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【英文解体新書】レベル・使い方を解説、英語上級者を目指す!

英文解体新書 レベル・使い方を解説

「もっと複雑な英文を読めるようになりたいけど、大学受験用の参考書はもう卒業したい…」

そんな悩みをお持ちのあなたへ。大学院入試や専門書にも対応できる、ワンランク上の英文解釈スキルを身につけるための指南書「英文解体新書」を紹介します。

この記事では、実際に「英文解体新書」を使った私の経験談を交えながら

  • 難易度は?
  • どんな人におすすめ?
  • 効果的な使い方

などを詳しく解説していきます。

本書を読み終える頃には、きっと「英文解体新書」を手に取り、複雑な英文に挑戦したくなっているはず!

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「英文解体新書」ってどんな本?特徴をわかりやすく解説!

「英文解体新書」は、英語上級者を目指す学習者に向けて、複雑な英文構造を理解し、正確に読み解くための思考プロセスを指南する、いわば「英文読解の指南書」です。

特徴を一言で表すなら、「大学受験レベルの英文法知識を土台に、アカデミックな文章読解に必要な実践的な読解力を養う」こと。

大学受験レベルの英文法を理解している前提で書かれているので、基礎力に自信がない場合は、先に基礎固めをしておくことをおすすめします。

本書の特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

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英文解体新書が他の参考書と一線を画す3つの理由

1. 複雑な構文を「解体」する思考プロセスを徹底解説

「英文解体新書」というタイトルの通り、著者の北村一真先生が、複雑な英文をどのように「解体」して理解していくのか、その思考プロセスを丁寧に解説している点が最大の特徴です。

よくある「なんとなく読める」ではなく、根拠を持って英文を理解できるようになるため、自信を持って読解できるようになります。

例えば、「That the guy survived the accident surprised everyone.」という一見シンプルな文を例に挙げましょう。

多くの人が意味を理解できる一方で、文法的に正しく説明できるでしょうか?

本書では、この文における最初の “That” が接続詞であり、”That the guy survived the accident”全体が主語になっていることを、
以下の手順で丁寧に解説しています。

1,最初の “That” を見た時点で、代名詞、名詞を限定する場合、接続詞の3つの可能性を検討します。
2,”the guy” が続くことから、代名詞と名詞を限定する可能性は消えます。
3,接続詞と仮定して文を読み進めると、”surprised everyone” という動詞と目的語に辿り着き、文法的に矛盾なく解釈できることが分かります。

接続詞や関係代名詞、倒置などが多用された複雑な構文も、本書で紹介されている思考プロセスに従って読み解いていくことで、論理的に理解できるようになります。

2. 実践的な例文で「使える」読解力を身につける

例文には、スティーブン・ピンカー、ユヴァル・ノア・ハラリ、マルコム・グラッドウェルなど、現代の著名な学者や作家の文章が豊富に使用されています。

大学入試でもよく出題が確認される著者たちです。

そのため、実際に英語圏の学術書や教養書を読む際に遭遇するような、実践的な英文に多く触れることができます。

たとえば、本書では、有神論を批判したリチャード・ドーキンズの著作から、

難易度★★★「英文解体新書」p78It seems to me to require quite a low self-regard to think that, should belief in god suddenly vanish from the world we would all become callous and selfish hedonists, with no kindness, no charity, no generosity, nothing that would deserve the name of goodness.

レベル5まであって、レベル3でこのレベルです。

といった、高度な語彙と複雑な構文を含む文章を例題として取り上げています。
このような例文を通して、抽象的な議論や学術的な表現に慣れ親しみながら、論理的思考力や批判的思考力を養うことができます。

3. 大学受験を超えた、一生モノの読解スキルが身につく

本書で学べるのは、単なる試験対策のテクニックではありません。英文構造に対する深い理解と、論理的な思考に基づいた読解力は、大学院入試、専門書、論文、洋書など、あらゆる英語テキストに対応できる、一生モノのスキルになります。

著者の北村先生は、本書について、

“本書で扱う内容は、大学受験レベルの延長線上にありながら、大学受験のその先をも見据えたもの”

と述べています。

つまり、「英文解体新書」は、大学受験という通過点を過ぎた後も、高度な英語力を身につけるための土台を築き、生涯にわたって英語学習を深めるための羅針盤となるでしょう。

【レベル別】「英文解体新書」はこんな人におすすめ!

「英文解体新書」は、以下のような学習者におすすめです。

  • 大学受験を終え、さらに高度な英文読解力を目指す大学生
  • 大学院入試に向けて、アカデミックな文章読解力を鍛えたい方
  • 専門書や論文を英語で読めるようになりたい方
  • 英語圏のニュースやコラムを深く理解したい方

本書に挑戦すべきか判断しよう

以下に当てはまる方は、「英文解体新書」に挑戦するのに十分な基礎力があると判断できます。

  • 大学受験レベルの英文法を理解している
  • SVOC など、基本的な構文を把握している
  • 単語力に自信があり、辞書を引きながらでも英文を読める

逆に、以下に当てはまる方は、基礎力不足を感じているかもしれません。

英文を読むことに抵抗がある

英文を読むことに苦手意識がある場合は、まずは簡単な英文から始め、徐々にレベルアップしていくことをおすすめします。

中学・高校レベルの英文法を復習したい

英文法の基礎が不安定な場合は、「英文解体新書」に取り組む前に、中学・高校レベルの英文法書で基礎を固めておくことをおすすめします。

単語力が不足しており、辞書を引く回数が多い

単語力が不足していると、英文を読むスピードが遅くなり、内容を理解する前に疲れてしまうことがあります。
大学受験レベルの単語帳などを活用して、基本的な単語力アップを目指しましょう。

基礎力に不安がある場合は、「英文解体新書」に取り組む前に、基礎固めを優先した方が、結果的に学習効率が高まります。

慶應文学部、早稲田国際教養を受ける人はやった方が良い!

慶應文学部や早稲田国際教養のような英語の文章が難しい学部を志望する場合は、

英文解体新書を実施することをおすすめします。

早稲田国際教養150年前の文章であるLibertyのような古典的な文章を出した歴史があるので、

どのような文章が出ても対応できるようにした方が良いでしょう。

他には、京都大学のような難しい解釈の問題が出る大学も時間に余裕があるのであれば、やっておくと良いでしょう。

「英文解体新書」の章立てを詳しく解説

「英文解体新書」は全8章で構成されており、それぞれ異なるテーマに基づいて英文読解のスキルを段階的に習得できるよう設計されています。

第1章:基本的な文の構造

英文読解の基礎となる、主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)の見分け方や、修飾語句の役割について解説しています。
特に、複雑な文構造の中でも、SVを正確に把握することが重要であることを強調しています。
例えば、「It is ~ that …」構文や「There is ~」構文といった、一見すると主語が分かりにくい構文についても、丁寧に解説しています。

第2章:情報の流れと特殊な語順

英語は、日本語と比べて語順が厳密な言語であるため、語順の変化が文の意味に大きな影響を与えることがあります。
この章では、倒置や強調構文など、通常の語順とは異なる「特殊な語順」が使われる場合について、具体的な例文を交えながら解説しています。
特に、情報構造の観点から、なぜそのような語順になるのかを解説している点が特徴です。

第3章:情報の流れと特殊な構文

分詞構文や関係詞節など、文中に埋め込まれる形で情報を追加する「特殊な構文」について解説しています。
これらの構文は、文を複雑に見せる要因の一つですが、本書では、情報の流れを意識しながら読み解くことで、スムーズに理解できることを示しています。
また、構文の解釈が曖昧にならないよう、注意すべき点についても詳しく解説しています。

第4章:省略

英語では、文脈上、明らかな場合は、語句が省略されることがあります。
この章では、関係代名詞の省略や、比較構文における省略など、様々な省略のパターンを具体的な例文とともに紹介しています。
省略された部分を意識することで、文の意味をより正確に理解できるようになると同時に、英文を書く際にも、簡潔で自然な表現ができるようになります。

第5章:構文の擬態

ある特定の構文と似ているけれども、実際には異なる構造を持つ構文を「構文の擬態」と呼びます。
この章では、接続詞と前置詞の使い分けなど、学習者が誤解しやすい構文の擬態を具体例を通して解説しています。
構文の擬態を見抜くためには、単語の正確な意味や品詞、文全体の構造を把握することが重要であることを強調しています。

第6章:上級の読解英文法

仮定法や話法など、大学受験レベルを超えた高度な文法事項について解説しています。
これらの文法事項は、アカデミックな文章や文学作品など、より高度な英文を読む際に必要となる知識です。
本書では、単に文法規則を暗記するのではなく、それぞれの文法事項が持つ意味やニュアンスを理解することを重視しています。

第7章:破格的な構造

文法的に見ると逸脱しているものの、実際にはネイティブスピーカーによって使用される表現を「破格的な構造」と呼びます。
この章では、口語表現や文語表現、倒置や省略などを駆使した、高度な英文表現を紹介しています。
破格的な構造を理解することで、ネイティブスピーカーの自然な英語に触れることができ、より深いレベルでの英語理解が可能になります。

第8章:文章の構造

文と文の繋がりを理解し、文章全体の意味を把握するための方法論を解説しています。
指示語や接続詞、パラグラフ構造など、文章の cohérence (結束性) や cohésion (結合性) を高めるための要素について詳しく解説しています。
英語の文章構造を理解することで、論理展開を掴みやすくなるだけでなく、速読にも繋がるでしょう。

【評判は?】「英文解体新書」の良い口コミ・悪い口コミを紹介

実際に「英文解体新書」を使った人の口コミを、良いものと悪いものに分けてご紹介します。

【良い口コミ】「英文解体新書」で英文が見えるようになった!

  • 「英文を読むのが速くなった」これまでなんとなくで読んでいた部分が、論理的に理解できるようになり、結果として読むスピードも上がったという声が多く見られました。
  • 「洋書や論文も読めるようになった」専門性の高い文章にも対応できる、応用力の高い読解力を身につけることができたという声も。
  • 「解説がわかりやすい」著者の説明が論理的で、複雑な構文も理解しやすかったという意見が多く見られました。

文章のレベル、解説のレベルは高いのでそれを理解できるためには高い学力が必要です。

「英文解体新書」は、多くの読者から高評価を受けています。特に、英文を理解する力が飛躍的に向上したという声が多く寄せられています。

まず、最も多く挙げられるのは、英文を読むスピードが上がったという点です。これまでなんとなくで読んでいた部分が、本書の論理的な解説によって構造を捉えやすくなり、明確に理解できるようになった結果、読むスピードが向上したという意見が多く見られます。
レビューでは、「以前は、なんとなくで読んでいた部分が、この本で解説されているように論理的に構造を捉えることで、明確に理解できるようになり、結果として読むスピードも上がりました」という具体的な感想が寄せられています。

次に、本書のテクニックを活用することで、洋書や論文といった専門性の高い文章にも対応できるようになったという評価もあります。
英語で書かれた専門書を読むことが夢だった読者からは、「この本で紹介されているテクニックを使うことで、これまでハードルが高く感じていた洋書や論文にも、抵抗なく取り組めるようになりました。英語で書かれた専門書を読むことが夢だったので、本当に嬉しいです」といった喜びの声が寄せられています。

最後に、著者の解説が非常にわかりやすいと評価されています。論理的な説明がなされており、複雑な構文も理解しやすいという意見が多く見受けられます。
「著者の説明がとても論理的で、今まで理解があいまいだった文法事項も、すっきりと理解することができました。複雑な構文も、一つ一つ丁寧に解説されているので、迷うことなく読み進めることができます」というレビューが示すように、読者の理解を深める助けとなっています。

以上のように、「英文解体新書」は、多くの読者にとって有益な一冊であることがわかります。

読解力を高めたいと考えている人には、ぜひおすすめしたい本です。

【悪い口コミ】 難しくて挫折…

「難しい」大学受験レベルの英文法知識がある程度ないと、内容についていけないという意見がありました。
「問題数が少ない」テーマごとの問題数が限られているため、より多くの問題演習をしたい人には物足りないと感じる場合もあるようです。

「解説が少ない」全ての文章に対して解説があるわけではないので、和訳をみてどのような文構造になっているのかを読み取れる学力ない人には難しいでしょう。

「英文解体新書」を最大限に活かす!効果的な使い方

「英文解体新書」の効果を最大限に引き出すための、具体的な学習方法を紹介します。

1. 1文ずつ丁寧に精読する

本書は、英文を前から順番に、正確に理解していく訓練をするための教材です。そのため、最初から最後まで一気に読み通すのではなく、1文ずつ丁寧に精読していくことが大切です。

本文中で北村先生は、大学受験の英文解釈では、「前から順番に、正確に」ということが強調されがちだが、大切なのは、

“どこまでがすでに処理の範疇に入っていて、どこからが処理の範疇の外にあるのかを、常に意識すること”
だと述べています。

具体的には、以下の手順で精読していくことをおすすめします。

  • 文の構造を把握するために、SVOC を意識しながら、文の要素を分解します。
  • 接続詞や関係代名詞、前置詞句などに注目し、文の要素同士の関係性を明確にします。
  • 不明な単語があれば、辞書で意味を調べます。
  • 文全体の構造と意味を理解した上で、日本語で自然な訳を考えます。

2. 辞書はこまめに引く

本書では、大学受験レベルを超えた高度な単語も多数登場します。ただし、すべての単語を完璧に覚えている必要はありません。

重要なのは、未知の単語に出会ったときに、辞書を効果的に活用しながら、文脈から意味を推測する力です。

辞書を引く際は、以下の点に注意しましょう。

  • 単語の意味だけでなく、例文も合わせて確認することで、単語のニュアンスや使い方を理解することができます。
  • 複数の意味を持つ単語の場合は、文脈に合った適切な意味を選ぶようにしましょう。
  • 単語を覚えるだけでなく、実際に例文の中で使ってみることで、記憶に残りやすくなります。

3. 解説を読み込み、思考プロセスを自分のものにする

解答を確認するだけでなく、解説をじっくりと読み込み、著者がどのように英文を解釈しているのかを理解することが重要です。

本書の解説では、著者の思考プロセスを「まずSVを把握する」「情報の流れを意識する」「構文の擬態に注意する」といった形で具体的に示しているため、著者の思考回路をトレースすることができます。

著者の思考プロセスを理解することで、自分自身も英文を論理的に読み解くための道筋を掴むことができるようになります。

解説を読む際は、以下の点に注意しましょう。

  • 著者がなぜそのような解釈に至ったのか、その根拠を理解するように努めましょう。
  • 自分なりの解釈と著者の解釈を比較し、違いがあれば、その理由を考えるようにしましょう。
  • 解説で説明されている文法事項や読解のポイントを、ノートにまとめるなどして、自分なりに整理しておきましょう。

4. 音読を取り入れて、英語のリズムを身につける

英文を声に出して読むことで、英語のリズムを体で覚えることができます。また、音読することで、文構造や意味がより明確に理解できるようになる効果も期待できます。

5. 復習を習慣化する

一度解いただけでは、知識は定着しません。定期的に復習を行い、学んだ内容をしっかりと記憶に定着させていきましょう。

特に、本書で学んだ英文解釈のテクニックは、実際に英文を読む中で繰り返し使うことで身についていきます。

復習には、以下の方法がおすすめです。

  • 解いた問題をもう一度解き直してみる。
  • 間違えた問題、理解が曖昧だった部分を重点的に復習する。
  • ノートにまとめた文法事項や読解のポイントを定期的に見返す。
  • 本書で扱われているようなレベルの英文を、継続的に読み続ける。

【まとめ】「英文解体新書」で英語上級者への道を切り拓こう!

「英文解体新書」は、決して簡単な教材ではありません。しかし、本書で提示される英文解釈のテクニックを習得すれば、大学受験レベルを超えた、より高度な英文読解力を身につけることが可能です。

英語上級者への道は、決して平坦ではありません。しかし、「英文解体新書」を道しるべに、一歩ずつ着実に前進していきましょう!

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小野 和久

高校時代の成績は、偏差値30いかない程度。その状態から、皆に合わせて予備校に行くもうまくいかず、浪人。浪人生活の中で独学で勉強法を編み出して早慶ダブル合格を果たし、慶應義塾大学経済学部に進学。その後、留学せずに英検1級、TOEIC990点、国連英検特A級を習得。 また、在学中に慶應早稲田専門の本塾を起業し、数々の偏差値30からの生徒を合格に導きました。当塾での合格の秘訣は、「考えて勉強をすること」です。 このような自身の経験から考えて勉強することの重要性を認識し、考えて勉強することで勉強を効率化してどんな学力の受験生に対しても独自カリキュラムを提供しています。早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA塾長。