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準1級

2025年入試【英検】慶應文・早稲田(文、文構、国教、商)で利用するためのポイント・気をつけること

大学入試での英検の扱いを公開!

2025年入試より早稲田、慶應大学でも

英語検定を使うことが、ついにできるようになりました。

本ブログ記事では具体的にどのように使用することができるのかをまとめていきます。

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早慶では英検は何級あれば良いのか?

結論から言うと、

習得している級によって加点がある国際教養学部以外は、

英検2級でも使用可能です。

なぜならば、国際教養学部以外は、

CSEスコアという各級共通の数値を利用しているからです。

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英検のCSEスコアとは?

英検CSEスコアは、英語のリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を数値化したもので、各級ごとの具体的な英語力を示しています。

このスコアは、国際的な語学力の基準であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に対応しており、個人の英語力を国際的な基準で評価できるようになっています。

Cse

スコアは級が上がるほど高くなり、例えば1級では各技能最高850点で総合3400点となります。2630点以上で合格となります。合格基準スコアは一定なので、受験者は異なる回数の試験結果を比較し、合格までの進捗を客観的に理解できます。

これらのスコアは、グローバル化の進展により、英語力を国際的な基準で評価する必要性が高まったことから導入されました。
スコアは4つの技能ごとに等しく分配されるので、受験者は自分の弱点を明確に把握できます。

英検CSEスコアは、合格・不合格とは別に英検の成績表に表示され、各技能のスコアと合格基準スコアが確認できます。
総合スコアが合格ライン以上であれば合格となりますが、
一部の技能が満点でも総合スコアが合格ライン以下であれば不合格となるので注意が必要です。

CSEスコアとは?

ワンピースで例えるならば、CSEスコア=懸賞金のようなイメージで、
各級で別々の試験がありますが、その人の英語力を一つの数値、
すなわち懸賞金で表すことができる素晴らしいシステムです。

早稲田大学で使える英検利用入試とは?

それでは、早稲田大学で使用ができる英検利用入試を見ていきましょう。

学部 条件 加点
文学部、文化構想学部 CSEスコア: 2200以上 (Reading : 500以上 Listening : 500以上 Writing : 500以上 Speaking:500以上 )
商学部 1級 5点加点
準1級 0点加点(出願可)
2級以下 出願不可
国際教養学部 1級 20点加点
準1級 14点加点
2級 7点加点
準2級以下or未提出 0点加点(出願可)

【早稲田文化構想】英検入試のポイント

早稲田大学文化構想学部の英検入試のポイントを見ていきましょう。

一般選抜について

一般選抜の倍率は2017年から2022年まで全体的に減少傾向にあります。

また、一般選抜得点率は若干上昇傾向にありますが、
全体的には一定範囲内で変動しています。

4技能入試について

4技能倍率は、2017年から2019年までの間に急激に増加し、その後は一定範囲で維持されています。
2017年は導入年で倍率が1.8倍と非常に低かったですが、
2018年以降は5.4倍以上と大きく増加しています。
これは、4技能コースへの興味や需要が急速に高まった可能性を示しています。

得点率は、2017年に48.8%と大幅に低かったのに対し、
2018年以降は68%近くに上昇しています。
また、これは4技能倍率の増加と並行していますので、倍率の増加とともに学生の質も向上していると言えます。

年度 一般選抜 4技能
倍率 得点率 倍率 得点率
2022 8.9 67 7.8 68.4
2021 8.2 65.3 7.4 68
2020 9.3 65.8 7.2 68.4
2019 10.6 67 5.9 66.8
2018 12 68.3 5.4 68
2017 11.1 67.8 18 48.8
注意事項

得点率に関しては、点数補正後の結果であるため、
その得点率を取得すれば必ず合格できるわけではないので、気をつけてください。
実際には、各科目でおおよそ10%から15%程度の追加点を獲得することが望ましいと思っています。

英語でお困りのことがあればお気軽にご相談ください。

英検専門の対策はもちろんのこと、大学受験に向けた英語の指導にも対応しています。お気軽にご相談ください。

【早稲田文】英検入試のポイント

年度 一般選抜 4技能
倍率 得点率 倍率 得点率
2022 8.1 65.6 7.7 69.2
2021 7.5 65.4 9.2 70
2020 8.7 66.1 5.5 66.4
2019 10.3 72 5.1 65.9
2018 10.1 67.6 4.6 72.8
2017 9.1 67.1 1.9 48.4

大枠の流れは問題傾向がほとんど同じの文化構想学部と同じです。

具体的に数値を見てみると、、以下のようなことがわかります。

「一般選抜」の倍率は2019年の10.3をピークに、それ以降は減少傾向にあります。
一方で、得点率は一定の変動がありますが、大きな変化は見られません。

「4技能」の倍率は、2017年の1.9から2018年に急上昇し、その後は一定の変動が見られます。
得点率も2017年の48.4から2018年に大きく上昇し、その後は比較的高いレベルを維持しています。

【結論】早稲田文、文化構想学部の英検入試は不利!?

結論として、4技能利用での受験がむしろ不利といえます

なぜなら、この方法では英語の得点がなくなり、結果として全体のスコアが下がる可能性があります。
さらに、成績の標準化により、その影響が大きくなる可能性があります。

さらに、4技能利用で受験する人々は、
一般的には3科目型の受験者よりも平均点が高い傾向があり、
これが得点の競争を激化させる要因となっています。

文化構想学部と文学部のどちらの学部でも、
4技能利用型の受験者は、各科目の平均得点が高くなり、
全体のスコアは低くなる傾向がありますが、
一方で成績の標準化は大きく、高得点競争になると指摘されています。

ただし、4技能利用型の受験が有利となる状況もあります。
それは、英語で大きく失敗したが、国語と社会の科目で高得点を獲得した場合です。
それ以外の場合では、この方式は不利と見なされます。

したがって、早稲田大学の文学部や文化構想学部を目指す受験生には、4技能利用型と3科目型の両方に申し込むことが推奨しています。

【早稲田商】英検入試のポイント

早稲田商学部も2021年入試より英検を利用した入試が始まりました。

ただし、上述した文学部、文化構想学部とは異なり、併願入試はできないので要注意です。
2022年度より、倍率が大幅に上がり、必要な得点も大きく上がっているため、

英検1級取れているのが望ましいです。

年度 科目 倍率 得点率
2022 地歴公民 11.0 65
数学 6.2 60
4技能 9.7 64
2021 地歴公民 11.7 65.5
数学 5.3 59.77
4技能 3.2 58.55

【早稲田国際教養】英検入試のポイント

早稲田大学国際教養学部の入試では、ここまでの入試と異なり、
一般入試に英検などの外部入試の持っている点数に応じて加点になるため、
英検の取得が非常に重要な要素となります。

ほぼ必須とされているのは、英検2級や準1級の取得(できれば準1!)です。
英語の4技能テストの得点によって加点がありますが、
以下の得点基準が設定されています。

20点: 英検1級、TOEFL iBT 95以上、IELTS Academic 7.0以上
14点: 英検準1級、TOEFL iBT 72〜94、IELTS Academic 5.5〜6.5
7点: 英検2級、TOEFL iBT 42〜71、IELTS Academic 4.0〜5.0
0点: 英検準2級以下、TOEFL iBT 41以下、IELTS Academic 3.5以下

英検1級を持っていなくても、他の英語試験で高得点を取得すれば対応できます。

ただし、英語力が高いことが求められるため、英検2級や準1級程度の英語力を持っていることが望ましいとされています。
入試対策としては、高校1〜2年生のうちに英検2級〜準1級を取得しておくことが推奨されています。

【早稲田国際教養】一般入試の準備!

早稲田国際教養学部は英語の外部試験だけではありません。

一般入試でもリーディングとライティングで高度なレベルの英語力が求められます。
そのため一般入試においても入念な準備が必要になります。

具体的な対策についてはもちろん当塾でも行っていますが、
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

慶應大学で使える英検利用入試とは?

これまで慶應大学では英検の外部利用は行われていませんでしたが、
このたび下記のような発表がありました。

外国語の選択科目に「英語(外部試験利用)」を新設し,「中国語」を廃止します。「英語(外部試験 利用)」は実用英語技能検定(英検)CSE 総合スコアが 2500 以上(受験級および合否結果は問わない) であり,2025 年度入試の場合は 2023 年 1 月 1 日から 2024 年 12 月 31 日までに受験し,本学一般選抜 の出願期間中にスコアを提出できるもの(英検 2022 年度第 3 回実施分以降)を有効とします。外部試 験の得点は外国語の得点に換算します。「英語(外部試験利用)」を選択した場合,一般選抜の試験当 日は第 2 時限以降のみ受験します。

ここまでの早稲田の傾向から初年度導入は、英検入試は有利に働くことが多いため、
慶應大学においても有利に働くと言うことが考えられます。
慶應文学部の一般入試は尋常じゃなく難しいですからね。。。

結論

2025年においては、慶應文学部は英検入試がかなり有利!!

ちなみに、一般入試の対策についてはこちらでまとめています。

慶應大学で使える2500点とはどれくらい?

CSE2500点を超える条件を考えてみました。
論理的には、英検2,準1,1級で超えることが可能です。

レベル 必要な得点率 最高得点
2級 97% 2600点
準1級 83% 3000点
1級 73% 3400点
2級で達成するためには、
ほとんど満点近くの点数が必要になるためできなくはないですが、、スピーキングという純ジャパには満点は難しい項目があるので、達成はかなり難しいですね。
また、2級を極めるというのは慶應文学部のためにはなりますが、
他の大学の入試で通用しないと言うことも考えられますので、英検2級よりも上の級で考えるのが良いでしょう。

慶應文のCSE2500点は難しい?

CSEスコア2500点は、英検準1級の合格するためのスコア2304点を超えていますが、
一方で英検1級の合格スコア2630点より下です。

ここからは具体的にどのような形で2500点を取っていくのかを考えていきましょう。

英検準1級で合格するためには

仮定として準1級のスピーキングスコアが合格点ギリギリの520点だと考えてみましょう

その場合、リーディング、リスニング、ライティングの合計で1980点が必要となり、
それぞれの平均スコアは660点となります。

こちらで紹介している素点換算表でどれくらい取れば良いのか照らし合わせて考えてみます。

リーディング:38/41(660~680)87~90%
リスニング:25,6/29(650~675)86~89%
ライティング:15/16(685)88%
合計:1995点

!?

上記の素点換算表は受講する回によっても大きく異なるのですが、、
大体同じくらいで推移しますので、

求められているレベルがかなり高いことがわかります。

ライティングはほとんど満点近く取ってこれなので、、
このスコアは、一般的な高校生にとっては非常に難易度が高いと思われます。
帰国子女などであれば、これらのスコアを達成することは可能であり、1級にも合格できる可能性があると考えられます。

しかし、海外経験のない高校生が準1級で2500点を目指すことは、
非常に厳しい挑戦となるでしょう。

また、出題内容が大学入試の範囲を超えるものも含まれているため、
難しいですが、、
2級で満点を目指す方がより現実的かもしれません。

ただし、2級であってもほとんど満点近い点数を求められるので、

ヒロアカでは1級で習得すると言うのが一番近道だと考えます。

英検1級で取るためには?

CSE総合スコア2500点を獲得するためには、
まず英検1級の1次試験に合格しなければなりません。

英検1級の1次試験の合格ラインは2028点で、
次に2次試験で850点満点中472点以上を得ることで、CSE総合スコア2500点を得ることができます。

日本人はスピーキングが非常に苦手ですが、、
非常に難しい英検1級のスピーキングであっても472点であれば、
1級に挑戦できる受験生であれば容易に取ることが可能でしょう。

いつから準備した方が良いのか?

英検1級の合格には大幅な語彙力が求められ、英検準1級に合格した人でさえ、
さらに300から1000時間、一般的には約450時間の学習が必要となるでしょう。

英検S-CBT試験では、一次試験の結果を待つことなく、一次試験と二次試験を受けることができますが、
英検1級は従来型で受けるしか現行では方法がないため、
多くの受験生は3回程度しか受験までに受けるチャンスはありません。
受けられる回数が非常に少ないので、、
それまでは英検準1級でスコアを上げておくのが良いかもしれません。

全体として、英検CSEスコア2500点を達成するのは難しいかもしれませんが、
積極的な取り組みと適切な学習戦略を用いることで可能です。

早慶に入りたいのであれば、1年生から準備しよう

一昔前であれば、1回勝負の入試のために逆転合格を狙って、
3年生からでも頑張るというのが主流でしたが、
現行の入試では、英検をいかに早く受けてスコアを取っておくかが
非常に重要になってきています。

そのため、どうしても早慶という場合は、1年生からの準備が必要でしょう。
また、理系の場合も同様です。

今回は、文系学部の紹介が多かったですが、
理系の場合は文系よりも実施事項が多いので
尚更早めの準備が必要になってきますので準備を怠らないようにしてください。

早慶の入試についてよくわからない・・ということがあれば、、
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Published by

小野 和久

高校時代の成績は、偏差値30いかない程度。その状態から、皆に合わせて予備校に行くもうまくいかず、浪人。浪人生活の中で独学で勉強法を編み出して早慶ダブル合格を果たし、慶應義塾大学経済学部に進学。その後、留学せずに英検1級、TOEIC990点、国連英検特A級を習得。 また、在学中に慶應早稲田専門の本塾を起業し、数々の偏差値30からの生徒を合格に導きました。当塾での合格の秘訣は、「考えて勉強をすること」です。 このような自身の経験から考えて勉強することの重要性を認識し、考えて勉強することで勉強を効率化してどんな学力の受験生に対しても独自カリキュラムを提供しています。早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA塾長。