英検準一級とは
2級に比べるとやや難しくなりますが受験勉強の範疇で十分対応が可能で、TOEICなどの他の外部試験と比べると比較的安価で対策もしやすいのでおすすめの資格と言えるでしょう。
まず試験全体の話ですが、
現在はリーディング・リスニング・ライティングの問題を解く1次試験と
試験官と対面で英語を話す2次試験に分かれています。
将来的に1日で試験を行うようになる可能性はありますが、しばらくは現行の試験形態のままで行われるでしょう。
また過去問は公式サイトで最新3回分が無料で公開されています。
マイナーチェンジされることもありますが、大枠はほとんど変わりません。
受験を考えている方は一度問題を解いてみるとよいでしょう。
スピーキングセクションについて
まずは英検準一級のスピーキングの対策に入る前に、最低限ライティングの方をある程度書けるようにしておきましょう。帰国子女等を除けば通常英作文で書けないことをスピーキングで話すことは困難です。
逆に言えば英作文で書ける内容は練習すれば比較的容易にスピーキングで活かすことができます。
その証拠に、毎回1次試験合格者の約8割以上は2次試験合格を果たしています。
ですが、それは1次試験の対策をしっかりしている人であれば、2次試験の対策もしっかり行っているからうかるわけであっても、何も対策をせず受かるということはありえません。
試験当日に自信を持って答えられるように、準備を怠らずに勉強をする必要はあります。
実際の問題構成は以下の通りです。
1,入室&挨拶+スモールトーク
2,イラストのナレーション 1題(準備時間1分)
3,イラストに関する質問2題(2問目はカードを伏せる)
4,社会的な質問2題
英検の公式サイトのサンプル問題では、
受動喫煙問題・日本の犯罪率・政府の決定に対する世論の役割が出題されています。
こうしたテーマを対して準備なしで語るのは一見難しいように思えるかもしれません。
しかし、
これらのテーマの多くは英作文の対策をしっかりやっていれば
問題なく応答できます。
もちろん淀みなくスラスラ喋るということになれば難しいでしょうが、
多少言い淀んでも大きく減点されることはありません。
相手の質問を聞いて少し考え、ポイントを外さず応答する。
それで十分です。質問が聞き取れなかったら素直に聞き返しましょう。
流暢さももちろん重要ですが、面接レベルの内容の会話で一度だけで完璧に聞き取って、
完璧な答えを返すということは少ないです。
質問の意図を正確に理解して、答えることの方がはるかに重要です。
対策としては何をすればよいのか
当塾の考えるスピーキング の対策としては、3つのプロセスになります。
プロセス1:問われている問題を英作文で作成する
スピーキングは問われていることを解釈して、考えて瞬時に答えを出すというかなり高度なスキルが必要とされます。
一度にこうした全てのスキルを鍛えていくのは難しいので、
まずは、瞬発性は置いておいて、問題についてゆっくり考えてみてください。
ゆっくりと考えて答えを出すことができなければ、早く答えを出すことはできません。
これはどの科目にも通じる黄金の法則です。
ですので、まずはゆっくりと考えて、
さらに英語で話すのではなく英作文にして考えてみてください。
*出来上がった文章は必ず添削を受けましょう。
もちろん、ネイティブに添削を受けることができればよいですが、日本人でも英語力に問題がない人であれば添削を受けてください。
プロセス2:作成した文章を音読する
添削を受けて問題のない文章を何度も音読をして、必要な語句を覚えていきましょう。
スピーキングの練習ですので声に出して文章を音読することは必須です。その際音読した音声を録音してみましょう。
最初は自分の音声を聞くのは慣れないかもしれませんが、発音やイントネーションの課題が浮き彫りになるので発音に自信がない人にこそ録音はオススメです。
また、図書館などあまり声を出せない場所で自分の音声(仕上がったもの)を聞いてインプットするという使い方も出来ます。体感ですが、自分の声はかなり記憶に残りやすいです。
プロセス3:試験官役を募り、練習をする
やはり学校の先生など誰かに協力してもらいフィードバックをもらうのが一番良いです。それが難しければ1ヶ月だけオンライン英会話を使うというのもアリだと思います。オンライン英会話の相場は月6000円程度ですので英検の検定料(準1級は2019年から検定料7600円)も安いですし、英作文の添削もできます。
いずれにせよ相手がいる状況で話すことが大切ですので、友人でも親でも英語が多少できる人と練習して会話の間などを掴みましょう。
プロセス2までをしっかりこなせれば一応はなんとかなりますが、本番でかなり緊張することになるので一回だけでも良いから面接練習はやっておくことを強くおすすめします。
まとめ
当塾では、
何をどのようにしたら英検準一級に受かるのかゼロから対策を始めることが可能です。
英検準一級対策でご不明な点があればお気軽にご連絡ください。
これからの入試において、何をどうしたらよいのか、ご相談レベルの話でもご不安がある場合は一度ご相談をいただければと思います。
こちらからご相談ください。
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