<この記事は2019年4月8日に更新されました>
4技能入試に向けて外部試験導入が進んでいる昨今、大学入試においてもTOEICを取得するメリットは非常に大きいです。
今回は、2つの技能に分かれている本試験にてリスニングについて解説をしていきます。
TOEICの勉強をしているがなかなかスコアが伸びないとお悩みではないでしょうか?
TOEICは英語の能力はもちろんですが、それに加えてTOEIC用のテクニックも知っている必要があります。
それらのテクニックは、参考書の勉強だけではなかなか身に付かないのです。
本記事では、
基本的なリスニングの対策と今すぐ使える点数アップの方法をお伝えします。
Listening / リスニングセクション
リスニングは4つのパートから構成されます。
時間は45分で問題数は100問。では早速パート1から見ていきましょう。
・パート1
パート1は写真描写問題です。
旧形式では10問でしたが、現在は6問に減っています。
写真描写問題は読み上げられた英語の内容と合っている写真を選ぶという問題です。
パート1は意外と難しい問題も出題されることがあったので、個人的にはこの変更は喜ばしいことだと思います。
特に800点以上狙うという方は、リスニングであまりミスをしたくないはずなので嬉しいはずです。
・パート2
パート2は応答問題です。旧形式では30問でしたが新形式では25問に減らされています。
応答問題はスピーカーが読み上げる質問や文章に合う答えを選択肢の中から選ぶというものです。
この変更は、どのスコアを目指す方にとっても大きな痛手となったはずです。
というのもパート2はテクニックさえつかめば、英語力に関係なく誰でも満点を目指すことができるパートだからです。
5問の削減は単純に大きな痛手です。
・パート3
パート3は会話問題です。そして30問から39問に増加しただけではなく、今までにはなかった3人の人物による会話も行われます。
会話問題は、スピーカーによる会話を聞いて、印刷された問題に合う選択肢を選ぶというもの。
このパート3はリスニングセクションでもともと困難なパートでしたが、3人会話も出るということで単純に難易度があがりました。
過去問を受けて、しっかりと形式に慣れることが大切です。
・パート4
パート4は説明文問題。ここは変更なく30問のままです。
説明文問題は、ミニトークを聞いて、印刷された問題とそれに合う選択肢を選ぶというものです。
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知っているだけでスコアを上げることができるTOEICのテクニック
ここからはどのスコアを目指す方も絶対に知っておくべきテクニックをご紹介します。
知っているのと知っていないのではスコアに大きな影響が出てくるので、絶対に押さえてください。
リスニングは先に問題文と選択肢に目を通す
リスニングセクションはどのパートにもかかわらず、英文が読み上げられる前に必ず問題文と選択肢に目を通しておいてください。
そうすることによって、ある程度問題の内容を推測することができます。
リスニングパート1はひっかけ問題に注意
パート1では写真が問題冊子に印刷されていて、スピーカーが選択肢を読み上げるというものです。
実はパート1は意外と難しいです。何故ならひっかけ問題が頻出するからです。
例えば以下の写真。
スピーカーが
There is a blue car.
と読み上げえると正解ですが、carと似た発音のcartと読み上げることがあります。類似発音はしっかりと聞き分ける必要があります。
さらに車の後ろにflowersがありますよね。もしflowersではなくplantsと読み上げられたら不正解でしょうか?
実は正解なのです。他にもpianoやguitarなどの楽器をmusic instrument、carをvehicleと言い換えた問題が出ます。
あとはもちろんですが写真に写っていない名詞が出てきたら不正解です。
上の画像でcatなどが出てきたら不正解です。前述しましたが、
問題が開始される前に写真を見て、どんな問題が出されるのか推測する=準備することが大切です。
・パート2
パート2は誰でも満点を狙えるパートなので、しっかりとテクニックを押さえましょう。
パート2は問題と選択肢が英語で読まれるので、事前に情報を得ることができません。
一見すると難しそうなパート2ですが、実はとっても簡単なのです。
パート2で絶対に押さえるべきポイントは、問題の最初の1単語を聞き逃さないということです。
例えば
When is John going to meet Sarah?
と読まれたとします。
この文で最も注目するべき単語はWhenです。
おそらく選択肢は次のようなものになるでしょう。
1,At park.
2,At 4 o’clock
3,Sarah doesn’t want to see John.
正解は2番ですよね。
何故ならWhen(いつ)と尋ねられていて、「いつ」と答えているのは2だけだからです。
つまり、最初の1単語だけ聞くことができると、正解率を格段に上げることができるのです。
Whatは「なに」について
Whenは「いつ、時間」について
Whereは「どこ、場所」について
Whyは「なぜ、理由」について
Whoは「誰、人」について
Howは「どうやって、方法」について
尋ねられています。
この5W1Hの質問文が読まれるとラッキーだと思うべきです。
注意点としてはWhy don’t you~?やHow about~?の文です。
これは「~しませんか?」という提案や誘いを意味する文なので、Because~やBy~で始まる選択肢を選ぶと不正解になります。
また質問文に含まれていた単語が選択肢でも出てきたら、その選択肢は不正解になる確率は高いということも覚えておきましょう。
例えば
Where is the post office?
1,The post office will be closed at 4.
2,It’s near to the market.
3,Sounds good.
この問題では1ではなく場所の位置を答えている2が正解です。
パート3・パート4
パート3・パート4では最初の1文~2文に注目しましょう。この1~2文で話の大まかな内容を推測することができます。
また何度も出てくる単語というものが絶対にあります。それはキーワードなので、しっかりと聞き取るようにしましょう。
マークシートは綺麗に塗るのではなく、目印をつけるだけにしておきましょう。
マークシートを綺麗に塗っていると、重要な情報を逃してしまう可能性があります。
そのため回答はリーディングセクションをも終えてからきれいに塗りつぶしましょう。
まとめ
ビジネス関連の話題が多いTOEICはですが、大学受験においてもまたその後の人生においても十分に役に立ちます。
最近では会社での昇格に使われることも多々あります。
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