英語の4技能の中で、最も苦手意識を持つ人が多いのが「ライティング」ではないでしょうか。特に、和文英訳や自由英作文となると途方に暮れてしまう方も少なくありません。そんな悩みを解決し、英作文力を劇的に向上させるのが『英作文FIRST PIECE』です。
この記事では、『英作文FIRST PIECE』のレベル、効果的な使い方、共通テスト対策としての活用法など、あらゆる角度から徹底解説します。この参考書を使いこなせば、大学入試はもちろん、英検の作文問題への基礎も作れます。
難関大学合格や高得点獲得の武器となる『英作文FIRST PIECE』の魅力をご紹介します。あなたの英作文力アップの近道が見つかるはずです。
ページ目次
『英作文FIRST PIECE』の概要
『英作文FIRST PIECE』は、河合塾の人気講師である宮下卓也先生が執筆した教材です
この本の最大の特徴は、和文英訳を書くための基本の基本から丁寧に解説していることです。
単なる表現の暗記ではなく、論理的な文章構成の方法を学べます。
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『英作文FIRST PIECE』の特徴とは
この本には、和文英訳を書くための基本的な考え方から実践的なテクニックまで、幅広い内容が盛り込まれています。
- 25のLESSON(各9例文、合計225例文)
- 見開きで解説と練習問題
- 巻末の暗唱用日英対訳リスト
- 音声ダウンロード機能付き
ただの暗記で終わらないように根本的な文法の理解をできるような教材になっています
『英作文FIRST PIECE』の目次と構成
本書は全25レッスンで構成されており、基礎から応用まで段階的に学べるようになっています。
- はじめに
- 本書の使い方
- LESSON 00: 英作文の発想法
- LESSON 01-25: 具体的な表現や文法項目ごとのレッスン
- 01: 「言う」の表現(伝達)
- 02: 「見える」「聞こえる」の表現(知覚)
- 03: 「させる」の表現(使役)
- 04: 「される」の表現(受け身)
- 05-06: 時についての表現
- 07: 「なる」の表現(変化)
- 08: 「増える」「減る」の表現(増減)
- 09: 「いる」「ある」の表現(存在)
- 10: 「もの」「こと」の表現(名詞)
- 11: 疑問詞を用いた表現
- 12: 形容詞を用いた表現
- 13: itの表現(時間・距離・形式主語・形式目的語)
- 14: 無生物主語の表現
- 15-16: 比較の表現
- 17-19: 「〜する【名詞】」の表現(分詞句・to不定詞句・関係詞節)
- 20: 「という」の表現(同格)
- 21: 「なので」「だから」の表現(因果関係)
- 22: 「するために」「するように」の表現(目的)
- 23: 「するくらい」「するように」の表現(程度・様態)
- 24: 「にもかかわらず」「だとしても」の表現(譲歩)
- 25: 仮定の表現
- 合格する英作文を書くためのキーセンテンス225
- おわりに
この構成により、基本的な表現から高度な表現まで、幅広く体系的に学ぶことができます。各レッスンでは、特定の表現や文法項目に焦点を当てて学習を進めていきます。
各レッスンは以下の構成になっています:
- WARM UP!: 整序英作文問題(2題)
- 解説: 文法ポイントと表現の詳細な説明
- 練習問題: 和文英訳(3題)
- 関連表現: 応用可能な類似表現(4題)
巻末には、学習した225の例文が日英対訳でまとめられており、効果的な復習ができるようになっています。また、音声ダウンロード機能により、リスニング学習も可能です。
25のレッスンを通じて、基本的な表現から高度な表現まで、幅広く学ぶことができます。各レッスンの構成が統一されているので、計画的に学習を進めやすいですね。
『英作文FIRST PIECE』の対象者
この参考書は、以下のような方におすすめです:
- 和文英訳の基礎から学びたい高校生
- 共通テストや大学入試で高得点を狙う受験生
- 英語のライティング力を総合的に向上させたい方
特に、これまで和文英訳に苦手意識を持っていた人や、書き方の基本を体系的に学びたい人に最適です。
『英作文FIRST PIECE』のレベル
『英作文FIRST PIECE』は、和文英訳の基礎から応用まで幅広くカバーしています。そのため、レベルとしては初級から中級レベルの学習者に最適と言えるでしょう。
英検準2,2級程度の文法力と語彙力があれば、十分に取り組むことができます。
「英作文FIRST PIECE」の効果的な使い方
『英作文FIRST PIECE』を最大限に活用するために、以下のステップで学習を進めることをおすすめします。
- STEP1通読するまずは、本全体を通読しましょう。各レッスンの概要をつかみ、全体の流れを理解することが大切です。この段階では深く考えすぎず、著者の説明を素直に受け止めることに集中してください。
- STEP2各レッスンを詳しく学ぶ2回目からは、各レッスンをじっくりと読み込みます。WARM UP!の問題を解き、解説をしっかり理解しましょう。重要なポイントはノートにまとめると良いでしょう。
- STEP3練習問題に取り組む各レッスンの練習問題に取り組みます。時間を計って実戦的に解答し、その後で丁寧に見直しをしましょう。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析することが重要です。
- STEP4関連表現を学ぶ各レッスンの関連表現を学びます。これらの表現を使って、オリジナルの例文を作ってみるのも効果的です。
- STEP5復習と定着巻末の暗唱用日英対訳リストを使って、学んだ内容を復習します。音声ダウンロード機能を活用し、リスニングも併せて強化しましょう。
「英作文FIRST PIECE」の復習の仕方
効果的な復習は、学んだ内容を定着させる上で非常に重要です。以下のような方法で復習を行うことをおすすめします:
- 定期的な見直し: 1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後というように定期的に内容を見直します。
- アウトプット練習: 学んだ表現を使って、自分で英文を作る練習をします。
- 音読練習: ダウンロードした音声を聞きながら、例文を音読します。
- 過去問演習: 実際の入試問題や英検の問題を解き、本書で学んだ技術を応用します。
- LESSON 0の「英作文の発想法」を徹底的に理解する
- 各レッスンの「関連表現」を積極的に活用する
- 巻末の暗唱用リストを使って、頻出表現を暗記する
Q&A
Q1: この本だけで英作文対策は十分ですか?
A1: 『英作文FIRST PIECE』は優れた参考書ですが、これだけで完璧な対策とは言えません。本書で基礎を固めた後は、実際の入試問題や英検の問題を解くなど、実践的な演習を行うことをおすすめします。また、語彙力強化のために単語帳を併用するのも効果的です。
Q2: 1ヶ月で本書を終わらせるのは可能ですか?
A2: 1日1レッスンのペースで進めれば、25日で全レッスンを終えることができます。ただし、内容の定着には個人差があるため、余裕を持って1.5〜2ヶ月程度の期間を設けるのが理想的です。短期間で学習する場合は、特に復習に力を入れることが大切です。
他の英作文参考書との比較
下記が同じようなレベル感の教材です。
各書籍の特徴を比較してみましょう。
書籍名 | 特徴 | 対象レベル |
---|---|---|
英作文FIRST PIECE | 発想法と基本表現の習得に重点 | 初級〜中級 |
英作文基礎10題ドリル | 基本文法の復習と簡単な和文英訳 | 初級 |
ハイパートレーニング | 文法の基本を確認 | 初級〜中級 |
ドラゴンイングリッシュ | 英作文に必要な発想を短期間で習得 | 中級 |
入門英作文問題精講 | 英作文の基本から自由英作文まで1冊でマスター | 中級 |
【初学者おすすめ】英作文ハイパートレーニング和文英訳編
【竹岡作文】『基礎英作文問題精講』の使い方と特徴を徹底解説
『ドラゴンイングリッシュ』の使い方
まとめ
『英作文FIRST PIECE』は、短期間で効果的に英作文力を伸ばしたい受験生にぴったりの一冊です。整序英作文からスタートし、徐々に本格的な和文英訳へと進んでいく構成は、英作文が苦手な人の不安を軽減してくれるでしょう。
今からでも間に合う英作文対策として、ぜひ『英作文FIRST PIECE』を活用してみてください。がんばって英作文力をアップさせ、志望校合格を勝ち取りましょう!
- 毎日コンスタントに学習を進める
- 学んだ表現を使って、自分でも例文を作ってみる
- 定期的に復習し、知識の定着を図る
- 実際の入試問題や英検問題で応用力を養う
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