『最難関大 英語長文 読解の原点』の使い方とレベル | 英語のプロが解説
最難関大を目指す受験生の皆さん、こんにちは。早慶専門塾HiroAcademiaの小野です。
今回は、旺文社から出版されている「最難関大 英語長文 読解の原点」について、その使い方とレベルを徹底解説します。この記事を読めば、あなたの英語長文読解力が飛躍的に向上するはずです!
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最難関大 英語長文 読解の原点とは
「最難関大 英語長文 読解の原点」は、旺文社から出版された英語長文問題集です。
著者の刀禰泰史先生は、京都大学をはじめとする難関大学の入試問題の解答・解説執筆を担当し、
予備校でも難関大学受験生の指導や模試作成に携わってきた実力派講師です。
本書の特徴は以下の通りです:
- 最難関大に対応できる15題(要約問題は2題で1セット)を厳選
- 詳細な採点基準付きの記述問題
- 精度の高い読解力・記述力をフォローする充実した解説
- 全文の構文解説と語句解説
- 音読・復習用の音声付き
『読解の原点』のレベルと対象者
「最難関大 英語長文 読解の原点」は、その名の通り最難関大学を目指す受験生向けの教材です。具体的には以下のような方におすすめです:
- 東大、京大、一橋大、東工大などの最難関国立大志望者
- 早稲田大学、慶應義塾大学の上位学部志望者
- 医学部志望者
- 英検準1級〜1級レベルの英語力がある方
レベル的には、英語長文読解において偏差値65以上を目指す方に適しています。
ただし、基礎力が不十分な状態でこの教材に取り組むのは効果的ではありません。
「最難関大 英語長文 読解の原点」の中身は?
本書の具体的な内容について、もう少し詳しく見ていきましょう。
収録問題の特徴
本書に収録されている15題の問題は、以下のような特徴があります:
- 東大、京大、一橋大などの最難関大学の過去問
- 著者オリジナルの問題(最難関大レベル)
- 様々なジャンルの長文(科学、文学、社会問題など)
- 要約問題、和訳問題、内容一致問題など多様な問題形式
特に、東大の要約問題が収録されているのは大きな特徴です。東大の要約問題は難易度が非常に高く、他の問題集ではあまり扱われていないため、貴重な練習機会となります。
明治大学、早稲田大学、上智大学、立教大学、中央大学、東京大学 要約問題A・B、
慶應大学薬学部、上智大学、旭川医科大学、京都大学、東京大学、大阪医科大学、京都大学、
東京大学、慶應大学医学部
『読解の原点』解説について
本書の解説は非常に詳細で、以下のような情報が含まれています:
- 全文の構文解析
- 重要語句の詳細な説明
- 段落ごとの要旨
- 設問の解答プロセス
- 記述問題の模範解答と採点基準
特に、記述問題の採点基準が詳細に示されているのが本書の大きな特徴です。これにより、実際の入試でどのような基準で採点されるのかを把握し、より精度の高い解答を作成する力が身につきます。
他の難関大学向け長文問題集との比較
教材名 | レベル | 特徴 | 「読解の原点」との違い |
---|---|---|---|
ぐんぐん読める英語長文 ADVANCED | 難関〜最難関大 | 速読力向上に特化 | 解くよりも読み方重視。 |
難関大英語長文講義の実況中継② | 難関〜最難関大 | 解説と背景知識の解説 | 記述問題の比重が少ない |
The Ruels④ | 早慶ー旧帝大 | 問題解く | 解き方の解説中心 |
この中の教材はどれも難しいですが、
「ぐんぐん読める」がまだ取り組みやすいので、難関大学への最初の一歩として取り組むと良いでしょう。
【速く正確な読み】ぐんぐん読める英語長文登木健司 難関大英語長文講義の実況中継【The Rules/ルールズ】早慶必須の英語長文問題集
取り組むやすいとは言ってもこのレベルの教材を行うには記述模試で偏差値65程度ないと取り組んでも成果は得られません。
このレベルに到達してない人はこちらの記事でどの様に英語の勉強をしたら良いのかを学んでください。
「読解の原点」の特徴と魅力
「最難関大 英語長文 読解の原点」の魅力を詳しく見ていきましょう:
- 最難関大学の実戦的な問題:東大、京大など最難関大学の入試問題や、それに匹敵するレベルの問題が収録されています。
- 詳細な採点基準:記述問題の採点基準が細かく示されているため、自己採点の精度が高まります。
- 充実した解説:単なる和訳だけでなく、文章構造や論理展開の解説も詳細です。
- 音声付き:ネイティブ音声での朗読CDが付属しているため、リスニング力の向上にも役立ちます。
- 幅広いトピック:様々な分野の長文が収録されており、語彙力と知識の幅を広げることができます。
「読解の原点」の注意点とデメリット
素晴らしい教材ではありますが、いくつか注意点もあります:
- 基礎力が不足している人には難しい:英語の基礎力が十分でない場合、内容を理解するのが困難です。
- 時間がかかる:1題あたりの解説が非常に詳細なため、すべての問題に取り組むには相当な時間がかかります。
- 問題数が少ない:15題(要約問題含む)しかないため、量をこなしたい人には物足りないかもしれません。
まとめ:最難関大合格への道のり
「最難関大 英語長文 読解の原点」は、その名の通り最難関大学の英語長文読解力を養成するための原点となる教材です。基礎力のある受験生が、この教材に真剣に取り組むことで、最難関大学の入試問題に対応できる高度な読解力と表現力を身につけることができるでしょう。
ただし、この教材だけで完璧な準備ができるわけではありません。以下のような学習計画を立てることをおすすめします:
- 英語の基礎力を固める(文法・語彙・構文)
- 標準〜難関レベルの長文読解に慣れる
- 「最難関大 英語長文 読解の原点」で高度な読解力と表現力を養成
- 過去問演習で実戦力を磨く
最後に、英語の学習に王道はありません。継続的な努力と効果的な教材の使用が、最難関大学合格への近道となります。「最難関大 英語長文 読解の原点」を活用し、着実に実力を伸ばしていってください。
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