慶應法学部
<2019年3月8日更新>
今年,2019年の受験においての慶應大学理工学部の入試振り返りを行なっていきます。
悔しい思いをした学生も、
これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。
一般入試の倍率
一般入試
法律学科 2019年 募集人員230人 最終志願者数2016人
2018年 募集人員230人 最終志願者数2089人 受験者数1864人
合格者数351 補欠合格者0人 実質倍率5.3倍
政治学科 2019年 募集人員230人 最終志願者数1472
2018年 募集人員230人 最終志願者数1657 受験者数1506
合格者数315 補欠合格者0人 実質倍率4.8倍
定員の変化は特にないので実質倍率はほとんど去年と同じ程度になるだろう。
見かけの倍率はそれほどでもないが、受験者層が東大受験生を含むトップ層であることに加えて、試験問題の難易度も日本トップクラスであり一筋縄ではいかない試験となっている。
ここを志望するということであれば年度始めの段階で基礎基本が固まっていることが望ましい。
夏前くらいにセンターレベルを仕上げるくらいでないとトップ層との差を埋めることは難しくなる。
11月の各社早慶模試において少なくとも他学部に関してはA判定がいくつか出るくらいにしておきたい。
行き当たりばったりではなく、本番を見据えて計画的に学習してほしい。
各科目の講評
英語
会話文問題や誤文訂正問題の形式が変わるなどしたが難易度自体の変化はそれほどない。相変わらずトップ層でも手を焼く問題がかなりの割合で含まれており、生半可な実力では全く歯が立たないだろう。紛らわしい選択肢も多く、大学受験レベルを超えた単語も注なしで普通に出てくる。これに立ち向かうためには確かな語彙力と十分な文法知識、精読に裏付けられた速読力の全てが必要になる。どれかに偏ることなくバランス良く学習を進めていこう。
世界史
昨年度に比べると多少楽にはなったが依然として問題の難易度は高い。細かい知識を用いる正誤問題も多々あるので用語集等を用いた丁寧な学習が求められる。
またアフリカ史など盲点になりやすい部分にまで気を配ることも必要で、例えば今年はダホメ王国についての正誤問題が出題されている。とはいえいきなり広く深くやるというのは無理なので、まずは標準レベルの問題を徹底的に訓練して取りこぼしをなくそう。そのうえでだんだんと知識を積み上げていけば細かい問題も取れるようになり差をつけることができる。
日本史
地図問題が出題されたことが見かけ上わかりやすい変化ではあるが、問題自体は基本的なもので難しくはなかった。
大問3の神判の歴史は法学部らしい出題であり、がっつり資料を読ませる問題である。
過去問や問題集での初見資料の読解訓練は必須。またテーマ史、特に法制史は一通り押さえておこう。
今後も出題される可能性は高い。
小論文
確認中
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