古文の学習に悩む受験生の皆さん、朗報です!「古文単語速戦即決275」という画期的な単語帳が登場しました。
この記事では、本書の特徴と効果的な使い方を詳しく解説していきます。
ページ目次
古文単語速戦即決275とは?
「古文単語速戦即決275」は、高橋大成 先生が監修した、効率的な古文単語学習のための教材です。
大学入試に本当に必要な275語の古文単語を、夏休みや冬休みの短期間で習得することを目指しています。
・275個の厳選された重要単語を収録
・10日間の集中学習プログラム
・例文暗記を重視した実践的アプローチ
・文法事項との連携による総合的な学習
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古文単語速戦即決275の5つの強み
- 受験生に本当に必要な275語を厳選:
共通テストや国公立大学2次試験の土台づくりに最適な単語のみを掲載。
- 最速、最大効率で学習できる無駄のない解説:重要な関連語や必須の周辺知識のみを載せ、効率よく重要事項を習得できます。
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10日間で1周できるから、繰り返し取り組める:1周目は10日間、2周目は5〜7日間、3周目は3日間と、短期集中学習が可能です。
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文法も復習できるから、得点が上がる:助動詞の意味と活用を例文に載せ、赤シートを使って知識の定着を図れます。
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試験直前の最終確認もできる:索引には重要語と主な意味をまとめ、試験直前の確認に役立ちます。
古文単語速戦即決275の構成
- 第1章:275語を覚える
- 第2章:例文を暗唱
第1章:275語を覚える(10日間プログラム)
1日目から10日目まで、品詞や意味によって単語が分類されています:
- 1日目:数が限られている活用の動詞
- 2〜3日目:「ず」をつけて判断する活用の動詞
- 4〜7日目:形容詞(プラス・マイナスイメージ別)
- 8日目:形容動詞
- 9日目:名詞
- 10日目:副詞
第2章:例文を暗唱する
動詞、形容詞、形容動詞、名詞、副詞ごとに例文が用意されており、助動詞の活用も赤シートで確認できるようになっています。
古文を英語のような別の言語と考えて例文を覚えるというのは良いアプローチです。
古文単語速戦即決275その他の特徴
- 「速戦のコラム」で効果的な学習方法を紹介
- 頻出の枕詞・掛詞、平安京の内裏などの知識をまとめた参考資料を掲載
1. 「速戦のコラム」で効果的な学習方法を紹介
「速戦のコラム」は、本書の学習をより効果的に進めるためのアドバイスが詰まっています。例えば:
・「速やかに1周、終わらせよ!」というコラムでは、単語暗記の重要なポイントを解説しています。
・55日で1周するのではなく、10日間で集中的に学習することの重要性を強調しています。
・30日以上かけると、最初に覚えた単語を忘れてしまう可能性があることを指摘しています。
・1日平均30語以下の学習ペースで10日間で終わらせることを推奨しています。
これらのアドバイスは、効率的な学習方法と継続的なモチベーション維持に役立ちます。
2. 参考資料の充実
本書の巻末には、古文学習に役立つ様々な参考資料が掲載されています:
- 頻出の枕詞・掛詞:古文特有の表現技法を理解するのに役立ちます。例えば「浅緑(あさみどり)」という枕詞が「糸」を表すことなどが学べます。
- 平安京の内裏の構造:物語の舞台となる平安京の地理を理解することで、文章の背景をより深く理解できます。
- 平安時代の主な位階:「中宮」「女御」「更衣」など、登場人物の身分や立場を理解するのに役立ちます。
- 月の異名:和歌や物語に頻出する月の呼び名を学べます。
- 助動詞一覧表:文法理解に欠かせない助動詞の意味と用法がまとめられています。
- 敬語一覧表:「のたまう」「きこしめす」などの敬語表現を学べます。
3. 索引の工夫
本書の索引は単なる単語リストではなく、学習の補助ツールとしても機能します:
・重要度の高い単語には、ページ数の横に赤い星マークが付いています。
・各単語の主要な意味が簡潔に記載されており、素早い復習に最適です。
・索引を使うことで、試験直前の最終確認を効率的に行うことができます。
これらの特徴により、「古文単語速戦即決275」は単なる単語帳以上の、総合的な古文学習ツールとして機能します。効率的な単語学習だけでなく、古文を理解する上で必要な背景知識も同時に身につけることができるのが、本書の大きな強みと言えるでしょう。
古文単語速戦即決275効果的な使い方
1. 10日間の集中学習:1日のノルマを決めて、毎日コツコツと取り組む
2. 例文暗記の重視:単語の意味だけでなく、文脈での使い方も理解する
3. 赤シートの活用:助動詞の活用や知識の定着を確認する
4. 繰り返し学習:1周目、2周目、3周目と徐々に学習時間を短縮しながら復習
5. 索引の活用:試験直前の最終確認に利用する
古文単語速戦即決275の位置づけとデメリット
「古文単語速戦即決275」は、効率的に古文の基礎力を身につけるための教材です。しかし、以下の点に注意が必要です:
- 収録単語数の限界:古文を武器に仕上げるには600語程度必要とされますが、本書は275語に絞っています。
早稲田を目指す場合は、別の単語帳で補完をした方良いです。 -
基礎力重視:「差がつく難単語」は収録されていません。
しかし、基礎をしっかり固めることで、効果的な学習が可能になります。 -
挫折防止の工夫:コラムややり方の解説、進捗確認表など、学習を継続するための工夫が随所に見られます。
古文単語速戦即決275は早稲田で使える?
結論から言うと、早稲田レベルまでを考えると少し量がたらないです。
もちろん、古文単語だけで古文が得意不得意になる訳ではないですが、、、
古文単語を覚えているかどうかは早稲田合格のためには重要な指標となります。
特に古文が難し目の早稲田文学部などを受ける場合は要注意です。
まとめ
「古文単語速戦即決275」は、効率的に古文の基礎力を身につけたい受験生にとって、非常に有効な教材です。
10日間の集中学習プログラムと例文暗記を中心とした学習方法により、短期間で古文力を向上させることができます。
本書の特徴を活かし、計画的に学習を進めることで、古文の基礎力を確実に身につけることができるでしょう。ただし、より高度な古文力を目指す場合は、本書を基礎固めの教材として位置づけ、必要に応じて他の教材で補完することをおすすめします。
その他古文の勉強法についてはこちらの記事で説明をしています。
古文学習の第一歩として、ぜひ「古文単語速戦即決275」を活用してみてください。効率的な学習方法で、古文への苦手意識を克服し、確実に力をつけていくことができるはずです。
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