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【The Rules/ルールズ】早慶必須の英語長文問題集(レベル・使い方)|早慶専門塾が監修

関正生のThe Rules英語長文問題集の概要

The Rules英語長文問題集は、関正生先生が監修した英語長文の演習問題集です。レベル別に4冊のシリーズで構成されています。

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【The Rules】レベルと対象

レベルに合わせて、難易度の異なる長文問題を解くことができます。

英語本1Rules 1 英語本2Rules 2 英語本3Rules 3 英語本4Rules 4
出題校 大東亜帝国、産近甲龍〜共通テスト 共通テスト〜
中堅私大
中堅私大〜
GMARCH
早慶上智、
難関国公立
初期段階 共通テスト4割 共通テスト6、7割 共通テスト7、8割 早慶上智
到達段階 共通テスト6割 日東駒専 GMARCH 難関国公立
英検レベル 英検3~準2級 英検2級 英検2~準1級 英検準1級
理想の開始時期 高校2年夏 高校2年冬 高校3年夏まで 高校3年夏〜
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【The Rules英語長文問題集】のそれぞれのレベル

それでは、The Rulesのそれぞれのレベルを見ていきましょう。

【The Rules1英語長文問題集】のレベル

番号 出題校 語数 設定時間/分
1 関東学院大学 535 20~25
2 近畿大学 165 7~11
3 武蔵大学 493 20~25
4 東京福祉大学 229 15~22
5 武蔵大学 217 8~12
6 摂南大学 229 8~12
7 清泉女子大学 491 18~24
8 麗澤大学 575 22~28
9 京都産業大学 261 8~12
10 専修大学 430 18~24
11 日本大学 624 26~35
12 大阪学院大学 439 24~32

The Rules 1 入試基礎は、
高校生初級者~共通テストレベルを対象とした入門編の問題集です。

具体的なレベル感は以下の通りです。

  • 英語学習歴1〜2年程度の初級者でも取り組みやすい
  • 共通テストで4割程度の得点が取れれば十分に対応可能
  • 出題大学は日東駒専クラスの難易度
  • 英検3~準2級レベルの語彙・文法が必要

ゆっくりではありますが、基礎的な英語力が身についておらず、
長文読解に自信がない場合に最適なスタートだと言えます。
共通テスト対策や、日大・明大・専修大・駒大などの国内中堅大を目指す人におすすめの1冊です。

【The Rules2】のレベル

番号 出題校 語数 設定時間/分
1 茨城大学 268 20~25
2 甲南大学 370 20~25
3 藤女子大学 366 17〜22
4 成蹊大学 512 20~25
5 龍谷大学 687 20~25
6 國學院大学 638 25~30
7 札幌大学 693 25~30
8 駒澤大学 241 10~12
9 駒澤大学 285 15~20
10 東京福祉大学 298 20~25
11 琉球大学 927 30~35
12 宇都宮大学 828 30~35

The Rules 2 入試標準は、共通テストレベル~中堅私大レベルを対象とした教材です。
具体的なレベル感は以下の通りです。

  • 共通テストで6割程度得点できる実力が必要
  • 出題大学は日東駒専や成成明学クラス
  • 英検準2級~2級レベルの語彙力が求められる
  • 長文読解の基本的な技能が備わっている必要がある

共通テストでの基礎づくりができており、国内中堅私大を目指す受験生に適したレベルだと言えます。
ゆるやかにLevels 1→2へ移行することで、着実に実力がついていくはずです。

The Rules 2が難しい?

指導の立場からするとThe Rules1から2に移ると難しいと感じる人が多いです。
その場合は、いきなり問題を解こうとせずに文章内容を理解しようとする部分から始めると良いでしょう。

【The Rules3】のレベル

番号 出題校 語数 設定時間/分
1 中央大学 944 23~32
2 関西学院大学 622 18~25
3 宇都宮大学 667 27~37
4 福島大学 467 22~32
5 大阪府立大学 716 30~38
6 学習院大学 749 26~36
7 信州大学 470 12~18
8 九州大学 541 25~33
9 法政大学 963 28~38
10 立命館大学 814 25~32
11 立命館大学 851 25~32
12 早稲田大学 892 24~36

The Rules 3 入試難関は、中堅私大~GMARCHレベルを対象とした教材です。
具体的なレベル感は以下の通りです。

  • 共通テストで7割以上の得点力が必要
  • 出題大学はGMARCHや関関同立クラス
  • 英検2~準1級レベルの語彙力が求められる
  • 高度な読解テクニックが要求される

共通テストで高得点が取れ、難関国公立やGMARCH合格を目指す人に適したレベルです。
The Rules 2からの順当なステップアップが可能です。自分の実力を高めながら難関校対策に取り組むことができます。

The Rules 3が難しい?

ルールズ3は、全体的にマーチクラスですが、
指導をしていて9の法政大学の問題につまづくことが多いです。

Not But原則が身に付いていないことから、難しく感じることが多いので、身につけられるようにしてください。

【The Rules4】のレベル

3から4はレベルが結構離れているので、いきなり行うのは難しい場合があります。
3が終わった段階で同じレベルくらいの竹岡先生の『Supremacy』や『ぐんぐん伸びる英語長文 Standard』をやってみると良いでしょう。

番号 出題校 語数 設定時間/分
1 名古屋大学 731 30~40
2 慶應義塾大学 947 18~25
3 一橋大学 834 27~38
4 早稲田大学 1,139 20~30
5 京都大学 395 22~32
6 大阪大学 1,372 36~46
7 慶應義塾大学 633 20~30
8 京都大学 403 22~32
9 慶應義塾大学 814 18~26
10 東京大学 357 25~32
11 早稲田大学 466 10~20
12 早稲田大学 208 12~20

The Rules 4 入試最難関は、早慶上智レベルを対象とした最上級教材です。

  • 共通テストで80%以上の高得点力が必要
  • 出題大学は早慶や東大・京大などの最難関校
  • 複雑な論理構造の精緻な読解ができることが前提

【The Rules】特徴

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The Rulesの特徴について詳しく見ていきます。

文法や語彙力だけでなく、読解力を鍛える

文法力や語彙力は、個々の文や単語の意味が正確に理解できるための基礎的な能力です。

しかし、長文読解においては、文章全体の流れや内容を論理的に捉える力が欠かせません。

The Rulesでは、単語や文法の意味は正しく理解できていても、文章の主題や論点、構成を読み取れない場合に、どのように読み方を調整すべきかを学ぶことができます。

例えば、指示語の参照先を誤る、接続詞の論理関係を見落とす、主題文と例示の関係を誤解する、といった読解上の落とし穴を理解し、克服する訓練ができるのです。

The Rulesは文法力とは異なる「読解力」を鍛えられるのが最大の特徴です。

長文を論理的に読むためのルールが明確化されている

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The Rulesに明記された「読解ルール」「解法ルール」「構文ルール」は、曖昧な読解の手掛かりやコツではなく、論理的読解のための明快な原則です。
「この文は前の文と対比関係にある」「これ以降は具体例が続く」といった読解上の構造を押さえることができます。
また、「設問のキーワードを探す」「否定語に注目する」といった解法の原則も得られます。

The Rulesのルールを習得することは、あいまいな読解から論理的読解のアップグレードにつながるのです。

全文の構文解析があり、音読学習に最適

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The Rulesの大きな特徴は、英文全文の構文(文の構成要素)が網羅的に解説されている点です。
例えば、この文の主語は何か、動詞は何か、修飾語は何を修飾しているのか、といった文構造がすべて解説されています。

これにより、文法的に正しく構文を解釈できるようになるため、単語や文法の知識だけでは得られない「文の論理」が習得できます。

加えて、この構文解説を活用することで、文のまとまりに注意しながら音読できるので、より自然な読みが実践できるのです。

レベル別に学習できる

The Rulesには入試英語の難易度に合わせて、基礎から最難関まで4つのレベルが用意されています。
各レベルにおける語彙の難易度や、文法パターンの複雑さ、想定解答者の英語力等は異なっているので、自分の実力に合ったレベルから効率的に学習することが可能です。
例えば、英検準1級合格を目指している人はレベル4から、共通テストで70%を目指している人はレベル2から始める、といった具合です。

【The Rules】効果的な使い方

The Rulesで成果を出すための効果的な使い方を見ていきましょう。

  1. 目標時間内に問題を解く
  2. 構文解析をして解説を丁寧に読む
  3. 構文解析に基づき音読する
  4. ルールを覚える
  5. 復習を欠かさない

1. 目標時間内に問題を解く

各問題には「試験時の目標時間」と「この問題集の目標時間」の2種類の時間設定が記載されています。
まずはこの問題集の目標時間に沿って解答を導き出す訓練から始めましょう。次第に試験本番を意識した時間で解けるようになることが大切です。

2. 構文解析をして解説を丁寧に読む

解説では、単に正誤だけでなく、具体的にどのように読むべきか、どの点に注意すべきかが詳述されています。
解説から、長文を読むうえでの着眼点や論理的思考法を学ぶことができるので、充分に活用しましょう。

3. 構文解析に基づき音読する

各英文には構文解析が付されているので、この構造を意識しながら音読することで、英文の論理展開に沿った読み方が体得できます。
繰り返し音読することで、俊敏な読解が可能になります。

4. ルールを覚える

長文の中で覚えておきたいポイントを凝縮したものがルールとしてまとめられています。
そのルールをしっかり覚えていきましょう。

特に読解のルールは全て必ず覚えるようにしましょう。

5. 復習を欠かさない

1題解決後は必ず復習し、パターン化された読解のルールやコツを定着させましょう。
復習の際は、解説を見ずに自力で読む訓練も大切です。

【The Rules】学習を通じて得られる効果

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読解力の定着

The Rulesで学ぶ「主題をつかむ」「論点をつかむ」などの読解ルールを使えば、文章の主旨や構造を掴みながら効率的に読解できるようになります。
例えば、指示語の参照先を正しく解釈できるようになったり、接続詞から文の論理関係を理解できるようになります。
これにより、未知の長文にも柔軟に対応できる汎用的な読解力が身に付きます。

文法・語彙力の強化

各文の構文(主語、動詞、目的語等)がすべて解説されているので、文法力が自然と高まります。
また、重要語彙には日本語訳が付いているので、繰り返しの学習で語彙力も増強されます。難しい長文でも文法、語彙の壁で理解を諦めることが減ります。

読解スピードの向上

提示された読解のルールを利用することで、必要な情報に絞り込んだり、文の論理関係を俯瞰したりできるようになるので、読解スピードが向上します。

また、音読訓練によっても速読が可能になっていきます。

論理的思考力の養成

英文全体の論理展開を追いながら設問との関係を考える訓練は、事実を関連付けて総合的に思考する力を高めます。
この論理的思考力は、記述式問題でも活かすことができます。

英語学習へのモチベーション向上

ルールを活用することで、以前より長文を楽に読めるようになる達成感が得られます。
また、読解のプロセスが理解できるので英語学習がより楽しくなり、継続的な学習意欲につながります。

長文を読む際の読解力の重要性

長文読解で最も重要なのは、単語や文法の知識だけでなく、文章全体を論理的に理解する「読解力」です。

長文には、複数の段落や話題が展開し、それぞれの関係性を把握しながら読み進める必要があります。
単に1文1文の意味は分かっても、全体の流れが掴めないと、設問の回答に行き着くことができません。

そのためには、構成や展開の仕方に注意し、指示語の参照関係や接続詞の論理関係を確認しながら、大切な情報を落とさずに読みとる読解テクニックが欠かせません。

The Rulesでは、この読解力を体系的に鍛えることができます。
読解ルールを習得すれば、未知の長文にも柔軟に対応できる読解力が身についていきます。

【The Rules】の後は何をすれば良いか

The Rulesシリーズを完璧にできていた段階で実力としてはかなりのレベルに達しています。

入試までにある程度時間があるようであれば、他の長文問題集をやってみても良いです。

こちらでおすすめの英語長文については説明しています。

The Rulesを終わった段階で入試までに時間がないと思うので、過去問に移るのが得策でしょう。

早慶の過去問対策についてはこちらの記事で紹介しています。

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Published by

小野 和久

高校時代の成績は、偏差値30いかない程度。その状態から、皆に合わせて予備校に行くもうまくいかず、浪人。浪人生活の中で独学で勉強法を編み出して早慶ダブル合格を果たし、慶應義塾大学経済学部に進学。その後、留学せずに英検1級、TOEIC990点、国連英検特A級を習得。 また、在学中に慶應早稲田専門の本塾を起業し、数々の偏差値30からの生徒を合格に導きました。当塾での合格の秘訣は、「考えて勉強をすること」です。 このような自身の経験から考えて勉強することの重要性を認識し、考えて勉強することで勉強を効率化してどんな学力の受験生に対しても独自カリキュラムを提供しています。早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA塾長。