最強の英語長文速読方法について
英語長文が速く読めるようになるためには、3つの要素が必要となります。
①,構文把握力
②,論理把握力
③,内容理解力
構文把握力について
①について、英語を前から順番に読んでいくことができて、構文を瞬時に把握することができる力です。英語は外国語という特性上、英文法というルールを理解していないと読みことができません。このルールを無意識で使いこなせているかどうかというのが、速読に影響をしていきます。また構文を瞬時に把握することで主文とそうでない部分を把握することができるので、結果的に読む部分を省略して読むことができます。構文把握という意味での速読というのは、全ての部分を隅から隅まで読み込むのを速く行うことではありません。文構造的に必要のない部分とそうてない部分を瞬時に判断して、読み進める力を構文把握という意味での速読といいます。この部分ができていない場合はどれだけ過去問演習を積んだところで英語はできるようになりません。難関大学を目指すのであれば、高1,2の段階でこのレベルはクリアしておきたいです。
論理把握力について
②について、文章の論理展開を瞬時に把握する力です。文章の論理展開を理解してから読み始めることで、文章の展開を予測し、速く読み進めることができます。論理の展開にはある程度決まった展開があります。論理のルールを学び、どのような展開がされているのかを理解したら多くの長文を読んで納得感を持って進めていきましょう。論理展開上大事な部分というのを理解するためには抽象度という概念を理解する必要があります。上述したように、文章は抽象的なことをいったり、具体的なことを言ったりというのを繰り返しています。この中で抽象的な部分を理解して読み進めていくのが、論理把握力という意味での速読になります。長文の中で筆者の言いたいことは一貫しています。文章度の抽象度の高い部分を瞬時に読み取って、筆者が何をいいたいのか?を読み取っていきましょう。
内容理解力について
③について、各大学各学部で頻出のテーマがあります。日本語で読んでも理解できない内容というのは、英語で読んでも理解できません。受験時に「英語を読んでもさっぱりわからない・・・」ということが起こらないように、事前にどの様なテーマがでそうかな?とアンテナを張って様々な長文を読んでおくと良いでしょう。
<番外編>英語を音読することの意味とは?
ここ最近の風潮ですが、英語ができるようになる=音読をすることということが一般通念としてあります。そのため、中にはただ音読をするだけで英語が劇的に成績が上がるようになると考えている人も多いかと思います。
結論から言うと、音読をしただけで成績はあがりません。
疑ってかかっている人がいるかもしれません。では、下記の文章を音読してみてください。
΄Εχασα την τσάντα μου. (エハサ ティン チャンダ ムー)
上記はギリシャ語で鞄をなくしました。という意味だそうです。
これを毎日音読していればギリシャ語ができるようになると思いますか?
かなり特殊なケースの場合ですが、「鞄をなくした」という場合は有効かもしれません。
ですが、それ以外の場合にどのように使っていいのかわかりませんし、その他の場合には対応できません。
個別具体的な場合だけでなく、それ以外の場合で使用していくためには、どのような構造でそれが成り立っているのか、どうして使えるのか?ということを理解していなくては使えるようになりません。こう考えると、意味のわからない単語群をひたすら音読し続けたところで英語ができるようにならないということは御理解いただけたかと思います。
ですが、音読を理解した文章を更に意識化して鍛えるという意味合いで使うのであれば、成績を劇的に上げることは可能です。構文(SVOC),文法項目,論理構造を理解したものをそれぞれ完璧にできたものだと、音声言語化することでただ無声で行っている時も意識が残りやすく、視覚だけでなく音声でも頭に残る通常の書いているだけよりも何倍もの効果があります。無目的に音読をするのではなく、「今回はSVOCを意識しよう」「今回は時制を意識しよう」などと音読をするたびに目的を意識して、繰り返していきましょう。
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