【遅読勢におすすめ】ぐんぐん読める英語長文とは
ぐんぐん読める英語長文は、英文読解力を鍛えることに特化した長文問題集です。
BASIC、STANDARD、ADVANCEDの3つのレベルに分かれ、レベルに合わせた英文が収録されています。
語彙チェックから音読まで6つのステップを踏むことで、英文を正しく読む力が身につきます。
過去の入試英文を使用しているため、入試対策にも最適です。
本記事では、ぐんぐん読める英語長文の特徴、レベルと対象者、使い方のポイントについて解説します。
英文読解の基礎力が身につけたい方におすすめの1冊です。ぜひ参考にしてください。
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
ぐんぐん読める英語長文の特徴
ぐんぐん読める英語長文は、英文読解力を伸ばすことに特化した長文問題集です。
BASIC、STANDARD、ADVANCEDの3つのレベルに分かれています。
- 設問よりもまずは正しく”読む”ことができるようにする
- 伸び悩みからの脱却を図る勉強にも最適です。
長文問題集ではなく、速読英単語シリーズと同じで長文を読むための練習というイメージを持った方が良いです。
もちろん、その解説は類書よりもはるかに詳しいです。
“速く読む”に徹底特化
英文を速読するには、まず現状の自分の読解スピードを知る必要があります。
ほとんどの入試向け教材には設問が付いているため、純粋に読む速さを測定することは難しいのが実情。
そこで本書では、設問のない「白文」を使って、自分の読解スピード(WPM)を計測できるのが大きな特徴です。
読解スピードを計測できるWEBサイト
専用のサイトにアクセスすることで、簡単にWPMを算出することが可能になっています。
ただし、単に速く読むだけでなく、内容の理解もしっかりしていなくては意味がありません。
そこで白文読解後には、内容理解力を問うドリルに取り組んでもらいます。
むやみにスキャン读みするのではなく、正しく内容を理解しながら読む訓練を積むことができるのです。
以上のように、本書は読解スピードと内容理解のバランスを意識しながら、長文読解力を効果的に鍛えることができます。
音声を使った音読学習
本書の英文は、全て音声をダウンロードまたはストリーミングで聞くことができます。
また音声の速さを、遅い速度(130 wpm)で聞いた後、少しずつ速く(150, 180, 210 wpm)変更することができます。
必ず、音声に合わせて音読をすること!理解力と発音能力を高めることができます。
ぐんぐん読める英語長文のレベルと対象者
開始段階 | 共通テスト6割 | 共通テスト8割 | 共通テスト9割 |
開始段階(偏差値) | 偏差値55〜 | 偏差値60〜 | 偏差値65〜 |
到達段階 | GMARCH、関関同立 | GMARCH上位、早慶 | 早慶、難関国公立 |
英検レベル | 英検2級 | 英検準1級 | 英検準1級 |
理想の開始時期 | 高校2年夏〜冬 | 高校2年冬〜高校3年春 | 高校3年夏〜 |
Baic,Standard,Advancedのレベル分けは,
筆者独自の基準であるリーダビリティ(readability)という指標を用いて数値化されたデータをもとに行われています。
シリーズ全体で文体を意識して、意図的にバラエティに富んださまざまな文体の文章を織り交ぜています。
そのため、人によっては読みにくいな・・と思う文章があると思いますが、
そういった文章を読んでなぜ読みにくいのか?を考えるのが、読解力向上の鍵となります。
ぐんぐん読める英語長文BASIC編
- レベル:共通テストと同程度
- 大学受験英語の基礎固めに最適
- 英検2級レベル
- 対象:英文読解に自信がない人や入門編として学習したい人
- 200-600語/ Readability: 5-9
BASICは、共通テストと同じようなレベル感の英文が採用されています。
英語学習の基礎を固めたい人や、長文読解に自信がない人におすすめの入門編となっています。
英検の目安では、準2級~2級レベルの英文力がある人を対象としています。
ぐんぐん読める英語長文STANDARD編
- レベル:難関国公立・早慶
- 英検準1級レベル
- 対象:共通テストレベルをクリアした人
- 300-800語/ Readability: 8-11
STANDARDは、難関国公立や難関私大の2次試験レベルの英文が採用されています。
共通テスト程度の英文力がある人にとっては一歩踏み込んだレベルとなっています。
英検の目安では準1級レベルの実力が必要となります。
Standardとありますが、レベル的にはそれよりも全体的に高く学力の高い生徒でも読みづらいなと感じる文章が多いです。
ぐんぐん読める英語長文ADVANCED編
- レベル:早慶・東大など最難関校
- 英検準1級〜1級レベル
- 対象:STANDARDをクリアした人
- 500-800語/Readability: 11-13
ADVANCEDは早慶や東大など最難関大学の入試レベルの英文が採用されています。
1題1題にかなりの時間を要する超難関校向けの長文が揃っています。
Standardをクリアした人であればそれが長くなった程度くらいの気持ちと考えてもらえれば問題ありません。
ぐんぐん読める英語長文が読めない人は?
ぐんぐん読める英語長文はかなりの良書ですが、
正直基礎学力がない子にはBasicも結構難しいです。
そのため、英文法や英語の基本ができてない生徒は、
まずは『大岩のいちばん初めの英文法』、『肘井のいちばんはじめの英文法』をやってみると良いでしょう。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】の使い方
【神書】肘井学の読解のための英文法(レベル・使い方)必修編
ぐんぐん読める英語長文の使い方のポイント
使い方については筆者が6つのステップを決めてくれているのでそのステップに沿って行なっていく形で良いでしょう。
- STEP1語彙チェック英文に出てくる単語や熟語を事前にチェックすることで、読解の障害になる未知語をなくします。
- STEP2通読と時間測定英文を通読しながら時間を測定することで、自分の読解スピードを確認できます。
- STEP3内容理解度チェック英文を読んだ内容について、理解度を問う問題に取り組みます。速読に偏っていないかを確認できます。
- STEP4英文詳解1文ずつ論理構造、文章の構造の解説がが付いているので、理解不足だった箇所をしっかり理解できます。
- STEP5音読ダウンロードした音声とともに音読し、英文の理解と発音能力を高めます。
- STEP6問題演習入試形式の設問に取り組み、実践力を養成します。
STEP 4 の解説は,類書よりもかなり詳しく行われています。文章のSVOCといった構造はもちろんですが、難関大学に必須の具体抽象といった論理関係についても細かく説明されています。
ぐんぐん読める英語長文が終わったらなにを使えば良いのか
ぐんぐん読める英語長文で長文の読み方がわかったらその次は、文章を解いていく練習を積んでいく必要があります。
おすすめは、The Rulesやポラリスシリーズを行なっていくことです。
【The Rules】と【ポラリス】の順番は? どっちかだけ
【The Rules/ルールズ】早慶必須の英語長文問題集
【英語長文 ポラリス(0,1,2,3)】(レベル、使い方を徹底解説)
または、もう少し難しい精読の教材に移るのもありです。
英文熟考・下や透視図、ポレポレをやっていくのが良いでしょう。
【英文熟考】上・下の使い方、レベルを徹底解説【神書確定】
【使い方】英文読解の透視図のレベル
【英文解釈】「透視図」と「ポレポレ」どっち
【使い方】ポレポレ英文読解プロセス50のレベル
早慶に合格したい方はご相談ください
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