方針の立て方
(ⅰ)
二次関数の最小問題であり,特筆事項なし.
(ⅱ)
計算するだけ.特筆事項なし.
(ⅲ)
不等式の証明は(大きい方)-(小さい方)が0より大きくなる(あるいは0以上となる)ことを示すという典型的な解法を取る.つまり,を考察する.これが0より大きくなれば証明終了であるから,を小さく評価していく.の単調減少の性質を使うには,の情報をに変換する必要があるため,を用いる.
(ⅳ)
「節約される費用」はどのようにして数式化すればいいかを考える.すると(買収前の製造費用)-(買収後の製造費用)で求められると分かり,これを用いて数式化すればよい.
解答例
(ⅰ)
(14)
(15)
(ⅱ)
(16)(17)(18)
(ⅲ)
(ア)
ここで,であるから,であり,同様に,であることからが言える.
よって,
証明終了.
(ⅳ)
(イ)
解説
(ⅰ)
よってを最小にするは.
……(答)
はの原始関数であるから,
(は積分定数)
となる.より,積分定数はである.
よって,を最小にするは.
……(答)
(ⅱ)
……(答)
(ⅳ)
式①が仮定されている場合,である.
買収前における,商品の製造費用はであり,商品の製造費用はである.よって,買収前での両社合わせた製造費用はとなる.
製造後における,商品の製造費用は,製造量がとなることよりとなる.
よって,節約される費用は,
……(答)
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