2016年慶應大学総合政策数学|過去問徹底研究大問2
方針の立て方
一文字固定法の典型的な問題である.
題意を満たす点の座標を求める問題のため,座標を文字でおくのが定石である.後は,2乗和を実際に計算し,一文字固定法の解法を取れば良い.(2)では,本当に「”三角形の各辺”からの距離」という題意を満たしているか(”直線との距離”と”三角形の各辺からの距離”は必ずしもイコールになるとは限らない)を確認せねばならないことに注意.
解答例
(19)(20)(21)(22)……![]()
(23)(24)(25)(26)……![]()
(27)(28)(29)(30)……![]()
(31)(32)(33)(34)……![]()
解説
(1)

交点を考えると,
と
の交点は,![]()
と
の交点は,![]()
と
の交点は,![]()
図示すると,

平面上の点を
とおく.この点と三角形の各頂点との距離の2乗和は,

よって,2乗和が最小となるのは,
のとき……(答)
(2)
平面上の点を
とおく.この点と三角形の各辺との距離の2乗和は,点と直線の距離の公式より,

よって,2乗和が最小となるのは,

のときである.これは三角形の内部の点であるから,この点から各直線に下した垂線の足は,三角形の辺上にあり,題意から外れない.
よって,
……(答)
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