方針の立て方
(15)~(22)については解説に書いた通り.
(23)~(30)については,前問で証明した命題を具体的に適用する問題となっている.一発で思いつくのは現実問題不可能であるため,証明の方法に従ってやっていく.証明では,が偶数のときと奇数のときで場合分けしていて,が偶数のときは2で割った自然数を,が奇数のときはとなるを用いてと表される自然数をそれぞれ考察することで,より小さい自然数に還元していくという方法であった.本問でもこれに倣いが奇数であることからとなるを求め,その後を考察する.その後は偶数だから……といった具合に,どんどん考察する自然数を小さくしていく.
解答例
(15)……7
(16)……2
(17)……8
(18)……6
(19)……7
(20)……2
(21)……6
(22)……5
(23)……8
(24)……0
(25)……7
(26)……1
(27)……3
(28)……4
(29)……0
(30)……6
解説
○(16)について
が偶数のため,は自然数かつより小さい.よって,帰納法の仮定が適用できる.
〇(18)について
任意のに対してとなるようなはただ一つに決まる.
〇(19)と(20)について
「前半の議論により」とあるので,偶数のときと同じ議論が適用できると分かる.
〇(21)と(22)について
(18)での解答:より,……(21)
また,より,
……(22)
〇(23)~(30)について
は奇数であり,となるはである..
は偶数であり,.
は偶数であり,.
は偶数であり,.
は奇数であり,となるはである..
は偶数であり,.
は偶数であり,.
は偶数であり,.
は偶数であり,.
は奇数であり,となるはである..
……(答)
Published by