こんにちは。早慶専門塾ヒロアカの小野です。
大学受験の勉強時間を平日にどれくらい取ればよいか、迷っていませんか。当塾が計画を立てるときに提案する目安は、高1は2時間、高2は3時間、高3は時期に応じて4〜6時間です。学校の授業を除き、宿題や塾での学習を含めた時間で考えます。
ただ、帰宅が遅い日に4時間を取ろうとしても、食事や入浴、睡眠まで収まらないことがあります。平日に取れる時間を先に確かめ、その時間で終わらせる課題を決めましょう。この記事では、学年別の目安、2時間・3時間・4時間の時間割例、休日と合わせた1週間の計画を紹介します。
1. 大学受験の平日の勉強時間【学年別の目安】
まず学校がある日の目安をまとめます。表の時間は当塾が提案する計画の目安です。今の学力・受験科目・残り期間に合わせて調整してください。
現役高校生の平日・休日の勉強時間の目安
| 学年・時期 | 平日 | 休日 | 主に取り組むこと |
|---|---|---|---|
| 高1 | 2時間 | 4時間 | 学校の復習、英単語・英文法、数学の基本問題 |
| 高2 | 3時間 | 5時間 | 受験科目の基礎を固め、苦手分野を復習する |
| 高3・春 | 4〜5時間 | 8〜9時間 | 基礎の確認と標準問題の演習 |
| 高3・秋〜直前期 | 5〜6時間 | 8〜10時間 | 過去問、苦手分野の復習、試験の時間配分の練習 |
学校の授業は除き、宿題・塾や予備校の授業・自習を含めます。移動そのものや休憩は数えず、実際に学習した時間を記録してください。
高3でも毎日同じ時間を取れるとは限りません。通学や部活、塾の日程を踏まえて、平日に取れる時間と休日に取れる時間を分けて計画しましょう。今は長時間の学習が続かない場合も、まず実行できる時間割を作り、課題の進み方を見て調整してください。
2. 平日2時間・3時間・4時間の時間割例
睡眠、学校、部活、通学、食事、入浴の時間を先に予定へ入れます。そのうえで、朝・昼・帰宅後のどこに勉強を入れられるかを確かめましょう。以下は時間の分け方の例です。
① 2時間の日は、朝20分・昼20分・夜80分
帰宅が遅く、夜に長い時間を取れない日の例です。朝20分で英単語、昼20分で前日の復習、夜80分で学校の課題と問題演習を進めると、合計2時間になります。
夜の80分は、例えば学校の課題40分、問題演習と解き直し40分に分けます。学校の課題に60分かかる日なら、演習に使えるのは20分です。最初から両方を40分で終えられると決めず、実際にかかった時間をもとに配分してください。
② 3時間の日は、朝30分・昼30分・夜2時間
朝と昼に30分ずつ取れる日の、合計3時間の時間割です。朝と昼は単語や短い復習、夜は長文・数学など、まとまった時間が必要な課題に使います。短時間で進める課題と、じっくり解く課題を分けると、帰宅後だけに予定が集中しません。
平日3時間を朝・昼・夜に分ける例

ヒロアカの時間割例。22時30分就寝・6時30分起床を想定しています。学校・部活・通学や自分に必要な睡眠時間に合わせて変更してください。休憩は学習時間に含めません。
昼30分は、学校の休み時間や、座って学習できる通学時間を使う想定です。昼に勉強できない日は、その30分を別の時間へ移すか、その日の課題を減らします。朝昼の時間が取れるかも確認してから使ってください。
③ 4時間の日は、朝30分・昼30分・夜3時間
放課後に余裕があり、夜の学習時間を3時間取れる日の例です。朝30分・昼30分と合わせると、合計4時間になります。夜は問題を解く時間に加え、答え合わせと解き直しの時間も確保してください。
夜に1時間ずつ3回勉強するなら、途中の休憩や食事は別に必要です。帰宅から就寝まで3時間しかない日に、この時間割は入りません。夜の学習を2時間にするなど、生活の予定に収まる形へ直しましょう。
3. 平日の勉強時間が足りないときの調整
「毎日あと2時間増やす」と決める前に、空いている時間と、課題にかかる時間を確かめてください。予定が収まらないときは、次の3点を見直します。
- 学校・部活・通学・塾・食事・入浴・睡眠の予定を入れる。
- 短い時間でできる復習と、まとまった時間が必要な演習を分ける。
- 今週終える課題を選び、残りをどの日に進めるか決める。
① 使える時間を、帰宅時刻から確かめる
例えば19時30分に帰宅し、22時30分に寝るなら、帰宅後は3時間です。そのうち食事・入浴・休憩に1時間かかると、学習に使えるのは2時間になります。これは計算例なので、自分の予定に置き換えてください。
塾で1時間学習した日は、その時間も含めて考えます。塾で取り組んだ課題を、帰宅後の予定へもう一度入れてしまわないようにしましょう。
② 短い時間には復習、長い時間には演習を入れる
朝や休み時間には、単語の確認や前日に間違えた問題の復習を入れます。長文を解いて答え合わせまで行うなら、帰宅後などのまとまった時間を確保しましょう。
短い時間を増やすだけでは終えられない課題もあります。過去問など長い時間が必要なものは、放課後に余裕のある日や休日へ移してください。
③ 学校の課題と受験勉強の重なる部分を確認する
学校の数学の課題が、受験で復習したい分野と同じなら、その課題を解く時間も計画に含めます。同じ問題を解く予定を二重に組まないようにしてください。提出課題の量や期限も確認してから、自習の予定を加えます。
部活がある日の詳しい科目配分を考えたい早慶志望の高2生は、以下の記事も確認してください。
4. 平日と休日を合わせて1週間の計画を作る
平日の不足をすべて土日に積むと、休日にも終わらなくなります。休日に取れる時間も確かめてから、1週間分の課題を入れましょう。
平日3時間・休日8時間を取れる週の計算例
| 区分 | 時間の計算 |
|---|---|
| 平日5日 | 3時間×5日=15時間 |
| 休日2日 | 8時間×2日=16時間 |
| 週の合計 | 31時間 |
| 予備の時間 | 5時間 |
| 予定する課題の量 | 26時間分 |
休日は午前・午後に学習を分け、間に食事や休憩を入れます。「8時間の予定を置いた」ことと「8時間学習できた」ことは分けて記録してください。
週末には、終わった範囲と、自力で解けた問題を確認します。予定より遅れた場合は、復習に時間がかかったのか、教材が難しかったのかを見直し、翌週の課題量を調整しましょう。
長期休みや浪人生の計画は、学校がある日の時間割とは条件が異なります。詳しい内容は以下の記事で紹介しています。
- 早慶合格のための塾の選び方とは?
学習塾のタイプごとに塾を説明 - オンラインで早慶合格を目指せる塾の比較
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 集団と個別のメリットデメリット比較
集団、個別に合う合わないは存在します - 【コーチング塾】早慶に合格できない?
コーチング塾の裏事情を暴露 - 【暴露】参考書ルート学習の落とし穴
参考書だけでは合格できないわけとは?
5. 平日の目標時間を自分に合わせる3ステップ
学年別の目安を見ても、自分に足りるかどうかは気になるはずです。必要な課題から時間を見積もるために、現在の得点、残りの課題、所要時間を順に確認しましょう。
① 志望学部の試験内容と、現在の得点を確認する
募集要項で受験科目を確認し、模試や過去問の結果を科目別に並べてください。模試の偏差値だけで必要時間を決めず、どの分野で失点したかを確認してください。未習範囲と、習ったのに解けなかった範囲も分けます。
例えば英語で長文を読み終えられないなら、単語が分からないのか、文の構造を追えないのか、読む速さに問題があるのかを確かめます。原因によって、次に進める課題は変わります。
② 解き直しまで含めて、課題の時間を測る
「英語を頑張る」を、単語の復習、文法の基本問題、長文演習と解き直しに分けます。一度進めて時間を測り、解説の確認と後日の復習も予定に入れてください。
例えば長文1題に、解答30分・確認30分・後日の復習20分かかった場合、合計80分です。10題なら800分、つまり13時間20分になります。
③ 平日に終える課題を選び、予定に入れる
測った時間をもとに、今週の課題を平日と休日へ割り振ります。解くだけで予定が埋まる場合は、課題を減らして解き直しの時間を残すことも必要です。間違いの理由が分からないまま、次の問題へ進まないようにしましょう。
長く勉強しても進まないときは、参考書を増やす前に、今の教材を自力で解けるか確認してください。時間の記録と一緒に、教材名・終えた範囲・正答率を残すと、翌週に何を直すか考えやすくなります。
ヒロアカの無料カウンセリングでは、志望学部・現在の学力・学習の進め方を整理するところから相談できます。相談内容と申込方法は案内ページで確認してください。
6. 志望校別に考える平日の勉強時間【日東駒専・MARCH・早慶・国公立】
大学群ごとの平日の勉強時間を決めるなら、復習・演習・解き直しに使う時間を、まず予定に入れましょう。下の表は、基礎を一通り学び、過去問や問題演習を進める高3の秋以降・学校がある日を想定した、ヒロアカの計画案です。
一般選抜に向けた全科目の合計時間を示しています。学校の授業を除き、宿題・塾や予備校の授業・自習は含めます。理由の欄には、目安の時間をどのような勉強に使うか、内訳の例も載せました。
大学群別の平日の勉強時間と理由【高3・秋以降の計画例】
| 大学群 | 平日の目安 | 理由・時間の内訳 |
|---|---|---|
| 日東駒専 | 3〜4時間 | 復習1時間+演習1時間+解き直し1〜2時間。基本・標準問題の取りこぼしを減らし、受験科目の問題を自力で解けるようにする計画。 |
| MARCH | 4〜5時間 | 復習1時間+演習2時間+解き直し1〜2時間。制限時間つきの演習にまとまった枠を取り、間違えた問題の復習まで進める計画。 |
| 早慶 | 5〜6時間 | 復習1時間+志望学部の演習2時間+解き直し・追加対策2〜3時間。学部に応じた長文・記述・小論文などの練習も組み込む計画。 |
| 国公立 | 5〜6時間 | 科目ごとの復習2時間+個別試験の演習2時間+解き直し1〜2時間。共通テストだけで使う科目も復習し、個別試験の演習と両立する計画。 |
早慶と国公立は同じ5〜6時間でも、時間の使い方が変わります。この例では、早慶は志望学部の問題と解答の練習に、国公立は共通テストで使う科目の復習と個別試験の演習に枠を取っています。国公立でも科目が少ない方式なら、その科目へ時間を集中できます。
表は高3の秋以降の例です。早慶を目指す高3の春からの計画は、次の月別表で示します。平日に2〜3時間しか取れない場合は、睡眠を削って表に合わせず、休日も含む週の計画へ課題を配分してください。
週末には、予定した問題を解き直せたか、過去問の失点が減ったかを確認します。課題が残ったら、翌週の時間配分と優先順位を調整しましょう。時間の長さと、終えた課題・解けるようになった内容を一緒に記録すると、必要な見直しを判断しやすくなります。
早慶を目指す場合の学部別・学年別の勉強時間は、以下の記事で詳しく解説しています。
7. 早慶を目指す高3の勉強時間|4月〜1月の計画例
高3の春から直前期まで、同じ課題を同じ配分で進めるとは限りません。学校がある日の時間と、学校がない日の時間を分け、基礎・演習・過去問の進み方に合わせて配分を見直しましょう。
次の表は、第1章の目安を月別に当てはめた学習計画の例です。今の学力と残りの課題に合わせて使ってください。
早慶を目指す高3の月別学習計画例
| 月 | 学校がある日の目安 | 課題の選び方 |
|---|---|---|
| 4月 | 4〜5時間 | 受験科目を確認し、未習範囲と苦手分野を分ける |
| 5月 | 4〜5時間 | 基本問題の復習を進め、解き直しで定着を確かめる |
| 6月 | 4〜5時間 | 標準問題の演習を入れ、夏までに復習する範囲を決める |
| 7月 | 4〜5時間 | 学校がある期間と夏休みを分け、休み中の課題を組む |
| 8月 | 登校日などは4〜5時間 | 学校がない日は使える時間を別に確かめ、演習と復習を進める |
| 9月 | 5〜6時間 | 学校再開後の予定を組み直し、過去問で失点した分野を復習する |
| 10月 | 5〜6時間 | 過去問の演習と解き直しを組み合わせる |
| 11月 | 5〜6時間 | 科目別の得点を見て、復習に使う時間を調整する |
| 12月 | 5〜6時間 | 試験日程を確認し、制限時間を設けた演習を入れる |
| 1月 | 登校日などは5〜6時間 | 受験する試験に合わせて演習し、間違えた問題を解き直す |
時間は当塾が提案する計画の出発点です。部活・通学・塾・体調に合わせて調整し、睡眠を削って合わせることは避けてください。夏休み・冬休みなど学校がない日は、第1章の休日の目安8〜10時間を参考に、食事や休憩も含めて予定を組みます。
例えば9月に学校や行事で時間が減ったら、8月と同じ課題量をそのまま置かず、平日と休日へ配分し直します。表の月に合わせて先へ進むより、自力で解けるかを確かめて課題を選ぶことが大切です。秋になっても基礎が不足していれば、その復習を続けてください。
8. 平日の勉強時間でよくある質問
2〜3時間で足りるか、授業を時間に含めるか、平均とどう比べるかという疑問に答えます。
高3は平日2〜3時間では足りませんか?
時間だけで一律に不足とは言えません。休日を含む1週間で、残りの課題を進められるか確認しましょう。課題が収まらない場合は、使える時間を増やす方法と、課題の優先順位の両方を見直してください。
学校の授業や宿題、塾は含めますか?
この記事の目安では学校の授業を除き、宿題・塾や予備校の授業・自習は含めます。同じ課題を二重に数えず、休憩や移動そのものの時間も分けて記録してください。調査と比べる場合は、その調査の数え方も確認しましょう。
平日は毎日同じ時間にそろえるべきですか?
部活や塾、学校行事に合わせて変えて構いません。月曜と水曜は2時間、ほかの日は3時間など、実際の予定から組みましょう。曜日ごとに何を進めるかも決めておくと、短い日に課題を詰め込みすぎずに済みます。
偏差値60の大学なら何時間必要ですか?
大学の偏差値だけでは必要時間は出せません。現在の科目別学力と志望学部の試験内容を確認し、未習範囲・復習・過去問の課題を見積もってください。今の偏差値が60なのか、目標大学の偏差値が60なのかも分けて考えましょう。
平均4.8時間や6時間32分は、平日の目標ですか?
4.8時間は一般入試入学者の高3・12月、6時間32分は難関大現役合格者の高3の学校外学習時間です。以下でそれぞれの調査を紹介します。
① 平均4.8時間は、一般入試入学者の高3・12月
ベネッセ教育総合研究所の「大学生が振り返る大学受験調査」は、2012年8月に大学生・専門学校生5,155人へ行った回顧調査です。一般入試入学者2,869人の学校外学習時間は、高1が0.9時間、高2が1.1時間、高3・4月が2.1時間、9月が3.8時間、12月が4.8時間でした。
学校の授業は除き、塾・予備校・家庭教師での学習は含んでいます。学習日数と学習日の時間から1日あたりを算出した値です。
一般入試入学者の学年・時期別の学習時間

出典:ベネッセ教育総合研究所「大学生が振り返る大学受験調査」(2012年)。数値・算出方法はデータ集の図1-1〜1-5で確認できます。学校の授業を除きます。
入試方式でも学習時間は変わります。自分の入試方式と受験科目に合うデータかどうかを確認しましょう。
② 難関大現役合格者は、高3で1日平均6時間32分
東進タイムズの2023年調査では、難関国立大・早慶・医学部医学科の現役合格者の学校外学習時間は、高3で1日平均6時間32分でした。アンケート全体の回答数は884件です。
合格者群は不合格者群より、高校3年間で258時間多く学習していました。その内訳は高1が104時間、高2が57時間、高3が97時間です。
東進調査で見られた学年別の学習時間の差

出典:東進タイムズ、2023年4月26日公開。アンケート全体の回答数884件。難関国立・早慶・医学部医学科の現役合格者群と不合格者群を比較したものです。
早い学年からの積み重ねが見られる調査結果です。高3から学習を進める場合も、過去問の得点や基礎の定着を確認して、残り期間に合わせて課題を選びましょう。
9. まとめ:明日の時間割と今週の課題を決める
平日の勉強時間は、学年別の目安を参考にしながら、自分の生活と残りの課題に合わせて決めましょう。まず明日の予定で、次の3つを確認してください。
- 学校・部活・通学・食事・睡眠の予定を入れ、勉強に使える時間を確かめる。
- 朝・昼・帰宅後へ、復習と問題演習を割り振る。
- 休日も含めて今週の課題を決め、週末に進み方を見直す。
2時間しか取れない日には、その2時間で何を進めるかを決めます。4時間取れる日には、解き直しまで予定に入れましょう。時間と終えた内容を一緒に記録すれば、次の週に必要な調整を考えられます。
平日の時間割や課題の優先順位に迷う方は、ヒロアカのカウンセリングで相談できる内容を確認してください。相談前に塾の方針を知りたい方には、資料請求の案内も用意しています。











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