1つの文章を自分の力で構造化できる
ここまで意識的にできている受験生はなかなかいないですね。ですが、きっちり勉強した少数の人間のみが早稲田に合格できるのです。特に現代文ができるかできないかは早稲田に合格できるか否かの鍵を握っていると言っても過言ではないですね。
①形式段落を意味段落へ ②文章を図で表現する
それぞれの項目を説明していきますね。
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勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
段落には2つの種類の段落
みなさん現代文の段落には2つの意味があるのはご存じですか?
形式段落と意味段落の2つです。
多くの受験生がこの段落の意味を誤解して読解をしています。今回はまずはこの形式段落と意味段落の違いをお教えしていきますね。
形式段落とは
形式段落とはみなさんが文章を読んでいる時に見る段落そのものです。注意しなければいけないのは、この形式段落を英語の段落と同じように考えてはいけないということです。
英語の段落の場合は、1つの段落に1つの意味があります。
ですから段落の区切りが見た目そのままに意味で分けることができるのです。
一方、現代文に出てくる形式段落とは、区切られている分け方は特に意味が無いのです・・ですからこの区切り目を英語と同じように考えていては悲惨なことになります。
だから意味段落を見えるようにならないと・・・
段落のもう一つである意味段落というのが英語と同じ段落の分け方です。
形式段落という外見上見えているものを、意味で分けられた意味段落に変えていくことができるというのが早稲田大学の現代文を解けるようになるための条件です。上の図のように形式段落は、意味段落に変更することができるのです。
なぜ形式段落は意味段落として捉える必要があるのか?
もっともな質問ですね。確かにいちいち面倒くさいですよね。ですが、これができるようになるにはもちろん意味があります。形式段落を意味段落に変更し直すことができると、文章全体の構成がわかるようになるのです。文章全体の構成といいうのは前回のステップの論理の3つの関係にも関わってきますね。文章を読解するというのは、イコール筆者の主張と主張の道筋を読み解くことに他なりません。この主張の道筋を読み解くためには意味段落に変更して文章全体の構成を読み解けるようになることが必要不可欠です。だから、形式段落は意味段落に変更しないといけないのです。
文章を図で表現するとは?
なぜ文章を図で表現する必要があるかわかりますか?これは文章の図が文章全体の設計図=論理構成を読み解く訓練になるからです。言葉ではなくて、図として文章を表現できるようになることで具体的に文章全体の構成が頭のなかでイメージできるようになります。
言葉だけだと頭の中で文章構成のイメージがしづらいのです。だからこそ、当塾では文章を図で表現することを推奨しています。当塾の塾生はここまで書いて、要約をしているから偏差値30からであっても逆転合格が可能なのです。
文章構成や要約を鍛えるのであればこの参考書ですね。要約を全て手で書いていくことで文章構成がどのようになっているのか?を理解することができるはずです。図解で読み解くというのは大学受験の参考書ではないというのが現状です。
早稲田の現代文は何を言ってるのかよくわからない・・・
こんな症状の人がいるかと思います。MARCHの過去問なら解けるけど・・
早稲田になると文章が意味わからない。
こんな症状の人がいるかと思います。漢字や現代文単語を覚えるのは文章の構造を知るのには役に立つのですが、文章のテーマがそもそもわからない時にはこの2つだけでは対処しづらいんです。ここで必要なのが、現代に対しての背景知識です。「古代→近代→現代」の時間軸で考えて、現代がどういう時代なのか?を論評するのが、現代文に出てくる問題です。MARCHレベルの現代文の問題は比較的具体的で背景知識がなくても問題ないのですが・・
早稲田になると極端に抽象的になって上記の時間軸で対比して考えるというのが非常に大事になってきます。これが早稲田大学の問題を難しく感じる原因ですね。この背景知識というのはやはり人によって全く異なり、興味の対象もことなるので、知識がみにつきぬくなどもあります。この部分が現代文はセンス!と言われる原因の一つではないかと思います。
背景知識はどうやって身につけるのか?
でもなんとかして早稲田に行きたい!というあなたに、必須の現代文の背景知識の身につけ方があります。2つの方法を紹介します。ちなみに2つとも早稲田に行くのであれば必須です。*ちなみに慶應に合格したい場合でも小論文で同様のことが問われるので慶應でも必須です。
1つ目:参考書を使って身につけていく方法
当塾の推奨は・・先ほどと同じですが、読解を深める現代文単語
2つ目:文章を要約して身につける方法
文章を要約することで背景知識をまるまる自分のものにすることができます。文章を要約するためには、文章を理解している状態になっている必要があります。そのため、まずは要約の方法論ではなく、文章の展開がどのようになっているのか?文章がどのように構成されているのか?を理解する必要があるでしょう。文章の構成を理解することで、どこが同じ部分であるのか?を理解することができるためその縮尺版である要約を記述することができるのです。
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