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2017年早稲田大学理工|過去問徹底研究 大問2

2019.09.03

早稲田大学理工過去問徹底研究 2017年 大問2 方針の立て方 (1)基本問題であるため特筆事項なし. (2)絶対値問題の初動捜査である符号の変わり目で場合分け(分割)を行う. (3)典型的な微分法の最大最小問題であり特筆事項なし. 解答例 (1) よって,増減表を描くと, また,で軸と交わる. よ

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  • 早稲田大学理工過去問徹底研究 2017年 大問2

    方針の立て方

    (1)基本問題であるため特筆事項なし.
    (2)絶対値問題の初動捜査である符号の変わり目で場合分け(分割)を行う.
    (3)典型的な微分法の最大最小問題であり特筆事項なし.

    解答例

    (1)
    f^\prime\left(x\right)=-ae^{-a\left(x-2\right)}-a\left(2-ax\right)e^{-a\left(x-2\right)}=a\left(ax-3\right)e^{-a\left(x-2\right)}
    よって,増減表を描くと,

    x \cdots \frac{3}{a} \cdots
    f^\prime\left(x\right) - 0 \mathrm{+}
    f\left(x\right) \searrow -e^{2a-3} \nearrow

    \lim_{x\rightarrow-\infty}{f\left(x\right)}=\infty
    \lim_{x\rightarrow\infty}{f\left(x\right)}=0
    また,x=\frac{2}{a}x軸と交わる.
    よって,
    (上図が答え)

    (2)
    p=\frac{3}{a}である.x=\frac{2}{a}f\left(x\right)が正から負に符号変化することに注意すると,
    S=\int_{0}^{\frac{2}{a}}f\left(x\right)dx+\int_{\frac{2}{a}}^{\frac{3}{a}}\left\{-f\left(x\right)\right\}dx
    ここで,
    \int f\left(x\right)dx=\int{2e^{-a\left(x-2\right)}}dx+\int{\left(-ax\right)e^{-a\left(x-2\right)}}dx\bigm=-\frac{2}{a}e^{-a\left(x-2\right)}+xe^{-a\left(x-2\right)}-\int e^{-a\left(x-2\right)}dx(第2項に部分積分)=-\frac{2}{a}e^{-a\left(x-2\right)}+xe^{-a\left(x-2\right)}+\frac{1}{a}e^{-a\left(x-2\right)}+C\bigm=\left(x-\frac{1}{a}\right)e^{-a\left(x-2\right)}+C(Cは積分定数)
    \therefore S=\left[\left(x-\frac{1}{a}\right)e^{-a\left(x-2\right)}\right]_0^{\frac{2}{a}}-\left[\left(x-\frac{1}{a}\right)e^{-a\left(x-2\right)}\right]_{\frac{2}{a}}^{\frac{3}{a}}=\frac{e^{2a}}{a}\left(1+2e^{-2}-2e^{-3}\right)……(答)

    (3)
    1+2e^{-2}-2e^{-3}>0に注意して,\frac{e^{2a}}{a}の最小値を考える.
    g\left(a\right)=\frac{e^{2a}}{a}とする.
    g^\prime\left(a\right)=\frac{\left(2a-1\right)e^{2a}}{a^2}
    増減表を描くと,

    a \cdots \frac{1}{2} \cdots
    g^\prime\left(a\right) - 0 \mathrm{+}
    g\left(a\right) \searrow 最小 \nearrow

    よって,Sを最小にするaの値は,a=\frac{1}{2}……(答)

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2017年早稲田大学理工|過去問徹底研究 大問1

2019.09.03

早稲田大学理工過去問徹底研究 2017年 大問1 方針の立て方 (1) 消すべき文字はであるが,はPQ上の点を代入することで消滅するため,実質消去すべき文字はのみである.そのため,二点を代入して,連立方程式として解けばよいことが分かる. (2) への変換であるため,をの式に書き直せばよい. (3)

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  • 早稲田大学理工過去問徹底研究 2017年 大問1

    方針の立て方

    (1)
    消すべき文字はz,\bar{z},\bar{\beta}であるが,z,\bar{z}はPQ上の点を代入することで消滅するため,実質消去すべき文字は\bar{\beta}のみである.そのため,二点を代入して,連立方程式として解けばよいことが分かる.

    (2)
    z\rightarrow wへの変換であるため,zwの式に書き直せばよい.

    (3)
    \trianglePQRの内部を求める問題であるが,\trianglePQRの辺(領域の境界)について考え,その内部と考えればよい.複素共役は複素数平面では実軸対称性を持つことに注意すると,余計な計算をしないで済む.

    解答例

    (1)
    z=1を通るので,\beta+\bar{\beta}+1=0
    z=\alphaを通るので,\beta\alpha+\bar{\beta}\bar{\alpha}+1=0
    二式から\bar{\beta}を削除して,
    \beta=\frac{1-\bar{\alpha}}{\bar{\alpha}-\alpha}=\frac{1-\left(\frac{1}{2}-\frac{\sqrt3}{6}i\right)}{\left(\frac{1}{2}-\frac{\sqrt3}{6}i\right)-\left(\frac{1}{2}+\frac{\sqrt3}{6}i\right)}=-\frac{1}{2}+\frac{\sqrt3}{2}i……(答)

    (2)
    z=\frac{1}{w}であるから,(1)のPQの式に代入して,
    \frac{\beta}{w}+\frac{\bar{\beta}}{\bar{w}}+1=0\Leftrightarrow\left(\bar{w}+\bar{\beta}\right)\left(w+\beta\right)=\beta\bar{\beta}\Leftrightarrow\left|w+\beta\right|^2=1\left(\because\beta\bar{\beta}=1\right)
    よって,-\betaを中心とする半径1の円……(答)

    (3)
    直線QRを表す式は,\frac{z+\bar{z}}{2}=\frac{1}{2}\Leftrightarrow z+\bar{z}=1である.
    z=\frac{1}{w}を代入すると,
    \frac{1}{w}+\frac{1}{\bar{w}}=1\Leftrightarrow\left(\bar{w}-1\right)\left(w-1\right)=1\Leftrightarrow\left|w-1\right|^2=1
    よって,直線QR上を点wが動くときの軌跡は,1を中心とする半径1の円.
    直線PR上を動くときは,直線PRが直線PQの複素共役であることを考えると,-\bar{\beta}を中心とする半径1の円.
    求める範囲は,(2)の円と,上記の2円の計3円で囲まれた領域であり,図示すると,

    また,面積については,

    上図のように考えれば,求める面積は,中心角\frac{2}{3}\piの扇形から,正三角形を取り除いた中心角\frac{1}{3}\piの扇形を2つ引いた面積と等しくなる(扇形の半径はどれも1)ため,
    \frac{1}{2}\cdot1^2\cdot\frac{2}{3}\pi-2\cdot\left(\frac{1}{2}\cdot1^2\cdot\frac{1}{3}\pi-\frac{1}{2}\cdot1\cdot1\cdot\sin{\frac{\pi}{3}}\right)=\frac{\sqrt3}{2}……(答)

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2018年早稲田大学理工|過去問徹底研究 大問4

2019.09.02

早稲田大学理工過去問徹底研究 2018年 大問4 方針の立て方 (1) 素直に微分すればよい. (2) (ⅰ)通常の極値問題と同様に微分して考えればよい. (ⅱ)これも典型的な回転体の体積の問題であるため特筆事項なし. (ⅲ)実際にをはじめの数項を書き出してみれば,数列の和の問題だと分かる. 解答例

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  • 早稲田大学理工過去問徹底研究 2018年 大問4

    方針の立て方

    (1)
    素直に微分すればよい.

    (2)
    (ⅰ)通常の極値問題と同様に微分して考えればよい.
    (ⅱ)これも典型的な回転体の体積の問題であるため特筆事項なし.
    (ⅲ)実際に\sum_{n=1}^{\infty}V_nをはじめの数項を書き出してみれば,数列の和の問題だと分かる.

    解答例

    (1)
    積の微分法則を使えば,
    f^\prime\left(x\right)=e^x\left(\cos{x}+\sin{x}\right)+e^x\left(-\sin{x}+\cos{x}\right)=2e^x\cos{x}……(答)

    (2)
    (ⅰ)
    積の微分法則と三角関数の合成を用いれば,
    g^\prime\left(x\right)=-\pi e^{-\pi x}\sin{\pi x}+\pi e^{-\pi x}\cos{\pi x}=\pi e^{-\pi x}\left(\cos{\pi x}-\sin{\pi x}\right)=\sqrt2\pi e^{-\pi x}\sin{\left(\pi x+\frac{3}{4}\pi\right)}
    よって,g^\prime\left(x\right)=0となるのは,\pi x+\frac{3}{4}\pi=n\pi\Leftrightarrow x=n-\frac{3}{4}(nは任意の整数)のとき.
    nが偶数のとき,その前後でg^\prime\left(x\right)の符号は負から正となる.故に極小値は,g\left(n-\frac{3}{4}\right)=-\frac{\sqrt2}{2}e^{-\left(n-\frac{3}{4}\right)\pi}
    nが奇数のとき,その前後でg^\prime\left(x\right)の符号は正から負となる.故に極大値は,g\left(n-\frac{3}{4}\right)=\frac{\sqrt2}{2}e^{-\left(n-\frac{3}{4}\right)\pi}
    よって,mを任意の整数として,
    極大値は22e-2m+14\pi……(答)
    極小値は-22e-2m-34\pi……(答)
    (ⅱ)
    V_n=\int_{n-1}^{n}{\pi\left\{g\left(x\right)\right\}^2}dx=\int_{n-1}^{n}{\pi e^{-2\pi x}{\mathrm{sin}}^2\pi x}dx=\int_{n-1}^{n}{\pi e^{-2\pi x}\cdot\frac{1-\mathrm{cos} {2\pi x}}{2}}dx=\int_{n-1}^{n}{\frac{1}{2}\pi e^{-2\pi x}}dx-\frac{1}{2}\int_{n-1}^{n}{\pi e^{-2\pi x}\mathrm{cos} {\left(-2\pi x\right)}}dx
    ここで,
    \int_{n-1}^{n}{\frac{1}{2}\pi e^{-2\pi x}}dx=\left[-\frac{1}{4}e^{-2\pi x}\right]_{n-1}^n=-\frac{1}{4}e^{-2n\pi}+\frac{1}{4}e^{-2\left(n-1\right)\pi}
    更に-2\pi x=yとして置換積分を行えば,
    \int_{n-1}^{n}{\pi e^{-2\pi x}\cos{\left(-2\pi x\right)}}dx=-\frac{1}{2}\int_{-2\left(n-1\right)\pi}^{-2n\pi}{e^y\cos{y}}dy\bigm=-\frac{1}{2}\left[\frac{1}{2}e^y\left(\cos{y}+\sin{y}\right)\right]_{-2\left(n-1\right)\pi}^{-2n\pi}\bigm=-\frac{1}{4}\left(e^{-2n\pi}-e^{-2\left(n-1\right)\pi}\right)
    である.
    \therefore V_n=-\frac{1}{4}e^{-2n\pi}+\frac{1}{4}e^{-2\left(n-1\right)\pi}-\frac{1}{2}\left\{-\frac{1}{4}\left(e^{-2n\pi}-e^{-2\left(n-1\right)\pi}\right)\right\}=\frac{1}{8}\left(e^{-2\left(n-1\right)\pi}-e^{-2n\pi}\right)……(答)
    (ⅲ)
    \sum_{n=1}^{\infty}V_n=\frac{1}{8}\left(e^{-2\cdot0\cdot\pi}-e^{-2\cdot1\cdot\pi}\right)+\frac{1}{8}\left(e^{-2\cdot1\cdot\pi}-e^{-2\cdot2\cdot\pi}\right)+\frac{1}{8}\left(e^{-2\cdot2\cdot\pi}-e^{-2\cdot3\cdot\pi}\right)+\cdots\cdots=\frac{1}{8}e^{-2\cdot0\cdot\pi}-\lim_{n\rightarrow\infty}{e^{-2n\pi}}=\frac{1}{8}……(答)
    (※無限等比級数の第2項と第3項,第4項と第5項,第6項と第7項,……が相殺される)
    (別解)
    V_n=\frac{1}{8}\left(e^{-2\left(n-1\right)\pi}-e^{-2n\pi}\right)=\frac{1}{8}\left(1-e^{-2\pi}\right)e^{-2\left(n-1\right)\pi}=\frac{1}{8}1-e-2\pi\cdote-2\pin-1は,初項\frac{1}{8}\left(1-e^{-2\pi}\right),公比e^{-2\pi}の等比数列 (なお,0<e^{-2\pi}<1である).
    \therefore\sum_{n=1}^{\infty}V_n=\frac{\frac{1}{8}\left(1-e^{-2\pi}\right)}{1-e^{-2\pi}}=\frac{1}{8}……(答)

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2018年早稲田大学理工|過去問徹底研究 大問3

2019.09.02

早稲田大学理工過去問徹底研究 2018年 大問3 方針の立て方 (1) 典型的な背理法の問題であるため特筆事項なし. (2) をかけるだけである.の形を作り出そうと考えると,この解法が思いつく. (3) 導くべき式にがないことから,を削除すればよいと判断する.使える式はとであるから,この2式を連立し

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  • 早稲田大学理工過去問徹底研究 2018年 大問3

    方針の立て方

    (1)
    典型的な背理法の問題であるため特筆事項なし.

    (2)
    \sqrt[3]{p}をかけるだけである.apの形を作り出そうと考えると,この解法が思いつく.

    (3)
    導くべき式に\left(\sqrt[3]{p}\right)^2がないことから,\left(\sqrt[3]{p}\right)^2を削除すればよいと判断する.使える式はa\left(\sqrt[3]{p}\right)^2+b\sqrt[3]{p}+c=0ap+b\left(\sqrt[3]{p}\right)^2+c\sqrt[3]{p}=0であるから,この2式を連立して消去する.

    (4)
    前問でわざわざ\sqrt[3]{p}でまとめたこと,(1)で\sqrt[3]{p}を無理数と証明したことから解法を得る.

    解答例

    (1)
    背理法で示す.
    \sqrt[3]{p}が有理数だと仮定して,\sqrt[3]{p}=\frac{b}{a}(a,bは互いに素な整数でa>0)とする.
    両辺を3乗して,p=\frac{b^3}{a^3}\Leftrightarrow pa^3=b^3
    ここで,b^3pの倍数である必要があるが,pが素数であることから,bpの倍数である必要がある.
    そこで,b=np(nは整数)とおく.
    すると,pa^3=n^3p^3\Leftrightarrow a^3=n^3p^2となる.
    よって,a^3pの倍数となるが,上記と同様に考えるとapの倍数となる.
    よって,abpの倍数となるが,これは,a,bが互いに素な整数であることに反する.
    この矛盾は,\sqrt[3]{p}を有理数だとした当初の仮定に起因する.よって,\sqrt[3]{p}は無理数である.
    証明終了.

    (2)
    a\left(\sqrt[3]{p}\right)^2+b\sqrt[3]{p}+c=0の両辺に\sqrt[3]{p}を掛けることで,
    a\left(\sqrt[3]{p}\right)^2+b\sqrt[3]{p}+c=0\Rightarrow ap+b\left(\sqrt[3]{p}\right)^2+c\sqrt[3]{p}=0
    証明終了.

    (3)
    前問の結果より,
    ap+b\left(\sqrt[3]{p}\right)^2+c\sqrt[3]{p}=0\Leftrightarrow\left(\sqrt[3]{p}\right)^2=-\frac{ap+c\sqrt[3]{p}}{b}が成り立つ.
    これをa\left(\sqrt[3]{p}\right)^2+b\sqrt[3]{p}+c=0に代入すると,
    a\left(-\frac{ap+c\sqrt[3]{p}}{b}\right)+b\sqrt[3]{p}+c=0\Leftrightarrow bc-a^2p+\left(b^2-ac\right)\sqrt[3]{p}=0
    証明終了.

    (4)
    前問の結果より,
    bc-a^2p+\left(b^2-ac\right)\sqrt[3]{p}=0
    が成り立つ.
    (1)より,\sqrt[3]{p}は無理数のため,上式が成り立つためには,
    \begin{cases} bc-a^2p=0 \\ b^2-ac=0 \end{cases}
    が成り立てば必要十分.
    仮にa\neq0だとすると,
    b^2-ac=0\Leftrightarrow c=\frac{b^2}{a}であり,故にbc-a^2p=b\cdot\frac{b^2}{a}-a^2p=0\Leftrightarrow b^3=a^3p
    \therefore b=a\sqrt[3]{p}となるが,\sqrt[3]{p}が無理数でa,bは整数であるから矛盾.よって,a=0
    \therefore b^2-ac=0\Leftrightarrow b=0
    \therefore a\left(\sqrt[3]{p}\right)^2+b\sqrt[3]{p}+c=0\Leftrightarrow c=0
    以上より,a=b=c=0
    証明終了.

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2018年早稲田大学理工|過去問徹底研究 大問2

2019.09.02

早稲田大学理工過去問徹底研究 2018年 大問2 方針の立て方 (1) 領域の図示も求積も頻出問題のため特筆事項なし.図示する場合には共有点はきちんと出しておくようにしよう. (2) 領域はの範囲に限られるため,は高々9通りを考えれば良い.そのためトリッキーな解法を考えるよりも,虱潰しに数え上げた方

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  • 早稲田大学理工過去問徹底研究 2018年 大問2

    方針の立て方

    (1)
    領域の図示も求積も頻出問題のため特筆事項なし.図示する場合には共有点はきちんと出しておくようにしよう.

    (2)
    領域は-3\leqq x\leqq5の範囲に限られるため,xは高々9通りを考えれば良い.そのためトリッキーな解法を考えるよりも,虱潰しに数え上げた方が速いと判断し,地道に数え上げる.

    解答例

    (1)
    \begin{cases} y=x+1 \\ y=-3x+5 \\ y=-\frac{1}{4}x^2-\frac{1}{2}x-\frac{5}{4}=-\frac{1}{4}\left(x+1\right)^2-1 \end{cases}
    これを図示すると,

    (なお,\left(-3,-2\right)\left(5,-10\right)で,放物線は直線と接する.)
    よって,求める面積は,
    \int_{-3}^{1}\left\{\left(x+1\right)-\left(-\frac{1}{4}x^2-\frac{1}{2}x-\frac{5}{4}\right)\right\}dx+\int_{1}^{5}\left\{\left(-3x+5\right)-\left(-\frac{1}{4}x^2-\frac{1}{2}x-\frac{5}{4}\right)\right\}dx\bigm=\left[\frac{1}{12}x^3+\frac{3}{4}x^2+\frac{9}{4}x\right]_{-3}^1+\left[\frac{1}{12}x^3-\frac{5}{4}x^2+\frac{25}{4}x\right]_1^5=\frac{32}{3}……(答)

    (2)
    x=-3からx=5まで,xを一つずつ動かしながら考える.
    x=-3……0個
    x=-2……0個
    x=-1……0個
    x=0……2個
    x=1……3個
    x=2……2個
    x=3……0個
    x=4……0個
    x=5……0個
    よって,求める個数は2+3+2=7個……(答)

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世界史・日本史・政経|成績の上がる正しい一問一答の使い方

2019.08.31

一問一答を使いこなすものが、社会科目では受験を制すとも呼ばれているほど、必須の教材です。ですが、使い方がよくわかってないでただ作業的に行ってるという人が多いのではないでしょうか。本記事ではどのようにして成績を上げるために一問一答を使うことができるのかをお伝えしていきます。 受験生にとって一番大事なの

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  • 一問一答を使いこなすものが、社会科目では受験を制すとも呼ばれているほど、必須の教材です。ですが、使い方がよくわかってないでただ作業的に行ってるという人が多いのではないでしょうか。本記事ではどのようにして成績を上げるために一問一答を使うことができるのかをお伝えしていきます。

    受験生にとって一番大事なのは頭を使って勉強をすることです。手を動かして満足していてはいつまでたっても成績を上げることはできません。目的意識をもってべんようおし

    [toc]

    ① 知識をつけるために使う

    まだ知識不足だという時に一問一答で用語を覚えていきます。この方法は用語を覚えるにはとてもいい方法です。コツとしては机に向かってやるのではなく通学時間など空いている時間を使ってコツコツとやることだと思います。
    ただし、全く用語を覚えていない段階でこれをやると、本当に大変でくじけてしまうという問題点があります。

    ② 一通り知識をつけたあとに確認のために行う

    一通り知識をつけた後、自分に知識がついているか確認のために使うという方法もあります。私はこれをお勧めしています。これも、まとまった時間ではなく空いた時間でまめにやっていくことが大切です。一問一答も繰り返しやることで身につくものであり、1回で完璧になるということはありません。

    ③ 短文記述の参考にする

    意外と見落としがちですが、一問一答の「問」のほうの文章です。これは短文記述のときにとても参考になります。たまに、国立大学の長文記述も短文記述をたくさんつなげれば出来てしまうことがあります。短文記述問題ができなかった時に、その用語について一問一答で調べてみると、こんなまとめ方があるのかと気がつくことがあります。

    時間制限をもうけることで知識の整理になることがあります

    個人的な使い方をいいますと、私は世界史を教える立場ですが、一問一答を使っています。スマートフォンのアプリで世界史一問一答というものがありました。
    これをダウンロードし、時代・地域すべてばらばらに出題されるようにして、毎朝出勤時に電車の中でやっています。時間は20分。20分で何問正解できるかをやっています。

    もちろん、私が一問一答をやって初めて聞く用語ということはありませんが、咄嗟に答えが出てこないことはあります。そのような用語はよく考えてみると授業中も一瞬つまったりするものです。

    自分の中では知識をより正確にし、素早く出てくるよう一問一答を使っています。このような使い方もありますので、紹介させてもらいました。

早慶への世界史勉強法マップ|早慶の世界史を0から学ぶ方法

2019.08.31

このページでは、当塾で指導している早稲田慶應に合格するための最速で効率的に世界史の成績をあげる勉強方法をお伝えします。 ページ目次インプット|流れの把握と語彙を覚えるインプット|細かな歴史語彙を覚えていくアウトプット|問題集を解くリーズニングができる早慶に合格するオススメの参考書プランが知りたい!早

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  • このページでは、当塾で指導している早稲田慶應に合格するための最速で効率的に世界史の成績をあげる勉強方法をお伝えします。 [toc]

    インプット|流れの把握と語彙を覚える

    世界史ができるためには、まずはでてきた歴史語彙を覚えていく必要があります。

    ですが、最初の段階では細かな語彙を覚える必要はありません。
    それよりも全体の流れを掴むことに専念しましょう。流れを掴むというのは、教材をざっくり読むのと各世紀においてどこで何が起こったかの把握と簡単な因果関係の把握となります。

    また、覚える語彙はとにかく頻度の高いもののみに絞ってください。いきなりたくさん覚えようとしても覚えられませんし忘れます。ですので、よく出る部分のみで抑えるようにしてください。

    世界史のインプットの勉強法についてはこちらの記事からどうぞ

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/sekaishi-benkyo/"]

    インプット|細かな歴史語彙を覚えていく

    インプットを進めるにしたがって、知識の詳細度を高めてください。全体像を最初に把握して、そのあとに細かな部分を暗記するようにしてください。この段階では、時間がない場合は問題集を解く必要はなく、一問一答などで確認するだけで良いでしょう。覚えるべきことを覚えてない限りは、問題集をやってもできるようになりません。

    一問一答の使い方についてはこちらをご覧ください。

    アウトプット|問題集を解く

    もちろんこのくらいの偏差値にとどくよりも前に行っても問題ありません。分野によっては得意不得意があるため、できる部分もあるでしょう。
    ただ偏差値60というのが基礎が身についたかどうかの一つの基準になるためこのレベルよりも明らかに下の場合はまずはインプットに集中しましょう。

    リーズニングができる

    早慶などの私大の場合は、選択肢から選ぶ形式となっているため文章を読むことができなくても、「なんとなくわかれば答えがでる!」と思い込んでいる人が多いようです。

    もちろん、このレベルの受験生が論外で受かるわけがないのは当然でしょう。

    なぜその答えを選ぶのか?どうして答えになるのか?という部分を徹底的に行っていきましょう。
    問題を見ただけで自身で選択肢を見ないで、答えを出せるレベルまで行った上で選択肢を吟味してなぜその選択肢が間違っているのか?、なぜその選択肢があっているのか?という点を言葉で人に説明できるレベルまで持っていけると良いでしょう。
    赤本のや青本の解説を見てわかったと勘違いしていても早慶には程遠いです。

    自身で解説ができるくらい全ての選択肢の正誤の理由を考えていきましょう。当塾では全ての選択肢について正誤の理由を書いていくのを必須としています。

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2016年慶應大学理工|過去問徹底研究 大問4

2019.08.31

慶應義塾大学過去問徹底研究 2016年 大問4 方針の立て方 (1) 実際にに小さい順から値を代入して確かめてみることで,方針どころか答えが得られる. (2) この問題の困難の一つは未知数が多いことである().まずはこの未知数を減らしたい.事実Fを用いればを消去できると考え,早速事実Fを用いる.この

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  • 慶應義塾大学過去問徹底研究 2016年 大問4

    方針の立て方

    (1)
    実際にkに小さい順から値を代入して確かめてみることで,方針どころか答えが得られる.

    (2)
    この問題の困難の一つは未知数が多いことである(a,b,k).まずはこの未知数を減らしたい.事実Fを用いればaを消去できると考え,早速事実Fを用いる.この問題では,整数kが任意であることに注意したい.また,複素数の累乗を見たらド・モアブルの定理を疑うことは基本解法としておさえておきたい.その後,mを動かすことで答えが分かる.

    (3)
    複素数の累乗を見たらド・モアブルの定理を疑うという基本解法,三角関数は2\pi周期の関数であることから方針を得る.その後は,分数の厄介さを解消するために分母を払うこと,更に,a,bが互いに素であることから,1次不定方程式に持ち込むことを考えたい.

    (4)
    (2)と問題設定が似ているため,(2)の結果を用いたい.その後は素直に集合Q_1の要素と集合Q_2の要素を掛け合わせたものを考えていけばよい.2\left(\frac{k_1b_2+k_2b_1}{b_1b_2}\right)\piの範囲を考えれば,重複を考える必要があると分かる.b_1b_2が互いに素でないときは,\begin{cases}b_1=db_1^\prime\\b_2=db_2^\prime\end{cases} (b1',b2'は互いに素な整数)と書けることは頻出の解法のためおさえておきたい.

    解答例

    (1)
    ツ:3
    (2)
    テ:b
    (3)以下、解答
    2akbπ=2πb+2nπ (nは整数)となるkが存在すれば必要十分.
    \frac{2ak}{b}\pi=\frac{2\pi}{b}+2n\pi\Leftrightarrow ak=1+nb\Leftrightarrow ak-nb=1
    abは互いに素であるから,この1次不定方程式を満たす整数の組\left(k,n\right)は存在する.
    証明終了.
    (4)
    ト:b_1b_2
    ナ:\frac{b_1b_2}{d}

    解説
    (1)
    k=1,2は,自明に不可.
    k=3のとき,
    \left(\cos{\frac{4}{5}\pi}+i\sin{\frac{4}{5}\pi}\right)^k=\cos{\frac{12}{5}\pi}+i\sin{\frac{12}{5}\pi} (ド・モアブルの定理) =\cos{\frac{2}{5}\pi}+i\sin{\frac{2}{5}\pi}
    よって,求めるkは3……(答)

    (2)
    事実Fから,
    P={z|zは整数mを用いて\left(\cos{\frac{2}{b}\pi}+i\sin{\frac{2}{b}\pi}\right)^mと表される複素数
    となる.
    z=\left(\cos{\frac{2}{b}\pi}+i\sin{\frac{2}{b}\pi}\right)^m=\cos{\frac{2m}{b}\pi}+i\sin{\frac{2m}{b}\pi}は,m=1,2,\cdots\cdots,bのそれぞれの値に対して,異なる複素数となるが,それ以外の整数については,m=1,2,\cdots\cdots,bのどれかの整数を代入した複素数と同じ複素数となる.
    \therefore n\left(P\right)=b……(答)

    (4)
    (2)と同様に考えると,
    Q_1={z|zは整数k_1を用いて\left(\cos{\frac{2}{b_1}\pi}+i\sin{\frac{2}{b_1}\pi}\right)^{k_1}と表される複素数}
    Q_2={z|zは整数k_1を用いて\left(\cos{\frac{2}{b_2}\pi}+i\sin{\frac{2}{b_2}\pi}\right)^{k_2}と表される複素数}
    であり,
    n\left(Q_1\right)=b_1
    n\left(Q_2\right)=b_2
    である.
    b_1b_2が互いに素であるとき
    \left(\cos{\frac{2k_1}{b_1}\pi}+i\sin{\frac{2k_1}{b_1}\pi}\right)\cdot\left(\cos{\frac{2k_2}{b_2}\pi}+i\sin{\frac{2k_2}{b_2}\pi}\right)=\cos{2\left(\frac{k_1b_2+k_2b_1}{b_1b_2}\right)\pi}+i\sin{2\left(\frac{k_1b_2+k_2b_1}{b_1b_2}\right)\pi}
    ここで,k_1=1,2,\cdots\cdots,b_1k_2=1,2,\cdots\cdots,b_2の範囲で考えると(この範囲のみで考えても,Q_1Q_2の全ての要素を考えつくしたことになる),0<k_1\leqq b_10<k_2\leqq b_2より,
    0<2\left(\frac{k_1b_2+k_2b_1}{b_1b_2}\right)\pi4pi
    となる.よって,Q_1Q_2の異なる要素の組を掛け合わせたとしても,その積に重複が生じる可能性があると考えられるが,以下では,その重複が存在しないことを示す.
    そのために,
    \frac{k_1b_2+k_2b_1}{b_1b_2}=\frac{k_1^\prime b_2+k_2^\prime b_1}{b_1b_2}+n (n=0,1) \Leftrightarrow \frac{k_1-k_1^\prime}{b_1}+\frac{k_2-k_2^\prime}{b_2}=n
    となる整数の組\left(k_1^\prime,k_2^\prime\right)を考える.
    上の方程式を満たす\left(k_1^\prime,k_2^\prime\right)の組が,\left(k_1,k_2\right)のみであることを示せれば,必要十分である.
    まず,n=0となるには,
    \begin{cases}k_1-k_1^\prime=0\\k_2-k_2^\prime=0\end{cases}\Leftrightarrow\left(k_1,k_2\right)=\left(k_1^\prime,k_2^\prime\right)
    が必要.
    次に,n=1となるには,
    \frac{k_1-k_1^\prime}{b_1}+\frac{k_2-k_2^\prime}{b_2}=1\Leftrightarrow\left(k_1-k_1^\prime\right)b_2+\left(k_2-k_2^\prime\right)b_1=b_1b_2\bigm\Leftrightarrow\left(k_1-k_1^\prime\right)b_2=\left(b_2-k_2+k_2^\prime\right)b_1\bigm\Leftrightarrow\frac{b_1}{b_2}=\frac{k_1-k_1^\prime}{b_2-\left(k_2-k_2^\prime\right)}
    であること(b_1b_2は互いに素であるから,左辺は既約分数)と,1\leqq b_2-\left(k_2-k_2^\prime\right)\leqq2b_2-1<2b_2より,
    \begin{cases}k_1-k_1^\prime=b_1\\b_2-(k_2-k_2^\prime)=b_2\end{cases}
    が必要だが,k_1-k_1^\prime=b_1は不可.
    よって,方程式を満たす\left(k_1^\prime,k_2^\prime\right)の組は存在しない.
    以上より,方程式を満たす\left(k_1^\prime,k_2^\prime\right)の組は\left(k_1,k_2\right)のみである.
    つまり,Q_1Q_2の異なる要素の組を掛け合わせたとき,その積に重複が生じる可能性はないことが示せた.
    よって,
    n\left(R\right)=b_1b_2……(答)
    b_1b_2が互いに素でないとき
    \begin{cases}b_1=db_1^\prime\\b_2=db_2^\prime\end{cases} (b_1^\prime,b_2^\primeは互いに素な整数)
    と書ける.
    \therefore\left(\cos{\frac{2k_1}{b_1}\pi}+i\sin{\frac{2k_1}{b_1}\pi}\right)\cdot\left(\cos{\frac{2k_2}{b_2}\pi}+i\sin{\frac{2k_2}{b_2}\pi}\right)=\cos{2\left(\frac{k_1b_2^\prime+k_2b_1^\prime}{db_1^\prime b_2^\prime}\right)\pi}+i\sin{2\left(\frac{k_1b_2^\prime+k_2b_1^\prime}{db_1^\prime b_2^\prime}\right)\pi}
    上記の議論と比べれば,
    n\left(R\right)=b_1^\prime b_2^\prime=\frac{b_1b_2}{d}……(答)

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2016年慶應大学理工|過去問徹底研究 大問5

2019.08.31

慶應義塾大学過去問徹底研究 2016年  大問5 方針の立て方 (ニ)と(ヌ)については,基本的な解法であるため特筆事項なし. (ネ)について. 面と垂線の問題である.面は2つの線形独立なベクトル(このようなベクトルを基底ベクトルという)の線形結合で表現される.つまり,「面と垂直」という条件を,「2

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  • 慶應義塾大学過去問徹底研究 2016年  大問5

    方針の立て方

    (ニ)と(ヌ)については,基本的な解法であるため特筆事項なし.
    (ネ)について.
    面と垂線の問題である.面は2つの線形独立なベクトル(このようなベクトルを基底ベクトルという)の線形結合で表現される.つまり,「面と垂直」という条件を,「2つの基底ベクトルと垂直」という条件に言い換えることができる.このことを利用しよう.なお,面と垂線の問題は難関大学では頻出の問題であるため,この問題ができなかった受験生は是非復習してほしい.
    (ノ)について.
    前問で\triangle\mathrm{ABC}の垂線を考えたので,\triangle\mathrm{ABC}を底面と考えて体積を求めるという方針が立つ.そのためには高さに当たる線分\mathrm{OH}の長さを求める必要があるため,線分\mathrm{OH}のことを考える.
    (ハ)について.
    実際に点\mathrm{P}と点\mathrm{Q}を作図する.\triangle\mathrm{ABC}は全ての辺の長さが分かっているため,垂線\mathrm{BB^\prime}の長さが求められることを考えれば,相似比を使うという考え方も思い浮かぶ.
    (ヒ)について.
    \triangle\mathrm{OAC}\equiv\triangle\mathrm{BCA}であることから,四面体のねじれ具合を考え,切り口の形を考える.線分\mathrm{PQ}の長さを前問で求めたので,線分\mathrm{PQ}を底辺として考えるという方針を立てると,点\mathrm{R}について考えるという方針も立つ.

    解答例
    ニ:\frac{3}{2}
    ヌ:\frac{3\sqrt{15}}{4}
    ネ:\frac{7}{9}\vec{\mathrm{AB}}+\frac{1}{3}\vec{\mathrm{AC}}
    ノ:\frac{5\sqrt2}{4}
    ハ:\frac{21\sqrt{15}}{40}
    ヒ:\frac{45\sqrt2}{32}

    解説

    \vec{\mathrm{AB}}\cdot\vec{\mathrm{AC}}と,\triangle\mathrm{ABC}の面積について(ニ,ヌについて)
    \triangle\mathrm{ABC}に対して余弦定理より,
    \left(\sqrt{10}\right)^2=3^2+2^2-2\vec{\mathrm{AB}}\cdot\vec{\mathrm{AC}}\Leftrightarrow\vec{\mathrm{AB}}\cdot\vec{\mathrm{AC}}=32……(答)
    \therefore\triangle\mathrm{ABC}=\frac{1}{2}\sqrt{\left|\vec{\mathrm{AB}}\right|^2\left|\vec{\mathrm{AC}}\right|^2-\left(\vec{\mathrm{AB}}\cdot\vec{\mathrm{AC}}\right)^2}=\frac{3\sqrt{15}}{4}……(答)

    \vec{\mathrm{AH}}について(ネについて)
    \vec{\mathrm{AH}}=x\vec{\mathrm{AB}}+y\vec{\mathrm{AC}} (x,yは実数定数)とおく.すると,\vec{\mathrm{OH}}=x\vec{\mathrm{AB}}+y\vec{\mathrm{AC}}-\vec{\mathrm{AO}}
    平面\alpha\mathrm{OH}は直交するので,下記の条件
    \begin{cases}\vec{\mathrm{OH}}\cdot\vec{\mathrm{AB}}=0\\\vec{\mathrm{OH}}\cdot\vec{\mathrm{AC}}=0\end{cases}
    を満たす.
    ここで.\triangle\mathrm{OAB}\triangle\mathrm{OAC}それぞれに余弦定理を用いることで,
    \begin{cases}\vec{\mathrm{AO}}\cdot\vec{\mathrm{AB}}&=\frac{15}{2}\\\vec{\mathrm{AO}}\cdot\vec{\mathrm{AC}}&=\frac{5}{2}\end{cases}
    を得る.これを用いて,上の条件式を計算すると,
    \begin{cases}x=\frac{7}{9}\\y=\frac{1}{3}\end{cases}
    を得る.
    \therefore\vec{\mathrm{AH}}=\frac{7}{9}\vec{\mathrm{AB}}+\frac{1}{3}\vec{\mathrm{AC}}……(答)

    〇四面体\mathrm{OABC}の体積について(ノについて)
    \left|\vec{\mathrm{AH}}\right|^2=\left(\frac{7}{9}\vec{\mathrm{AB}}+\frac{1}{3}\vec{\mathrm{AC}}\right)\cdot\left(\frac{7}{9}\vec{\mathrm{AB}}+\frac{1}{3}\vec{\mathrm{AC}}\right)=\frac{49}{81}\left|\vec{\mathrm{AB}}\right|^2+\frac{1}{9}\left|\vec{\mathrm{AC}}\right|^2+\frac{14}{27}\vec{\mathrm{AB}}\cdot\vec{\mathrm{AC}}=\frac{20}{3}
    \therefore\left|\vec{\mathrm{OH}}\right|^2=\left|\vec{\mathrm{OA}}\right|^2-\left|\vec{\mathrm{AH}}\right|^2=\frac{10}{3}\Leftrightarrow\left|\vec{\mathrm{OH}}\right|=\frac{\sqrt{30}}{3}
    よって,四面体\mathrm{OABC}の体積は,
    \frac{1}{3}\cdot\triangle\mathrm{ABC}\cdot\vec{\mathrm{OH}}=13\cdot\frac{3\sqrt{15}}{4}\cdot\frac{\sqrt{30}}{3}=\frac{5\sqrt2}{4}……(答)

    \mathrm{PQ}の長さについて(ハについて)
    \mathrm{P}は,線分\mathrm{AH}上の点のため,
    \vec{\mathrm{AP}}=k\vec{\mathrm{AH}}=\frac{7}{9}k\vec{\mathrm{AB}}+\frac{1}{3}k\vec{\mathrm{AC}}
    と書ける.
    ここで,点\mathrm{P}\triangle\mathrm{ABC}において,辺\mathrm{BC}上の交点であるから,
    \frac{7}{9}k+\frac{1}{3}k=1\Leftrightarrow k=\frac{9}{10}
    \therefore\vec{\mathrm{AP}}=\frac{7}{10}\vec{\mathrm{AB}}+\frac{3}{10}\vec{\mathrm{AC}}
    よって,点\mathrm{P}は,線分\mathrm{BC}を3:7に内分する点.

    上図のように,\triangle\mathrm{ABC}で,\mathrm{B}から\mathrm{AC}への垂線の足を\mathrm{B}^\primeとする.
    \mathrm{A}\mathrm{B}^\prime=x>0とおくと,三平方の定理より,
    {\mathrm{AB}}^2-x^2={\mathrm{BC}}^2-\left(\mathrm{AC}-x\right)^2\Leftrightarrow x=\frac{3}{4}
    \thereforeB\mathrm{B}^\prime=\frac{3\sqrt{15}}{4}
    \triangleC\mathrm{B}^\prime\mathrm{B}∽\triangleCQP(相似比10:7)より,
    \mathrm{PQ}=\frac{7}{10}\cdot\frac{3\sqrt{15}}{4}=\frac{21\sqrt{15}}{40}……(答)

    〇切り口の面積について(ヒについて)
    4つの面が全て合同であることから,2点\mathrm{P,Q}を通り平面\alphaに垂直な平面は,辺\mathrm{OA},辺\mathrm{OB}と交わる.
    特に,線分\mathrm{PQ}を平面\alphaと垂直な方向に動かすと,\triangle\mathrm{OAC}上を通ると考えられる.
    ここで,\mathrm{P}から,\triangle\mathrm{OAC}への垂線の足を\mathrm{R}とする.
    \vec{\mathrm{AR}}=s\vec{\mathrm{AO}}+t\vec{\mathrm{AC}}\Leftrightarrow\vec{\mathrm{PR}}=s\vec{\mathrm{AO}}-\frac{7}{10}\vec{\mathrm{AB}}+\left(t-\frac{3}{10}\right)\vec{\mathrm{AC}} (s,tは実数定数)とおく.

    \mathrm{PR}\triangle\mathrm{ABC}は直交するので,
    \begin{cases}\vec{\mathrm{PR}}\cdot\vec{\mathrm{AB}}=0\\\vec{\mathrm{PR}}\cdot\vec{\mathrm{AC}}=0\end{cases}
    これを解くと、
    \begin{cases}x=\frac{9}{10}\\y=0\end{cases}
    よって,点\mathrm{R}は辺\mathrm{AO}上の点であり,
    \vec{\mathrm{AR}}=\frac{9}{10}\vec{\mathrm{AO}}
    となる.
    \therefore\vec{\mathrm{PR}}=\frac{9}{10}\vec{\mathrm{AO}}-\frac{7}{10}\vec{\mathrm{AB}}-\frac{3}{10}\vec{\mathrm{AC}}
    \therefore\left|\vec{\mathrm{PR}}\right|=\frac{3\sqrt{30}}{10}

    また,上図のように,2点\mathrm{P,Q}を通り平面\alphaに垂直な平面と辺\mathrm{OB}の交点を\mathrm{S}とし,\mathrm{S}から平面\alphaへの垂線の足を\mathrm{T}とする.
    \triangle\mathrm{BOH}\backsim\triangle\mathrm{BST}より,\mathrm{T}\mathrm{BH}上の点であり,かつ,\mathrm{PQ}上の点であるから,実数定数i,jを用いて,
    \bagin{cases}\vec{\mathrm{BT}}=i\vec{\mathrm{BH}}\\\vec{\mathrm{QT}}=j\vec{\mathrm{QP}}\end{cases}\Leftrightarrow\bagin{cases}\vec{\mathrm{QT}}&=\left(1-\frac{2}{9}x\right)\vec{\mathrm{AB}}+\left(\frac{1}{3}x-\frac{9}{16}\right)\vec{\mathrm{AC}}\\\vec{\mathrm{QT}}&=\frac{7}{10}j\vec{\mathrm{AB}}-\frac{21}{80}j\vec{AC}\end{cases}
    係数比較して解くことで,
    j=\frac{25}{21}
    を得る.
    \therefore\left|\vec{\mathrm{QT}}\right|=\frac{25}{21}\left|\vec{\mathrm{PQ}}\right|=\frac{5\sqrt{15}}{8}
    等積変形の考え方を用いれば,求める面積は\triangle\mathrm{RTQ}の面積と同じであるから,
    \frac{1}{2}\cdot\mathrm{QT}\cdot\mathrm{PR}=\frac{1}{2}\cdot\frac{5\sqrt{15}}{8}\cdot\frac{3\sqrt{30}}{10}=\frac{45\sqrt2}{32}……(答)

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【使い方】首都圏「難関」私大古文演習|圧倒的に成績を伸ばす方法

2019.08.30

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  • 参考書の特色

    対象者

    難関大受験生向け

    共通試験レベルの問題集などを終えてから本書に進むと良いでしょう。タイトル通り早稲田や上智、MARCHの問題で演習する問題集です。

    解説はこんな感じ。問題の解説だけでなく出典についての解説も充実しています。出典は入試によく出る有名なものが厳選されているので、入試で役立つ背景知識も学べます。

     

    解答の本文では重要な助動詞や補足事項が示されています。また本文と解釈の部分の数字が対応しており、重要語句については解釈の方でも太字になっているので復習がしやすいです。

    問題の解説は模擬試験の解答解説と同じくらい充実しています。上級者用の問題集の多くは解説が簡素なものが多いですが、本書は1問ごとにしっかり解説がついています。

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    過去問演習に移行する前の仕上げとして使っていきましょう。本書を終えたら過去問に取り組んでしまってかまいません。

    ただし当然ですが復習は丁寧にやります。丸つけして終わりでは意味がありません。正解した問題を含め解説をしっかり読み、本文と解釈の照らし合わせを行い、必要であれば古語辞典も参照しましょう。


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