『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』レビュー使い方
英語学習の基礎を固めたい方に朗報です!大岩秀樹先生の新刊『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』が登場しました。この記事では、本書の特徴や使い方、そして以前の著書との違いを詳しく解説していきます。
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』の概要
本書は、中学英語の基礎から丁寧に解説した参考書です。英語初心者から英語をやり直したい大人まで、幅広い読者層をターゲットにしています。
特筆すべきは、文法だけでなく、読解や単語・熟語までを1冊でカバーしている点です。これにより、中学英語の総合的な学習が可能になっています。
『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』の特徴とは
本書の主な特徴は以下の通りです:
- 英語初心者でも理解できる丁寧な解説
- 文法、読解、単語・熟語を1冊で学習可能
- 音声ダウンロード機能付きで、リスニング学習も可能
- 中学英語に特化した内容構成
『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』の目次と構成
本書は以下のような構成になっています:
- 第1章 全項目で必要な知識
- 第2章 カタマリを作る文法
- 第3章 英文読解の練習
第1章:全項目で必要な知識
第1章は、英語学習の基礎中の基礎を扱っています。ここでは、英語の骨格となる重要な要素を学びます。まず、品詞について詳しく解説されており、名詞、動詞、形容詞、副詞などの基本的な品詞の概念を理解することができます。
次に、英語の中心となる動詞について深く掘り下げています。be動詞や一般動詞の使い方、さらには動詞の活用といった重要なポイントが丁寧に説明されています。
また、英語の文構造を理解する上で欠かせない基本5文型についても詳しく解説されています。S+V、S+V+C、S+V+O、S+V+O+Oなどの文型を学ぶことで、英文の骨格を理解することができます。
最後に、時制について学びます。現在形、過去形、未来形、進行形といった基本的な時制の概念と使い方を学ぶことで、英語で時間の表現を適切に行えるようになります。
第2章:カタマリを作る文法
第2章では、より複雑な文法事項を「カタマリ」として学んでいきます。これらの文法項目は、より高度な英語表現を可能にする重要な要素です。
まず、現在進行形や助動詞、受動態といった基本的な文法項目から始まり、徐々に難易度を上げていきます。疑問詞と疑問文の作り方も詳しく解説されており、コミュニケーションに必要な質問の仕方を学ぶことができます。
さらに、不定詞、動名詞、分詞といった準動詞の使い方も丁寧に説明されています。これらの文法項目は、より複雑な英語表現を可能にする重要な要素です。
接続詞や関係代名詞の使い方も学びます。これらの文法項目を理解することで、より長く複雑な文章を作ることができるようになります。
最後に、比較表現について学びます。比較級や最上級の使い方を理解することで、物事を比較する際の表現力が豊かになります。
この2つの章を通じて、英語の基礎からやや応用的な文法まで、幅広く学ぶことができます。特に、第2章の「カタマリを作る文法」は、より自然で豊かな英語表現を身につけるのに役立ちますね。
第3章:英文読解の練習
第3章は、実践的な英文読解力を養成するための章です。ここでは、これまでに学んだ文法知識を実際の英文で活用し、読解力を高めていきます。
この章は5つの読解練習セクションで構成されています:
- 読解練習(1)
- 読解練習(2)
- 読解練習(3)
- 読解練習(4)
- 読解練習(5)
各セクションは以下のような構成になっています:
- 問題・設問:実際の英文と、その内容に関する質問が提示されます。
- 重要語句チェック:英文中の重要な語句や表現が解説されています。
- 英文構造と和訳:英文の構造を分析し、日本語訳を提供しています。
- 読解のポイント:英文を理解する上で重要なポイントが解説されています。
- 設問の解答:問題の解答と解説が提供されています。
- 設問の解説:各設問の詳細な解説が行われています。
この構成により、読者は段階的に英文を理解し、読解力を向上させることができます。
特筆すべき点として、この章では実際の英文を使用しているため、より実践的な読解力を養うことができます。
さらに、巻末には「日常生活でよく使うコトバ」という実用的な単語・熟語集が収録されています。これには以下のような項目が含まれています:
第3章の読解練習と巻末の語彙集を組み合わせることで、実践的な英語力を効果的に身につけることができます。特に、日常生活で使用頻度の高い表現を学べるのが大きな特徴ですね。
このように、第3章は単なる読解練習にとどまらず、実用的な英語力を総合的に向上させる構成となっています。初学者から中級者まで、幅広い学習者にとって有益な内容となっているでしょう。
『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』の対象者
本書は以下のような方におすすめです:
- 英語を最初から学び直したい大人
- 英文法を丁寧に子供に教えたい親
- 高校英語の基礎を固めたい高校生
- 中学3年間の授業を復習したい中学生
本書のレベルは、英語初心者から中学英語レベルまでをカバーしています。高校英語の内容は含まれていないため、中学英語の基礎を徹底的に学びたい方に適しています。
「中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに」の効果的な使い方
本書を効果的に活用するためには、以下のステップをおすすめします:
- STEP1通読するまずは全体を通読し、内容の概要を把握しましょう。
- STEP2文法を学ぶ英文法のセクションを丁寧に学習します。
- STEP3読解に挑戦読解練習に取り組み、文法知識を実践で使います。
- STEP4単語・熟語を覚える巻末の単語・熟語集を活用し、語彙力を増強します。
- STEP5音声学習付属の音声を活用し、リスニング力も鍛えましょう。
『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』と『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』の違い
大岩秀樹先生の著書として有名な『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』と本書『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』には、いくつかの重要な違いがあります。
主な違いは以下の通りです:
- 対象範囲:本書は中学英語に特化、【超基礎文法編】は高校英語の内容も含む
- 解説の詳しさ:本書の方がより丁寧で初心者向けの解説が多い
- 学習内容:本書は文法だけでなく、読解と語彙学習も充実
- ターゲット:本書は小学生から大人まで幅広く対応
内容の違いについて詳しく
【超基礎文法編】が主に文法に焦点を当てているのに対し、本書は以下の特徴があります:
- 読解練習:実践的な英文読解力を養成
- 語彙学習:約1400語の重要単語・熟語を収録
- 音声教材:リスニング力強化のための音声ダウンロード機能
本書は接続詞まで扱っているのでその点は大きいです。
これらの要素により、本書はより総合的な英語力の向上を目指す構成となっています。
どちらの本を選ぶべきか?
どちらの本を選ぶべきかは、学習者の目的やレベルによって異なります。
英語の基礎から学び直したい方や、中学英語に特化して学習したい方には『中学英語を〈もう一度〉はじめからていねいに』がおすすめです。一方、高校英語まで視野に入れて学習したい方には『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』が適しているでしょう。
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