【現代文読解力の開発講座】レベル、使い方、(早稲田専門塾)が早稲田レベルまで成績を伸ばす方法を解説
現代文読解力の開発講座は、根本的な読解力を鍛えたい受験生に効果的な教材です。
論理的読解力を鍛えることに重点が置かれており、中級者向けの内容です。
早稲田大学合格を目指す生徒におすすめの教材といえるでしょう。
ページ目次
『現代文読解力の開発講座』のレベル
『現代文読解力の開発講座』の対象は現代文の問題が出題される受験生全般が対象となります。
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
『現代文読解力の開発講座』の実施時期
入試の前段階(高2の秋~高3の春)にできたら良いです。
ですが、現代文が得意な人であれば、高校1年生からでもできるでしょう。
『現代文読解力の開発講座』の使い方
- 完成までの期間初期段階 :週に1長文 2週目以降:週に2長文
- 使用者想定レベル:中級者向け(偏差値55~)
これまでにある程度現代文の問題を読んでいて文章を読むのに苦を感じない人。
また、いい加減な根拠をとって勉強するのではなくて、なぜ自分が間違っているのかを考え続けることができる人向け
- STEP1初回手始めに、まずは問題に自分で取り組んでみましょう。問題は容易ではありませんので、解くのが大変かもしれません。要約問題に関しては、最初は解けなくても心配ありません。わからないとすぐに答えを見ずに、深く考え、疑問を積み重ねた後で解説を参照してください。
正解を追い求めるよりも、「論理的読解力」を根気よく養うことに焦点を合わせるべきです。高偏差値大学志望の受験生はしばしば、自分の感覚や知識で現代文の問題を解きがちですが、そうすると真の読解力は身につきません。
厳しい大学入試に対応するためには、どのようなテキストにも対応できる読解力が必要です。これを育成するのが「現代文読解力の開発講座」の狙いです。
- STEP22回目1周終えると、読解のテクニックが徐々に理解できてくるはずです。2周目はそれを実践に移す気持ちで、一つ一つの問題に着手してください。前回の答えを覚えているからと言ってその通りに解くのは避けましょう。まるで新しい文章に初めて挑むかのように、新鮮な目で問題に臨んでください。
- STEP33回目3周目以降は、特に「読解力開発問題」、つまり要約問題に集中して取り組んでみてください。
この本のすごいところは、接続詞の使い方などのミクロレベルで文章をどのように読んでいくかというレベルから、文章全体の論理構成をどのように掴んでいくか?というマクロのレベルまで漏れなく説明しています。
文章を読んでいく最中には知識レベルでわからないことと論理レベルでわからないことの区別をつける
- 知識レベルでわからないこと(例:単語、接続詞の意味など)→自分で調べればわかること
- 論理レベルでわからないこと(文章と文章がどのように繋がっているか?ということ)→自分で考える+人に聞く
知識レベルでわからないことをすべてクリアしてからでないと論理レベルの問題は解決できませんので、
復習をする際には論理レベルに入る前にまずは知識レベルの問題の確認を行ってください。
【重要!】要約問題が成績を上げるポイント
「読解力開発問題」が全ての問題についているので、必ず行なってください。これは要約問題です。
すべての受験生が行います。ではこの問題にプラスして解説を読む前、解説を読んだ後に要約を書いてもらってます。
「要約」って何ですか?
まずは現代文の文章がどのように構成されているかを以下の図で確認して下さい。
もちろん、全ての現代文の問題がこの図のとおりではありません。あくまで一例です。
文章全体で対比があったり、段落同士で言い換えがあったり、段落内では具体抽象が繰り返されています。
こうした要素が組み合わさって文章は成り立っています。
文章を合格者の水準で読めている学生は、文章を読んでいる段階でこの要約の図と同じことが頭の中でできています。
進学校の高校に通っている学生であるならば、特に練習をしないでも無意識にこうした読み方ができている場合が多いです。
意識的に文章構造を読めるようになる練習をしなければいけません。
そのための練習が要約なのです。
要約の答えも載っているので独学者も便利
現代文に自信がない学生は必ず行なってください。何度でも自分の納得がいく状態になるまで要約をし続けることが現代文の能力を飛躍的に上昇させるためのポイントです。当塾の塾生は5~6回提出して書いている学生もいます。
もちろん、たくさん書いたから成績が上がるという相関はないですが、自分の納得するレベルまで書き続けるということは大事です。
慶應大学の小論文対策でも使用可能
要約は筆者の言葉使いを自分の中に取り込むことになるので、自分の日本語能力を鍛える練習にもなります。
『現代文読解力の開発講座』の目次
全10問で全て評論文からなっています。
第1問: 「東京の空間人類学」陣内秀信(出題問題:京都女子大)
第2問:「文学の概念」 加藤周一 (出題問題:明治大)
第3問:「文学から見た日本歴史」司馬遼太郎(出題問題:上智大)
第4問:「ふろしき文化のポストモダン」李御寧 (出題問題:専修大学)
第5問:「レトリック認識」佐藤信夫(出題問題:中央大学)
第6問:「空間<機能から様相へ>」原広司(出題問題:センター試験)
第7問:「現代社会を見る眼」 飯坂良明(出題問題:早稲田大学)
第8問:「柔らかい個人主義の誕生」山崎正和(出題問題:学習院大学)
第9問:「雪片曲線論」中澤新一(出題問題:早稲田大学)
補問:「自然ー名詞から動詞へー」(出題問題:東京大学)
上記の問題のすべての文章構造、論理パターンを完璧に理解できていれば、基本的にはどの大学でも問題なく読解ができるようになります。
『現代文読解力の開発講座』を完璧にしたら・・
これまで1文1文で理解していた文章を筆者が文章中で伝えたいことという塊で読むことができて、文章の構造というものが理解できるようになります。
この文章構造を理解できている状態というのが”論理的に文章を読めるようになっている状態“であり、
また早稲田に圧勝で合格する受験生に必要な現代文の読み方です。
次の段階としては、時間に余裕があれば「現代文と格闘する」、時間に余裕がない生徒は過去問に取り組むのが良いでしょう。
『現代文読解力の開発講座』によくある質問集
ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
この教材だけでは不十分です。ただし、この教材を適切に読み込むことで早稲田レベルの現代文が何を言っているのか?の理解ができるレベルになります。
こういう人は、添削を受けるチャンスがあっても行わない人です。 早稲田に本気で受かりたいのであれば記述をしましょう。またできれば、添削を受けてもらうのが良いです。
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