力は重力、摩擦力、バネによる力、張力などと様々な種類があるように思えますが、図示するときには忘れずにすべての力を書き込むのはそう難しくありません。
力
そもそも力とは、物体を変形させたり、運動させたり、回転させる原因となるものです。
その単位なニュートン(N)で表され、ベクトルなので向きを持ちます。
力の種類
力は大きく分けると非接触力、接触力にわけられます。そして非接触力は重力、クーロン力、磁場から受ける力の主に3つととても限られています。
物体に働く力を図示するときは、まず非接触力が働いていないかをみつけ、その力の大きさと向きを矢印で書き込みます。次に、物体と接触している場所はすべて物体に力を及ぼします。それらの力を矢印で表せばいいのです。
よくでてくる力は、
・重力→地球上の物体すべてに働き、向きは地球の中心に向かっています。
・弾性力→バネによる力でバネが伸びたり、縮んだりすると元の状態に戻ろうとするので、その方向に力が物体に働きます。
・抗力→ある物体Aが地面など他の物体に対して力が働くと、同じ大きさの力が反対向きに物体Aに対しても働きます。この力のことを指します。
・摩擦力→物体が摩擦のある面を移動するときに、摩擦力が生じます。摩擦力は垂直抗力に比例します。
・張力→例えば糸におもりをつけると糸がピーンと張ります。これが張力です。
などがあります。特徴をつかんでおくといいでしょう。
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