hard.
(各生徒は勉強しなければいけない。)
Allはグループ全体を強調し、Everyはグループ全体のそれぞれのメンバーを強調しています。
さらに注目はAllの後ろには複数名詞students、Everyの後ろには単数名詞studentが来ている点です。
つまりAllは複数形名詞・数えることができない名詞と恋人関係ですが、Everyは単数形名詞と恋人関係だということです。
今回紹介したポイントを抑えるだけで不定代名詞はぐっと簡単になります。
ポイント
不定代名詞は特定の人やモノを指示しない
Every、All、Eachは恋人関係にある名詞と副詞を覚える
ということです。
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