早稲田商学部
<2019年3月12日更新>
今年,2019年の受験においての早稲田商学部の入試振り返りを行なっていきます。
悔しい思いをした学生も、
これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。
一般入試の倍率
2019年 定員455名 志願者数13062人
2018年 定員455名 志願者数14114人 受験者数12955人 合格者数1028人
補欠合格207人 実質倍率12.6倍 得点調整後合格最低点130.55点
昨年より志願者が1000人程度減少してるので昨年と同程度の合格者数であれば、実質倍率は10倍前後になると思われる。
各科目の講評
英語
相変わらず標準的でオールラウンドな力を問われる問題構成である。他学部の問題に比べて取り組みやすいと感じる人は多いだろう。しかしそれは周りの受験生も同じであり、ケアレスミスや標準問題の取りこぼしが他学部以上に明暗を分けることになる。問題が解きやすいからといって楽な学部であると高を括ると足元をすくわれることになるだろう。
国語
今年度は問題構成が大きく変化した。従来はスタンダードな現代文1題と古漢融合問題1題の2台構成であったが、ここにきて古文と漢文がそれぞれ独立し現代文1題・古文1題・漢文1題の3題構成となった。面食らって困惑した受験生が大多数であっただろう。結果的に古典が苦手な受験生には大打撃を受けるかたちになった。実力差がもろに出る試験となったが、学部の問題も併せて解き、古典も含めて十分に準備した受験生は周りに差をつけることができただろう。
日本史
全体としての構成、傾向、難易度はほぼ平年並み。難問はさほど多くなく基本から標準レベルの問題が多く並ぶ。論述問題は2015年度のものとほぼ同じものが出題されており、過去問をしっかりやった受験生にとっては楽勝だっただろう。逆にここを落としてしまうと差をつけられてしまい合格点確保は難しくなってくる。当たり前のことではあるが、過去問研究はしっかり行おう。
世界史
全体としての難易度は日本史と同様に標準的。難問はあまり無いのでしっかり得点してほしい。論述問題についても本年度は去年に比べるとかなり書きやすいテーマであった。商学部志望でプラザ合意の説明ができないなど論外なので確実に完答してほしい。この問題を解答できないようでは合格はほぼ不可能だろう。
政治経済
時事問題を含め難問が散見される。論述問題はモラルハザードについての説明であるが、指定語句のおかげで書きやすくなっている。論述問題含め標準的な問題でしっかり点を稼いでおきたい。
数学
昨年と同程度の難易度ではあるが、全体として方針を立てにくい問題が多い。
難しめの問題を解けるように、日頃から対策しておくことが必要である。他大学の過去問演習も効果的であろう。
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