英検準1級リーディングの必勝攻略
英検準1級の筆記試験は、制限時間85分間で、リーディング大問3つとライティング1問での構成されています。
その中でリーディングは、語彙レベル、英語のレベルも大幅に上がり長文部分だけであれば1級と遜色はないと言っても良いでしょう。偏差値60程度の大学(March~早慶下位学部)と同程度の読解力が必要になります。
ですが、適切に対策をつめば着実に成績を伸ばすことができます。
その方法はこの記事ではお伝えしていきます。
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英検準1級リーディングの配点と合格得点は何点か?
現在、英検の合否はCSEスコアによって決められており、準1級の場合は1792点が合格点となります。
→ CSEスコアについてはこちら詳細あります。『英検CSEスコア|英検公式サイト』
配点 | 目標点 | |
大問1 | 20 | 14 |
大問2 | 6 | 4 |
大問3 | 10 | 9 |
合計点 | 36 | 27(75%) |
リーディングの素点(CSE換算なし)は大問1で20点,大問2で6点,大問3で10点となります。
受けた回によっても、素点の点数とCSEスコアは異なります。
また2016年から、各技能で最低点が設けられており、その最低点に満たない場合は、CSEスコアで合格点を超えていたとしても合格扱いになりません。
各技能最低点は60%程度されており、リーディングでもそれは同じです。
そのため、21,2/36問程度正解であれば、合格の可能性がでてきます。
早稲田大学で使うためには?
早稲田大学の場合は、英検を合格したかどうかではなく、取得したCSEスコアで判定しています。
そのため、早稲田大学で使うレベルのリスニングですと最低点で500点がリーディングで必要で、CSEスコアは2200点必要です。
500点となると66,7%程度の正答率が必要です。問題換算だと28,9問の正解が必要になってきます。
上記の表で示したように早稲田大学で使用したいのであれば、24問は取れるように勉強をしていきましょう。
2級よりも全体のCSEスコアが高く、1問に対して与えられているCSEスコアも高くなっています。そのため、必要な得点は2級よりも高くありません。
実際に問題を確認していきましょう
下記の設問の問題形式と問題数となります。
- 大問1の短文の語句空欄補充(20問)
- 大問2の長文の語句空所補充(6問)
- 大問3の長文の内容一致選択(10問)
それでは大問ごとに見ていきましょう。
【大問1】短文の語句空欄補充の解き方
この大問では、文脈に合う適切な語句を補います。設問のほとんどが単語の知識を問われます。二級の場合は接続詞、副詞が含まれていたため、文章同士のつながりを見るという問題もあったのですが、準一級の場合はほとんど語彙問題と言って良いでしょう。
対策としては、この大問については単語がわからないと答えることができないので、
パス単などの単語帳を使って早急に覚えていく必要があります。
完全に語彙問題とはいえ、解き方、対策の仕方があるので、確認をしていきましょう。
Brenda sent her son to the park to play basketball with his friends. ( ), she got dinner ready for the family. When her son came home, they ate dinner together.
1 Meanwhile 2 Overall 3 Certainly 4 Similarly
このような文法、語彙問題で重要なのは2点あります。その2点を理解しているかどうかで時間を合否は変わってきますので、確認してくださいね。この大問はいかに時間をかけずに”処理”できるかがポイントです。
なぜならば、残った時間はライティングの精度を高めたり、リスニングの先読みに時間が使えるからです。
選択肢をみて捨て問かどうか判定する
まずは選択肢をみてください。その段階で選択肢の2個以上わからない単語があるとなると正解の選択肢を当てるのは難しくなるでしょう。準一級は語彙レベルが上がり、2級よりもわからない単語の確率が上がります。
そのためわからない問題、単語がある場合は積極的に飛ばして長文や作文問題に時間を費やしましょう。どのテストであってもそうなのですが、考えてわからないことに時間を費やすのではなく、考えてどうにかなることに時間を使うのが重要です。
【大問2】長文の語句空所補充の解き方
2級と形式は同じです。
この大問ではパッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補います。長文とは言っても3,4段落程度の短い文章です。長文は二つあり、設問はそれぞれ3問づつあります。
多くの人が苦手な空所補充ですが、英語のパラグラフのルールがわかっていれば解くのは難しくありません。この問題を解く際のポイントは2点あります。
1,タイトルから文章の内容を推測
この全ての長文にはタイトルがついています。日本人はタイトルとかを意識しないのですが、、
タイトルはこの長文でどういうことを言うかを一言で表しているので、重要な文章です。
ですので、必ずタイトルを見るようにしてください。
2,パラグラフの最初と最後
英語のパラグラフは1つのパラグラフで言いたいことは一つと言うルール決まっています。
そのため、空所部分とパラグラフ全体の内容は一致していないといけません。空所に入れるための一つのヒントになります。
パラグラフの最初と最後はパラグラフで言いたいこととなることが多いため、その内容をつかむことで空所の内容をつかむことができますね。
*稀に設問によっては解答の根拠が次のパラグラフにあったりもします。。
3,空所の前後の代名詞などのつながりに注意(一番大事)
一番最後のヒントですが、一番大事です。代名詞によって前後の文章が繋がっているので其の代名詞の内容を言語化してください。
接続詞や副詞などのディスコースマーカーの場合は前後関係をみて答える必要があるためよくよく前後関係を比べてください。
【大問3】長文の内容一致選択の解き方
2級とは問題の難度と長さが異なるだけで、基本的な問題の解き方は同じです。
長文を読んでその内容に関する質問に答えます。言葉を言い換えているだけで本文に全て載っているので、英検準一級合格を目指すのであれば、必ず解けるようにしてもらいたい大問です。
ただ文章のレベルは上がっているので、語彙力がないと解くのは難しくなってしまうでしょう。それでは各設問の解き方をみていきましょう。
長文問題で大事なのは、3点です。
1,タイトルから文章の内容を推測(大問2と同じ)
この全ての長文にはタイトルがついています。日本人はタイトルとかを意識しないのですが、、
タイトルはこの長文でどういうことを言うかを一言で表しているので、重要な文章です。
ですので、必ずタイトルを見るようにしてください。
2,パラグラフの最初と最後(大問2と同じ)
英語のパラグラフは1つのパラグラフで言いたいことは一つと言うルール決まっています。
そのため、空所部分とパラグラフ全体の内容は一致していないといけません。空所に入れるための一つのヒントになります。
パラグラフの最初と最後はパラグラフで言いたいこととなることが多いため、その内容をつかむことで空所の内容をつかむことができますね。
3,スキャニングをできるようにする
スキャニングとは設問で聞かれているキーワードを捉えて、そのキーワードを長文から探す練習です。
キーワードになりやすい品詞
- 固有名詞
- 動詞
- 疑問詞
- 時制
- 形容詞
上記の品詞がキーワードになるので見つけたら傍線を引くと良いでしょう。
また、これは少しテクニック的ですが、本文と似たような単語が使われた選択肢は答えになりにくいです。
なぜならば、書いてあるとは言っても本文と全く同じことが書いてあるのではなく、パラフレーズして言い換えることが多いからです。
*大問3の特有の話としては、基本的に設問がパラグラフごとに作られています。
そのため闇雲にスキャニングするのではなく、場所を絞って探すことができますね。
英語検定準1級のリーディングで高得点を取るための勉強法は?
ここまでで対策は何をしたら良いのか・・ということはわかっていただけたと思います。
ただ上記はあくまで対策であって学力をあげるものではありません。
リーディングの学力をあげるための勉強法についてはこちらで説明していますので、参考にしてください。
早慶への英語読解勉強法|早慶の英文を速く読み、正しい答えを出すための完全対策
*早慶への読解を想定しているため到達度は高めです。
英語検定準1級のリーディング過去問の考え方(順次更新)
下記から各年度の過去問の解説をしていきますので、ご確認ください。
2019年1回 |
2018年3回 |
2018年2回 |
2017年1回 |
2017年3回 |
2017年2回 |
2016年3回 |
2016年2回 |
2016年1回 |
英検準1級で効率的にリーディングの成績を伸ばすためには?
英検準1級に合格するためには、リーディングの能力を高めることが必要不可欠になります。
現行の制度に変わってからは、4技能どの能力でも点数が少ないと合格することができなくなってしまいます。
どのようにしたらよいのか、効率的に成績を上げるためにはどうしたら良いのか気になる方は一度ご相談いただければと思います。
こちらからお申し込みできます。
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