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【解放のエウレカ】徹底レビュー|特徴・使い方・レベルをわかりやすく解説!

2025.02.12

「数学の問題を解くとき、どうやって考えればいいのか分からない…」そんな悩みを持つ受験生の方は多いはず。 特に「公式や定理は頭に入れているつもりだけれど、実際の問題にどう当てはめるかがわからない」と感じる人にとっては、深刻な課題かもしれません。 そこでおすすめしたいのが『解法のエウレカ』シリーズ。 解

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  • 「数学の問題を解くとき、どうやって考えればいいのか分からない…」そんな悩みを持つ受験生の方は多いはず。
    特に「公式や定理は頭に入れているつもりだけれど、実際の問題にどう当てはめるかがわからない」と感じる人にとっては、深刻な課題かもしれません。
    そこでおすすめしたいのが『解法のエウレカ』シリーズ。

    解法のエウレカは、数学I・A編、そしてついに待望の数学II・B編が発売され、多くの受験生から注目を集めています。
    HOW(どのように解くか)」と「WHY(なぜその解き方を使うのか)」、そして「Piece(必要な公式・知識)」という3つの視点から問題を解きほぐす仕組みが特徴。
    難関大レベルの問題に至る前に、しっかりと思考プロセスを身につけられる教材として人気を得ています。

    この記事では、実際に使った感想や効果的な使い方を含めて、本書の特徴や活用法を徹底的に解説していきます。

    [toc]

    解法のエウレカの概要

    解法のエウレカ』は、フォーカスゴールドで知られる竹内先生と、『部分点で稼ぐ』などで有名な小倉先生がタッグを組んだ問題集です。2022年頃に発売された数学I・A編、そして約1年後にリリースされた待望の数学II・B編は、多くの受験生から支持され、重版がかかるほどの人気教材となっています。

    本書の最大の特徴は、「HOW(どのように解くのか)とWHY(なぜその方法なのか)、そしてPiece(必要な公式や知識)」を重視した解説構成にあります。単に「この公式を使います」「こうすれば解けます」という短絡的な手順の羅列ではなく、「なぜその公式が必要になるのか?」、「ゴールから逆算してどのプロセスを踏むのか?」という思考回路を言語化し、数学的な問題解法の思いつき方を身につけさせてくれるのです。

    • 対象レベル:やや発展レベル(おおよそMARCH、関関同立、地方国公立大向け)
    • 到達レベル:標準入試問題で合格点を狙える。難関大(旧帝大など)を本命とする人にはやや不足。
    • 問題数:数学I・A/II・Bともに数百問ほど(教科書レベル+実践レベル)
    • 特徴:HOW・WHY・Pieceの3つを繰り返し学んで思考力を養うスタイル。

    「網羅系の青チャートやフォーカスゴールドを使ってきたが、問題数の多さに挫折してしまう…」
    「数学的な考え方が掴めず、公式は覚えているのに実践で使えない…」という悩みを抱える人に、本書が強力な味方になってくれるでしょう。

    解法のエウレカの特徴

    解法のエウレカが持つ最大の特徴は、「どう解くか(HOW)」「なぜそう解くか(WHY)」「必要な公式・知識(Piece)」を常に意識させる構成です。

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    ① HOW & WHYで思考プロセスを明確化

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    これまでの多くの参考書は、「公式をこう使えば解ける」「これが定番解法」と解説して終わる場合が少なくありませんでした。
    しかし、解法のエウレカでは、公式の使いどころを示すだけでなく、「なぜその解法に至るのか、ほかのアプローチはないのか」といった部分を丁寧に掘り下げています。
    「解法暗記で乗り切ろうとしている」状態から、「問題を見たときにどんな手札を思い出すべきか、どう判断するか」を学ぶことで、初見問題への対応力を高めようとする意図が感じられます。

    いわゆる「数学的なセンス」は突発的に生まれるものではありません。HOW & WHYを積み重ねることで、“ひらめき”を自分で作る土台を築くのがエウレカ流の勉強法です。

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    ② Piece:必要な公式・知識を整理

    本書では、各章の前半に「Piece」と呼ばれる、問題を解くための前提知識や公式がまとまっています。
    基礎知識が抜け漏れになっていないかを確認しつつ、その公式がどんなシーンで使えるかを具体的な例とともに学べるのがメリットです。

    「基礎問題精講」や「青チャート」のコンパスレベルは既に一度やったけれど、いまいち頭の中で整理されていない方にこそ、このPieceパートが効率的に力をつける助けになります。

    ③ 実践問題での活用法がわかる

    HOW & WHY、Pieceを押さえたら、実際に問題を解いてその考え方を身につけるステップへ進みます。
    最終的なゴールから何を使えば到達できるか?」という視点を大切にするため、どの実践問題でも、ゴールから逆算する思考を逐一解説してくれます。

    結果的に、単に“公式を覚えた”だけで終わらず、「問題文からゴールまでをどのようにつなげるか」を学べるため、入試で初めて見る問題にも落ち着いて取り組みやすくなります。
    このメソッドは、確率の思考力や図形・ベクトルの応用力など、受験生が苦手としやすい分野で特に威力を発揮します。

    難易度・到達レベル

    • 到達可能レベル:MARCH~中堅国公立大(偏差値55~60台程度)
    • 旧帝大や難関国立大(東大・京大など)向けとしてはやや不足

    解法のエウレカは、「数学がそれほど得意ではないが、ある程度解けるようになりたい」人に最適です。

    青チャートなどの網羅系参考書を一通り終えたあとの次のステップとしてもよいですし、
    基礎はそれなりに固まっているけど、「入試本番レベルの問題でどう戦えばいいのか」を知りたい段階にぴったり。

    実際には、MARCH・関関同立レベル、あるいは偏差値50後半~60台前半くらいの私立・国公立大学に的を絞るなら、本書で十分合格点が狙えます。
    ただし、難問奇問を出すような旧帝大や東工大などを目指すのであれば、エウレカで思考法を学んだ後、もうワンステップ上の問題演習(例えば「重要問題集」や「過去問」、さらに難関大対策用の問題集など)が必要になってくるでしょう。

    解法のエウレカの使い方

    ここからは、本書を使って効率よく実力を伸ばすためのステップを紹介します。
    従来の「解法暗記型」学習から卒業し、本質的に数学力を上げるコツを押さえましょう。

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="基礎知識の確認(Pieceパート)"]
    まずは各セクションの冒頭で整理されている「Piece」をしっかり押さえましょう。
    公式・定理はただ暗記するだけでなく、「どんな問題で役に立つのか」まで理解するのがポイントです。
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    [ti label="STEP2" title="HOWとWHYを意識して実践問題を解く"]
    問題を解くとき、いきなり解法に飛びつかず、「ゴール(求めたいもの)に必要な情報は何か?」や「どんな公式を使うと繋がるか?」を考えるクセをつけましょう。
    解説ではWHY(なぜその公式を使うか)が詳しく書かれているので、理解を深めるうえで絶対に飛ばさないように。
    [/ti]
    [ti label="STEP3" title="解説の読み込みで”自分の考え”と比較"]
    解いてみたあとは必ず解説を熟読。自分のアプローチと照らし合わせて、「なぜ違うルートで解けたのか」「なぜこの方法が最短なのか」を客観的に見直します。
    解説に載っている「別解」も含めて検討すると、応用力がさらに高まります。
    [/ti]
    [ti label="STEP4" title="間違えた問題は時間をおいて再チャレンジ"]
    数学力は一朝一夕で身につかないもの。間違えた問題は、ある程度時間を空けてから再度挑戦しましょう。
    ひとつの問題を複数回繰り返すほうが、あれこれ手を広げるより効果的です。
    [/ti]
    [ti label="STEP5" title="過去問・他教材で定着度を確認"]
    本書を1周(目安として1ヶ月程度集中すれば終えられる分量)したら、次は志望校の過去問やもう少し難易度の高い問題集にトライ。
    解法のエウレカで培った思考プロセスを、実際の試験形式で試してみましょう。
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    他教材との接続: 「青チャートなどで基礎は一通り学んだけれど、入試問題を解くと手が止まってしまう」層に特におすすめ。
    「さらに旧帝大を狙う!」「医学部を目指す!」という場合は、本書を仕上げたうえで、一段上の参考書や難度の高い過去問演習に移りましょう。

    メリット・デメリット

    それでは、解法のエウレカのメリットデメリットを見ていきましょう。

    メリット
    • 問題の選択と解説が適切:不要な難問・奇問が少なく、適度なレベルの実践問題が厳選されている。
    • HOW & WHYの徹底:解放暗記を卒業し、思考プロセスを学べる。
    • 基礎~標準の橋渡し:青チャートレベルの知識を実際の入試問題レベルへ繋げやすい。
    • 独学でも理解しやすい:解説が丁寧なので、塾や予備校がなくても使いこなしやすい。

    解法のエウレカは、とりわけ「数学の考え方を身につけたい」という受験生に向いています。
    学習者が疑問に思いがちな点(「そもそもこの公式はどんなときに使うの?」「途中式の意義は?」など)を先回りして解説しているため、自学自習でも挫折しにくい点が大きな強み。
    実際、複数のレビューでも「問題の難易度がちょうどよく、自分の弱点をカバーしやすかった」「初めて解説を読んで”納得”できた」という声が多く見られます。

    デメリット
    • 旧帝大レベルの難問には対応しきれない:超難関校を目指すなら追加教材が必須。
    • 3C分野が非対応:理系で数IIIが必要な場合には不足。
    • 解説が丁寧ゆえに時間がかかる:一題一題の解説が充実しすぎて、短期間でサッと全問演習するには根気が必要。

    トップレベルの理系大学(京大、東大、医学部など)を本格的に志望する場合、解法のエウレカだけでは足りず、さらに難問を扱う問題集や演習書で実践力を底上げする必要があります。
    また、数IIIや複素数平面などは扱われていないため、理系や医学部などで数IIIを使う受験生は本書でIIBを学んだ後、数IIIの別教材を必須でこなしてください。

    他の教材・参考書との比較

    本書を他の有名問題集や参考書と比較することで、どのように活用すればいいかがより明確になります。

    青チャートとの比較

    青チャート」は問題数・網羅性に優れ、教科書レベルから難関大まで幅広くカバーしています。一方で、解説が簡潔なので、解法暗記に陥りやすいという声も多いです。
    青チャートをやり込めば、数学力は確かに上がるものの、問題数が膨大で「どこから手をつければいいのか分からない」ケースも。

    そこでエウレカは、厳選された標準レベルの問題と丁寧なHOW&WHY解説で、「公式を暗記して終わりではなく、なぜこう解くのか」を学べるのがメリット。
    どちらか一冊だけに絞るとしたら、短期間で思考の質を上げたい人はエウレカ、網羅的に大量演習をこなす余裕がある人は青チャート、という使い分けがいいでしょう。

    青チャートを一通り終えたのに入試問題が解けなかった…という人は
    解法のエウレカで「思考プロセス」を補強するのがおすすめです。

    フォーカスゴールドとの比較

    フォーカスゴールドも、網羅系問題集として高い評価を受けています。実際、本書の著者でもある竹内先生はフォーカスゴールドにも深く関わられているため、両方に通じるノウハウが感じられます。
    大きな違いは、フォーカスゴールドはある程度解説がシンプルで演習量が多いのに対し、エウレカは「解説がさらに丁寧で、問題数はややコンパクト」です。

    「フォーカスゴールドは使ってみたが、まだ問題に手が止まることが多い」と感じる人には、エウレカで思考回路を学ぶ価値が大きいといえます。
    逆に、「エウレカを終えて余力があれば、フォーカスゴールドで総仕上げ演習」という流れもおすすめです。

    フォーカスゴールドは網羅性重視、
    解法のエウレカは思考プロセス重視という違いがあります。

    エウレカは網羅系参考書とうまい具合に併用していくのが合格の鍵です。

    重要問題集との比較

    重要問題集」は難関校を含め、実際の入試頻出問題を中心にした良問が多数載っており、ある程度数学力がついてきた人の仕上げ向けです。
    解説はポイントをまとめた形なので、初心者にはやや難解な場合があります。

    エウレカで「公式の使い方」や「問題へのアプローチの仕方」を身につけたら、その次のステップとして重要問題集に取り組む、というルートも一般的です。
    エウレカ → 重要問題集 → 志望校の過去問、という流れで、演習量と理解度の両方を高めていくと、難関大学対策まで一貫性を持って進められるでしょう。

    重要問題集は問題の質が高く、演習量も豊富。
    ただし、最初に使うと挫折しがちなため、
    解法のエウレカを踏んでから入る人も多いです。

    こんな人におすすめ

    解法のエウレカ』は以下のような方に特におすすめです。

    • 「数学が苦手意識はあるが、ある程度得点できるようになりたい」
    • 「青チャートの網羅性は一通りこなしたが、まだ入試問題で歯が立たない」
    • 「How(解き方)とWhy(理由)を明確に理解して、初見問題にも応用したい」
    • 「医学部や難関大学を目指すが、まず標準レベルの土台をしっかり固めたい」
    • 「フォーカスゴールドや他の問題集で挫折しがちだった」

    特に、医学部受験などで数学が足を引っ張っているという受験生、共通テスト~MARCHクラスを狙う受験生には有効です。
    最短で「数学の点数を底上げしたい」「入試本番で解ける問題を確実に取りたい」というケースでは、大いに活躍してくれるでしょう。

    まとめ:数学の思考力を身につけるための最短ルート

    解法のエウレカ』は、「HOW(どうやって)」「WHY(なぜ)」を重視することで、数学を論理的に理解し、初見問題でも応用できる力を養う効率重視の問題集です。

    特に「公式を覚えるだけでなく、問題を見た瞬間にどうアプローチを組み立てるか」を掴むために、丁寧に解説が書かれているので、独学でも取り組みやすい構成となっています。
    基礎レベルがある程度できた段階(青チャートや教科書の基本問題をこなした後など)で本書に取り組むと、まさに入試で求められる発想力・思考力を磨くのにうってつけです。

    一方、旧帝大・東大・京大などトップ難関校の超難問に挑む場合は、本書だけで全てを網羅するのは難しいかもしれません。
    しかし、エウレカで「合否を左右する標準~やや難レベルの問題」を確実にモノにしたうえで追加の演習をこなすことで、最難関にも対応できる素地が築けるでしょう。

    ぜひ、本記事の内容を参考に、『解法のエウレカ』をフル活用してみてください。
    考え方を重視して学ぶことで、徐々に「数学って面白いかも」「もっと上のレベルにもいけそうだ」と感じられるはず。
    短期間で得点力を伸ばし、志望校合格や成績アップに大きく近づくための一歩を、ここからスタートしましょう!

【数学・標準問題精講】徹底レビュー|特徴・使い方・レベルをわかりやすく解説!

2025.02.12

「標準問題精講 数学シリーズ」といえば、多くの高校生・大学受験生が手に取る超定番の問題集ですね。 入試本番で問われる“標準的かつ重要な問題”が網羅されており、効率よく典型パターンを身につけたい受験生にとっては非常に頼れる存在です。 本記事では、そんな「標準問題精講(通称:標問)」のシリーズ構成・対象

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  • 「標準問題精講 数学シリーズ」といえば、多くの高校生・大学受験生が手に取る超定番の問題集ですね。
    入試本番で問われる“標準的かつ重要な問題”が網羅されており、効率よく典型パターンを身につけたい受験生にとっては非常に頼れる存在です。

    本記事では、そんな「標準問題精講(通称:標問)」のシリーズ構成・対象者のレベル・具体的な活用法・他の参考書との比較などを詳しく解説していきます。
    これから「標問」を始めようと思っている方や、何冊もある類似問題集との違いを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

    [toc]

    標準問題精講 数学シリーズの概要

    『標準問題精講 数学シリーズ』は、大学受験向けの定番問題集として長年支持されている参考書です。
    教育系出版社の 旺文社 から出版されており、

    1. 数学I・A
    2. 数学II・B
    3. 数学III・C

    の3冊に分かれ、高校数学の全範囲をカバーしています。

    • 長年の実績:改訂を重ねながらも基本方針は変わらず、問題と解説の質が高く保たれている。
    • コンパクトながら網羅的:各範囲で落とせない典型問題を厳選して掲載。
    • 詳しい解説:解答を読めば、なぜその解法になるのかがよく分かる(“精講”で思考プロセスもフォロー)。

    一方で「標準問題精講」は問題量がそこまで多くないため、たくさん演習を積みたい人にはやや物足りない面があるかもしれません。
    しかし、1問あたりの解説が非常に濃く、短期間で効率よく実力をつけたい人には非常に適しています。
    また、改訂版が重ねられても基本方針が変わらない“鉄板教材”のため、多くの予備校講師や受験生から長年にわたって信頼を集めています。
    旧版でも大きく見劣りはしませんが、最新の出題傾向を追うならなるべく新しい版を使うのが無難です。

    標準問題精講 数学シリーズの特徴

    下記に標準問題精講の特徴を記載していきます。

    ① シリーズ3冊で高校数学を網羅

    標準問題精講は、数学I・A数学II・B数学III・Cの3冊に分かれており、分野ごとに内容をしっかりカバーしています。

    • 数学I・A標準問題精講: およそ300ページ台、例題数は約100題以上。二次関数・三角比・図形と計量・場合の数・確率・数列の基礎など、I・A範囲を網羅。レベルは入試基礎〜標準程度。
    • 数学II・B標準問題精講: 例題は約150題前後。二次曲線、微分積分の導入、指数・対数、三角関数、数列、ベクトルなどを扱い、I・Aよりボリューム増。
    • 数学III・C標準問題精講: 微分積分や複素数平面など、高度な範囲を扱う。例題も100題超で、理系受験生向けに入試標準レベルを網羅。

    ② 解説が「精講」で丁寧かつわかりやすい

    各問題は見開き2ページ構成で、「問題→解答・解説(精講)」という流れになっています。
    精講のパートが非常に詳しく、解法に至る思考プロセスや「なぜその着眼点が必要なのか」「どの公式・定理を使うのか」といった背景知識まで丁寧に解説。
    単なる答え合わせにとどまらず、関連知識や応用パターンにも触れられているので、独学でも理解しやすいのが最大の魅力です。

    ③ 演習問題(類題)で即アウトプット

    各例題の後に「類題」1問がついており、学んだ解法をすぐに実践できます。
    問題数自体は「例題数 × 2」と考えてOK。
    問題が厳選されているぶん、必要最低限のパターンを効率よくマスターできる形です。
    「数多くの問題をこなしたい」という受験生には物足りないかもしれませんが、“少数精鋭”の問題集なので短期間でエッセンスを吸収するには最適と言えます。

    難易度・到達レベル

    書名に「標準」とある通り、高校数学の標準〜やや難レベル に相当します。
    教科書レベルを一通り済ませた後、偏差値で言えば 60〜65 程度くらいから始めるのが理想的。

    • 教科書や学校ワークの基本問題を確実に解ける状態
    • チャート式(例題だけでも)などで公式・定理とその使い方を一通り学習済
    • あるいは『基礎問題精講』などの基礎教材を完了し、偏差値65以上はキープしている

    標準問題精講をやり込むと、旧帝大や早慶レベルの入試標準問題にも対応できる下地ができます。
    さらに難問を解きたい場合は「上級問題精講」や「プラチカ」「大学への数学」「やさしい理系数学」などへ進むのが定番ルートです。
    医学部など、極端に難易度の高い問題を多数出題する大学を志望する場合は、こうしたさらに上位レベルの問題集も視野に入れてください。

    標準問題精講 数学シリーズの使い方

    ここでは、標準問題精講を使った効果的な学習ステップを紹介します。

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="基礎固め後にスタート"]
    教科書レベルの問題集や学校ワーク、あるいは『基礎問題精講』などで基礎を終わらせておきましょう。偏差値でいえば60〜65程度が目安です。
    [/ti]
    [ti label="STEP2" title="例題→精講の読み込み"]
    まずは例題を自力で解く。解けなかったら解説(精講)を読み、「何が足りなかったか」を把握しましょう。
    精講では、どの公式・定理を使うか、どこに着目すべきかが丁寧に書かれているため、思考プロセスをしっかり吸収するのがポイントです。
    [/ti]
    [ti label="STEP3" title="演習問題でアウトプット"]
    例題の直後にある類題を解くことで、学んだ解法が定着したか確認。時間がある人は2周3周と繰り返すのがおすすめ。
    [/ti]
    [ti label="STEP4" title="一周後は反復学習"]
    苦戦した問題をリスト化し、再チャレンジで解法を再現できるかをチェック。都度、精講で補強するのがポイント。
    初回で解説を読んだだけでは身につきにくいので、2周目以降の演習がかなり重要です。
    [/ti]
    [ti label="STEP5" title="発展レベルor過去問へ"]
    3冊仕上げたら「上級問題精講」「やさしい理系数学」「大学への数学」などの難問系、あるいは志望校の過去問へ移行しましょう。
    共通テスト中心の人でも、この時点でかなりの得点力が身についているはずです。
    [/ti]
    [/ptimeline]

    他の教材・参考書との比較

    よく使われれる他の参考書と比べて見ましょう。

    ① 「実戦 数学重要問題集」との比較

    • 問題数: 重要問題集は1冊あたりの分量が多く、演習量を確保しやすい。標問はややコンパクト。
    • 解説のスタイル: 重要問題集は問題数が多い分、解説は簡潔になりがち。標問は“精講”の存在で非常に丁寧。
    • 到達レベル: どちらも入試標準が中心。最難関大にも対応可能。文系用・理系用に分かれているのが重要問題集の特徴。

    自学自習で解説を深く理解したい人は「標問」、演習量重視で自力補足もできる人は「重要問題集」を選ぶケースが多いです。

    ② 「1対1対応の演習(東京出版)」との比較

    やはり定番人気の問題集で、難易度やレベルは標問に近いです。
    「標問」は精講が丁寧で途中式や関連事項を詳しく示す一方、「1対1対応」はヒント形式で読者の自力思考を促す構成が特徴。

    • 解説スタイル: 「標問」は“精講”で詳細解説、「1対1」はヒントを小出しにして自力で考えさせる。
    • 難易度感: おおむね同程度だが、やや標問のほうが難易度高めの問題も混在するという声もある。
    • 好みや相性: レイアウトや文章の雰囲気が異なるため、書店で見比べて選ぶ人が多い。

    どちらを使っても力はつくので、自分が「じっくり解説を読みたい」か「ヒントをもらいながら自分で考えたい」かで判断すると良いでしょう。

    こちらは詳しい1対1対応の使い方の説明です。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/ichitaiichi/"]

    ③ 「Focus Gold」「青チャート」との比較

    Focus Gold・青チャートはいわゆる“網羅系”で問題数が多く1冊完結型。
    対して標問は厳選した問題で効率よく力をつけるスタイル。

    • 問題数: 基礎から応用まで大量に問題数を収録。
    • 使用目的: 学校授業の復習〜幅広いレベルの網羅に向く。標問は“少数精鋭”で短期仕上げに向く。
    • 時間と効率: 分厚い1冊をじっくりやりたいならFocus Gold、必要最低限を短期間で押さえたいなら標問。

    どちらも“良書”なので、じっくり網羅したいのか、要点を絞って素早く仕上げたいのかによって選ぶと良いでしょう。

    網羅系の参考書はかなり量が多いので、全部行うというよりもある程度基礎的な教材でやってみて量が足りない時にやってみると良いでしょう。

    こんな人におすすめ

    • 基礎固めは終えており、標準〜やや難レベルを短期集中で仕上げたい人
      →解説が手厚く、問題数が厳選されていて効率が良い。「独学しやすい」のも大きなメリット。
    • 共通テストである程度点が取れるが、二次レベルがまだ弱い人
      →二次標準問題に慣れるには最適。難関大の過去問への橋渡しにぴったり。
    • 独学中心で、周囲からのサポートが受けにくい受験生
      →精講が詳しく、つまずきやすいポイントを補足してくれるので安心感がある。

    逆に、「問題演習を大量にこなしたい」「最小限のヒントだけで自分で考え抜きたい」場合は他の教材を選ぶ手もあります。
    共通テスト専用の対策にはやや難しめなので、最初は教科書レベルの問題集や学校配布ワークから始めるのがおすすめです。

    まとめ

    「標準問題精講 数学シリーズ」は、多くの受験生や予備校講師が推す鉄板教材。
    以下のポイントを押さえておけば、短期間でも効率よく力が伸びるはずです。

    この記事のポイントおさらい

    1. 標準問題精講 はI・A、II・B、III・Cの3冊構成。
    2. 問題数は厳選されており、1問1問の解説(精講)が非常に丁寧
    3. レベルは入試標準〜やや難。基礎固めを終えてから取り組むのが理想。
    4. 例題→精講→演習問題を繰り返し、2周3周して定着を図ると効果的。
    5. 他の同レベル参考書よりも、解説が手厚い分、独学しやすい

    「標問」をマスターすると、早慶や旧帝大など難関大レベルの数学で合格点を狙えるだけの土台が築けます。
    さらに医学部を目指す場合などは「上級問題精講」や「やさしい理系数学」「大学への数学」などを活用し、より難易度の高い問題にチャレンジするのが定番です。
    ぜひ本シリーズをしっかり使いこなし、入試本番での得点力を飛躍的に高めてください!

【文系の数学 実戦力向上編】徹底レビュー|特徴・使い方・レベルをわかりやすく解説!

2025.02.10

「文系でも数学を武器にして、合格を手繰り寄せたい…」そんな悩みを抱える受験生は決して少なくありません。 英語や国語、社会など主要科目の学習に時間を割く一方で、どうしても数学対策は後回しになりがち。 もともと数学が苦手という文系生も多いため、しっかりとした勉強法を確立できずに悩んでいる方は多いのではな

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  • 「文系でも数学を武器にして、合格を手繰り寄せたい…」そんな悩みを抱える受験生は決して少なくありません。
    英語や国語、社会など主要科目の学習に時間を割く一方で、どうしても数学対策は後回しになりがち。
    もともと数学が苦手という文系生も多いため、しっかりとした勉強法を確立できずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

    そこでおすすめしたいのが『文系の数学 実戦力向上編』。

    本書は短期間でも合否を左右する重要問題を効率よくマスターできるよう厳選されており、文系受験生が数学の得点力を底上げするための強力な味方となります。

    この記事では、実際に使った感想を含めて本書の特徴や使い方を徹底的に解説。
    最後まで読めば、本書を最大限に活用するためのポイントが見えてきて、あなたの合格力アップに大きく貢献してくれるはずです。

    [toc]

    文系の数学 実戦力向上編の概要

    本書は、『文系の数学 実戦力向上編』は文系向けの数学問題集で、河合出版から発行されています。
    MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)や国公立大学(例:神戸大学、東北大学、名古屋大学)の入試問題を踏まえた入試標準レベルの問題集で、
    文系受験生が数学を得点源にするための実戦力アップを目的としています

    • 対象レベル:MARCH・関関同立レベル〜国公立大学(例:神戸大学、東北大学、名古屋大学)
    • 問題数:例題90+演習110問(数学ⅠAⅡBをカバー)
    • 特徴:丁寧な解説講義、短期間で仕上げやすい分量

    文系の数学 実戦力向上編の特徴

    丁寧な解説とコンパクトな問題数で効率よく学べるのが特徴です。

    ① 合否を分ける厳選問題を収録

    本書には文系入試の頻出・重要問題が厳選されています。標準〜やや難レベルまで幅広く、基礎から応用までバランスよく押さえているのが特徴です。
    実際の入試問題を丹念に分析し、合否を分ける“盲点になりやすいテーマ”や“頻出の良問”を重点的にピックアップ。問題数を必要最小限に絞っている分、無駄がなく効率的に実戦力を養えます。

    ② 解説講義が丁寧で独学にも最適

    解説は途中式だけでなく、考え方・着眼点まで丁寧に示されているため、独学でもスムーズに理解が進みやすい作りになっています。たとえば「なぜこの公式を使うのか」「どう発想すれば解法が見えてくるのか」といったプロセス面の説明も充実しており、苦手な単元でも自己流での解釈ミスを最小限に抑えられます。学校の授業や映像授業と併用する場合でも、復習テキストとして非常に役立つでしょう。

    ③ 短期間で一周しやすい適度な分量

    例題90題+演習110題という構成が非常にコンパクトで、1日5題ずつ取り組めば約1か月ほどで一周が可能です。
    文系受験生は他教科(英語・国語・社会など)の勉強に時間を割かねばならないため、数学の対策にだけ多くの時間を注ぎづらい傾向があります。
    本書なら短期間で必要な問題を押さえ、早めに過去問や他教科の学習にも移行しやすい点が大きなメリットです。

    難易度・到達レベル

    • 到達可能レベル:MARCH・関関同立などの合格点レベル
    • 旧帝大や難関国公立を目指すなら、仕上げにもう少し上位教材を追加

    標準レベルをひと通りマスターした人向けで、偏差値50〜60台前半あたりがメインターゲットとなります。
    基礎レベルの問題集や教科書内容を理解した上で、「さらに合否を分ける典型問題〜やや難レベルの問題を攻略したい」という段階に最適です。
    実際の入試本番では、解ける人と解けない人が明確に分かれる問題をいかに確実に解けるようになるかが大切。本書に取り組むことで、MARCH・関関同立レベルの数学で合格点を確保する力を磨けます。

    文系の数学 実戦力向上編の使い方

    学習の進め方: 1日に数題ずつ解いて約1~1.5ヶ月で一周するペースが推奨。
    例題を解いたら解説講義を熟読し、必勝ポイントで解法のまとめを確認します。
    間違えた問題は時間をおいて繰り返し復習し、不得意単元を洗い出しましょう​

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="基礎固め後にスタート"]基礎レベルの参考書や教科書を終わらせてから本書を始めましょう。[/ti]
    [ti label="STEP2" title="例題→解説講義を熟読"]問題を解いたら、解説講義をしっかり読み込むこと。理由付けと途中式を確認し、理解を深めます。[/ti]
    [ti label="STEP3" title="演習問題で定着"]例題で理解を深めたら110題の演習問題でアウトプットし、理解度をチェックします。[/ti]
    [ti label="STEP4" title="苦手分野は重点的に復習"]特に間違いやすい分野や単元に再度取り組む。[/ti]
    [ti label="STEP5" title="過去問演習に接続"]仕上げに大学の過去問を解き、本書で学んだ解法を実践。[/ti]
    [/ptimeline]

    他教材との接続: 姉妹書の『文系の数学 重要事項完全習得編』を先に終えておくとスムーズ。
    入門問題精講→重要事項完全習得編の演習問題→本書とステップアップする方法も紹介されています。
    本書を終えたら過去問に挑戦し、志望校の出題傾向に慣れましょう。

    メリット・デメリット

    「文系の数学 実戦力向上編」のメリットデメリットを説明いたします。

    メリット
    • 重要問題が厳選されているため、時間のない受験生に最適
    • 解説講義が充実しており、独学でも理解しやすい
    • 数学ⅠAⅡBを短期間で一気に学習可能

    文系の受験生は英語や国語、社会など他教科への学習時間が必要なため、数学にばかり時間を割きづらいのが現実です。
    本書は入試頻出の重要問題に的を絞っているため、短い期間でも最大効率で実力を伸ばすことができます。
    問題数が少ない分、1周あたりの負担が軽く、部活と両立しながらでも進めやすいのが大きな魅力です。
    「どうしてこの公式を適用できるのか」「なぜこの考え方が有効なのか」といった思考プロセスが丁寧に示されているので、塾や予備校に通わなくても学習しやすい構成になっています。
    途中式や補足解説が多いため、数学に苦手意識を持つ文系生でもつまずきにくい点が高評価の理由です。

    文系生が必要とするⅠAⅡBを1冊で総ざらいでき、
    しかも問題数が厳選されているため、1日数題ペースでも1~1.5ヶ月程度で1周が可能です。

    デメリット
    • トップレベル大にはやや物足りない可能性がある
    • 問題数が厳選されている分、網羅性は低い

    早慶や旧帝大などの難関校を目指す場合、出題される問題がさらに高度になることが多いです。
    本書だけでは難問対策に物足りず、追加で応用問題集が必要になるケースもあります。
    「文系の数学 実戦力向上編」はあくまでも頻出・標準~やや難レベルまでに特化した教材なので、トップ層には範囲外の難問がカバーされていない点に注意が必要です。
    効率重視のため、1冊で膨大なパターンを網羅できるわけではありません。
    数学ⅠAⅡBの全領域を隅々まで扱うというよりは、“合否を分ける問題”にフォーカスしているため、特殊な形式や細かいパターンは割愛されている場合があります。
    入試本番で変化球となる出題に対応したい場合は、他の参考書や過去問演習との併用がおすすめです。

    他の教材・参考書との比較

    文系数学向けの他問題集や有名参考書との違いを見てみます。

    青チャートと比較

    問題数が非常に多く網羅的ですが、全770問のため全習得に時間がかかる。
    『実戦力向上編』は問題数を厳選して約1/3以下に抑えており、短期間で要点を押さえるのに適します。網羅性より効率重視の人向けです。

    青チャートなどの網羅系はできればやったほうが良いですが、時間がない場合は問題数が多いのが大変です。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/bluechart/"]

    1対1対応の演習と比較

    理系含めた標準~応用問題集で、数学ⅠAⅡBだけでも249問の例題。こちらも量が多めで体系的。
    『実戦力向上編』は文系数学に特化し、頻出かつ合否を分ける問題にフォーカス。
    初見から応用まで一気通貫でやりたい場合は1対1対応も良いですが、文系範囲の実戦力強化には本書が効率的です。

    本書の後にやっても良いでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/ichitaiichi/"]

    重要事項完全習得編との併用

    本書の姉妹編で、より易しい基礎~標準問題を扱います。
    完全習得編で基礎を固めてから本書に進むとスムーズ。

    人によっては本書に直接接続するのが難しいケースも多いので、その場合は網羅系で苦手な部分を補うと良いでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/bunkei/"]

    坂田アキラシリーズや他の文系数学問題集

    坂田アキラの参考書などユニークな解説で知られるものもありますが、本書は河合塾のノウハウで堅実に作られている印象。
    必勝ポイントなどのまとめ方や解説講義の丁寧さで初心者にも配慮されています。

    数学が本当に苦手な層にはおすすめです。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/sakatabibun/"]

    こんな人におすすめ

    『文系の数学 実戦力向上編』は、以下のような人に特におすすめです。

    • 文系で数学を得点源にしたい受験生
    • MARCHや関関同立、地方国公立を狙う偏差値55〜60台の学生
    • 短期間で数学ⅠAⅡBを仕上げたい人
    • 解説の丁寧さを重視する独学派

    文系で数学を得点源にしたい受験生にとって、『文系の数学 実戦力向上編』は最適な一冊といえます。文系学部志望でありながら、数学で周囲と差をつけたいという方は、まず基礎〜標準レベルの問題集を終えた段階で本書に取り組むのがおすすめです。合否を分けるレベルの問題演習を積むことで、実戦力を身につけられます。
    MARCHや関関同立、地方国公立大といった難易度帯を目指す受験生にも、本書は総仕上げとして非常に有効です。
    過去問演習に入る前に、厳選された90のテーマをしっかり攻略しておけば、本番で狙える得点力は大きく向上します。実際に「90題を押さえれば、十分に合格レベルへ到達できる」といったコメントもあるほどです。短期間で効率よく数学ⅠAⅡBを仕上げたい方にも、強く推奨されます。
    文系のみならず、理系で数ⅠAⅡBを短期習得したい場合にも使いやすく、問題数が厳選されているので1か月程度で一周することも可能です。多教科の学習に追われる受験生にとって、短期間で実力をつけられる構成は大きな魅力でしょう。
    また、数学が苦手な人や解説の丁寧さを重視する独学派の方にも、この問題集はうってつけです。解き方のポイントや思考プロセスがわかりやすく示されているので、自宅学習でも理解を深めやすい設計になっています。要点をまとめた「必勝ポイント」のおかげで、解法パターンを体系立てて学べるのも大きなメリットです。

    まとめ:文系数学を得点源にするための最短ルート

    『文系の数学 実戦力向上編』は、限られた時間で合否を左右する重要問題をしっかりとマスターできる効率重視の問題集です。
    文系受験生にとってネックになりやすい数学ⅠAⅡBを、短期間で網羅しながら確かな実戦力を身につけることができます。
    基礎レベルを終えた方が着実にレベルアップするうえで、まさにうってつけの一冊と言えるでしょう。

    本書をじっくりと一周すれば、MARCH・関関同立・地方国公立大の過去問演習へとスムーズに移行できます。
    丁寧な解説講義を通じて「なぜその解き方を選ぶのか」を理解できるため、難問にも柔軟に対応できる地力が養われるはずです。
    短期間でもしっかり効果を得られるカリキュラムなので、他教科と並行して学習を進めたい文系受験生にとっても、これほど心強い教材はなかなかありません。

    ぜひ本記事の内容を参考にしながら、『文系の数学 実戦力向上編』を活用してみてください。
    効率的にポイントを押さえ、あなたの受験勉強に少しでもお役立ていただければ幸いです。実りある学習と、志望校合格への大きな一歩を応援しています!

数学2B 基礎を固めるオススメ参考書/勉強法

2020.06.04

三角関数、ベクトル、軌跡・・・数学が苦手になってしまう分野盛りだくさんの分野です。 理系に進むのであれば、この分野をいいかげんに勉強をしてしまうと、数学3で全く対処ができなくなってしまいます。 このあたりの分野ですと、ただ作業のように勉強をするのではなく、一つ一つ意味を考えて勉強をしていく必要があり

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  • 三角関数、ベクトル、軌跡・・・数学が苦手になってしまう分野盛りだくさんの分野です。

    理系に進むのであれば、この分野をいいかげんに勉強をしてしまうと、数学3で全く対処ができなくなってしまいます。
    このあたりの分野ですと、ただ作業のように勉強をするのではなく、一つ一つ意味を考えて勉強をしていく必要があります。

    このブログ記事ではどのように勉強をしたら良いのかをお伝えいたします。

    [toc]

    スバラシク面白いと評判の初めから始める数学Ⅱ・B

    [itemlink post_id="17507"]

    特徴

    Part1,Part2に分かれており、数学Ⅱ、Bの内容を講義形式で解説しています。Part1では微分・積分などの数学Ⅱの内容を、Part2ではベクトル、数列などの数学Bの内容という構成です。

    メリット

    初めて学ぶ方にも理解できるように非常に丁寧に講義形式で書かれています。もっともわかりやすいという評判もあります。問題も用意されており、その解説も丁寧に書かれています。完璧にすることで、基礎は身につきます。

    デメリット

    基礎は身につくが、入試レベルには到達できないため、他の問題集に進まなければなりません。ある程度基礎ができている方にはもの足りないです。

    基礎問題精講 数学Ⅱ・B

    [itemlink post_id="17508"]

    特徴

    センター試験レベルの問題が一通りできる程度の力がつく一冊です。『基礎問』→『精講』→『解答』→『ポイント』→『演習問題』の流れで1つずつのテーマが進んでいきます。問題数は150問以上とまあまあな量です。基礎問の解説で丁寧に書かれており、その説明をしっかり読むとよいです。

    メリット

    入試で必須な問題を抽出していて、良質であるため、この問題をやり込めば基礎固めは大丈夫でしょう。よく出る問題へのアプローチを効率的に学習することができます。

    デメリット

    センター試験レベルを完璧にはカバーできません。何回か繰り返して類問が欲しくなった場合はチャート式を行ってみるのが良いでしょう。

    苦手な人に一番のおすすめは黄色チャートです。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/yellowchart/"]

    数学Ⅱ・Bの点数が面白いほどとれる本

    特徴

    教科書の内容に沿った参考書です。定期テスト対策とかいてあるが、受験数学の基礎を固めることもできます。たびたびわかりづらい内容は漫画風に解説がついているため、飽きずに進められます。

    メリット

    基礎的な問題が多く並び、巻末には定期テスト対策問題もついています。着実に力をつけるられさす。また、たびたびわかりづらい内容は漫画風に解説がついているため、飽きずに進めることができる。

    デメリット

    かなりのボリュームがあるため、定期テスト対策に使う場合にはかなり早めから始める必要があります。また、 問題の解説はあっさりしているものもあります。

    残念ながら、本書は廃盤となってしまったようです。同じ著者の入門問題精講がおすすめです。

    [itemlink post_id="17509"]

    スバラシク強くなると評判の元気が出る数学Ⅱ・B

    [itemlink post_id="17510"]

    特徴

    数学Ⅱと数学Bで2冊にわかれており、初めから始める数学と同じシリーズの参考書です。初めから始める数学と同様の構成で各分野において簡単な解説や重要な公式がかかれており、その後に典型的、または解法を覚えておきたい問題が並びます。しかし、内容はすこし難易度が上がり、受験数学の基礎固め、センター試験対策にはよい一冊です。

    メリット

    解説が丁寧にかかれているものの、問題は大学の過去問を含んでいたりと難易度はそこそこあるので、確実に理解しながらレベルアップが可能です。また、シリーズの一貫なので、気に入ればそのままの合格!数学などに進めます。

    デメリット

    あまり問題数は多くないので、演習量を積みたい方にはむいていません。

    この教材の後はどのように進めれば良いのか?

    上記では数学2の基本書を紹介しましたが、ここにある教材を終えた後は、もう少しレベルをあげた教材に移りましょう。
    具体的には、1対1対応の数学があたるでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/ichitaiichi/"]

    また、数学1A・3の基本書を紹介しておきますので数学2Bを行いながらわからないことなどがあれば、確認を進めていきましょう。

    [plus url1="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/marth-3/" title1="数学3の基礎を固める!オススメ参考書、勉強法" url2="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/sugaku1a/" title2="数学1Aの基礎を固める!オススメ参考書、勉強法" url3="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/genkigaderusugaku/" title3="元気が出る数学の使い方|基礎を固めて成績を伸ばす方法" url4="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/sakatabibun/" title4="参考書数学界の神|坂田先生の教材の使い方は?"]

数学I・Aの基礎はこれで勉強しよう!オススメ参考書

2020.06.04

高校数学の基礎の基礎となるこの分野ですが、多くの数学のできない受験生がこの分野でつまずいて、数学を選択から外してしまっています。 中学では余り目にすることのなかった場合分けと言った考え方や、考え方の難しい確率や整数などが増えてきたことが原因となるでしょう。 今回は、数学を得意科目にしたい人向けにおす

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  • 高校数学の基礎の基礎となるこの分野ですが、多くの数学のできない受験生がこの分野でつまずいて、数学を選択から外してしまっています。
    中学では余り目にすることのなかった場合分けと言った考え方や、考え方の難しい確率や整数などが増えてきたことが原因となるでしょう。

    今回は、数学を得意科目にしたい人向けにおすすめの参考書をご紹介いたします。

    [toc]

    スバラシク面白いと評判の初めから始める数学I・A

    [itemlink post_id="17515"]

    おすすめ度

    ★★★

    特徴

    23n33中学レベルの数学から親切に解説した、講義形式の参考書です。
    Part1とPart2の2冊あり、Part1は「数と式(数学I)」「方程式と不等式(数学I)」「2次関数(数学I)」「図形と数量(三角比)(数学I)」の4章、全14回の講義形式で構成。
    Part2は「集合と論理」「場合の数」「確率」「平面図形」の4章、全14回の講義形式で構成されています。

    メリット

    解説、公式、例題、解き方と非常に分かりやすいように書かれています。
    独りでもゆっくりと勉強できるので数学アレルギーで基礎も分からない方には本当にオススメです。

    デメリット

    これだけでは演習は十分ではないので、他の問題集などで演習量を確保する必要があります。基礎が出来ている方には元気の出る数学シリーズ等のほうが良いと思われます。

    基礎問題精講 数学Ⅰ・A

    [itemlink post_id="17516"]

    おすすめ度

    ★★

    特徴

    入試に出題される基本的な問題を『基礎問』として取り上げ、教科書から入試問題を解くための橋渡しを行います。
    特に、私立大に出題が多い小問集合が確実にクリアできる力がつきます。

    『基礎問』→『精講』→『解答』→『ポイント』→『演習問題』で1つのテーマの解説を完結します。
    1つのテーマは原則1ページもしくは2ページの見開きにし、見やすく効率的に学習できるように工夫してあります。
    四訂増補版では「データの分析」(第8章)を近年のセンター試験、二次・私大入試を踏まえ、大幅に見直し。第8章の掲載例題数を6題から16題と10題増やしました。

    メリット

    入試で必須な問題を145題抽出していて、良質であるため、この問題をやり込めば基礎固めは大丈夫でしょう。

    よく出る問題へのアプローチを完璧にすることができます。

    何回か繰り返して類問が欲しくなった場合はチャート式を行ってみるのが良いでしょう。苦手な人に一番のおすすめは黄色チャートです。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/yellowchart/"]

    *数学が本当に苦手な人が実施する参考書としては適切ではありません。

    教科書レベルは理解できる!という人の演習書という意味で利用すべきでしょう。

    デメリット

    「整数の性質」の範囲の改訂もほしかったところです。課程外であるガウス記号の問題も含まれています。

    坂田アキラの医療看護系入試数学Ⅰ・Aが面白いほどわかる本

    [itemlink post_id="17517"]

    おすすめ度

    ★★★★

    特徴

    この参考書では、数I・Aの中から、必ず出題されると言ってよい内容だけを厳選し、それらすべてを詳しい解説で説明しています。
    医療看護系「数学I・A」は、出題されるテーマが偏っているばかりか、ときに中学数学の範囲で解けてしまう問題があります。
    本書では中学校の復習と数学I・Aの必要なところを丁寧に解説しています。

    メリット

    解説はわかりやすく色もいっぱいで重要なところも理解できます。
    受験先の出題傾向と照らし合わせ、この本を重点的にやるのも良いでしょう。
    さらに、繰り返し解くことによって自信もつくので繰り返しすることをおすすめします。

    デメリット

    これをやれば必ず受かる訳では無いが、理解するための一冊としてはかなりよいでしょう。
    中学範囲が抜けている人には厳しいところもあります。

    スバラシク強くなると評判の元気が出る数学Ⅰ・A

    [itemlink post_id="17518"]

    おすすめ度

    ★★★

    特徴

    本書の使い方として、1まず、流し読みする。2解説文を精読する。
    3問題を自力で解く。4繰り返し精読して解く。という4つのステップがあります。
    このステップに従えば、数学Ⅰ・Aの基礎から簡単な応用まで完璧にマスターできるはずです。
    これにより、高校の中間や期末対策だけでなく、センターや易しい大学レベルの実力も養うことができます。
    教科書に載っている公式や解法一通りを覚えた偏差値45付近の受験生に向けた問題集です。

    メリット

    レベルは教科書の章末問題‾センターの標準くらいですが、教科書の内容を理解したかどうかを確認するための問題集として強くオススメできます。
    本書は基礎固めを目標にしているので、基礎が危ないという方にとって得るものが多い本であります。
    公式の導出からよく見かける重要な問題まで網羅されています。

    デメリット

    例題の解答を1ページ以内に収めないといけない都合上、解説が少なくて難がある部分があります。
    解説は確かに詳しいが、肝心の本質部分をかなりアッサリで済ませてる部分が結構あります。
    数学初学者が最初にやるには、基本事項の確認部分がやや簡潔すぎです。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/genkigaderusugaku"]

    この教材の後はどのように進めれば良いのか?

    上記では数学1Aの基本書を紹介しましたが、ここにある教材を終えた後は、もう少しレベルをあげた教材に移りましょう。
    具体的には、1対1対応の数学があたるでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/ichitaiichi/"]

    また、数学2B・3の基本書を紹介しておきますので数学1Aを行いながらわからないことなどがあれば、確認を進めていきましょう。

    [plus url1="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/marth-3/" title1="数学3の基礎を固める!オススメ参考書、勉強法" url2="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/sugaku1a/" title2="数学1Aの基礎を固める!オススメ参考書、勉強法" url3="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/genkigaderusugaku/" title3="元気が出る数学の使い方|基礎を固めて成績を伸ばす方法" url4="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/sakatabibun/" title4="参考書数学界の神|坂田先生の教材の使い方は?"]

『元気が出る数学』の使い方|基礎を固めて成績を伸ばす方法

2020.05.30

ページ目次元気が出る数学の特色元気が出る数学の使い方元気が出る数学で1ランク成績を上げるためには?元気が出る数学によくある質問集 元気が出る数学の特色 ▶対象者 基本事項を確実に身につけたい方(偏差値45〜50くらいの方) 基礎事項を確実に身につけることを目的とした参考書ですが、簡単な

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  • [toc]

    元気が出る数学の特色

    ▶対象者
    基本事項を確実に身につけたい方(偏差値45〜50くらいの方)

    基礎事項を確実に身につけることを目的とした参考書ですが、簡単な応用問題にも触れられています。

    学校の試験対策から、センター試験・基礎的な入試問題対策までをカバーしています。

    [word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="line" name_position="under_avatar" radius="radius_12" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" font_color="#ffffff" bg_color="#70a6ff" font_size="22" balloon_full_width="true"]レベルとしては、学校で一通り数学を終えたけれど、数学に対して苦手意識を持っている方はこの教材はぴったしです。[/word_balloon]

    構成としては、まず基礎事項の解説があり、それぞれの分野について「絶対暗記問題」「頻出問題にトライ」のコーナーがあります。

    基礎事項の解説部分は、網羅系の問題集などでは省略されがちな部分についても文章により丁寧に解説してあり、分からない分野・あやふやな分野もしっかり学習することができます。
    数式の展開も省略なく記述されているので初学者であっても問題なく理解できるでしょう。

    元気が出る数学の使い方

    ▶使用期間
    1冊につき1〜2週間ほど

    まず1冊全体の流し読みをして、分野の全体像をつかみましょう。

    それから、基礎事項の解説部分(「講義」の部分)を精読しましょう。
    基本公式や例題が紹介されていますが、この紹介されている例題について手を動かして考えるようにします。

    その後に、「絶対暗記問題」を解きましょう。初めはわからなくても構いません。
    解答解説を見ながらでも大丈夫です。

    解答解説部分には使用した公式や、理解しておくべき事項なども載っているので、解答解説を読むときにはなぜこの公式を利用したのか?を考えながら、読み解いてください。

    読み終えたら、再度自身の手を使って解いてみてください。
    「絶対暗記問題」が自力で解けるレベルになったら、「頻出問題にトライ」のコーナーに挑戦してみましょう。

    この部分は応用問題となっているので、初見で解けない場合もあると思います。
    まず自力で挑戦してみて、分からなければチェックをしておいて解答解説部分を精読し、時間をおいて再び挑戦してみましょう。

    元気が出る数学で1ランク成績を上げるためには?

    元気が出る数学シリーズの問題を習得したら、青チャートなどの網羅系問題集や、さらにレベルの高いマセマシリーズ(合格!数学シリーズなど)の問題集なども解説を読めば理解できるレベルになっているはずです。

    しかし、それらの問題集に進んだ後でもあやふやな部分はあるものです。
    解説を読んで理解があやふやだと感じたら、元気が出る数学シリーズの中のあやふやな分野を探し出して解説を読んでみましょう。
    一度読んだ後なのでよりすんなり頭に入ってくると思います。このように、他の問題集に進んだ後でもあやふやな部分の確認に使うことができます。

    この教材と一緒に『合格る計算』を利用することで、センター試験レベルの基本的な問題であれば対処することが可能です。数学が苦手な人はまずはこの教材と『合格る計算』を理解すると良いでしょう。
    『合格る計算』の詳しい使い方はこちらから
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/sankosyo/sugaku/ukarukeisan/"]

    この教材を読んでいても躓く、難しいなーという方は坂田先生や池田先生の教材を行ってください。

    社会人の方で医学部再受験を狙っている方などで数学から遠くはなれてしまっている人

    坂田先生の教材や池田先生の教材であれば数式展開の仕方が恐ろしく丁寧なので理解をすることが可能となっています。

    [plus url1="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/sakatabibun/" title1="参考書数学界の神|坂田先生の教材の使い方は?" url2="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/math1a-elementary/" title2="【使い方】数学Ⅰ・A 入門問題精講|圧倒的に成績を伸ばす方法" url3="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/ichitaiichi/" title3="1対1対応の演習の使い方と使うべきその理由|偏差値70を超えるためには?" url4="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/rikeisugaku-benkyo/" title4="偏差値30からの数学勉強法"]

    元気が出る数学によくある質問集

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom1.gif" name="質問1"]他の問題集を後で使うなら、元気が出る数学シリーズは使わなくても大丈夫ですか?[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]基本的にマセマのシリーズはレベルごとに段階を踏んで実力を上げていく方針なので、すでに基本的な部分を理解でき、網羅系の問題集を解説を読んで理解できる場合は使わなくてもよいかもしれません。ただし、少しでも理解があやふやな部分があればこの問題集を使用することでより高度な問題についても理解しやすくなるので、苦手意識のある人は使用することをおすすめします。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom1.gif" name="質問2"]同じマセマのシリーズの、初めから始める数学シリーズとはどのような違いがあるのでしょうか。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]初めから始める数学シリーズの方がより解説が丁寧で、初学者や殆ど分からない人向けになっています。元気が出る数学シリーズの解説でよく理解できない場合は、まず初めから始める数学シリーズをおすすめします。[/speech_bubble]

【使い方】坂田アキラの数学が面白いほどわかる本シリーズ|圧倒的に成績を伸ばす方法

2020.05.30

ページ目次坂田アキラシリーズ参考書の特色使い方1ランク成績を上げるための使い方この参考書によくある質問集 坂田アキラシリーズ参考書の特色 ▶対象者 数学を初めて少しでも苦手な部分がある方、医学部再受験生向け 「面白いほどわかる本」のシリーズの中で、坂田アキラ先生が書いているものです。

  • …続きを読む
  • [toc] [word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="line" name_position="under_avatar" radius="radius_12" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" font_color="#ffffff" bg_color="#70a6ff" font_size="22" balloon_full_width="true"]数学参考書界最強とも名高い坂田先生の参考書の使い方を伝えるよ![/word_balloon]

    坂田アキラシリーズ参考書の特色

    対象者

    数学を初めて少しでも苦手な部分がある方、医学部再受験生向け

    「面白いほどわかる本」のシリーズの中で、坂田アキラ先生が書いているものです。

    解説はかなり詳しく、数学を独学している際に起こりがちな「この式は何を言っているのかわからない!」ということが一切ありません。

    途中計算についても省略せずに書いてあるため、苦手意識を持っている方にとっても分かりやすいものとなっています。

    [word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="line" name_position="under_avatar" radius="radius_12" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" font_color="#ffffff" bg_color="#70a6ff" font_size="22" balloon_full_width="true"]この教材を使って数学ができなかったら諦めるしかないでしょう。[/word_balloon]

    数学の他書であれば絶対に出てこないような例題を極論として提示して、なぜこの公式が使えるのか?という例示の仕方は秀逸です。

    ただ、その分野が全くわからないという人はおすすめしません。
    学校で概念は学んで標準問題をやってみたらわからなかったというレベル感の人におすすめです。
    概念を言葉で丁寧に解説してあるという教材ではないので、最初の部分は他書で行いましょう。

    構成としては、まず講義部分があり(ない分野もあります)、それぞれの分野の問題について、「ナイスな導入」コーナーで解法の重要なポイントを挙げています。解答についても、解説がポイントごとに載っています。

    *人によっては坂田先生独特のキャラが出てきたり、うざかったりする可能性があるので、まずは自身で書店で見てみることをおすすめします。

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    坂田アキラのシリーズ教材

    [itemlink post_id="17467"]

    坂田先生の教材は数学ⅠA~Ⅲまでさまざまなシリーズがありますので、簡単にここで紹介していきます。

    ■数学1Aでの教材
    医療看護系が入試数学1Aが面白いほどわかる本
    2次関数が面白いほどわかる本
    確率が面白いほどわかる本
    三角比・平面図形が面白いほどわかる本
    数学1Aにおいて、2次関数ができるかどうかというのが問題です。
    2次関数として1冊ありますが、医療看護系の方を買って1Aを網羅的に行うほうが効率的でしょう。中学レベルからの復習をして、この一冊で1Aの基本的な問題ができるようになるのでおすすめの一冊です。医療看護系とありますが、特に医療看護系の人だけが使う教材ではありません。


    ■数学2Bでの教材
    指数、対数関数が面白いほどわかる本
    三角関数が面白いほどわかる本
    数列が面白いほどわかる本/数列の合格講座
    数2の微積分が面白いほどわかる本
    図形と方程式が面白いほどわかる本
    ベクトルの合格講座

    数学2B教材は、坂田先生の独壇場ですね。
    数列とベクトルは通常の黄色いのではなく、DVD付属の教材が存在します。

    数列に関しては、DVD付きのほうがやや高度なレベルから開始して、高度なレベルまで行います(確率漸化式など)。
    ベクトルについては、合格講座のせいなのか類書よりもわかりづらいため、坂田先生ファン以外は行う必要はないでしょう。
    *新しいのがでましたが、わかりやすさは類書に比べるとあまりありません。

    ■数学Ⅲでの教材

    数学Ⅲの極限微分積分が面白いほどわかる本

    坂田先生の集大成という教材になっています。
    分冊のものと1冊のものがありますが、何冊も持ち運ぶのはしんどいので、分厚いですが1冊のものがよいでしょう。この辺は個人の裁量ですが、、

    中身については、数Ⅲ微分積分という理系であれば避けて通れない部分を「よくぞここまで計算過程の飛躍なく記述してくれました!」と坂田先生に感謝をしなくてはいけません。

    数Ⅲは計算が多いですが、典型パターンが多く基本的には勉強すれば誰でもできる分野です。
    ですが、できない人にとってはそもそもの前提が多くて何が何だか分からない。。という状態に陥ってしまいます。

    そうした受験生にとっては、坂田先生はまさに神!といった先生となるでしょう。

    数Ⅲという科目はこれまでの積み重ねのため知っておかなければならない前提条件が非常に多いです。
    その前提条件を完璧に使いこなせているのであれば問題無いですが、そうでない人が大多数です。
    苦手な人は何度も何度も坂田先生の計算を読み込んで行くと良いでしょう。ですが、これを自分で実際に計算する際に行っていては鈍足過ぎて使えません! 坂田先生で計算式が何を意味しているのか?というイメージがつかめたら、『合格る計算Ⅲ』を行うと良いでしょう。

    この坂田先生→合格る計算Ⅲというのが勉強が出来ない人にとっての黄金ルートになるでしょう。

    合格る計算Ⅲ『』の詳しい使い方はこちらから

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/sankosyo/sugaku/ukarukeisan/"]

    使い方

    おすすめ使用期間

    1ヶ月~1ヶ月半

    まず講義・解説部分を熟読していきましょう。特に初学者・独学者にとっては知らないことも多いと思うので、しっかり読んで理解しましょう。

    その後に、基本問題から解いていきましょう。

    問題のレベルは「基礎の基礎」「基礎」「標準」「ちょいムズ」「モロ難」の5段階に分かれていますが、

    まず「基礎の基礎」「基礎」のレベルをできるようにしましょう。

    初学の場合は、「基礎の基礎」「基礎」を何度も何度も見るだけでもよいでしょう。
    式展開が丁寧に載っているので、読んでいるだけでも十分に理解できます。

    何度も読み込んで、それぞれの問題において「何が起こっているのか」「なぜこのように解くのか」というのが理解できたら、再度問題を見て自身の手を使って解いていきましょう。

    重要な部分としては「標準」レベルまでできればよいですが、「ちょいムズ」「モロ難」レベルまでできれば基礎的な問題に関してはかなりの範囲で解けるようになります。

    解答部分は解説がかなり詳しいため、正しい解き方の手順が明確に分かります。
    自分の解答で間違っていた所、もしくは分からなかった所がどこなのかも分かるようになっているので、どの部分が分からなかったのかを確認しましょう。

    1ランク成績を上げるための使い方

    標準レベルまで自身で内容を復元することができたら、ちょいむず、モロ難レベルを一度自分の力で考えてみましょう。

    このレベルの問題を何も見ない状態でノーヒントでどのように解くことができるのか?というのをこれまでに覚えた解法を使って考えることができるとかなりの進歩です。

    もちろん間違っていても構いません。
    どういう問題が「基礎」でどういう問題が「標準」、「モロ難」なのかということを自分で考えてみてください。

    作問者がどういう思考で問題を作っているのかがわかり、難しい問題とはどういう問題の構造なのか?ということがわかるかと思います。
    数学はある程度の水準を超えるとただパターンを覚えているだけでは解くことができません。

    数学全体の勉強法については、こちらの記事で解説しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/program/sugaku-benkyo/"]

    この参考書によくある質問集

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom1.gif" name="質問1"]解説が丁寧すぎるので、少し冗長に感じます。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]初学者・独学者にとっても理解しやすいように書いているので、ある程度学んだことがある人にとっては冗長に感じるかもしれません。そのような人は、まずノーヒントで問題を解いてみましょう。そして、解けない問題があれば、その部分の講義・解説を熟読しましょう。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom1.gif" name="質問2"]キャラクターが下品でうざいです。どうしたら良いですか?[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]この本はかなり独特ですが、数学嫌いでも理系にいかないと行けない人、特に医学部再受験生にとってはこの教材は神教材です。我慢してでも使いましょう。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom1.gif" name="質問3"]複素平面,二次曲線が苦手でできないのですが、面白いシリーズを買っても大丈夫ですか?[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]同じ『面白い』シリーズではありますが、著者が違います。こちらは東進の志田先生という方になっています。著者が違えば方針も違うようで、こちらのシリーズはある程度デキる人を対象にしています。ですから、できない!という方はこのシリーズの複素平面・二次曲線を購入するのは辞めましょう。二次曲線も複素平面も概念自体は、これまでに出てきたものと似ているので、「合格る計算Ⅲ」で計算演習を積めばできるようになりますよ。[/speech_bubble]

【完全版】1対1対応の演習の使い方と使うべきその理由|偏差値70を超えるためには?

2020.05.28

1対1対応の演習の特色とは ▶1対1対応の演習の対象者 教科書レベルの基本問題を解くことができ、 入試標準問題ができるようになりたい方(偏差値55-60くらいの方) 「1対1は難しい!」と数学が嫌いな人は避ける人が多い教材ですが、短期間で数学ができるようになっている人は使っている教材で

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  • 1対1対応の演習の特色とは

    ▶1対1対応の演習の対象者
    教科書レベルの基本問題を解くことができ、
    入試標準問題ができるようになりたい方(偏差値55-60くらいの方)

    「1対1は難しい!」と数学が嫌いな人は避ける人が多い教材ですが、短期間で数学ができるようになっている人は使っている教材です。

    『はじめに』を見ると

    本書の「はじめに」には以下のような内容が書かれています。

    • 『1対1対応の演習』シリーズは、入試問題から、基本的/典型的だが得るところが大きい問題をできるだけ少ない題数(例題53題、演習50題)だけ精選している。掲載問題には以下のような特徴ある。

      • これからも出題される典型問題
      • 一度は解いておきたい必須問題
      • 幅広い応用がきく汎用問題
      • 合否への影響が大きい決定問題 

        難関校レベルの問題を解く際の、足固めをするのに最適な本である。
        本書の次のレベルとして『新数学スタンダード演習』『新数学演習』がある。

      このように、『1対1対応の演習』は、

      なるべく少ない問題を使って、入試対策をしていこう!という良質な問題集です。

      青チャート、フォーカスゴールドなどの網羅形の問題集を使って、

      さまざまなタイプの問題に触れて、体系化するというよりは、

      合格するためにはどのような考え方をしたらよいのか?を学ぶ教材となっています。

      そのため、ある程度の学力の生徒が、
      この教材を行うことで効果的に成績を伸ばすことができます。

    当塾の数学の勉強法の全体像についてはこちらで説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/rikeisugaku-benkyo/"]

    1対1対応を使うべき理由その1

    使うべき理由のその1ですが、難関大学に合格するためのポイントが凝縮されていることです。

    ポイントが凝縮されているので、
    使う人はある程度のレベル(偏差値55~60程度)は求められます。

    この教材ができるかどうかが難関大学レベルの問題を解いていくことが、
    一つの試金石になるでしょう。

    偏差値70を超えていくには
    最低限このレベルの数学がスラスラと解けるレベル感になっている必要があるのです。

    1対1対応を使う理由その2

    各分野の合間に受験に役立つミニ講座というコラムが載っています。
    (数学3であれば、複合基本関数のグラフ、近似式一般の関数の多項式化、
    フーリエ展開の話などなど)

    大学レベルの知識まで載っていることもありますが、

    難関大学の入試を解く際には知識として知っておくと有利なことが多いので、

    この教材で理解しておくと良いでしょう。

    1対1対応の演習に取り組むまでにしておくこと

    共通試験の模試で60~70点(偏差値換算で60程度)であれば、

    1対1の数学の内容が理解できるでしょう。

    まだ数学のそれぞれの分野の概念の理解が終わっていない。。というレベルであれば、

    まずは教科書レベルの理解を終えておくことが先になるでしょう。

    概念が理解できていないのに、、、

    問題を解き始めてもただの暗記に終ってしまうので気をつけてください。

    ※目指している大学のレベルがMARCHや関関同立など(学部によって違いはありますが、、) そこまで高くない場合は違う教材で補填していくのもありでしょう。

    そうした場合は、黄チャート標準問題精講がおすすめです。

    1対1対応の演習の問題数

    数学B、数学Ⅲ(複素数、二次曲線)においては、
    それぞれ「数ⅠAⅡB融合問題」「数Ⅲ総合問題」という分野も含まれています。

    それぞれの分野が身についた上での実戦的な解法と問題が載っているので、

    それぞれの分野が一通り終わったら挑戦してみましょう。

    例題 演習
    数学I 53題 50題
    数学A 54題 54題
    数学II 83題 83題
    数学B 41題

    融合例題18題

    41題

    融合演習18題

    数学III(微分・積分編) 75題 75題
    数学III(複素数平面・式と曲線編) 30題

    融合例題6題

    30題

    融合演習20題

    1対1の基本的な使い方

    ▶おすすめ使用期間
    1ヶ月~2ヶ月

    1対1のまずは例題から

    例題の問題と例題のポイントを読んで、問題を考えてみましょう。
    [word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="line" name_position="under_avatar" radius="radius_12" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" font_color="#ffffff" bg_color="#70a6ff" font_size="22" balloon_full_width="true"]この際にポイントなのは問題を読んで何を言っているのかがわからない場合は、すぐに答えを見てしまって良いということです。[/word_balloon]

    もちろん、答えを見ているだけでは数学はできるようにはならないので、
    答えの論理展開を言語化していく必要があります。

    POINT
    なぜこの式の展開になっているのか?、どうしてこの公式を利用したのか?を考えて、
    例題の解答を解読して言語化してください。
     

    数学を数字としてだけ捕らえてしまうと、問題の一般化ができません。ですので、必ず言葉に落とし込んでください。
    その後、問題を再度見て0ベースから解答の復元を行ってください。

    解答の復元を行う際には頭の中で何を自分が行っているかの意識化が重要です。

    *上記のプロセスを1問あたり15分~20分程度で行えるレベル感がベストです。
    逆に言うとそのレベルで処理ができないレベルだと、
    この教材を使うレベルになっていないので、
    もう少し基本的な教材で数学の基本概念を学んでください。

    1対1の例題ができたら演習題へ

    例題を全て上記の方法で解き終えて完璧に使いこなせるレベルにまで来たら、
    演習題に取り組みましょう。

    演習題の横には点線の枠で解法のヒントが書いてあるので、

    参考にしてみてください。

    解法を学ぶための参考書であるので、どんどん例題を参考にしてください。

    どうしても分からなければ、教科書の同じ分野についての部分を参考にしたり、
    思い切って解答を見てしまっても構いません。

    解答にも解法のポイントが載っているため、解けなかった場合の参考になると思います。

    POINT
    このとき、解けなかった問題はもちろん、例題や教科書を参考にした(見ながら解いた)演習題についてはチェックをしておきましょう。
    また、問題の解答部分には解答完成までの目標時間が書いてあるため、解答を終えるまでの時間の目安としましょう。2週目以降は、チェックをした演習題を中心に解いていきましょう。
    何も見ずに解法が思い浮かぶことが目標ですが、そうでなければ再びチェックをします。

    このようにして解き方のパターンを自分のものにしていけば、十分難関校に対応できる力がつくはずです。解法のマスターを目指して頑張りましょう。

    1対1対応を使って1ランク成績を上げるには

    模擬試験の結果が返ってきた際、間違った問題と似た分野の問題を探して解いてみましょう。模擬試験では1対1対応の問題を解いている時のように、
    解法が分かっている状態で解いている訳ではないので、解法が思いつかない場合もあると思います。

    その際、一度間違えた問題の分野の解法を確認することで、

    次に似たような問題を解く際に解法が浮かぶと思います。

    1対1対応の演習には要点の整理と、ミニ講座というコラムがありますので、
    活用してみてください。
    この部分までやり切ることが数学が得意になるためには重要です。

    「要点の整理」の活用

    その分野の問題を解くために重要かつ必要な定義、定理、用語などがまとまっています。

    教科書にない大学レベルの数学についても述べられている場合もありますが、

    多くが大学入試問題を解く上で役立つ問題が多いので利用すると良いでしょう。

    「ミニ講座」の活用

    例題の前文で詳しく書ききれなかった大事な手法や、

    少し発展的な問題の解法を1、2ページで解説したコラムになります。

    例題の前文にある部分はとても重要です。この「ミニ講座」も解けるようにしてください。

    POINT
    1対1対応を何周もして他にもう大丈夫!という人は例題の別解を考えてみましょう。
    違う方法で行ってみて、答えがでるかどうか?また違った場合には何故違うことになるのか?を検証してみましょう。
    違う教材を行ってただ解法を暗記しているよりも試行錯誤をすることで数倍の効果が得られます。

    1対1対応の演習の次の参考書

    [itemlink post_id="19439"] [itemlink post_id="19440"]

    受験までの残り期間と他教科とのバランスを踏まえる必要もありますが、

    『数学Ⅲ 上級問題精講 』『やさしい理系数学』を追加しても良いでしょう。

    早慶理工が志望でかつ、数学がそこまで得意でない場合は、

    1対1と過去問演習を万全に行うことで合格水準に達しますのでご安心ください。

    1対1対応の演習ができたらどうするか

    数学全体の勉強法をこちらの記事でお伝えしていますので、ご覧ください。

    漠然と数学の勉強をするのではなく、
    どのようにして勉強したら良いのかを教えていますので、
    是非読んで数学を得意にしてください!

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/saisokumarth-schedule/"]

    1対1対応によくある質問集

    ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。

    1対1対応の演習シリーズを使っていれば他の参考書は必要ありませんか?

    教科書レベルの問題が解ける人にとっては、難関校に向けた準備として十分な問題集です。時間に余裕がない場合はこの教材の後に、過去問を行っていくだけでも多くの大学で十分に対応が可能です。1対1対応の演習シリーズをやり切ることで十分に実力はつきますが、基本的な部分ができていない場合は更に下のレベルの教材で基本問題の習熟を行ってください。

    全6冊を使用する必要はありますか?

    理系であれば、微積、複素数が含まれる数学Ⅲの2冊は必須です。余裕があれば、ベクトルや数列の部分をカバーし、融合問題も含まれている数学B版や、場合の数や確率、整数問題が含まれる数学A版を使ってみてください。

    文系であれば、数学Ⅱ、数学B版の2冊は必須です。数学Ⅰ、数学Aに関しては理系と同様に必要に応じて使いましょう。一冊を完成させるのに時間はかかるので残り時間との相談で使用していきましょう。

    チャートなどの網羅系の参考書に比べて1対1だけだと網羅がで着ているか心配です。1対1を終った後に網羅系の参考書をする必要はありますか?

    受験までの残り期間によりますが、基本的に1対1の例題、演習題が全てできているという状態であれば偏差値は65以上はあります。この状態であれば、抜け漏れをなくして更に数学を得意にするようにするよりも他の科目をできるようにする方が先でしょう。理系の場合は文系と比べて科目の量が多いので、早い段階で数学以外の科目もできるようにしておくことが肝心です。

    数学3が全然わかりません。1対1を理解ができるようになりますか?

    1対1は数学3が全然わからない人の向けの教材ではありません。難しい教材をやることで自分もできるようになるということはないので注意してください。数学3は数学1~Bまでの全ての分野を横断的に使うので数学3が理解できない場合は、数学3を行うのではなくてまずは数学1A2Bで理解できない部分を探しましょう。また数学3=微積という仮定いくと数学2において微積をただの計算練習として行っていないかどうかの確認は必要でしょう。数学3に比べると、数学2の微積はよく理解してなくて計算だけの式変形でも答えがでてしまいます。ですが、その程度の理解度では数学3で躓くのは当然です。
    まずは数学2の微積をXY座標軸に落とし込んで考えるようにしてください。

【使い方】数学Ⅰ・A 入門問題精講|圧倒的に成績を伸ばす方法

2019.08.27

数学基礎問題精講1Aの特色 数学基礎問題精講1Aの対象者 数学Ⅰ・Aを基礎レベルから勉強したい人 偏差値45~55程度 基礎問題、標準問題精講に続く、入門編のバージョンです。 一見ただの問題集型の教材に見えますが、説明はほかの精講シリーズと比べても遥かに詳しく書いてあります。 二次関数については関数

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  • 数学基礎問題精講1Aの特色

    数学基礎問題精講1Aの対象者

    数学Ⅰ・Aを基礎レベルから勉強したい人 偏差値45~55程度

    基礎問題、標準問題精講に続く、入門編のバージョンです。
    一見ただの問題集型の教材に見えますが、説明はほかの精講シリーズと比べても遥かに詳しく書いてあります。

    二次関数については関数の定義から説明を行なっています。

    数学基礎問題精講1Aの使い方

    完成までの期間 1ヶ月程度

    未習の人は説明を読んでから問題を、既習の場合が問題を解いてから説明を読みましょう。
    本書のレベルの問題が解けないと受験勉強に移行することは難しいのでスラスラ解けるようになるまで徹底的に取り組んでください。