参考書の特色
▶対象者
教科書レベルから、入試基礎レベルの問題演習に移りたい方(偏差値50~55くらいの方)
いわゆるチャート式シリーズの中でも、「黄チャート」と呼ばれるものです。チャート式シリーズは入試問題のパターン演習のための問題集であり、この黄チャートは教科書レベルの問題から入試基礎レベルへの橋渡しとしての役割を持っています。『教科書レベルの問題ならなんとかなるけど、青チャートはレベルが高い』というような人は、まず黄チャートで基礎問題のパターン演習を行うと、よりレベルの高い問題にも挑戦できるようになると思います。基本的に黄チャートができているレベルであれば基本的な大学受験の問題は対応できるようになります。学校で青チャートを配られたから・・という理由で行う人が多いですが、理解が伴わないようであれば、黄チャートを行うのが良いでしょう。
各テーマごとに、基本例題・重要例題・補充例題・練習題(PRACTICE)があり、最後に演習題(「EXERCISES」)A,Bがあります。パターン問題の網羅系問題集としてはかなり問題数が多く、基礎レベルの入試問題であればかなりの範囲を網羅しています。
使い方
▶おすすめ使用期間
3ヶ月~4ヶ月
まずは例題を解いてみましょう。各例題には解法のポイントが示されているので、参考にしましょう。この際のポイントとして、自力で解ける問題については問題ないですが、2~3分考えても取っ掛かりも何も分からない問題については、答えをすぐ見てしまっても構いません。取っ掛かりが何も分からない問題は、より時間をかけても自力では解けない場合が多いです。もちろん答えをただ見るだけではなく、解答の論理展開を言語化し、どのように問題を解いていくかを確認する必要があります。解答の確認が終わったら、次は問題を見て解答を再現してみましょう。先程言語化した解答の論理展開に従い、どのように問題を解いているかを意識して解きましょう。
例題のみを何周かし終わったら、練習問題(PRACTICE)や演習問題(EXERCISES)に取り組んでみましょう。例題を完全に自分のものにして、論理展開を言語化できていれば解けるかと思いますが、そうでなければすぐに対応する例題の確認をしましょう。解けなかった問題についてはチェックをしておいて、時間をおいてその部分の例題と共に解き直しましょう。
1ランク成績を上げるための使い方
例題を何週もしてもう大丈夫だと思ったら、例題の別解を考えてみましょう。例題だけでも多くの解法をマスターできるので、ある例題の解法が別の例題の解法に役に立つ、ということもあるかと思います。1つの問題について色々な解法を考えることで、より効果が上がります。
また、他の問題集に移った際、解けなかった問題について、似た分野の問題がないかどうか探して見ましょう。特に、答えを見ても分からない問題についてはよく確認しましょう。解法が示されていない時に解けなかったということは、問題の解法をまだ言語化できていないかもしれません。基本問題とはいえ重要な問題ばかりなので、解法のマスターを目指して頑張りましょう。
この参考書によくある質問集
ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
解答はプラトン先生にお答えいただきます。
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