参考書の特色
▶対象者
化学に苦手意識を持っている、教科書だけでは理解できない受験生におすすめです。
当塾ではとってもやさしい化学基礎を終えたあとに利用しています。
理論、有機、無機の全3編でそれぞれが分厚いです。一見量が多く感じるかもしれませんが、内容自体は入門から基礎レベルの内容であり、図なども大きく利用されているので全て読了するのにそれほど時間はかかりません。化学を得意にしたいがどうしても教科書レベルでつまづいてしまう、これから勉強するが何から勉強すればいいのかわからない人におすすめです。正しく勉強することができれば、この教材を終えた後の到達度は偏差値55程度です。化学をそれなりにできる!と思っている人でも読み返すと絵でわかりやすく図解されているので、理解度が上がり新しい発見があります。
この参考書が優れているのはレイアウトや図などの構成の面から見やすくまとめられている点です。苦手意識を持った方にとって、とっつきやすさというのは重要であるのでその点でまず優れているでしょう。また、書かれていることは初学者にとってすべて必要最低限であり、それぞれの項目のまとめ方が非常に優れているため、頭に残りやすいです。付属の問題集もありますが、MARCH、早慶上智以上を目指すにあたってはレベル、量ともに不足しているので別の問題集で補足していくといいでしょう。
参考書の使い方
▶おすすめ使用期間
1ヶ月〜2ヶ月程度
この教材を使っている人は化学に苦手意識を持っている人は2ヶ月かけてしっかり理解を深めていくといいでしょう。まずは見開きページ右側の絵だけを見て、化学とは?という部分をつかんでいけたらと思います。 行うのはしばらくは理論化学のみで問題ありません。理論化学が理解できていないと、無機有機化学を理解することは不可能です。まずは理論化学の理解度を上げていくことが最優先です。
ある程度知識はある人は1ヶ月、もはや1ヶ月以内に終わらせる勢いで終わらせるといいでしょう。具体的には、1周読むことに時間をかけずに、何度もよむことを意識しましょう。分からないからといってその部分にだけ悩んで時間をかけることはとても効率が悪いです。1周目、2周目で理解できなくても3周、4周、5周、6周‥‥としていくうちに理解できれば問題ないです。
1ランク成績を上げるための使い方
当然ですが、全くの初学者がこの参考書を一周するだけですべてを理解することはできないです。どんなに分かりやすい本でも理解できない部分があることはしょうがないことです。宇宙一わかりやすい本で理解できないからといって卑屈になるのではなく何周も漆塗りのように重ねることによって理解を確実にしていくことに努めましょう。また、成績向上のためにはインプットとアウトプットの配分の配分が非常に重要になってきます。
この参考書を読むだけでは成績を上げることはできません。自転車に乗れるまでの段階を例に上げるとこの段階は乗り方を学んでいる段階です。乗り方を学ぶだけででは乗れるようにはなりません。ではどうするのかというと、問題集を実際に解くことによってアウトプットを行いましょう。問題集を解くことによってで実際の入試問題を解く感覚を身につけること、苦手分野を見つけることができます。勉強しているのに成績が上がらない人は参考書を読んで満足して問題を解いていないケースが非常に多いです。今後はアウトプットを意識して勉強に取り組むようにしましょう。
この参考書によくある質問集
ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
解答はプラトン先生にお答えいただきます。
質問1
分厚くてやる気がおきません。。。どうしたら良いですか?
このように一見複雑だ!、多いなーと思えることでも少しずつ行うことで必ずできるようになっていきます。受験勉強を通してこのように発想も身につけられると今後の人生においても楽になっていくと思います。
Published by