方針の立て方
簡単にでも作図をすることで題意とつかめ,方針も得られる.
(1)
基本問題であるため,特筆事項はない.角度に関する情報が何も問題文で与えられていないため,余弦定理を用いて角度の情報を得ることを考える.
(2)
実際に作図することで,全ての三角形が合同であることが分かる.これを利用すると,に着目するのが有効だと分かる.後は余弦定理を用いればよいので,余弦定理に必要なの情報を求める問題に帰着できる.(※は二等辺三角形であるから,頂角の二等分線を引くことで求める解法も使える.)
(3)
これも試しにまで作図してみると,本解答の図のように,ジグザグになっていることが分かる.
解答例
(1)
左図のように,線分と直線の交点をする.すると,
である.に余弦定理を用いると,
であるから,
……(答)
(2)
左図で全ての三角形は合同である.
よって,である.
また,より,
である.よって,
ここで,に正弦定理を用いると,
よって,に余弦定理を用いると,
……(答)
(3)
前問と同様に考えると,
上図のようになる.
……(答)
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