今勉強ができなくても早慶に合格したい人へ
1対1対応の演習の特色
ページ目次
▶対象者
教科書レベルの基本問題を解くことができ、入試標準問題ができるようになりたい方(偏差値55くらいの方)
当塾の数学の勉強法の全体像についてはこちらで説明しています。
1対1対応を使うべき理由その1
使うべき理由のその1ですが、難関大学に合格するためのポイントが凝縮されていることです。
ポイントが凝縮されているので、使う人はある程度のレベル(偏差値55~60程度)は求められます。
この教材ができるかどうかが難関大学レベルの問題を解いていくことが一つの試金石になるでしょう。偏差値70を超えていくには最低限このレベルの数学がスラスラと解けるレベル感になっている必要があるのです。
1対1対応を使う理由その2
各分野の合間に受験に役立つミニ講座というコラムが載っています。
(数学3であれば、複合基本関数のグラフ、近似式一般の関数の多項式化、フーリエ展開の話などなど)
大学レベルの知識まで載っていることもありますが、難関大学の入試を解く際には知識として知っておくと有利なことが多いのでこの教材で理解しておくと良いでしょう。
1対1対応の演習に取り組むまでにしておくこと
センター試験の模試で60~70点が取れるくらいであればこの教材の内容が理解できるでしょう。
まだ数学のそれぞれの分野の概念の理解が終わっていない。。というレベルであれば、まずは教科書レベルの理解を終えておくことが先になるでしょう。
概念が理解できていないのに、問題を解き始めてもただの暗記に終ってしまうので気をつけてください。
※目指している大学のレベルがMARCHや関関同立など(学部によって違いはありますが、、) そこまで高くない場合は違う教材で補填していくのもありでしょう。そうした場合は、黄チャートや標準問題精講がおすすめです。
1対1対応の演習の問題数
数学B、数学Ⅲ(複素数、二次曲線)においては、それぞれ「数ⅠAⅡB融合問題」「数Ⅲ総合問題」という分野も含まれています。それぞれの分野が身についた上での実戦的な解法と問題が載っているので、それぞれの分野が一通り終わったら挑戦してみましょう。
例題 | 演習 | |
数学I | 53題 | 50題 |
数学A | 54題 | 54題 |
数学II | 83題 | 83題 |
数学B | 41題
融合例題18題 |
41題
融合演習18題 |
数学III(微分・積分編) | 75題 | 75題 |
数学III(複素数平面・式と曲線編) | 30題
融合例題6題 |
30題
融合演習20題 |
1対1の基本的な使い方
▶おすすめ使用期間
1ヶ月~2ヶ月
1対1のまずは例題から
例題の問題と例題のポイントを読んで、問題を考えてみましょう。
もちろん、答えを見ているだけでは数学はできるようにはならないので、
答えの論理展開を言語化していく必要があります。
なぜこの式の展開になっているのか?、どうしてこの公式を利用したのか?を考えて、例題の解答を解読して言語化してください。数学を数字としてだけ捕らえてしまうと、問題の一般化ができません。
ですので、必ず言葉に落とし込んでください。その後、問題を再度見て0ベースから解答の復元を行ってください。解答の復元を行う際には頭の中で何を自分が行っているかの意識化が重要です。
*上記のプロセスを1問あたり15分~20分程度で行えるレベル感がベストです。逆に言うとそのレベルで処理ができないレベルだとこの教材を使うレベルになっていないので、もう少し基本的な教材で数学の基本概念を学んでください。
1対1の例題ができたら演習題へ
例題を全て上記の方法で解き終えて完璧に使いこなせるレベルにまで来たら、演習題に取り組みましょう。
演習題の横には点線の枠で解法のヒントが書いてあるので、参考にしてみてください。
解法を学ぶための参考書であるので、どんどん例題を参考にしてください。
どうしても分からなければ、教科書の同じ分野についての部分を参考にしたり、思い切って解答を見てしまっても構いません。
解答にも解法のポイントが載っているため、解けなかった場合の参考になると思います。
このとき、解けなかった問題はもちろん、例題や教科書を参考にした(見ながら解いた)演習題についてはチェックをしておきましょう。また、問題の解答部分には解答完成までの目標時間が書いてあるため、解答を終えるまでの時間の目安としましょう。
2週目以降は、チェックをした演習題を中心に解いていきましょう。何も見ずに解法が思い浮かぶことが目標ですが、そうでなければ再びチェックをします。
1対1対応を使って1ランク成績を上げるには
模擬試験の結果が返ってきた際、間違った問題と似た分野の問題を探して解いてみましょう。模擬試験では1対1対応の問題を解いている時のように、解法が分かっている状態で解いている訳ではないので、解法が思いつかない場合もあると思います。
その際、一度間違えた問題の分野の解法を確認することで、次に似たような問題を解く際に解法が浮かぶと思います。
1対1対応を何周もして他にもう大丈夫!という人は例題の別解を考えてみましょう。違う方法で行ってみて、答えがでるかどうか?また違った場合には何故違うことになるのか?を検証してみましょう。違う教材を行ってただ解法を暗記しているよりも試行錯誤をすることで数倍の効果が得られます。
1対1対応の演習ができたらどうすれば良いのか?
数学全体の勉強法をこちらの記事でお伝えしていますので、ご覧ください。
漠然と数学の勉強をするのではなく、どのようにして勉強したら良いのかを教えていますので、是非読んで数学を得意にしてください!
1対1対応によくある質問集
ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
解答はブタトン先生にお答えいただきます。
質問1
1対1対応の演習シリーズを使っていれば他の参考書は必要ありませんか?
質問2
全6冊を使用する必要はありますか?
文系であれば、数学Ⅱ、数学B版の2冊は必須です。数学Ⅰ、数学Aに関しては理系と同様に必要に応じて使いましょう。一冊を完成させるのに時間はかかるので残り時間との相談で使用していきましょう。
質問3
チャートなどの網羅系の参考書に比べて1対1だけだと網羅がで着ているか心配です。1対1を終った後に網羅系の参考書をする必要はありますか?
質問4
数学3が全然わかりません。1対1を理解ができるようになりますか?
まずは数学2の微積をXY座標軸に落とし込んで考えるようにしてください。
Published by