2016年早稲田大学理工|過去問徹底研究 大問1
方針の立て方
(1)
実際にや
,
や
等を求めることで方針及び解答が得られる.
について考えるときには,
の形を作るために与えられた式に
を代入することも見抜きたい.
(2)
前問での考察から,を数列と見做すと都合がいいことが分かる.そこで,
や
がどういう種類の数列なのかを考える.すると方針が得られる.本問は
と
の二変数であるが,
から
を考えるという解法は,「
を固定して
を動かす」という考え方であり,一文字固定法の考え方を応用したものである.
(3)
の具体的な表式が得られているので,
が任意の正の整数を取れることを示せばよい.奇数が
で表されること,
が偶数となることから,偶奇で別個に考えると良いという方針が立つ.
解答例
(1)
のとき,
とすることで,
より,
は
のときも成立.
……(答)
続いて,を数学的帰納法により示す.
のとき,
,
より,成立.
のとき,
,
より,成立.
のとき,
,
より,成立.
次に,のとき
が成り立つことを仮定する.
すると,
これは,のときの成立を表す.
よって,……(答)
(2)
と
より,
は
について初項
,公比2の等比数列とみなせるから,
……(答)
(3)
で,
とすれば,
を任意に設定することで,任意の奇数を取ることができる.
一方,任意の偶数については,全ての偶数は素因数分解によって,(奇数)とすることできるから,
として,
を任意に設定することで,任意の偶数を取ることができる.
証明終了.
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