LieとLayの使い分けは、ネイティブも間違える非常に難しいものです。
あなたも使い分けで困っていませんか?
今回はLayとLieの違いを徹底解説します。
実は簡単な覚え方があるのです。
Lie VS Lay
LieとLayは、ネイティブスピーカーも混乱する単語です。
まずは、LieとLayの活用形を見ていきましょう。
多くの方はLieの過去形LayとLayの現在形をごっちゃにしてしまいます。
確かに、表を見ていると少し頭が痛くなってきますよね。
ではLieとLayの意味を見ていきましょう。
Lieは複数の意味がある重要単語です。
絶対に覚えるべき意味は2つ。
・うそをつく
・横になる
ではLayの意味はどうでしょうか?
Layの持つ主な意味は以下の通り。
・横たえる
混乱してきましたか?
Lieの「横になる」という意味と、Layの「横たえる」という意味が紛らわしいです。
LayとLieの重要な違いを教えましょう・
Layは他動詞で、Lieは自動詞。
つまり、Layには必ず直接目的語が必要で、Layには直接目的語が必要ないということですね。
まずは簡単に直接目的語をおさらいしましょう。
I read a book.
僕は本を読んだ。
この例文では、a bookが直接目的語です。
「~を」にあたるのが直接目的語ですね。
LieとLayの例文を見ていきましょう。
I lie down on the bed.
僕はベッドの上に横になった。
on the sofaは直接目的語ではありませんね。
Lie downは「横たわる」という意味の熟語です。
自動詞Lie downの後ろには直接目的語が必ずつく必要はありません。
ではこの例文はどうでしょうか?
I lay down on the sofa.
これは完璧に間違いです。
なぜなら、Layの後ろには直接目的語が絶対に必要だから。
ある特定のものをソファの上に置くのがLay downです。
例えば、
I lay the book down on the sofa.
僕は本をソファの上に置いた。
I lay the plate down on the table.
僕はお皿をテーブルに置いた。
などは正解です。
bookやplateという直接目的語がありますよね。
Lieは自分自身が横になることができます。
それに対して、Layは自分自身が横になることはできません。
これがLieとLayの違いを理解する一番のコツです。
LieとLayの違いの覚え方
LieとLayの違いの覚え方はさまざまあります。
例えばLay it on me。
意味は「それを私の上に横たえて」。
訳はよくわかりませんが、覚えやすいですよね。
他にはエリック・クラプトンのLay down Sallyも覚えやすいですね。
Lay down Sallyは、誰かがSallyを掴んで横にさせるというイメージです。
Lie down Sallyは、Sallyが自ら横になるというイメージ。
あなたが何かを横にするときはLay。
あなたが横になるときはLieというわけです。
悪夢のような過去形
ここまで、現在形を見てきましたが、それほど難しくはないですよね。
しかし、過去形になってくると一層複雑になってくるのです。
Lieの過去形はLay。
Layの過去形はLaid。
例文を見ていきましょう。
I was so tired that I lay down on the floor.
昨日はとても疲れていて、床に横たわっちゃったよ。
このLayはLieの過去形ですね。
後ろに直接目的語がなければ、時制も過去形になっています。
I laid your book on the table.
テーブルの上に君の本を置いていたよ。
Laidの後ろには、直接目的語があります。
そして、時制も過去形なので、これはLayの過去形ですね。
LayとLieの使い方はネイティブも間違えます。
多くの人が間違えるから、英語試験では頻出。
ぜひ今回でLayとLieの違いをマスターしてください。
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