無生物主語は生物じゃないものが主語になっているだけ。
このように考えてはいませんか?
無生物主語は日本語にはない文法のためしっかりと理解する必要があります。
また訳し方もコツがいる少し難しいものです。
今回は無生物主語を使いこなせるようになって、ネイティブのような英語を使えるようになりましょう。
無生物主語とは?
無生物主語とは、その名の通り生物ではないものが主語となっているものです。
無生物主語となる対象は天気やイベント、時間などなど。
つまり無生物主語とは
人間や動物以外のものと覚えましょう。
例を見ると理解を深めることができるので、早速例を見ていきましょう。
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無生物主語を使った例文
The weather is good. 良い天気です。
主語はThe weather=天気ですね。
もちろん生物ではないので、これは無生物主語です。
This street will take you to the station.この道を行けば駅に着きます。
主語はThis street。
これもまた生き物ではないので無生物主語です。
これは直訳すると「この道があなたを駅まで連れていきます」となってかなり不自然ですよね。
無生物主語を訳すときにはちょっとしたコツがあります。
もしも直訳すると減点対象になるので、後ほど紹介するコツをマスターしましょう。
最後にもう1文だけ無生物主語の例文を見てみましょう。
The good idea came to my mind.いい考えが思いついた。
主語はThe good ideaです。
「考え」は生きていないので無生物主語。
この3文を見て気づいたことはありますか?
無生物主語+be動詞+形容詞となれば、直訳しても不自然な日本語になりません。
しかし、無生物主語+動詞+目的語となれば訳し方に注意が必要です。
無生物主語とセットで使われやすい動詞
実は無生物主語と共に使われやすい動詞というものがあります。
それらの動詞を覚えることは無生物主語を攻略する大きな手助けとなります。
では早速見ていきましょう。
・Remind 思い出させる
remind A of Bで「AにBを思い出させる」という意味で有名ですよね。
これは無生物を主語に迎えることが多い動詞です。
The movie reminded me of my bittersweet first-love.その映画は私に甘酸っぱい初恋を思い出させた。
主語には無生物のThe movieが使われていますよね。
・Make ~にする
「作る」という意味で有名のmakeですが、「~にする」という意味も超重要。
「~にする」という意味で使われると主語には無生物が使われることが多いです。
Her smile makes me happy. 彼女の笑顔は私を幸せにした。
主語は息をしないHer smileです。
・Keep・Prevent ~させない
Keep / Prevent A from ~ingの形で頻出ですよね。
意味は「Aに~させない」です。
The worry keep/prevent him from sleeping. 心配事が彼を眠らせない
他には・・・
BringやTake、Causeなどあります。
無生物主語とセットで使われる動詞は数が多すぎるので、全て覚えようとする必要はありません。
無生物主語を理解する大きなポイントは、たくさん英文を読んで慣れることです。
下記を読む前に名詞構文について書いた下記記事を参照下さい。
参照: 名詞構文とは?学校では教えてくれない理解するときに役立つコツを大紹介!
名詞構文と合わせてかんがえてみよう!
名詞構文を訳す際の大きなコツは、
脇役こそ主役ということです。
このコツを深く掘っていきましょう。
先ほど見たように無生物を主語とする動詞というものがありました。
これらの動詞は他動詞と言われるもので、後ろに目的語を必要とする動詞です。
例えば先ほども紹介したmake。
Her smile makes me happy.
主語はher smileで他動詞makeの後ろにはmeという目的語がありますよね。
この文での主役=主語は無生物のher smile、脇役は目的語のmeです。
ではこの文を直訳してみましょう。
「彼女の笑顔は私を幸せにした。」
不自然ですよね?
では先ほど紹介したコツに従って、脇役である目的語を主役にしてみるとどうでしょうか?
「私は彼女の笑顔を見ると幸せな気持ちになった」
こっちの方がずっと自然ですよね!
続けてすでに紹介した例文を見て練習しましょう。
The movie reminded me of my bittersweet first-love.
脇役である目的語はmeですね。
ではmeを主役に変えて訳してみましょう。
「私はこの映画を見ると初恋を思い出した」
いい感じですよね。
では次はどうでしょうか。
The worry keep/prevent him from sleeping.
脇役であるhimを訳すときは主役にすると次のように訳せます。
「彼は悩みごとのせいで眠れない」
簡単ですよね?
無生物主語の厄介なポイントは後ろに動詞が来た時だけです。
でも動詞が来ても目的語を主役にして訳すと驚くほど自然になります。
今回のコツを心がけて、たくさんの英文を読んでみてください。
すると自然に無生物主語を完璧に理解できているはずです。
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